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大会最終日
Prolougue
山の頂へと続くその道程は −上へ上と登っていけばいくほどに寒く、その険しさは増していく・・・ −例えその頂にまで登ることが出来たとしてもー その場所は驚く程に小さく、限られた者にしか住む事を許さない・・・ そしてその場所では、少しでも油断をしたり、努力や備えを怠るような事があれば新たに登り詰めた者に瞬く間に麓にまで蹴落とされてしまう・・・ 新たに登り詰めた者、そして再び頂を目指す者・・・「勝者にしか住む事が許されない“王者”という名の山の頂」を目指して、今、戦士達の最後の戦いが始まろうとしている・・・
 
第1試合 ブッダ対セガ 52-60
開始早々、セガは今大会初の先発起用に応えたセクシーキャットウーマンのんが積極的にシュートを放ちファイナルアンサーりょうのファールを誘発、ボーナススローに続いて右ベースライン沿いからミドルジャンパーをヒット、快調な滑り出しを見せる。

それに対し新メンバー2名を加え「チームを悩ませ続けていた慢性的な人員不足」は解消される・・・と思われていたものの先週に続いてこの試合もメンバー不足により正確なアウトサイドシュートが武器のa.k.a“ブラックキャット”サクラ(オールディーズ)、タフなリバウンドとインサイドのパワープレーが持ち味のa.k.a“ハリケーン”つっちー(ネオクラゲ)をリーグの特別措置により急遽レンタル移籍でチームロースターに加えたブッダはファイナルアンサーりょうを起点にスムース和田からのアシストパスを受けたバラクーダ月村がゴール下に続いてフリースローライン付近からシングルアクションショットをヒットし応酬、試合の流れを掴み掛けるものの「急造チームのコミュニケーション不足が露呈」したのか、残り4分を切ったこの局面で些細な連係プレーのミスからバッドパスを連発、続け様に得点機会を逃してしまうとセガはすかさず攻勢に転じマスターピースゆうたがオフェンスを牽引、自らのミドルジャンパーに続いて鮮やかなリードパスで右サイドレーンを疾走していたセクシーキャットウーマンのんの速攻を演出、さらにはツーフェイス前田がフラワーショットを沈め14-6確実にリードを拡げていく・・・

対するブッダはブラックマーメイド優子、スムース和田がミドルジャンパーを放つもリングに嫌われなかなか得点が動かない状態が続いていくが残り2分、バター梅津がパワープレーで得点を挙げると追撃を開始、ブラックキャットサクラのミドルジャンパーに続いて終了間際にファイナルアンサーりょうがステップバックジャンパーを華麗に射抜いて13-18とセガとの得点差を5点差にまで得点差を縮めて第1Qを終える。

第2Qに入るとこの試合好調のブラックキャットサクラが得意の左サイドからよくスピンの効いたミドルジャンパーをクリーンヒット、さらにはスムース和田がオフェンスリバウンドに飛び込みそのままボールを押し込み18-18と同点に追いつくとセガはすぐさま応酬、マイティマウス愛宕が巧妙なフェイクモーションでバター梅津のファールを誘いボーナススローを獲得すると続いてパワードライブで力強く得点、さらにはマスターピースゆうた、アイスピック“カストロ”西川が相次いでリバウンドショットを捻じ込み再び得点差を拡げていく・・・

試合はこのまま点の取り合いが続いていくのか・・・と思われたが4分を経過すると両者共にイージーミスを連発、全く得点の入らない膠着状態が続いていくも残り2分、SS石川がようやくミドルジャンパーをヒット、スコアボードを動かすとブッダもこの試合好調なバラクーダ月村が「ディフェンダーからボールを遠ざけるように」左腕を上手に使ったハーフスピンショットで得点、離されることなく喰らいついて第1Q同様、“「反撃態勢」に入り試合の流れを手繰り寄せたかと思われたがまたしてもバッドパスを連発、自らのミスで同点、あるいは逆転へのチャンスの芽を潰してしまうとすかさずセガはSS石川、DG浅井のベテランコンビが連続でミドルジャンパーをヒット、さらには”スリムビューティーブルドーザー“マイティマウス愛宕のパワードライブやマスターピースゆうたのロングレンジで突き放し38-29 と9点差を付けてハーフタイムを迎える。

