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30年度Dリーグ春季大会最終日ダイジェスト ダイジェスト 6月2日(土) JFE川崎水江町体育館
第1試合【キングサンズ対ネオクラゲ】
試合開始からインベーダーのぶがオフェンスをクリエイト、ルーキーのピスタチオ松山、ベテランのベースラインマスターだいき、バーグ後藤が代わる代わる得点を挙げ先行するキングサンズに対し2-8とリードされたネオクラゲはバッドマウス武藤のフリースローに続いてスパイダーマン金子がステップアップ、3連続得点で瞬く間に8-10と2点差にまで詰め寄り第1Qを終えると続く第2Q、クイック五十嵐のロングレンジに続いて52歳のベテランプレーヤー、バッドマウス武藤が躍動、左ベースライン沿いからのターンアラウンドジャンパー、ペイントゾーンを切り裂くドライブ、そしてボーナススローで圧巻の11連続得点を挙げミスが続き得点がピタリと止まったキングサンズを瞬く間にオーバーテイク、さらにはプレデター黒田もスピードに乗ったドライブやボーナススローで得点差を拡げていくとQ終わり間際にプレデター黒田との息の合った見事なコンビネーションプレーからルーキーa.k.a"PAC3"あさがスリーをヒット、37-25とリードして前半を終える
ネオクラゲが12点のリードを奪って始まった第3Q、大量リードの気の緩みからディフェンスが散漫をなってきたネオクラゲの虚を突いてキングサンズはダイソン中野のゴール下に続いてディーヴァめぐがドライブに続いて続け様にスリーをヒット、キングサンズがマ瞬く間に得点差を縮め追撃するもネオクラゲはAK、クイック五十嵐が左右のウイングから代わる代わるロングレンジをヒット、再び20点差とリードを拡げ“安全圏”に突入したと判断したのか、ネオクラゲは“優勝決定戦”の意味合いが濃くなった第4試合のオールディーズ戦に備えて主力メンバーをベンチに下げ“巡航速度”でゲームを進め、得点差は詰められたもののそのまま逃げ切り69-63でキングサンズを下し大会3勝目(1敗)をあげた。
後半の怒涛の追撃及ばず敗れたキングサンズはこれで1分3敗、最終戦のファイブファールズ戦で大会初勝利を目指す事となった。
第2試合【ブッダ対オールディーズ】
−この試合の結果が持つ“重要性”を十分過ぎる程理解している−“両者の戦いは”エース“ファイナルアンサーりょうを欠いていることで”個に頼ることなくチームで戦う”全員バスケ“の意識が徹底しているように映るブッダは素早いパス回しからバター梅津とスリーピー亀井がインサイドで、そしてラプター鈴木とリトルプロフェッサー濃沼がアウトサイドから得点、順調に得点を挙げていくもオールディーズは今大会好調のミスターパーフェクト遠藤がオフェンスを牽引、自らのドライブやロングレンジで得点を奪うと共にバイロン鈴木、ベイビーガソル三寺、ミリオンダラー浅田の得点を見事なアシストパスでクリエイト、開始から両者一歩も引かない緊迫した鬩ぎ合いが続いていくも残り30秒を切ってブッダはベテランセンター、バラクーダ月村がミドルジャンパーをヒットし均衡状態から抜け出すかと思われたがオールディーズもすかさずイリーガルシート鹿野が執念でボールを捻じ込み22-22の同点で前半を終える
後半、オールディーズはこの試合好調、“永らく張られてきた「意外性」のレッテルを自らの力で剥がしつつある”イリーガルシート鹿野のミドルジャンパー、ミリオンダラー浅田のパワープレー、ミスターパーフェクト遠藤のカミソリドライブで再びリードを拡げ“このまま抜け出す”と思われたがブッダは第3Q残り1分を切った場面でルーキー、a.k.aバッカス青田がややマークが甘くなったオールディーズディフェンスの隙を突いて素早いリリースからロングレンジ、そしてミドルジャンパーを立て続けにヒットし瞬く間に逆点に成功、40-34と6点のリードを奪い第3Qを終え、試合はいよいよ運命の最終Qへと突入する・・・
スマイリーアサシンかおる、ヒュードロクーペ荒井というチームの中軸を担う若手を欠きながらも40歳を超えるベテランメンバーが奮闘、ここまでディフェンディングチャンピオンに対し互角の鬩ぎあいを見せてきたが時間の経過と共にブッダが仕掛けるタイトなディフェンスによって“筋肉が悲鳴”をあげてきたのか、明らかに運動量が落ち、シュート成功率が下がり得点が思うように伸びていかないオールディーズに対しブッダは残り2分を言ったいわゆる“勝負所”でリトルプロフェッサー濃沼、スリーピー亀井が冷静にミドルジャンパーヒット、リードを拡げて勝負あり、ブッダが48-40でオールディーズを振り切り大会3勝目(1敗)をあげ優勝戦線に踏みとどまった。
