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2016年春季大会展望


これまでになかった新たな試みを導入、リーグに“新しい風を吹き込む”と同時に14年にも及ぶ歴史と伝統を絶やすことなく継承してきた先駆者達への畏敬の念を一つの形に示した「レジェンド大会」の開催と正に“新時代”を迎えようとしているDリーグ 28年度春季大会が4月24日に開幕、5月15日、22日(いずれも日曜日、全てJFE川崎水江町体育館)の3日間の日程で開催される。

今大会の見どころは前回大会に於いて圧倒的な強さを見せて2年ぶり11回目の王座に輝いたオールディーズが第二次黄金時代へと向かう道筋を築くべく大会2連覇を達成するのか、あるいはオールディーズの野望を打ち砕き新たにリーグの頂点を極めるチームが現れるのかという事に尽きるだろう。

ここで例によって来る春季大会の覇権争いを前回大会の結果、あるいは各チームの現状や主力選手のコンディション、また既にオフィシャルサイト上に公開されている各チームの戦力分析をはじめとする様々なデータや情報から総合的に判断、予測を立ててみると「リーグ最多得点を記録した爆発的なオフェンス力と鉄壁のディフェンスでリーグ最少失点を同時に達成、“得失点差実に22.0P”を記録した「歴代最強チーム」との呼び声も高い“絶対王者”オールディーズを軸に2大会連続準優勝と“挑戦者”としての地位を着実に築きつつある悲願の初優勝に狙いを定めるブッダ、3位に転落するもその悔しさを糧に王座奪還を目指すファイブファールズ、そして前回大会、ブッダに競り勝ちその高い潜在能力を示すと共に“如何なるものでも噛み砕く鋭い牙”を未だに持ち合わせていることをリーグに知らしめたセガの上位4チームが激しい覇権争いを繰り広げると予想されるが永らく低迷が続くネオクラゲは将来を見据えたチーム改革に着手、兼ねてより練習に参加していた練習生4名を今大会より選手として正式に登録、また同様にメンバー不足が懸念されているキングサンズも新たに新メンバーを加えて大会までにチームロースターに厚みを持たせてくるとの情報もあり、下位に沈んだ2チームも前回大会より確実に戦力を向上させて大会に挑んでくることが予想され上位チームといえどもこれまでと同じように「確実に勝ち星が計算出来る」“ドアマットチーム“と侮ると取り返しのつかない大きな代償を支払わされる危険が孕んでいて今大会も6チームが互いに凌ぎを削り合う激しい優勝争いが繰り広げられる事になるだろう。それでは最後に各チームの最新動向及び課題をお伝えしておこう。

【ブッダ】

同じ準優勝ながら27年度春季大会の4勝1敗から前回大会は3勝2敗と一つ勝ち星を減らし、その試合内容を精査するとファイブファールズ戦ではラストプレーまで勝負の行方がわからない僅差の鬩ぎ合いを54-53と競り勝ちチームとしての成長を感じさせた一方で、オールディーズ戦では48-78と30点差を付けられての惨敗、そして“負けてはいけない”セガにも足元を掬われている現実を鑑みると優勝候補には挙げられてはいるものの一歩後退、一時の輝きや勢いを失ってしまっているようにも映る。

彼等は今一度、この結果を真摯に受け止め自らの立ち位置を見つめ直す必要がある。それはすなわち“若さや勢い、恵まれた身体能力を持ってしても、そしてリーグを代表するスタープレーヤーがチームの全てを担い縦横無尽の活躍を披露するだけでは“このリーグの頂に登りつめることはもはや不可能だという現実を知るべきだ。

そう、彼等には自らが望めばすぐにでも手に入れる事が出来る“何か”が足りない事に気付いていない・・・時の流れはいつも残酷で目を濁して己の姿を見つめ直さない者を決して待ってくれようとはしない・・・その“何か”に気づかない限り彼等はまた同じ道を辿り、やがて今チームに訪れている“旬の季節”は音も立てる事なく静かに過ぎ去っていってしまうことだろう。