第3Q、セガは小柄なコニーあやが“気持ち“で奪ったオフェンスリバウンドで繋いだボールをマスターピースゆうたが豪快なドライビングレイアップを捻じ込みさらにリードを拡げていくがブッダはバター梅津、ファイナルアンサーりょうと繋がった素早いパスワークからノーマークになったスムース和田がイージーレイアップを沈めるとバター梅津がボーナススローに続いてミドルジャンパーをヒット、粘り強くセガの背中を追いかけていくも残り3分、セガはSS石川のフローターショット、マスターピースゆうたのミドルジャンパー、さらにはこの試合2本目となるツーフェイス前田のフラワーショットが炸裂、遂にその差は二桁に拡がってしまう・・・

しかし残り1分、下を向き始めたチームメイトに「まだまだ諦めないで・・・」とのメッセージを送るかのようにブラックキャットサクラが右サイドラインからミドルジャンパーをヒットするとここからキャプテン、バター梅津がステップアップ、ドライブ気味の体制から難しいフローターショットに続いて“禁断のB3“ ロングレンジを射抜いて再びセガに肉薄、44-48の4点差にまで詰め寄り試合はいよいよ試合は勝負の第4Qに突入する・・・

最終Q、スムース和田がミドルジャンパーをヒットしブッダが46-48の2点差にまで接近、「試合前劣勢が予想されたブッダ」の粘り強い追い上げに場内が騒然としてくるもここでセガは −試合会場に漂い始めた不穏な空気− を一気に?き消すかのようにディフェンスをシフトアップ、アクセルを思い切り踏み込みプレッシャーを掛けてブッダのバッドパスやロストボールを誘発、スーパーハンドル笠原がパスコースを読んでボールを奪い前方に走るセクシーキャットウーマンのんにロングパスを送りドライビングレイアップを演出すると続いて“リトルダイナマイト”コニーあやがスパーク、ミドルジャンパーに続いてロングレンジを、さらにはゴール下も決めて一気に突き放しその差は再び二桁に・・・

それでも最後まで諦めずにゴールにアタックを続けるブッダはスムース和田、バター梅津が連続得点で追いすがるもセガは止めとばかりにマイティマウス愛宕、DG浅井がミドルジャンパーを続けざまに射抜いて勝負あり、自力に勝るセガが第4Qの勝負所で一気にブッダを突き離し76-52で快勝、通算成績を2勝2敗のイーブンに戻した。敗れたブッダはこれで勝ち星無しの4敗となりこのあと行われる第3試合で大会初勝利を懸けてネオクラゲ戦に挑む事となった。

 
第2試合 ファイブファールズ対オールディーズ 53-45
共に3連勝と大会前の下馬評通り優勝争いのトップを並走するファイブファールズ対オールディーズの決戦は試合前から −それはまるで全勝で千秋楽を迎えた東西の横綱同士が制限時間に近付く程に気合いの度合が増していく仕切りのように −場内は凛とした空気が漂いはじめティップオフの瞬間に向けて黙々とウォームアップをこなしていく両チームのメンバーの表場からは高揚感と不安が入り交ざった独特の緊張感が伝わってくる・・・

「事実上の優勝決定戦」とも呼ばれていた試合は両者ともに“この試合の勝敗が覇権争いに大きく影響する事を認識している”為かいつもとは明らかに違う“硬さ”が見られ中々得点が入らない膠着状態が続いていくも3分過ぎたところでトリックスターだいごが右エルボー付近から連続でミドルジャンパーをヒットし先制するもオールディーズもすぐさまキャノンボールしんのバンクショットに続いてスワン佐々木がロングレンジを叩き込み応戦、するとここからファイブファールズはアナザーワールドたくがミドルジャンパーに続いて巧妙なドライブでファールを誘いボーナスプレーを獲得、さらにはトリックスターだいごが得意のランニングステップスリーを射抜いて引き離しにかかるも残り3分を切ったところでオールディーズも反撃を開始、ミスターパーフェクト遠藤のミドルジャンパーに続いてキャノンボールしんが「ストリート仕込み」のディフェンダーを物ともしない強烈なパワードライブで連続得点、試合の流れを手繰り寄せるとバイロン鈴木が右エルボー付近から蒲南茶荘クールショットをブザービーターでヒット、一度はファイブファールズに離されかけたオールディーズが終盤の集中攻撃で15−17と2点差にまで詰め寄り第1Qを終える。