敗れたオールディーズも同じく3勝1敗となり優勝争いは本日の第4試合、及び第5試合まで持ち越さることとなった。
第3試合【キングサンズ対ファイブファールズ】
大会初日の連敗スタートから2連勝を飾り調子が上向いてきたファイブファールズはダブルヘッダーの2試合目とあって疲労の色が隠せないキングサンズに対し序盤からトリックスターだいごのゲームメイクからBS三野宮、ボードマスターまっきーの得点に続いて今大会絶好調のダンディカズが早くも2本のスリーを射抜きスタートダッシュに成功、16-8で第1Qを終えると続く第2Q、キングサンズはアパッチ田中が速攻から連続得点、さらにはディーヴァめぐのロングレンジやバーグ後藤のパワープレー、ユニバーサルジョイントのぶながの巧みなドライブなどで追撃を開始、得点差を縮めていくもファイブファールズもすぐさまベテランメンバーが躍動、マイクロビーンズ遠藤のロングレンジやボードマスターまっきーのディフェンダーをかわす“半クラッチシュート”で再びリードを拡げると素早いパスワークからオープンショットをクリエイト、着実に得点を重ねていくファイブファールズがさらにリードを拡げ32-20で前半を終える
後半に入るとキングサンズはインベーダーのぶ、ベースラインマスターだいきの“新旧”スコアラーが躍動し代わる代わる得点、さらにはルーキー、キッチン繁田のロングレンジも火を噴きファイブファールズとの得点差を縮めていくが二桁のリードを保ち精神的に余裕があるファイブファールズはスーパーボールあきらが速攻を決めた後は意識的にインサイドにボールを集めダイナマイトキッドあつし、ボードマスターまっきーがパワープレーを敢行しディフェンダーのファールを誘発、ボーナススローを確実に沈める“手堅い”ゲーム運びでキングサンズに詰め寄る隙を与えず得点差をやや詰められたものの42-32の10点のリードを奪い試合は最終Qに突入する・・・
ソレイユぴな、ダイナマイトきっどあつしの連続得点で引き離しにかかるファイブファールズに対して最後まで諦めないキングサンズはインベーダーのぶが速攻から素早いリリースから連続スリーを射抜いてチームに“まだ諦めていない”サインを送るとここから"キッチン"繁田のリバウンドからディーヴァ"めぐがロングレンジをそして"夜桜"ナオもミドルジャンパーをヒットし期待の新戦力が躍動、最後まで諦めない粘りを見せるものの前半で追った得点差は如何ともし難くファイブファールズがキングサンズを58-44と破り快勝、大会初日の連敗スタートから立ち直り3連勝でフィニッシュ、次期大会に繋がるであろう“いい形”で最終戦を締めくくりで春季大会を終えた。
敗れたキングサンズは1分4敗と試合結果だけを捉えると“後退”と思われがちだが新戦力とここまでチームを支えてきたベテランメンバーが融合、試合を重ねるごとに進化を遂げリーグ戦を通じて全てのチームに“互角に戦える”あるいは“勝てる”ポテンシャルを有している事を証明、次期大会での飛躍に期待したい。
第4試合【オールディーズ対ネオクラゲ】
「この試合に勝利すれば2年ぶり5回目の優勝」が決まるネオクラゲは気合十分、スピーディーロダンゆうまの連続得点合図にオールディーズのお株を奪うような総攻撃を開始、クイック五十嵐のスリー、ハードゲイ小田川、プレデター黒田の連続ドライブなどでオールディーズのディフェンスを切り裂き21-7のランに成功、試合を優位に進めていくもオールディーズは今大会好調のミスターパーフェクト遠藤、ミリオンダラー浅田のベテランコンビが“ボーナススロー”を貰える可能性があるドライブを駆使し応戦、21-13まで得点差を縮め第1Qを終える。
ネオクラゲが7点のリードで始まった第2Q、オールディーズはミスターパーフェクト遠藤、ミリオンダラー浅田が第1Qからの勢いを持続し連続得点、さらにはスワン佐々木のスリーなどで追い上げを見せるもネオクラゲは52歳のレジェンドプレーヤー、バッドマウス武藤の連続ドライブ“計算外”カルロ小杉のリバウンドショット、さらにはゴーカート山本のロングレンジで再び突き放し34-27で前半を終える