【キングサンズ】

過去5度のリーグ優勝を誇る強豪も選手の高齢化や相次ぐ負傷、そして慢性的なメンバー不足により著しく戦力が低下、前回大会ではセンターポジションを受け持つ共に190センチを超える身長を誇るセンターポジションを受け持つハイタワー西野、センセーション吉武の二人のビッグマンの不在が響き春季大会に続いて2大会連続となる5位と不本意な成績に終わったキングサンズ。

さらにはリーグ参戦以来永らく中心選手として活躍してきた“チームのアイコン”F山本の退団が明らかになった今、過渡期を迎えているチームは否応なしに再建モードに突入、既にベースラインマスターだいき、RPGノブナガ、ユニバーサルジョイントノブナガを中軸に据えるチーム作りに徐々にシフト、新メンバーの加入も予定されているとはいえ今大会でも苦戦は避けられそうもなく、言わば名門復活に向けて“我慢の戦い”を強いられることになるだろう。

しかしながら前回大会欠場したゲームを支配することが出来る二人のセンターがチームに戻ってくれば話は別だ。下位低迷の大きな要因となっていた貧弱なリバウンドとペイントエリア内での得点力不足は一気に解決、これにリーグNO.1を記録した3Pシュートを誇るアウトサイドからの攻撃力と定評のある“したたかなゲーム運び”を上手く絡ませることが出来れば間違いなく上位チームを脅かす大会のダークホース的な存在になるだろう。

【ネオクラゲ】

この 2年間で挙げた勝ち星はわずか3勝、16回を数えた敗北と1つの引分け、そして3大会連続の最下位・・・この惨々たる成績が見る者の視線を向かわせることも、そして耳を傾けさせる事も無かったかもしれないが彼等はうなだれて足元を濡らす泥水を眺め続けていた訳では無く、やがて訪れるであろう“輝かしい未来へ向かって”暗闇の中から抜け出す準備を、そしてその殻を打ち破る為の圧力を高め続けていて、長い時間を掛けて蓄積されてきたそのエネルギーは強大で、ひとたびそれが解き放たれた瞬間にはそれまで存在していた基準や秩序を崩壊させ、見慣れてきた景色をも一変させてしまうパワーを秘めているのかもしれない・・・

”花はその花弁の全てを失って果実を見い出す“・・・インドの詩人、ラビントラナート・  タゴールが書き残していったこの詩の如く、ネオクラゲはこれまでチームを支え続けてきた先人がその役割を終え、確かな成長を見せ始めた若人と異なる個性を持つ4人のルーキー、そして彼等をサポートするベテランメンバーにその未来を託す時が訪れようとしている。

ここ数年失われていた強いリーダーシップの復活とチームコミュニケーションの再構築、辛酸と敗北を糧に積み重ねてきた練習・・・ −そして彼等は今、世代や年齢の壁を超え輝かしい未来に向かって大きな一歩を踏み出した− たとえチームが目指し続けてきたポジションに辿りつけなかったとしても、そして何かしらの爪痕をも残さずにコートを去る事になったとしても今大会は彼等にとって特別な意味を持つ戦いになるだろう

【オールディーズ】

前回大会では全ての試合に二桁を付けての圧巻のパフォーマンスで完全優勝を飾り2年ぶりにリーグの頂点に舞い戻ってきた“絶対王者”オールディーズ。 今大会は自らが作り上げた5連覇という名の“リーグに聳え立つ大きな壁“を超える壮大な旅路のスタートを切る。

その得失点差22.0Pと“つけ抜けている”そしてライバルチームに競らせる権利すら与えなかった −優勝候補の最右翼と見られていたブッダには78-48で、そして4連覇を目指していたディフェンディングチャンピオンのファイブファールズにも68-49と完勝していることを鑑みると春季大会でも優勝候補の大本命であることは疑いようもなく、また現状これといった欠点も見当たらず大会連覇を達成する可能性はかなり高いと予想されるが、もし彼等が目指す栄光への道程を阻むものがあるとすれば、それは爪を研いで襲いかかってくるライバルチームではなく、むしろ“自分自身”の中に存在する。