第2Qに入っても 「ブッダを73-42、ネオクラゲを90-60 、そして優勝候補の一角に挙げられていたキングサンズまでも81−45と今大会、対戦相手を全く寄せ付けない圧倒的な強さを見せてきたオールディーズの原動力になっていた −ボールを奪ったら5秒以内でシュートにまで持って行ってしまう − “秒殺”速攻や防御不能のパワードライブが影を潜め単発でのミドルジャンパーやスリー・・・それはオールディーズの基本戦術である「より確率の高いレイアップやゴールに出来るだけ近い位置でのシュートを選択する」とは全く異なる「淡泊なオフェンス」に終始、ミスターパーフェクト遠藤、ベイビーガソル三寺、バイロン鈴木・・・それなりに得点は重ねていくもいつもチームから放たれるギラギラとしたエネルギーのようなものが・・・そう −何かが欠けている− 状態でここまで圧勝を続けてきた力強さが全く感じられない・・・

それに対しファイブフファールズはチームの得点源でもあるアナザーワールドたく、トリックスターだいごが“自らが攻める”事でチームメイトのオープンスペースを創出すると併せて素早いパスさばきでボールを動かしスーパーボールあきら、ルンバ北川のミドルジャンパー、さらにはダンディカズのロングレンジをクリエイト、リズムに乗れないオールディーズを22−33と大きく引き離し試合を優位に進めていく・・・

しかし残り1分を切ってミスターパーフェクト遠藤が「チームメイトに目を覚めさせる」かのように意地のドライビングレイアップを連発するとキャノンボールしんもこれに追随しペイントゾーンにアタック、終了間際の猛攻で29-33と何とか4点差にまで盛り返し前半を終える。

後半に入っても最初に流れを掴んだのはリードするファイブファールズ、アナザーワールドたくの巧妙なドライブに続きトリックスターだいごがループパスを送りハリウッド雄介の得点をクリエイト、さらにはダイナマイトキッドあつしが豪快にリバウンドショットを捻じ込み41-31 と再びオールディーズに二桁差に拡げることに成功する。

対するオールディーズは後半に入ったこの時間帯になっても−これまで対戦チームを凌駕してきた速攻やリングに果敢にアタックする− シーンがさほど見られない・・・ −それはもしかすると− アナザーワールドたく、トリックスターだいごの攻守に渡る“個”の力とファイブファールズの自己犠牲の精神から成り立つ“アンセルフィッシュなチームプレー”の融合によって“これまでのチームの基本戦術が封じられてしまった結果”速攻やドライブが「見られないのではなく、見せることが出来なくなって」否応が成しにアウトサイドからのシュートを選択せざる得なくなってしまっていたのかもしれない・・・

しかし残り2分、このQこの時間帯までわずか2得点と完全にオフェンスが停滞、31-44と13点差のビハインドを追いかけるオールディーズはミスターパーフェクト遠藤が目の覚めるようなパスでスワン佐々木のパワープレーを演出すると続いて自らもボーナスショットを獲得、最終Qの反撃に繋がる“いい終わり方”で締めくくったかと思われたが残り数秒でのファイブファールズ最後のオフェンスでトリックスターだいごにブザービーターのランニングスリーを許してしまい35−49とこの試合最大の得点差に拡げられてしまい試合はいよいよ最終Qに突入する・・・

最終Qに突入してもボードマスターまっきー、ハリウッド雄介が奮闘、「試合開始から一貫してリバウンド争いで優位に立つ」ファイブファールズペースで試合は進むものの勝負への執念を見せるオールディーズはミスターパーフェクト遠藤が、キャノンボールしんが、そしてミリオンダラー浅田が果敢にゴールにアタック、42−51と9点差にまで詰め寄るものの“あと1本“が決まらず逃げるファイブファールズを捉える事が出来ない・・・

