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ミステリーゾーン2011 大田区選手権大会 2回戦

ストリートボールリーグ「somecity」、横浜ギガスピリッツでも活躍する日本ストリートボール界のスタープレーヤー、takuを擁する強豪チーム、ファイブファールズBを”ミステリー空間”に誘い大方の予想を覆し見事な逆転勝利を収め2回戦に進出したミステリーゾーン。2回戦の相手は昨秋の大田区チャンピオン、「ナッチュウ」を接戦の末に破り悲願の大田区制覇へ向けて大きな一歩を踏み出した絶好調のオールディーズ。再びミステリーは起きたのだろうか・・・

試合開始直後、猛攻撃を仕掛けてくる”ヤング”オールディーズに対して粘り強いディフェンスを見せるミステリーゾーン。


3月2日(水)2回戦 対オールディーズ

今日のオールディーズは独自リーグに参加してくる30代メンバーで構成される”独自リーグ仕様とは異なり20歳代のアスリート能力の優れたメンバーを主軸メンバーに据え30歳代の経験ある独自リーグベテランメンバーがバックアップとしてベンチに控える言わば”大田区区民大会仕様” 試合は開始からオールディーズが猛攻を仕掛け7−0と大きくリードし試合を優位に進めていく。
対するミステリーゾーンは厳しいマンマークに押されてなかなかシュートを決める事が出来ず苦しい展開が続いていくが”かつて所属した事のある古巣チームとの対戦”とあって気合十分のBS三野宮が果敢なドライブを敢行、フリースローを沈め初得点を決めるとこのプレーを境に落ち着きを取り戻しハシモッティーのゴール下、今大会好調のSE光嶋のミドルジャンパーなどで反撃を開始、少しづつではあるが確実にオールディーズの背中を追い始めていく・・・
「まさか・・・」「なんで・・・」「おかしいよ・・・」”年齢差、体力、練習量・・・圧倒的な優位にあるはずのオールディーズであるが”平均年齢40歳を超える黄昏中年バスケットボールチーム”に予想外の大苦戦を強いられ「儚からずネガティブ思考に陥ってしまった」微妙な心理的影響からか「全体的に硬さ」が見られ今日はいつになくシュートの精度を欠きミスも連発、得点が伸びていかず知らず知らずの内にミステリーペースに嵌められてしまいじわじわと差を詰められ一時二桁以上あった差は前半終了時には33−28の5点差までに詰められしまう・・・
後半開始早々、遂に3点差までに詰め寄られ接戦となると驚異の勝率を誇る”ミステリーゾーンの幻影”に怯え明らかに「厳しいディフェンスからの速攻」という自分達のプレイスタイルでのバスケットボールがなりを潜め苦しい試合展開が続くオールディーズに対していつもなら”相手のミスに乗じて畳み掛ける”のを得意としてるミステリーゾーンが肝心な場面でミスを連発、これが伝染してしまったのかオフェンスのリズムが悪くなり大失速、「シュートにすら持ち込めない」状況に陥り再び得点を二桁差に拡げられてしまう・・・
勝負の最終Q、ミステリーゾーンはBS三野宮、SS石川のミドル、ハシモッティーの老獪なワンオンワンで追撃するもオールディーズもヤングメンバーの躍動感溢れるドライブやインサイドのパワープレーで応戦、最後は浅田百万両が止めのミドルジャンパーを突き刺し勝負あり、オールディーズが粘るミステリーゾーンを63−50で振り切り大田区選手権ベスト8進出を果たした。対するミステリーゾーンは前半終了までは正に注文相撲とも言える「前半リードを許し相手の油断を誘い後半からじわじわ追い上げ試合終了間際に接戦に持ち込み僅差で勝ちを拾う」”ミステリー勝利の方程式”そのものの試合展開に持ち込んでいただけに第3Q勝負どころでのミス、そしてオフェンスの失速が悔やまれる。「今日は勝てるチャンスは十分にあったが自らの手で勝利を手放してしまった・・・
しかしこの若さ溢れるオールディーズと互角に渡り合えたのはチームとして大きな自信となるしこの敗戦から様々な教訓を得られた事はチームの未来への大きな一歩になるはずだ」とAK。 ー30歳を超えれば体力は下降曲線を描き好まざるも身体には多くの脂肪と言う名の鎧を纏うようになる。
しかしながらこの黄昏中年達は「心技体」の”体”の衰えを”心”あるいは”技”で補う術を、そして己を、そしてチームメイトを信じる事が勝利への最良の方法だと言う事を長年に渡る練習や試合、そして仲間達との交流を通じて身に着けてきた- 「平均年齢40歳を超える黄昏中年バスケットボールチームがバスケットボールと言う過酷なスポーツを通じてどこまで若者達と戦えるか」 2011年春、再び大田区1部に舞い戻ってきたミステリーゾーンの旅は続く・・・


第2Q中盤、ミステリーの追撃を受け緊迫した試合展開にも係らず”今最も旬な芸人”楽しんごの「どどすこ」を披露するmr.パーフェクト遠藤。衝撃の独自リーグデビュー当時の「隙のない完璧なプレースタイル」から2年、ネオクラゲの練習に参加するようになってからは心理面で微妙な変化が見られ最近では「華麗なプレイはそのままにエンターテイメント性も加えていく新しいプレイスタイル」を目指して日々練習に励んでいるようだ。 意外な事に正座愛好家としても知られている。

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