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2015年秋季大会展望



13年に及ぶその歴史の中でリーグの頂点を目指し延べ200名以上の選手がコートに立ち、350試合にも及ぶ激闘を繰り広げてきたDリーグ。2003年の創立から今日に至るまでコート内外でリーグを支えてきた50歳に差し掛かる、あるいは50歳半ばを迎える世代は程無くその役割を終え「先人達が築き上げてきた歴史と伝統を継承、そしてこれからのリーグの中軸を担っていくであろう30代、40代」にその跡目をバトンタッチ、新たな試みとして導入されるyoutubeによる動画視聴、そして5チームによって争われるシニアリーグ戦「Dlegend」も11月7日に開催、リーグは今、変革の時を迎えている。

そんな“新しい風”が吹きこむ中、27年度秋季大会が10月31日の開幕戦を皮切りに11月14日、(いずれもJFE川崎水江町体育館)そして最終日の11月23日(ヤマトフォーラム)の3日間の日程で開催される。今大会の見どころはなんといっても王者ファイブファールズの4連覇は達成できるのか、あるいはそれを阻止してリーグを制するチームが現れるのかという事に他ならない。

ここで例によって秋季大会の覇権の行方を春季大会の結果、区民大会での成績、あるいは各チームの現状や主力選手のコンディション等、様々なデータを総合して分析、予測を立てていくと「その偉業に追いつく、そして追い越すことは不可能」と思われていたオールディーズが達成したリーグ5連覇に迫りつつある4連覇を目指す王者ファイブファールズ、若い力が一気に爆発、殻をぶち破り永らく続いた低迷からようやく脱出、前回大会2位とジャンプアップを果たしたブッダ、そして王座陥落から早2年、中位に甘んじている現状から“絶対王者”の称号を取り戻すべく挑んでくるオールディーズの3チームが激しい覇権争いを繰り広げるものと予測されるがこれに続くリーグトップの破壊力を持つスコアリングデュオ、マイティマウス愛宕とマスターピースゆうたを擁するセガ、経験に裏打ちされた“したたかさと勝負強さ”、そして圧倒的な高さを誇るキングサンズ、このところ下位低迷が続くものの侮ると手痛い火傷を負わされる危険を孕むネオクラゲの3チームにも上位チームと互角に戦えるポテンシャルを有していると予想されると同時にこの3チームが奇しくも“前回最下位からリーグ優勝を飾った経験を持っている”リーグの歴史を鑑みれば“勝利”によって得られるプラスのエネルギーを追い風に“勢い”に乗ってしまえばそのままリーグの頂点に上り詰めても何ら驚く事はないだろう。

いずれにせよ今大会も実力伯仲の6チームが意地と意地がぶつかり合う激しい優勝争いが繰り広げられる事になるだろう。それでは最後に各チームの最新動向や課題をお伝えしておこう。


【ブッダ】
春季大会では長年チームを支えてきたベテランプレーヤー達のサポートを受けたフレッシュな若い力が躍動、王者ファイブファールズには40-48と惜しくも敗れたものの4勝1敗とリーグ加盟から9年目にして初の準優勝を飾り自らの存在を知らしめると共にリーグの勢力地図を大きく塗り替えることに成功したブッダ。下位に彷徨い進むべき道を見失いかけていた時代は既に過去のもので今大会はさらなる上を、すなわち優勝を本気で目指す戦いとなる。

フランス革命から2010年終わりに沸き起こった民主化運動、アラブの春に至るまで“民衆が街頭に繰り出し現体制や政府に異議を申し立てる”いわゆる“革命”の中心的役割を果たしたのはいつの世でも勇敢な若者だった・・・そう、世界中、そして何時の時代であろうとも現状を打破するのは思慮深さを身に付けてしまった年老いた者ではなく失敗を恐れない溢れんばかりのエネルギーを持った若者なのだ。この視点に照らし合わせればブッダは今大会リーグ優勝を成し遂げなければならないし彼等にとって2位以下は全て敗北、そして失敗を意味することを自覚する覚悟でリーグ戦に挑まなければならないだろう。


【ネオクラゲ】
1年前の秋季大会で屈辱とも言える全敗から前回大会ではオールディーズから勝星を挙げ復活の兆しが見えつつあったネオクラゲ。しかし春季大会終了直後、これまでチームを支えてきたベテランから未来を担う若手へと本格的な世代交代に着手、再建モードに入ったチームの中心選手になると予想されていた若きセンター、ゲレーロしゅんの長期離脱が判明、突如として“攻守の要”を失ったチームは再び試練の時を迎えようとしている。

また今大会はメンバー不足も表面化、チームは渋谷区シニア大会で活動する“ミステリーゾーンX”から機動力のあるFW “ドレクスラージョーダン末次とユーティリティプレーヤーのビルマ今市のベテランプレーヤー2名を緊急補強するものの大会を通じて中軸選手が揃って出場することが難しく懸案であるインサイドのサイズ不足も相まって今大会も苦しい戦いを強いられることになるだろう。

しかしながらネオクラゲにはDリーグを設立、そして長きに渡りフラッグシップチームとしてリーグをリードしてきたプライドを持っている・・・ −剣は折れた。だが私は折れた剣の端を握ってあくまで戦うつもりだ− フランスの初代大統領、シャルルドゴールが残した言葉の如くこのチームは如何なる苦境に立たされようが、何度も辛酸を舐めさせられようが、そして受け入れ難い敗北や屈辱の時が続いたとしても勝利を目指して最後まで諦めることなく戦い抜くことだろう。


【キングサンズ】
26年度秋季大会ではユニバーサルジョイントノブナガ、そしてセンセーション吉武の活躍もあって春季大会に続いて準優勝とリーグに“復活”への足音を響かせたキングサンズ。