残り3分、時間を使ってストーリングでボールを回すもののオフェンスが停滞、得点がピタリと止まってしまったファイブファールズに対しオールディーズはミスターパーフェクト遠藤、キャノンボールしんが持ち前の突破力で強引にシュートにまで持ち込むものの焦りからか正確性に欠け悉く外れてしまうと残り1分、ここでファイブファールズは自らのプレイタイムを削ってまでもベンチワークとチームのサポートに徹したこの試合の影のMVP“キャプテン”ブラックタイガー山川がアナザーワールドたくに代わり登場、コートで奮闘を続けてきたチームメイトに大きなエネルギーを与えて最後まで諦めずにファールゲームを仕掛けてくるオールディーズにきっちり対応して勝負あり、王者ファイブファールズがオールディーズを53−45で振り切り4連勝、勝ち点12とし大会2連覇に向けて大きく前進した。敗れたオールディーズはこれで3勝1敗ながら他チームの動向によっては優勝の可能性を残しているので気持ちを切り替えこのあと予定されている第4試合のセガ戦での奮闘に期待したい。

 
第3試合 ブッダ対ネオクラゲ 62-54
先週に引き続き人数不足のブッダはセクシーキャットウーマンのん、コニーあや(共にセガ)を急遽レンタルで補強、苦戦が予想されたが蓋を開けてみると今大会初登場の“将軍”スムース和田がいきなりアクセル全開でスパーク、ボーナススロー、リバウンドショットに続いてミドルジャンパーを連続でヒットさせるとさらには豪快なドライビングレイアップを捻じ込み9連続得点、スタートダッシュに成功しリードを拡げていく・・・

対するネオクラゲは「ここまで4敗と勝星には恵まれていないもののファイブファールズ、キングサンズ、セガとの対戦では最後まで勝負の行方がわからない僅差の戦いを演じてきた」姿が嘘のようにチグハグな攻撃とミスを連発、全くリズムが掴めずに失速を続けていると残り1分、ブッダの若きエース、ファイナルアンサーりょうにミドルジャンパーに続いてステップインでシュートを捻じ込まれてしまい結局1本のフィールドゴールを決める事が出来ずバッドマウス武藤とゲレーロしゅんの2本のフリースローだけの3点に終わりブッダに15−3と大きく引き離されてしまい第1Qを終える。

第2Qに入ってもネオクラゲは未だ自分達のリズムを取り戻す事が出来ずにシュートを決める事が出来ないでいると逆に「大量リードを奪い余裕のある」試合展開を続けるブッダはこの試合好調のスムース和田のミドルジャンパーに続いてバラクーダ月村がゴール下を捻じ込むとさらにはバター梅津がスピンターンショットを決めて21−3と早くも試合はワンサイドゲームの様相に・・・

ここでネオクラゲはたまらずタイムアウトを要求、気合を入れ直すとBS三野宮がミドルジャンパーに続け様にヒットするとゲレーロしゅんがドライビングレイアップ、カルロ小杉が速攻からのフローターショットで追撃、遠く離れたブッダの背中を追いはじめるが残り4分を過ぎるとファイナルアンサーりょうがすかさずギアをシフトアップ、インサイドを切り裂くドライビングレイアップ、正確無比なミドルジャンパーに続いて「試合開始から目の前で何本もシュートを決められてしまいシュートを防ぐことに躍起になっている」ディフェンダーの心理を読んで巧妙なシュートフェイクでファールを誘発し狙い通りにボーナススローを獲得、これを確実に沈めて32−15とさらにリードを拡げてハーフタイムを迎える。

後半に入ると「大量リードを奪い集中力がやや欠けてきたのか」スムース和田、ファイナルアンサーりょう、そしてブラックマーメイド優子が立て続けにシュートを放つも悉くリングに嫌われスコアボードを動かすことが出来ないでいるとゾーンディフェンスからマンツーマンディフェンスにスイッチしたネオクラゲがようやくリズムを掴みゲレーロしゅん、バッドマウス武藤がインサイドで躍動、代わる代わる得点を重ねて一気にスパーク、さらには3分過ぎ、この試合当たりのこないAKに代わってコートに入ったSE光嶋がミドルジャンパーをヒットし23−32と9点差にまで詰め寄りブッダを射程距離に捉えたかと思われたが「今大会往々にして目撃されているマークマンへのピックアップの甘さを突かれてコニーあやにロングレンジシュートを射抜かれてしまい再び36−23と突き放されてしまう・・・