それは以前にも指摘した多くの主力メンバーが40歳に差し掛かる中で、あまりフォーカスされる事のないが彼等の強みの重要なパーツの一つを形成するいわゆる“球際の強さ“に影響を及ぼす反射神経の衰えや次第に下降曲線を描いていくであろう体力的な問題だ。

しかしながら彼等はリーグ優勝11回を誇る”絶対王者“オールディーズだ。優勝を勝ち取る為には、そして連覇を続けていく為には規律を守れる知性と約束事を果たす忠誠心、出来る限りの事を行う周到な準備、そして自らの欠点を自助努力によって補う術を既に心得ているのでさほどの心配はいらないだろう。

【セガ】

前回大会、優勝候補のブッダを45-43で競り勝ち以前として秀でたポテンシャルを維持していることを証明したものの、オールディーズには45-64,ファイブファールズには46-58と二桁の差を付けられて完敗、そしてここのところ下位に沈むネオクラゲには大苦戦、二桁のリードを許すも最終Qで反転攻勢、リードを奪い返しそのまま押し切るかと思われたが土壇場で引分けに持ち込まれ2勝2敗1引分の4位で大会を終えたセガ。

既に2008年の4回目となるリーグ優勝から8年の歳月が経過、衰えしらずとは言え“闘将“DG浅井も54歳、そしてチームの中軸を務めるマイティマウス愛宕、マスターピースゆうたの2本柱も30代半ばを超え抜群のチームワークと幾多にも及ぶ経験を誇る現在の“グループ”にもさほど多くの時間は残されてはいないことを鑑みると今大会は覚悟を持ってリーグの頂点を目指す戦いとなる。

しかしながら前回大会の戦いぶりを振りかえってみると以前から指摘している「不安定な戦いぶり」は未だ解消されておらず、さらにはオールディーズ、そしてファイブファールズにはいずれも二桁の得点差をつけられて完敗している現状を考えるとリーグ制覇を成し遂げる為には力不足は否めない。

大会までにどれだけ上位チームとの差を埋めることが出来るか、そしてチームの命運を握る“MMブラザーズ”が額面通りの実力を全ての試合で安定して発揮出来るか否かが久しく遠ざかっているリーグ制覇の大きなカギとなるだろう。

【ファイブファールズ】

3連勝で大会最終日を迎えながらもオールディーズ、そしてブッダのライバルチームにはそれぞれ49-68,53-54と連敗、4連覇はおろか3位に転落したファイブファールズ。今大会は再び挑戦者としてリーグ制覇を目指す戦いとなる。

前回大会では3位に終わったとはいえ自らが持つ連勝記録のリーグレコードを21まで伸ばしたチームロースターに大きな変動は無く、リーグを制するには十分な戦闘能力を備えているものの、だからと言って王座から転落したチームに課題が無い訳ではない。それは以前から指摘している安定した強固なディフェンスに相反するような不安定なオフェンスにある。

彼等はクリエイティブなボールムーブや素晴らしいアイデアからたくさんのワイドオープンショットやクリアバスケットのチャンスを数多く創出するがフィニッシュの精度を欠いてスコアボードを動かす事が出来ず、そして勝利を自ら手放してしまう・・・

再びリーグ制覇を果たす為にはこの脆弱なオフェンスを如何に改善することが出来るか、そしてもう一つ、彼らの野望を打ち砕いた“絶対王者”オールディーズを倒さなければならないミッションが残されている・・・果たしてアナザーワールドたく、トリックスターだいご、そしてダンディカズの”TDK”はオールディーズの誇るミスターパーフェクト遠藤、バイロン鈴木、ミリオンダラー浅田の”MBA”を封じ込めることが出来るだろうか・・・




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