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2015年春季大会展望


リーグ創設から14年目を迎えるDリーグ27年度春季大会が4月18日の開幕戦を皮切りに4月26日、5月9日(全てJFE川崎水江町体育館で開催)の3日間の日程で開催される。今大会の見どころは昨年春季大会に続いて秋季大会も全勝で優勝を飾ったファイブファールズが3連覇を達成出来るのか、あるいはそれを阻止してリーグを制するチームが現れるのかという事に他ならない。

春季大会の優勝争いをこれまで各チームが残してきた実績や昨年度の秋季大会の戦いぶり、そして現在のチーム状況を合わせ考えて予測を立ててみるとその勝負強さと鉄壁のディフェンスで連覇を達成、オールディーズに代わってリーグの盟主の地位を着実に築きつつあるファイブファールズを軸に昨秋大会で勝ち点11で2位グループを形成したそれぞれ複数回に渡ってリーグ優勝を実績を誇るオールディーズ、セガ、キングサンズの強豪3チームが激しい覇権争いを繰り広げることになると思われるが前回5位のブッダ、そして最下位のネオクラゲも敗れはしたものの上位チームと対等に渡り合える潜在能力を秘めていることは前回大会で証明しているのでひとたび殻を破り勢いに乗ってしまえばそのままリーグの頂点に辿りついても何の不思議もないだろう。

また今大会のもう一つの見どころは“ヒュードロクーペ“荒井、“オンザボーダー“鹿野(オールディーズ)、”ブーメラン”野崎(ブッダ)そして“クイック“五十嵐(ネオクラゲ)の四人のリーグに“帰ってきた男達”が如何なる活躍を見せてくれるのかも興味深く、もしかすると彼らの活躍が覇権争いに大きな影響を与えることになるかもしれない・・いずれにせよ今大会も実力伯仲の6チームの意地と意地がぶつかり合う激しい優勝争いが繰り広げられる事になるだろう。それでは例によって各チームの最新動向や課題をお伝えしておこう。

【ブッダ】

昨秋大会のリトルウェストブルック古川、スリーピー亀田に続いて今大会からブーメラン野崎がチームに加入、さらにはファイナルアンサーりょうがフル出場出来るようになるチームはフレッシュかつ戦力も飛躍的に向上、多くの経験を持つベテランメンバーの存在と相まってチームはリーグの頂点を狙える陣容を整えつつある。しかしながら前回大会で5試合中3試合でリーグの救済措置を受け、リーグ戦から緊張感や真剣味、そしてコンペティティブな部分を失わせてしまった彼等の責任は重く、決して忘れてはならない事実として重く受け取らなければならない。

今大会彼らに求められるものは現在の位置からのポジションアップもさることながらリーグ参戦から8年目のシーズン目を迎えるベテランチームにふさわしい精神的に成熟した姿と正義に基づいた立ち振る舞いを見せることにある。 かつてオールディーズは犯した過ちに対し自らリーグにペナルティーを申し入れ、36ersは2回目の棄権を犯した翌シーズン、リーグからの脱退を表明したリーグの歴史から彼らは多くの事を学ばなければならないしバスケットボールの成績を上げるのはそれからでも遅くはないだろう。

【ネオクラゲ】

チームのリーディングスコアラーのBS三野宮とポリバレントな能力長けた貴重なバックアッププレーヤーピンクパンサーじゅえりが揃ってファイブファールズに移籍、チームはお世辞にも優れているとはいえない得点力を「残されたメンバーで如何にカバーするか」という課題を抱えながら大会に挑む事になる。

まずはチームの現状しっかりと認識することからはじめよう。最下位に堕ちた自分達の立ち位置を自覚、“全ての対戦相手が格上”と認めた上で一番下から一段づつ階段を上がっていくことが現実的な目標になるだろう。

ネオクラゲはいつの時代でも−コートの中で、あるいは外で− ベテランと若手が心を擦り合わせ、足りないものを補い合い、そして多くの失敗や敗戦や屈辱を糧に3回のリーグ優勝を成し遂げてきた14年にも及ぶ歴史とリーグをも創出してしまうバスケットボールへの情熱を持ち合せている。たとえ数年に渡り下位を彷徨い、そして最下位に沈もうともチームに終わる日がやってくる訳ではない。再び勝利や栄光を手にするのは少し時間が掛かってしまうかもしれないが次に訪れるであろうチャンスを掴み取る為の準備を静かに始めているかもしれない彼等を侮ると対戦チームは取り返しのつかない代償を支払うことになるだろう。