しかしネオクラゲは怯むことなく追撃を持続、バッドマウス武藤、ゲレーロしゅんがペイントゾーンで奮闘、得点を重ね残り1分を切って40−31と再び一桁差にまで詰め寄るとここで“あたかもボクシングのクロスカウンター”の如くファイナルアンサーりょうに長距離砲を射抜かれ再び43−31と突き放されてしまうがネオクラゲもすかさず終了間際にBS三野宮がブザービーターでミドルジャンパーを捻じ込み33−43と10点差にまで詰め寄り試合は運命の最終Qに突入する・・・

最終Q開始早々、HG小田川のパスを受けたSE光嶋がいきなり右ベースライン沿いからミドルジャンパーをヒットしチームに息吹を吹き込むとこれに続けとばかりにカルロ小杉とBS三野宮が連続してドライビングレイアップを捻じ込み39-43と4点差にまで接近、「一気に逆転か・・・」と思われたがまたしてもマークマンのピックが遅れた一瞬の隙を突かれてセクシーキャットウーマンのん、そしてコニーあやに続け様に長距離砲を被弾、さらにはファイナルアンサーりょう、バター梅津にも得点を許してしまい再びその差は二桁に・・・

残り2分、再び突き放されてしまったネオクラゲはゲレーロしゅん、バッドマウス武藤、そしてBS三野宮が得点、ブッダを捉えようと最後まで諦めずに追走を見せるも最後はファイナルアンサーりょう、バター梅津に止めのゴール下を決められ勝負あり、ブッダが60−52でネオクラゲに快勝、大会初勝利を挙げ1勝4敗の5位でフィニッシュ、敗れたネオクラゲはこれで5敗と最下位が決定、共に次期大会での巻き返しに期待したい。

 
第4試合  オールディーズ対セガ 58−62
セガは開始早々、マイティマウス愛宕がスティールを敢行、そのままドライビングレイアップに持ち込み幸先よく先取点を挙げるとツーフェイス前田のフラワーショットを挟んでマスターピースゆうたがオフェンスを牽引、DG浅井に代わって司令塔のポジションで先発出場を果たしたスーパーハンドル笠原からのパスを受けてミドルジャンパーをヒットすると続いて自らオフェンスリバウンドに飛び込みボールを奪うとそのままセンターラインを軽快なドリブルで疾走、そのまま豪快にドライビングレイアップを捻じ込み順調に得点を重ねていく・・・

対するオールディーズは先に行われたファイブファールズとの激闘で負傷を負ったエース、ミスターパーフェクト遠藤が大事を取ってスターターから外れるもキャノンボールしんのロングレンジやミリオンダラー浅田、ベイビーガソル三寺のパワープレーで得点を重ねていくも今ひとつシュート正確性に欠け先行するセガを捉える事が出来ない・・・

それでも残り1分、途中出場でコートに入ったブラックキャットサクラがいきなりミドルジャンパーをヒット、“中だるみ状態で得点が止まっていたセガを捉え12−12の同点に追いつくも残り30秒を切って今度はセガがお返しとばかりにスパーク、マスターピースゆうたのドライビングレイアップに続いて今大会好調なプレーが続くDG浅井がロングレンジを射抜いて突き放しセガが17−12と5点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入っても試合開始直後から“自分達のリズムでバスケットが出来ている“セガが優位に試合を進めコニーあやのロングレンジに続いて第1Q同様、マイティマウス愛宕がスティールを敢行、ドライブでボールを捻じ込みオールディーズとの得点差を拡げていく・・・

