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31年度Dリーグ春季大会 大会展望



平成の最後を飾る、そして新たな元号の下でスタートを切る −去っていく歴史と新たに始まる歴史”が折り重なる形で− Dリーグ平成31年度春季大会が4月7日(日)に開幕、続く大会第2日目が4月20日(土)に、そして大会を締めくくる最終日が5月19日(日)と3日間の日程でいずれもJFE川崎水江町体育館で開催される。

前回大会では18年に及ぶリーグの歴史の中でも稀にみる“大会最終日を迎えても5チームが優勝の可能性を残す“熾烈極まる覇権争いの中、4勝1敗でキングサンズに成績で並ばれたものの直接対決の結果を順位に反映させるリーグ規定により“絶対王者”オールディーズが2年ぶり、自らの持つリーグ記録を更新する13回目の優勝を成し遂げ幕を閉じた。

現在のリーグのパワーバランスは −優勝を果たしたオールディーズでさえも− 最下位となったセガに苦汁を飲まされ敗北を喫し、ネオクラゲにはスマイリーアサシンかおるがゲームウイナーを決めたラストポゼッションまでリードを奪われていて“どちらが勝ってもおかしくない”程に追い詰められ、そしてリーグ3連覇を果たしていたディフェンディングチャンピオン、ブッダは前回最下位のキングサンズに二桁の差をつけられ敗北を喫っしてしまうほど−“絶対的な本命が不在”な群雄割拠、1位から6位まで実力差が拮抗する全てのチームが優勝する可能性を秘めている。

このような混沌“カオス”の中での鬩ぎあいの様相を呈しているパワーバランスの中で来たる春季大会の覇権の行方を予想するのは困難を極めるが“予測の正攻法”とも言うべき前回大会での結果からそれを判断基準の一つとするならば、共に4勝1敗で優勝、準優勝を分け合ったオールディーズとキングサンズを軸にそのオールディーズ、キングサンズに敗北を喫したものの僅差の戦いを演じたネオクラゲ、前回大会は中軸選手の欠場に泣き不本意な結果に終わり覇権奪還を目論むブッダ、“オールディーズキラー“としてその存在感をリーグに知らしめた”古豪”セガ、そしてここ数年、下位に沈んでいるものの侮る事は出来ない実力を持ち虎視眈々と復活を目指すファイブファールズがこれを追う展開になると予想されるが、春季大会は例年のように”春の嵐“が吹き荒れ上位チーム、優勝候補に挙げられていた強豪が下位チームに敗れる波乱が続発、来たる春季大会も前回大会同様、”最終日の最終試合のゲームセットを知らせるブザーが鳴り響くまで”優勝チームが決まらない熾烈な覇権争いが繰り広げられる事だろう。

それでは最後に各チームの最新の情報や選手の動向をお知らせしておこう。

【オールディーズ】

クラッチシューター、スピンマスターさくらがようやく戦列に復帰、3月中旬にインフルエンザを発症したものの大会までには戦列復帰を果たすであろうベイビーガソル三寺の他には然したる負傷者や欠場する選手の情報もなく、万全の体制で大会に挑んでくるオールディーズ。

2年ぶりに“定位置”に戻ってきたリーグ優勝13回を誇る「絶対王者」の彼等にとって大会を連覇する事は然程困難なミッションではないようにも映る・・・

しかしながら彼等は日本や欧州の先進国と同様、決して避けては通れない「高齢化」という問題を抱えているのが現実であり、現在のチームロースターはその問題に適用しているとは言い難く、その輝かしい勝利と栄光の裏側には試合終盤、あるいはダブルヘッダーの第2試合に於いてスピードや体力面で対戦相手に凌駕されてしまう危険が貼らんでいる・・・

そして意外にも聞こえるかもしれないが彼等はリーグの中でアシストパスからの攻撃で最も失点している“要は揺さぶりに弱い”チームなのだ・・・

2009年、“ゴジラ”松井秀喜との再契約を結ばない旨をレギュラーシーズン中に表明していたニューヨークヤンキースは彼がワールドシリーズでチームを優勝に導く大活躍を披露、MVPを受賞しても、その決断を決して翻そうとはしなかった・・・

しかしその後に彼の所属したエンゼルス、アスレチックス、そしてタンパベイレイズで積み重ねた彼の数字やキャリアを鑑みれば“ヤンキースは彼に敬意を払いつつも本質を正確に捉え正しい判断を下していた“ことが皆さんにはおわかりだろう。