しかしながらさらなる飛躍が期待された前回大会では“リーグで最も平均年齢が高い“体力面の弱点を突いてくるライバルチームが仕掛けるアップテンポな攻撃の前に対応する事が出来ずネオクラゲ戦には勝利を飾ったものの他4試合は全て二桁の差を付けられて完敗と2年前の大型補強により再びリーグのトップコンテンダーに返り咲いたかと思われたがここにきて急速に戦闘力が低下、またそれに追い打ちをかけるように昨年度から肉体改造を敢行、飛躍的な体力向上と大幅な減量と成功、「王座奪還計画」のキーマンになると思われていた190センチを超えるセンタープレーヤー、ハイタワー西野が9月下旬に膝を痛めてしまい欠場濃厚とあって以前のような高さのアドバンテージを活かしたバスケットボールを展開することが望めない今、チームに求められるのは体力面を含めた個々のスキルアップとスピードへの対応、そして素早いパスワークから“どこからでも得点が取れる”チームバスケットを展開することにある。

しかしながら彼等は未だに勝利に飢えていて“5回に及ぶリーグ優勝を達成した経験と勝つ為のしたたかさ”という武器を持ち合わせている事を忘れてはならない。彼等を“時代遅れのアンティークチーム”と軽視すると思わぬ大怪我を負わされることになるだろう。


【オールディーズ】
レアルマドリード、マンチェスターユナイテッド、NYヤンキース、読売ジャイアンツ、そしてオールディーズ・・・歴史と伝統を誇り“常勝”そして“王者で在り続ける“ことを義務されたチームにとって2位以下に甘んじている事は許される行為ではなく、それは彼等自身にとっても”下からの突き上げ“や”守り続けることの苦しさ“を感じることのないポジションに身を置き続けることは“罪”とすら言えるだろう。

前人未到の5連覇を始めとして数々の栄光を手に入れてきた“ミスターパーフェクト”遠藤率いる現在のユニットも王座陥落からここ2年は優勝争いに加わるどころか3位のポジションに居座る事が常態化、かつてセガ、ネオクラゲ、そしてキングサンズが同じように栄枯盛衰の道を辿っていったようにチームの主力メンバーが40歳を迎えようとしている年齢的な問題や緩やかながら下降曲線を描いていくであろうフィジカル面の問題を考えると彼等に残された時間はそう長くはなく、覇権奪還を賭けて挑む今大会は正に正念場の戦いとなる。

しかしながら2年近くに及ぶ空虚な時間、そして敗北と屈辱の記憶は誇り高い彼等に取って大きなモチベーションとなる。チームの“旬”の時は過ぎてしまったのかもしれないが“絶対王者”のプライドを見くびると対戦相手は取り返しのつかない大きな代償を払わされることになるだろう。


【セガ】
4回のリーグ優勝と5回に及ぶ準優勝を誇りリーグ創成期から今日に至るまで輝きを放ち続ける古豪、セガ。今大会も持ち前の粘り強さと抜群のチームワークを武器に5度目のリーグ制覇を目指して大会に挑んでくる。

またネオクラゲと並んでリーグ最古の歴史を持つこのチームはまるでエジプト文明を象徴するスフィンクスのようにミステリアスな側面を持っていて、一年前の秋季大会のように王者ファイブファールズを47-48と1点差にまで追い詰めオールディーズに62-58 で競り勝ってみせたようにリーグトップクラスの強豪に対し一歩も引く事なく真正面から勝負を挑み互角の戦いを演じ打ち破る強さを見せたか思えば“負けるはずはない”と思われていた相手にあっさりと足元を掬われてしまう脆弱さを同時に持ち合わせている・・・そう、端的に言ってしまえばこの安定性に欠けている現状こそが“リーグ最強のスコアリングデュオ”マイティマウス愛宕とマスターピースゆうたの“MMブラザース”をはじめリーグ制覇を果たせるだけの戦力と経験を持ち合わせていながらも2008年の春季大会以来7年に渡りこのチームをリーグ優勝から遠ざけてしまっている最大の要因となっていて、逆に言い換えればリーグ戦を通じて健康を保ち安定した戦力を維持しながら戦うことが出来るか否かが彼らが頂点に辿りつく為の絶対条件となるだろう。


【ファイブファールズ】
4連覇に挑むファイブファールズは3回連続となる完全優勝、そして「記録更新は不可能」と思われていたオールディーズが打ち立てた連勝記録の16を更新、18連勝と正に“向かうところ敵なし”の状態を保ちリーグに君臨、今回も覇権獲得に最も近い位置にポジションを取っていることは間違いないだろう。

しかしながら全てにおいて“順風満帆に見える”ディフェンディングチャンピオンだが実情は少し異なっていて過日開催された大田区秋季大会ではまさかの3戦全敗で予選リーグ敗退が決定、またその対戦相手の中にはネオクラゲ若手メンバー数名が中軸選手として名を連ねている糀谷会との対戦も含まれていていた事を鑑みると大会に向けての調整が思うように進んでいない事が予想され、またトリックスターだいごと共に3連覇達成に大きく貢献したスーパースター、アナザーワールドたくの欠場も濃厚、そしてその座から蹴落とさんと挑んでくるライバル達の存在を相まって前回大会より厳しい戦いを強いられることを覚悟して秋季大会に挑まなければならないだろう。

しかしながらこのチームはラグビーワールドカップ大会予選プールで日本代表チームが我々に示してくえたチームスポーツで最も大切な「心を一つに“繋ぐ、助け合う、そして信じる」事を知っている。多少苦戦を強いられる場面や押し込まれてしまう試合があるかもしれないがそれでも間違いなく優勝争いに絡んでくるだろう。





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