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Dleague LOOKINSIDE 2011 #6
- いよいよ再建モードに突入するネオクラゲ -
数年前まであと一歩のところで逃がすものの必ず優勝争いに加わり「リーグで最も安定した成績を残してきたチーム」だったネオクラゲだがここ１年でチーム状態は急速な下降曲線を辿り遂にワンデートーナメントでは4位、そして前回大会では5位に沈みチーム結成以来初となる連続Bクラスを記録、優勝争いに加わる事の無い空虚なシーズンを終え５ヶ月の時が過ぎた。
この原因はチームロースター１２名のうち８名を数える４０歳を超えるシニアメンバーの衰えと離脱、チームのダイナモを担うカルロ小杉、ゆうまの度重なる欠場が原因になっている事は明らかで、さらに秋季大会ではチームのトップスコアラーであるＢＳ三野宮の右手親指の骨折、そしてＢＭ武藤の膝の負傷が瀕死状態のチームに追い討ちを掛けた事で「早急に未来を見据えたチーム改革を行う」決断を下す時が確実に近づいてきたと思われる。
また前回大会の３６ＥＲＳ戦で見事な逆転勝ち、あるいはＤリーグ史上永遠に記憶に残るであろうもつれにもつれた激戦を演じ、延長の末優勝候補のオールディーズを１点差で下した「粘り強さ」とキングサンズ、セガに記録的大敗を喫してしまう「脆さ」と言う全く異なる二面性を持ち合わせている「黄昏中年体質」がこのチームの魅力かつ連続優勝を飾った第３回、第４回大会以来約６年もの間優勝から見放されている大きな原因の一つになっている。
また前回大会アシスト数（３０本）３ポイント（１１本）共にリーグ最低の数字しか残せなかった事で明らかになったフロアリーダーの育成及びチームバスケットの徹底、そしてロングレンジショットの確率の向上は「ベテランから若手への世代交代を進める」と同時に解決しなければならないチームの最重要課題であると言えよう。また近い将来、チームには数名の若手選手が加わる事が予想されているが他チームより「５年は早く進行している」選手高齢化問題に対し早急に「新しい血」を注がなければさらなる戦力低下、あるいはチーム崩壊も現実味を帯びてくるだろう。
しかしながら明るい話題もない訳ではない。今年からアンダー枠を外れるDICE-Kは前回大会でBS三野宮とのコンビプレーに磨きを掛けると同時に個人的には過去最高の成績を記録、さらには短いプレータイムの中で驚異の奪取率を発揮してリバウンド王に輝いたヤオチン、怪我を乗り越え再びかつての輝きを見せ始めたＳＥ光嶋のベテランプレーヤー達もまだまだチームを支えていく事になるだろう。
これから再建モードに突入するチームにおいてすぐさま優勝争いに加わる事は考えにくくまずは現況を十分に把握し課題を克服、「再建」という名の階段を一段づつ着実に登っていく事が2011年シーズンの現実的な目標となるだろう。
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