後半、オールディーズは“リーグで最も勝負勘を持つ男”ミスターパーフェクト遠藤がチームの危険を察知、“スピードで抜き去っていた“若い頃とは違うディフェンダーの心理を読んだ緩急をつけたドライブとロングレンジ、あるいはシュートと見せかけてからのアシストでネオクラゲのディフェンスを混乱に陥れ瞬く間に得点差を詰め46−48と2点差にまで詰め寄る事に成功、試合はいよいよ勝負の最終Qに・・・
2点差で始まった最終Q、ここまでリバウンドで奮闘、チームを救ってきたBIG-O岡野、そしてこの試合欠場となったスマイリーアサシンかおるの代役を見事に務めたイリーガルシート鹿野の連続得点で逆転に成功、波に乗ったオールディーズ“気持ちが前のめりになっている”ネオクラゲディフェンスの心理状態を読んでミスターパーフェクト遠藤、ミリオンダラー浅田がファイナルアンサーりょうのお株を奪うような“マリーシアドライブ”を敢行、ボーナススローを確実に沈め5点差をつけ“勝負あったか”と思われたが最後まで諦めないネオクラゲはスパーダーマン金子のボーナススロー、プレデター黒田のドライブに続いてクイック五十嵐がスリーを決めて追いつくもオールディーズはイリーガルシート鹿野が勝ち越しとなるミドルジャンパーをヒット、さらにはスワン佐々木の得点で引き離すもハードゲイ小田川がボーナススローを沈めて60-60同点の追いつくと残り20秒でのボールポゼッションでオールディーズがまさかのボールロストを犯しネオクラゲに逆転のチャンスが回ってくる・・・
残り7秒、ネオクラゲ最後のオフェンスは事前のタイムアウトでデザインされた通りにプレデター黒田はフリースローレーンやや右からドライブを敢行するも惜しくもリングを外れてしまい60-60の引き分け、オールディーズ、ネオクラゲ共に3勝1敗1分で大会を終え、優勝の行方は最終戦のセガ対ブッダの結果次第となった。
第5試合【セガ対ブッダ】
前半、エース、マスターピースゆうた、若きスコアラー、リトルモンスターたかが欠場、得点が伸び悩むセガに対しブッダはスリーピー亀井、バター梅津のパワープレー、リトルプロフェッサー濃沼、ブーメラン野崎の連続長距離砲などでリードを拡げ16-4と大きくリードを奪い第1Qを終える。
第2Qにはいってもバター梅津、スリーピー亀井のインサイド、アウトサイドからはラプター鈴木、スムース和田が得点、順調に得点を伸ばしていくブッダに対してセガは残り4分を切ってマイティマウス愛宕がブルドーザードライブを敢行し連続得点、反撃の狼煙を挙げるとツーフェイス前田のフラワーショット、セクシーキャットウーマンのんが右ベースライン沿いからミドルジャンパーをクリーンヒットし反撃、15-27まで追い上げて前半を終える
12点差で始まった後半、セガはマイティマウス愛宕がパワープレーでベテラン、エクザイル江波戸がミドルジャンパーを連続でヒット、さらにはDG浅井のボーナススロー、スーパーハンドル笠原のロングレンジで得点差を縮めていくも二桁の大量リードに守られ“巡航速度で試合を進めるブッダはリトルプロフェッサー濃沼、ブーメラン野崎がボールを素早く動かしスリーピー亀井、バラクーダ月村がオープンショットを確実に沈め、第2Q以降に限って言えば30-30とスコアラー2人を欠きながらも互角の戦いぶりを見せたセガを第1Qに奪った12点のアドバンテージを保ちながら危なげない試合運びで53-41で快勝、ネオクラゲに敗れキングサンズに土壇場にまで追い込まれ”優勝は風前の灯火“と思われたが抜群の粘りと勝負強さを発揮、エース、ファイナルアンサーりょう欠きながらも熾烈なリーグ戦を制覇、オールディーズ、ファイブファールズに次ぐリーグ史上3チーム目となる大会3連覇を達成した。
30年度春季大会 最終順位
【優勝】ブッダ 4勝1敗 勝点13 (3大会連続3回目)
【準優勝】オールディーズ 3勝1敗1分 勝点12
【3位】 ネオクラゲ 3勝1敗1分 勝点12
【4位】ファイブファールズ 3勝2敗 勝点11
【5位】 セガ 1分4敗 勝点 6
【6位】キングサンズ 1分4敗 勝点 6
*準優勝、3位及び5位、6位は大会規定により前回大会の対戦結果を順位に反映
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