対するオールディーズは「ミスターパーフェクト遠藤不在が影響しているのか・・・」−パスを出す、あるいは受け取るタイミング、シュート・・・全てのプレーに微妙な“ズレ”が生じているようで速攻、あるいはワイドオープンなどシュートチャンスは創出するものの今ひとつ精度に欠いて思うように得点を伸ばしていく事が出来ない・・・がしかし残り3分、この試合、堅実なプレーぶりを披露しているスワン佐々木がステップアップ、ボーナスプレーに続いてインサイドでのパワープレー、さらには長めのミドルジャンパーを射抜いて連続得点、22−24と2点差にまで接近、セガを射程距離内に捉えたか・・・と思われたが逆にこの試合好調なプレーを見せているマイティマウス愛宕がリバウンドショットを捻じ込んでオールディーズに傾き始めていた試合の流れを手繰り寄せると盟友、マスターピースゆうたがこれに呼応、マイティマウス愛宕がインサイドでのパワーで、マスターピースゆうたがプレードライビングレイアップで代わる代わる得点、さらにはスーパーハンドル笠原もスティールしたボールをそのままレイアップ、畳みかけるような攻撃で一気にオールディーズを突き放し得点差を拡げていく・・・

対するオールディーズは残り2分、二桁差に得点差が開いたところでたまらずミスターパーフェクト遠藤を強行出場、コートに送り出すとすぐさまミリオンダラー浅田のゴールをアシストするも猛攻を続けるセガの勢いを止めるまでには至らず24−40と大量16点のリードを奪われ前半を終える。

後半に入ると「やや中だるみ状態」となって得点が止まったセガに対しオールディーズはミスターパーフェクト遠藤が声で、そしてプレーでチームを牽引、大量リードを奪われ下を向き始めたチームメイトを叱咤、チームにエネルギーを与えるとこれに応えるようにスワン佐々木、ミリオンダラー浅田、そしれキャノンボールしんがバスケットにアタックを開始、遠く離れたセガの背中を少しづつ追いはじめていく・・・

34−47とオールディーズがわずかに得点差を縮めて始まった第4Q、最初に試合の流れを掴んだのはセガ、マイティマウス愛宕のミドルジャンパー、DG浅井のドライブに続いてマスターピースゆうたがロングレンジをヒット、さらに得点差を拡げ「オールディーズに引導を渡したか・・・」と思われたがここからリーグ5連覇を成し遂げた偉大な王者はその実力とプライドを見せるべくこの“絶望的”とも言える得点差からスパークを開始、全員一丸となったリバウンド、激しいオールコートマンツーマンでセガからロストボールやバッドパスを誘発、これをミリオンダラー浅田、キャノンボールしんが速攻に繋げると続いてミスターパーフェクト遠藤、キャノンボールしんが続け様にロングレンジを射抜いて得点差を48−57と一桁差にまで戻すと残り2分、ミスターパーフェクト遠藤がスティールからのドライブで得点、さらにはファールを誘発、ボーナススローを獲得、さらにはパスコースを読んだキャノンボールしんがそのままレイアップに待ちこみ53−59と6点差にまで詰め寄ると残り20秒を切ったところでスワン佐々木が左ウィングやや後方からロングレンジを叩き込み56−59と3点差にまで詰め寄るとセガはたまらずタイムアウトを要求、一時20点差近く離されながらも驚異の粘り腰を見せるオールディーズに場内からは大歓声が沸き起こる・・・

しかしながら最後のタイムアウトでオールディーズが仕掛けてくるであろうファールゲームへの対策を練ったセガはスーパーハンドル笠原、そしてマイティマウス愛宕がきっちりと対応、冷静にフリースローを沈めて勝負あり、セガが最後まで勝負への執念を見せたオールディーズを62−58で振り切り大会通算3勝目(2敗)を挙げ次期大会に繋がるであろういい形でリーグ戦を締めくくった。一方、惜しくも敗れたオールディーズはこれで同じく3勝2敗となりこの時点で今大会での優勝の可能性は完全に消滅、残念ながら1年ぶりの覇権奪回はならなかった。しかしながら最後の最後まで諦める事なく奮闘を見せてくれた彼らのプレーは見事の一語、大きな拍手を送るとともに次期大会での巻き返しに期待したい。