果たしてオールディーズは春季大会開幕までにその解決策を見出す事が出来るのであろうか・・・

【キングサンズ】

前回大会、“季節外れの大型台風”として最下位から準優勝を飾りリーグに最大のサプライズを起こしたキングサンズ。

右手首の故障が伝えられるロングレンジシューター、ハッシュタグのぶなが、そしてプライベートライフでの充実ぶりが彼をそうさせてしまっているのか、“「現」を抜かしてしまっている”高橋水芭蕉の二人のベテランの動向は気になるところだが他のメンバーにはフィジカル的な問題は特に抱えておらず来たる春季大会もインベーダーのぶ、ユニバーサルジョイントのぶながを攻撃の軸に据えて8年ぶり6回目の優勝を目指す。

優れたガード、得点力とリバウンドに長けたフォワード、計算が立つロングレンジシューター、そして壁のように聳え立つリムプロテクター・・・彼等は最高のツールを手に入れて、もはやリーグには恐れるべき対戦相手は存在しないだろうし、8年間にも及んだ長く暗い闇の中で過ごした時間が無駄ではなかった事を、そして1分4敗から4勝1敗へとジャンプアップした実力が“フロッグ”では無かった事実をリーグに知らしめる為に、春季大会では自らの力でそれを今一度証明しなければならない。

しかしながら −これまでと違う領域に自らを押し上げる為には− 己の力を知り、今の勢いを信じ、さらなる熱量を持ってそれに取り組まなければならないし、“山の頂”へと近づけば近づく程、その勾配はきつくなり、“少しでも息をついたり、一瞬でも力を抜いてしまえば”あっという間に麓まで転落してしまう事を最後に付け加えておこう・・・

【セガ】

1勝4敗も最下位に沈んだとはいえ、優勝したオールディーズに唯一勝利を挙げ、敗れた4試合も“完敗”の試合は無かった事を鑑みれば彼等は未だに“危険な存在”であることには変わりはなく、そしてチームには得点王とリバウンド王の二つのタイトルを獲得した“制御不能”のアンストッパブルプレーヤー、マスターピースゆうたがいる。

1試合平均26.4点を挙げた彼を完璧に抑えられるプレーヤーはリーグに存在しないのかもしれないが彼がドライブを仕掛けた場合、対戦相手のディフェンスは彼の攻撃やペイントゾーンへの進入を抑えるべくダブルチーム、もしくはダブルチーム気味になっている −要は彼に二人のディフェンダーが引き付けられている− 場面が散見する・・・・

この場合、フロアにはフリーになっているチームメイトは必ず存在している筈で、1月下旬に足首を負傷し戦列復帰が待たれる「正確なロングレンジシュートでスペースを拡げられる、そして巧みなドリブルでディフェンダーとの“間”を読んだ巧みなドライブ」を併せ持つスーパーハンドル笠原の回復具合は気になるところだが、それでもチームにはコニーあや、セクシーキャットウーマンのん、リトルモンスターたか、そしてベテランのSS石川、ロビン内山、プリンス釣埼と実績と経験を持つ名うてのシューターが揃っているので −1年半前のオールディーズ戦での逆転劇のように− ワイドオープンになっている選手を活かせるバスッケットボールを展開することが出来れば、彼等のリーグにおけるポジションや勝星の数は自ずとと変わってくるだろう。

【ファイブファールズ】

中軸を担うトリックスターだいご、ダンディカズ、ソレイユぴな、スーパーボールあきら、BS三野宮、そしてダイナマイトキッドあつしは大会を通じて期待に違わぬ活躍を披露したものの、チームの“要”というべきインサイドプレーヤー3人をはじめ数名の選手が故障等でチームを離脱、本来の実力とは程遠いパフォーマンスに終始したファイブファールズ。

そのような状況の中でもブッダに肉薄、ネオクラゲにもあと一歩のところまで追い詰め“爪痕”は残したもののオールディーズ、そしてキングサンズには20点差以上を付けられての完敗“ノックアウト”を喫し、リーグ3連覇を達成した頃の熱い熱量や情熱に陰りが見え始めてきたチームは何かしらの対策を講じる、あるいは新しい“血”を導入、チームを活性化しなければ「Dリーグ38歳限界説」に片足を踏み入れ40歳前後に集中しているチームロースターと相まってこのまま緩やかな下降曲線から抜け出す術を失い、数年後には下位を彷徨い続ける“ドアマットチーム”と化す可能性はぬぐい切れない。

仮にハリウッド雄介、ルンバ北川、そしてブラックタイガー山川が復帰を果たしチームのバランスが飛躍的に向上、3連覇を成し遂げていた当時の熱い情熱を取り戻し熾烈な覇権争いを制し優勝を飾る、あるいは久しぶりとなる上位進出を果たしたとしても、それは一時的な“応急処置”的なものでしかなく、根本的な解決策にはならない。

