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ミステリーゾーン2009 大田区秋季大会
47歳のオールドルーキー、DG浅井の活躍により1回戦を突破したミステリーゾーン。
2回戦の対戦相手はやはり若手強豪チーム、「デルタフォース」だ。
「第3Qを終えて強豪デルタフォースに10点のリードを奪い盛り上がるミステリーゾーン。
このまま逃げ切るかと思われたのだが・・・・」
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10月5日(月) 2回戦 対デルタフォース
1回戦に続き今日の2回戦も若手チームとの対戦となったミステリーゾーンはSS石川の難しい体勢からのバックシュート、ゴルゴのリバウンドからのショットが決まりスムースな形で試合に入ることに成功、その後もダイエットでかつてのスピードを取り戻したゆうまのミドルジャンパー、そしてレイアップなどが決まり試合を優位に進めていく・・・
しかし第一Q中盤、徐々に動きがよくなってきたデルタフォースの足を絡めた速攻と高確率のアウトサイドシュートが決まりだし遂に逆転を喫し10点のビハインドで第一Qを終了する。第2Qに入ってもデルタフォースのオフェンスは止まらない。ミステリーディフェンスの緩みを付いてロングレンジからのスリーを次々と沈め遂にその差は17点に・・・
「これはもう駄目か・・・」と思われたがここから不思議な怪現象、「ミステリーゾーンバスケットボール」が始まった。相手の気の緩みを突き次々と得点を重ねていくミステリーゾーンに対して試合の流れを呼び戻したいデルタフォースはゾーンディフェンスをマンツーマンディフェンスに再び戻すもののミステリーの勢いは止まらない。キャプテン、F山本がロングレンジからスリーを3連発で叩き込み、ゆうまのジャンパー、DICE−Kのゴール下、好調イチローのミドルもヒット、遂に同点に追いつくことに成功する。
第3Qもリバウンド、ディフェンスに奮闘するミステリーはデルタフォースの反撃を食い止め遂にそのリードは10点に・・・しかし勝負の最終Q、突如ミステリーゾーンのリズムが崩れる。二桁リードからか「コートに出ている選手も、またベンチメンバーも10点のリードがあることで勝ちを確信してしまい気が緩んでしまっていた」(ミステリーベテラン選手談)ミステリーゾーンのディフェンスがおろそかになっていた隙を突きデルタフォースが猛反撃を開始、マイクロボーイNO17がスリーを連発、さらには厳しいマンツーマンディフェンスからボールを奪い速攻で見る見る得点を重ね遂にミステリーは逆転を許してしまう・・・
ここで最後のタイムアウトを取り何とかチームの建て直しを図り再逆転を目指したミステリーゾーンだったがデルタフォースの若さとスピードに押し切られ85−71で敗退、残念ながら1年ぶりの2部昇格はならなかった。「勿論、年齢的なものはある。
しかしこの2年間僕らはそのマイナス面をプラスに変えて勝利を重ねてきたはずだ。率直に言って2年前のチームに比べ現在のチームは少し歯車がずれているように感じる。近いうちにいろいろな面で修正する必要があるだろう。」とAK。 「調和」と「変革」の繰り返しで「歴史」が作られていくとするならば今「ミステリーゾーン」は「変革」の扉の前に立ちすくんでいるのかもしれない・・・
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第2Q中盤、F山本のスリーで一度は逆転に成功したミステリーゾーンだったが・・・
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懸命なシュートチェックに飛ぶSS石川。敗れはしたが今日も攻守に渡り素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。
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3年前、突如大田区区民大会に参戦した中年バスケ軍団「ミステリーゾーン」。若さ溢れる高校生主体のチームを、一部常連強豪チームを、僅差の勝負に持ち込み勝利を奪い、たった1年で(3部、2部連続準優勝)1部昇格を成し遂げたこのチームの老獪かつ土壇場で勝負強いバスケットボールは年齢に似つかないオレンジと白のユニホームとともに対戦相手に大きな衝撃を与えた。
しかここ2年間、チームは迷走を続けかつての輝きと勝負強さは色褪せてしまっている。果たして「ミステリーゾーン」は再び進むべき道を探しだしその一歩を踏み出すことが出来るのであろうか・・・
今日の一言
「頭をぶつけ、道に迷い、寄り道をしてしまう・・・
しかしそれは前に進んでいる証拠」
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