 
第5試合 ファイブファールズ対キングサンズ 51−45
先に行われた第2試合で宿敵オールディーズに快勝、このキングサンズ戦に勝って全勝で優勝に花を添えたいファイブファールズとここまで3勝1敗ながらこの試合に勝てば優勝の可能性を残しているキングサンズとの最終試合は秋季大会を締めくくるにふさわしい好ゲームとなった。

ファイブファールズは開始早々、この試合スターティングラインナップに名を連ねたジャックナイフ土利川がベンチの期待に応えてオープニングスリーをヒットするもキングサンズもすぐさまベースラインマスターだいきが応戦、「点の取り合いになるか・・・」と思われたが予想に反して両者共に決め手に欠いて全くスコアボードを動かせない膠着状態が続いていくが残り3分をきったところでトリックスターだいごが躍動、スティールで奪ったボールを前方に走りこんでいたボードマスターまっきーにタッチダウンパスを送ると続いて巧妙なフェイクモーションでディフェンダーのマークを外してミドルジャンパーをヒット、さらにはハリウッド雄介が豪快にドライビングレイアップを捻じ込みロースコアの展開ながら9−6とファイブファールズがキングサンズに3点のリードを奪って第1Qを終える。

第2Qに入るとRPGノブナガのスリーでキングサンズがすぐさま9-9の同点に追いつき「ここから反転攻勢に出るのか・・・」と思われたがファイブファールズは逆にここからスパーク、アナザーワールドたくの連続ミドルジャンパーに続いてダイナマイトキッドあつしがセンセーション吉武不在のインサイドを蹂躙、さらには「傷口に塩を塗りこむように」トリックスターだいごがフローターを沈めてリードを拡げていく・・・

対するキングサンズはRPGノブナガがドリブルでディフェンダーをかわしてシュートを捻じ込むと続いてオフェンスリバウンドを奪ったベースラインマスターだいきがそのままドリブルで疾走、フリースローレーン付近から急ストップミドルジャンパーをヒットし試合の流れを手繰り寄せたかと思われたが「この試合、インターフェイスノブナガ、センセーション吉武、ハルクまこと、スマートボーイ宮下が欠場、5人での戦いを余儀なくされフル出場を強いられている」疲労のからの影響からかF山本、高橋水芭蕉が続けさまにオープンショットを放つもボールはゴール手前で失速、ファイブファールズを捉えることが出来ない・・・

対するファイブファールズは残り3分、マイクロビーンズ遠藤のロングレンジに続いてアナザーワールドたくがオフェンスを牽引”ドリブルのリズムの変化や肩の微妙な動きや視線のフェイク”でディフェンダーを翻弄、自らのドライブで得点を挙げキングサンズの意識を”自分”に向けさせると「マークマンの意識が甘くなって」フリーになっていたルンバ北山に続けてアシストパスを送り連続得点を演出、さらにはインサイドに切れ込むと見せかけてアウトサイドで待つトリックスターだいごにキックアウトパスを送り長距離砲をクリエイト、終盤の一気の猛攻でキングサンズとの差を30−21と9点差に拡げてハーフタイムを迎える。

後半に入ると「早い時間帯で追いついておきたい」キングサンズはRPGノブナガ、高橋水芭蕉が続けさまにミドルジャンパーを捻じ込み試合の流れを手繰り寄せると「この日2試合目、しかも難敵オールディーズとの死闘を繰り広げた代償なのか・・・後半に入った途端、明らかに足が止まりペースダウン、試合の流れを変えるべくコートに入ったダンディカズ、イエローマスタード菅野のシュートもリングに嫌われ“自分達のリズム”を見失いかけてるファイブファールズに対し高橋水芭蕉がここぞとばかりにステップアップ、F山本に絶妙なパスを送りロングレンジシュートを演出すると続いてステップインから問答無用の組み上げショットを押しこみチームにエネルギーを齎すとまたしてもF山本がトップオブザキーの位置から伝家の宝刀のロングレンジを射抜いて34−39と5点差にまで詰め寄り試合は王座を決める最終Qに突入する・・・

