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ヤマクラゲシニアツアー2010秋
ー古典の名著や歴史を伝える書物が読み返す度に、数百年前に描かれた絵画が今も尚私達の心に感動と新しい発見を与え続けてくれているように”真の本物”とは時代を超越しても生き続けていくものなのかもしれないー時の流れに逆らい続ける レジェンド達の戦いの場、大田区シニア大会に参戦して7年目を迎えたヤマクラゲ。延長での死闘、破竹の12連勝、奇跡の大逆転勝利・・・そしていつもかかさぬお笑いプレーの数々・・春季大会を連勝を飾ったチームに出産を終えた36ERSの誇るロングレンジシューター、”レディアサシン”メグりんが加わりさらなるパワーアップを図った”LIVING LEGENDS”(生きる伝説達)の戦いぶりをリポート!
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第一試合 対OLD ANA
今大会のチームの目玉、中学の先輩後輩コンビでもある メグとメグりんの”Wメグ”を先発に起用したヤマクラゲだったが試合序盤から大型選手を揃えるOLDANAに「FW、センター不在でサイズ不足」の弱点を突かれ「ゴール下で待つセンターにループパス」からのイージーバスケットで得点を許し2−10と大きく離されてしまう・・・しかし5分過ぎからヤマクラゲも反撃開始、ー「孤独は男を強くする」ー 春季大会では不調に終わったホイッスル島田が覚醒、必殺の3ポイントシュート、「ホィッスリー」を3連発で沈め瞬く間に逆転に成功、さらにはDG浅井がディフェンダーをものともし”チャージングすれすれ”のボーリングドライブで得点を重ねヤマクラゲが13点のリードで前半を終える。後半に入るとOLDANAも「高さのミスマッチ」を活かした#7,#10のツインタワーのゴール下や#4の果敢なドライブで得点を重ね反撃、「得点差が開いた時に集中力を欠く」悪い癖が出てしまいリズムを失ったヤマクラゲを猛追、最大15点差あった得点差を瞬く間に一桁にまで詰め寄る事に成功する・・・しかし【糀谷熟女+メグりん】の新たなユニット”J4”達の執拗なディフェンス、不慣れなポジションながら急造センターとして身体を張ったプレーで相手のファールを誘発させたSE光嶋の奮闘で試合の流れを再び手繰りよせ最後はAKのスリーとDGのメキシカンパンチショットで勝負あり、ヤマクラゲが追いすがるOLDANAを55−47で下した。
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「誰のボールだと思ってんの!」
「渡さないわよ!」とばかりに気合十分のディフェンスでOLDANAからボールを奪うメグ。腰の入れ方とボールを奪おうとする腕、そして足の踏ん張りから本気度が伝わってくる。
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「ママでも金」じゃなくて「ママでもドライブ?」
左コーナー45度からシュートフェイクから果敢にドライブを仕掛けるメグりん。相手ディフェンダーがフェイクに掛かり飛んでしまっているのが写真でも確認出来る。
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第2試合 対セブンスター
運命の悪戯か、それともセブンスターの執念か・・・昨秋から3回連続の対戦をなった試合はまたしてもタイトなマンツーマンディフェンスを仕掛けてくるセブンスターに対してこの試合から戦列に加わった元気いっぱいのヤオチンと「今日は子供のお守りと審判で・・・」やってきたつもりだったBC増田が急遽出場、それぞれの持ち味である「変幻自在のムーブと高さとリーチ」を活かしたプレーで相手を翻弄、出足から順調に得点を重ねていく・・・しかし「同じ相手に3回連続で・・・」もう負ける訳にはいかないセブンスターはもうお馴染みとなった”黒いギャバン”エースプレーヤーのギャングスターを軸にしぶといプレーで喰らいついていくもオフェンス好調のヤマクラゲが10点のリードを奪いハーフタイムを迎える。後半に入ると「このところシニア大会でも執拗なマークを受けて」以前のようにオープンシュートが打てなくなっているAKが開始早々相手の隙をついてロングレンジから連続でスリーを叩き込み一気に差を拡げるもののセブンスターは決して勝負を捨てようとしない。オフェンスに、そして執念のマンツーマンディフェンスで執拗にヤマクラゲの背中を追いかけてくる・・・ここで突然のアクシデント、2試合を通じてのハードなプレーが祟ったか、チームのダイナモであるDG浅井が足を攣り退場、司令塔を失いリズムが狂い始めたヤマクラゲに対してここぞ!とばかりに攻勢に出るセブンスターはギャングスターのスリー、キラートーアホワイトの高い放物線を描いたミドルが次々と突き刺さり残り1分30秒で5点差までに詰め寄られてしまう・・・しかしセブンスターの反撃もここまで、最後はAKがスリー、SE光嶋がミドルを続けさまに決めて勝負あり、ヤマクラゲがセブンスターに3連勝を飾り引導を渡すと共にチームも年間4勝無敗で2010年のシーズン最高の形で締めくくった。
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「ナイね」
キラートーアホワイトにブロックに飛ぶヤオチン。今日も変幻自在なムーブでセブンスターを翻弄、勝利に大きく貢献した。 「中国四千年の歴史」の秘訣は彼のプレーのように「相手に手の内を悟られる事なく己のペースで勝負する事。」なのかもしれない・・・
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「貰ったぜ!」
華麗なシュートフォームからミドルを放つキラートーアホワイト。今では三桁を超える体重と推測されるがそのプレースタイルからすると現役時代はスリムなSF、SGのポジションでプレーしていたのではないかと思われるグッドプレーヤーだ。
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