目先の美しい思い出を作る事に心を傾けるよりも“未来のファイブファールズ”のデザインをそろそろ描き始める事をチームは最優先課題として取り組むべきであろう。

【ネオクラゲ】

2大会連続で覇権争いに加わるもあと一歩のところまで優勝を逃しているネオクラゲ。

チームリーダー、DICE-K、新たにキャプテンに就任したスパイダーマン金子が率いるチームは膝と肩に問題を抱えるバッドマウス武藤、3月上旬に右踵を骨折したAKの二人のベテラン以外はこれといった故障者もなく、若返りを図った中軸世代の年齢層も相まってチームは今、正に“旬”の時代を迎えようとしている。

しかしながら他のライバルチームと比較するとタレントの部分でやや見劣りする部分は否めないのでそれを補い再びリーグの頂に登り詰める為には、日頃の練習を積み重ねる事に加えて、出来うる限りの“周到な準備”が必要だ。

プロアマ問わずスポーツの世界では格下チームが格上チームを下す“ジャイアントキリング”あるいは“UPSET”と呼ばれる“番狂わせ”は往々に起きている・・・

これは対戦チームを軽視した格上チームの準備不足や油断、偶然や運を味方にした部分もあるかもしれないが、それはむしろ対戦相手の情報の収集、対策の徹底、周到な準備によって引き起こされるものなのだ・・・

2015年に開催された第8回ラグビーワールドカップ2015イングランド大会に於いて“史上最大の番狂わせ”と言われた優勝候補の強豪、南アフリカを破った日本代表チームは対戦を前に“日本人の俊敏性を生かす練習、大きな体格の相手に有効な低いスクラムの徹底、そして南アフリカ戦で主審を務める審判を国内合宿に呼びジャッジの傾向を確かめるなど出来うる全ての項目に於いて周到な準備を進めていた・・・

大会までにあと数週間・・・“練習の積み重ねと周到な準備はコート上でのプレーの向上に役立つだけではなく、チームの絆を強くすると共に個々の選手の自信をも育む。

“練習やチームワーク、コミュニケーションを含めて、チームとして−如何に周到な準備が出来るか否か− によって来たる春季大会での彼等の立ち位置や目に映る景色は変わってくるだろう。

【ブッダ】

−4連覇を逃してしまったとは言え− 3連覇を達成したことはリーグの歴史の中に永遠に刻まれるであろう偉業には変わりはなく− 18年に及ぶDリーグの歴史の中で3連覇を達成したのはオールディーズとファイブファールズ、そしてブッダの3チーム、NBAでは“別格”1959年から1966年に掛けて8連覇を達成したボストンセルテックス、1990年代に黄金時代を形成、2回に渡り3連覇を成し遂げたシカゴブルズ、そして2000年から2002年にシャキールオニール、コービーブライントを擁し三度栄冠に輝いたロスアンゼルスレイカーズの3チーム、そして欧州チャンピオンズリーグでは1956年から1960年に掛けて5連覇を達成した“白い巨人”レアルマドリード、そして1970年代に凌ぎを削った共にオランダと西ドイツを代表する強豪チーム、“フライングダッチマン“ヨハンクライフ率いるアヤックスアムステルダムと”皇帝“フランツベッケンバウワー、”爆撃機“ゲルトミューラーを擁するバイエルンミュンヘンのやはり3チームのみで”グランデミラン“と呼ばれ90年代最強のチームと謳われたACミラン、そして今を時めくあの”FCバルセロナ”でさえも達成出来ていない事を鑑みれば、彼等は何ら悲観する必要はない。

−さらに昨年度の戦いを今一度振り返れば− 春季大会ではエース、ファイナルアンサーりょうを欠きながらも優勝、そして秋季大会では二人のスターター、ラプター鈴木を全試合、そしてスリーピー亀井が最終日しか出場出来なかった“万全”には程遠いチーム状態の中で2勝3敗の4位は“ある意味納得がいく成績とも言え、必ずや戦列に戻ってくるであろう二人のスターターに加え、秋季大会で”覚醒“したブーメラン野崎、成長著しいボンゴ内田の存在は彼等の明るい未来を約束する存在になるかもしれない。

しかしながら4位に陥落したことで −前回大会でのファイブファールズと同じように − 大会初日に大会連覇、そして14回目の優勝を目指す“絶対王者”オールディーズと、そして2大会連続で彼等を打ち負かしているネオクラゲとの難敵2チームとの対戦が予定されているので4月7日の大会初日の2試合を −2連勝を飾り覇権奪回に大きく近づくのか、1勝1敗でしぶとく優勝戦線に残るのか、それとも2連敗で“サヨナラ”を告げてしまうのか、如何なる戦いを見せられるのか否かで彼等の運命は決まってしまうだろう。




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