【キングサンズ】

過渡期を迎えていたチームは一時最下位に沈み不遇の時を刻んでいたが1年前の大型補強によりバックコートのクオリティーの向上、そしてフロントコートではさらなる高さを加え急速に戦闘力を回復、昨年度は連続準優勝を飾り再びチームはリーグの頂を狙える位置に身を置いている。共に190センチを超えるセンセーション吉武と過酷なトレーニングに取り組み大幅な減量に成功、ベストコンディションで大会に挑んでくるハイタワー西野の2隻の「大型戦艦」は間違いなく他チームに対して大きなアドバンテージを持つことになるだろう。しかしながら−戦艦「武蔵」はレイテ沖海戦で、そして海上特攻の命を受けたその姉妹艦「大和」は沖縄へと向かう道半ばで− いずれもその高い攻撃能力を存分に発揮することなく機動力に優れた戦闘機の集中攻撃によって沈められた太平洋戦争における凄惨な戦闘の歴史からチームは学ぶ必要がある。

多くの対戦チームは彼らの“高さ”との勝負を避け平面的な勝負、すなわち敏捷性やスピードを駆使したアップテンポな攻撃を仕掛けてくると予想されるので大会までにその対応策を準備しておかなければ70年前に起きた悲劇と同様に彼らもまた望まない結果を受け入れる事になるだろう。

【オールディーズ】

もしかすると −時折物議を醸し出すその行動や不可解な言動が災いして− “リーグで最も過少評価”underestimate“されているプレーヤーの一人かもしれないSFのポジションのスターター、キケロ武田が膝十字靭帯断裂の重傷から1年ぶりにチームに合流、さらにはヒュードロクーペ荒井、オンザボーダー鹿野が久しぶりに名を連ねたチームロースターは「他を凌駕する圧倒的なパフォーマンスを発揮しながらも優勝を取り逃がしてしまった」前回大会より確実に戦力は向上、”備えを怠ったたり同じような過ちを犯さなければ“王者ファイブファールズと同等、もしくはそれ以上に覇権に手が届く場所にポジションを取っている。

但し −オールディーズが年間で4敗を記録したのは− リーグに初参戦した平成17年以来、実に10年ぶりの出来事であり、勿論ミスターパーフェクト遠藤が加わった21年秋季大会以降の現体制下では始めての出来ごとであることを「時代の節目」あるいは「何かしらの変化が起きる兆候を示す」“一つのサイン“と捉え周到な準備をしておく必要があるが幾多の経験を重ねてきた”真の勝負師“である彼らはどんな些細な事に対しても”慎重さ“を失わない姿勢がチームを栄光へと導くカギとなることを熟知していることだろう。

【セガ】

爽やかな風が心地よい新緑の季節がやってくると“まるで計ったように”「負傷者や欠場者、そして予想外のアクシデントが発生、ここ数年優勝候補に挙げられながらもあと一歩でリーグ制覇を逃し続けてしまっているセガ。しかしここまでは3月初旬に痛風を発症したツーフェイス“feburic10mg”前田の回復具合は気になるところだが“闘将”DG浅井をはじめ他のメンバーは健康を保ち春季大会に向けて順調な調整を続けているようだ。

“リーグ最強のスコアリングデュオ”マイティマウス愛宕とマスターピースゆうたの“MMブラザース”率いる現在のチームはほぼメンバーも固定、練習で培ってきた抜群のチームワークは正に円熟の時を迎えようとしていて前回大会で王者ファイブファールズを土俵際まで追い込みオールディーズを撃破した実力は疑う余地も無く二人がコンビを組んで以来3年間で3回の準優勝獲得は見方によっては立派な成績なのかもしれない・・・しかしながらチームの“旬”そして“勝利の女神”はどちらも気が長い方では無い。いつまでも手が届くはずの栄光を取り逃がし続けているとやがて季節は巡りチームに”冬の時代”が訪れてしまうかもしれないだろう。

【ファイブファールズ】

3連覇に挑むこのディフェンディングチャンピオンは年間無敗、2回の完全優勝と13にまで延びた連勝記録・・・完璧ともいえるリザルトを記録したシーズンとは裏腹に彼等の放つ“光”のすぐ後ろには危うさと言う名の影が忍び寄っている。

リーグno.1の鉄壁のディフェンスと無類の勝負強さを持っているとはいえ前回大会ではセガ、そしてネオクラゲとの薄氷の勝利を含めて5試合全てに8点差以内と僅差の勝負に持ち込まれている現実は「他を圧倒する爆発的なオフェンス」を武器に一時代を築いたオールディーズと比較すると“盤石な強さ”あるいは“無敵の王者”とは呼ぶには言い難く、むしろライバル達は「もう少しで乗り越えられそうにも映る」彼等の牙城を崩さんと全力で襲いかかってくることは間違いないだろう。

−栄光や勝利、そして称賛は− 時に自らの欠けている部分を忘れさせ、油断を招きそして己を弱くしてしまう・・・勝負事に“勇気”は最も大切な要素の一つだが −その一方で− たとえ気が小さい、用心深いと非難を浴びようが万全の準備をして大会に臨まなければ彼等の放つ“光”は瞬く間に暗い影に覆い尽くされてしまうだろう。




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