これが追うものの強みなのか・・・第3Q終盤で試合の流れを手繰り寄せたキングサンズはこの最終Qに入っても勢いを持続、”制空権を一人で支配出来る新進気鋭のセンターとチームのトップスコアラーの一人を欠く”言わば飛車角落ち”に加え交代すら許されない“たった5人の布陣”ながら諦めることなくファイブファールズを猛追、「2試合目の疲労、焦り、連覇への重圧」が重なりミスを連発、失速にブレーキが掛からないディフェンディングチャンピオンを射程距離に捉えると残り3分、スノーマンてるがプリングルスサワーオニオンショットをヒットすると続いて”ロングレンジを警戒する”デイフェンダーの虚を突いてF山本がファールを誘発させるように緩やかなスピードでドライブを敢行、思惑通りにダイナマイトキッドあつしのファールを誘発しボーナススローを獲得、きっちり沈めて40−41の1点差に詰め寄ると勢いに乗るキングサンズはF山本とベースラインマスターだいきが息の合ったコンビプレーで得点、遂に42−41と逆転に成功、「圧倒的に不利」「早い時間帯で勝負は決まってしまうのでは・・・」と思われていたキングサンズの健闘に場内からは大歓声が沸き起こる・・・

キングサンズにまさかの“逆王手”を掛けられてしまったファイブファールズは残り2分、アナザーワールドたくが自らドリブルで持ち込ミドルジャンパーに続いて「今大会ゲームの節目で決定打となるシュートを決めている」マイクロビーンズ遠藤がロングレンジを射抜くとさらには「このQ、再三に渡ってゴール下のクリアバスケット再三外してしまい“ブレーキ”になっていたダイナマイトキッドあつしが名誉挽回とばかりに豪快にリバウンドショットを続け様に捻じ込み50−44とキングサンズを引き離しに掛かるもキングサンズもすぐさまベースラインマスターだいきがドライビングレイアップで応戦、46−50と戻すとキングサンズは残り30秒でタイムアウトを要求、「今日当たっているベースラインマスターだいき、もしくは勝負強いF山本に撃たせる為にデザインされたオフェンス」をセット、彼ら二人のどちらかがシュートを撃つもの・・・と予想されたがインバウンドパスを受けた高橋水芭蕉が躊躇することなくそのまま左ベースライン沿いからシュートを放つも勝負所の痺れる場面とあって“力んでしまった影響からか”ボールは大きく外れ万事休すか・・・と思われたが諦めることなくリバウンドに飛び込んだF山本がボールを?ぎ取りそのまま押しこんだかと思われたが混乱した高橋水芭蕉がチームメイトのシュートまさかのブロックで阻んでしまい「同志討ち」という誰もが予想だにしない幕切れで試合は決着、51−47でファイブファールズが苦しみながらも粘るキングサンズを振り切り春季大会に続いて5勝0敗の完全優勝で大会2連覇を達成した。一方、キングサンズは惜しくも敗れてしまったもののたった5人でディフェンディングチャンピオンを最後まで苦しめた奮闘と粘り強さは見事の一語、次期大会でのさらなる飛躍に期待したい。

epilougue
1970年、当時「葉巻型」と形容されていた円錐型ボディのマシンが主流を占めている「F1GRANDPRIX」 scene に於いてウェッジシェイプボディの画期的マシン、「ロータス72」が登場、当初はトラブル続きで思うような成績を残せずにいたが2年後の72年、これまでの「赤白金のゴールドリーフカラー」から漆黒に輝くボディーに金色のラインを施したいわゆる「john player special」カラーの改良型「ロータス72D」に生まれ変わるとそのポテンシャルを遺憾なく発揮、若きブラジル人、エマーソンフィッティパルディがシーズン5勝を挙げてワールドチャンピオンに輝くと翌年も好調を持続、惜しくもドライバーズタイトルは逃してしまうもののエマーソンが3勝、新たに加わったロニーピーターソンが4勝を挙げ見事コンストラーズタイトルを獲得した・・・しかし本来ならばここで現役を終え次期マシン「ロータス76」が投入される予定だったが開発の不調により止むなく現役を継続、「旬が過ぎ去ってしまった」さしもの名機も戦闘力の低下は否めず、程無くしてその輝かしい現役生活に終わりを告げた・・・
 



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