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Dleague LOOKINSIDE 2012

第19回 リザーブメンバーのステップアップ+”1”が連覇のカギを握るキングサンズ

リーグ史上最も激しい優勝争いとなった23年度秋季大会を見事に制しリーグ最多となる通算5度目(リーグ戦4回、トーナメント1回)の栄冠に輝いたキングサンズ。今回はキングサンズの戦いぶりをふり返りながらあらゆる角度からその強さを分析、そして次期大会への課題を探っていくことにしよう。

ワンデートーナメント2011、そして22年度秋季大会を続けて制し「キングサンズ時代の到来か・・・」と思われたものの23年度に入るとチームは突如不調に陥り東日本大震災チャリティートーナメント2011、続く春季大会共に優勝争いに加わることなく連続3位と成績は急降下、奢り、油断、そして不協和音・・・一枚岩と思われていたチャンピオンチームに様々な問題が表面化、さらには以前よりコート内外での行動が問題視されていたゴルゴ藤樹へのペナルティ、あるいは退団の噂がまことしやかなに流れるなどマイナスオーラが漂っていた最悪のチーム状態で迎えた秋季大会、チームは開幕戦で早くも窮地に追い込まれてしまう・・・

ここまで過去7戦全勝、云わば”お得意さん”とも言えるブッダに大苦戦、土俵際まで追い詰められてしまうがブッダの「詰めの甘さ」に助けられて辛勝するものの不安定極まりない現在のチーム状態ではリーグのスーパースター、MP遠藤を擁し王座奪還を狙うオールディーズ、マイティマウス愛宕加入後、安定した力を発揮しチーム力を向上させているセガ、そして春季大会に続いて連覇を狙うネオクラゲ・・・優勝争いに加わってくるであろうライバルチームの戦力を考えると「とても今大会での優勝は望めないだろう・・・」と思われていた。

しかしながら「危機的状況に追い詰められたときに、そして真価を問われたときに人やチームは己を見つめなおす機会を得て成長を遂げる」の言葉が示す通りに崖っぷちに追い込まれたチームはここで劇的な変化を見せる・・・ 「我」、「強」、「独」・・・善しに付け悪しに付け「エースの持つエゴイズム」を発揮、高い個人能力でチームに数々の勝利と栄光を齎すと同時に様々な批判が堪えなかったゴルゴ藤樹がこれまで見せたこともない巧妙なアシストを連発、ディフェンスを収縮させてからのキックアウトパスでアウトサイドシューターに貴重な時間を、ドライブで切れ込み相手ディフェンダーがダブルチーム気味にマークに来たときにはオープンのプレーヤーに見事なパスを送り得点を演出しチームにこれまでになかった攻撃のオプションを生み出し沈みかけていたチームを蘇らせる事に成功、抜群の安定感とリーダーシップで2度目のMVPに輝いたF山本、オフシーズンのハードワークでさらなる成長を遂げて永年チームの課題となっていた「第3の男」としての役割を見事に果たしたダイナマイトキッドあつしと共に優勝への大きな原動力となった。また派手さはないが攻守で堅実なプレーでチームを支えたスマートボーイ宮下、短いプレータイムながら持ち味のリバウンドで奮闘したベテランPFのイチロー、そしてバックアップPGとしてチームにアクセントと活力を与えたピンクアイバーソンのロールプレーヤー達の活躍も忘れてはならないだろう。

しかしながら優勝したとは言えチームに課題がない訳ではない。かつての輝きが取り戻すことが出来ないRPGノブナガとスノーマンてる、年々プレータイムが減少、”枯法師”にa.k.a降格が噂されている高橋水芭蕉はさらなるステップアップが、また堅実なプレーを見せるハルクまことは自らの力でプレータイムを増やす努力が、そしてベンチは3Pコンテストチャンピオンに輝いたミントキャンディーのシュート力を活かすオプションを含めてリザーブメンバーの起用法を再考していく必要があるだろう。

ディフェンディングチャンピオンとして迎える次期大会でも優勝候補の最右翼であることは疑うべくではないが戦力均衡化が進み益々熾烈を極めるリーグ戦を勝ち抜いていかなければならない事、そして一度たりとも3連覇を成し遂げる事を許さないリーグ10年の歴史が示すように”リーグの進化の速度”は常に”チームの進化の速度”を呑み込んでしまっていくことを合わせ鑑みるとリザーブメンバーのステップアップに加えてチームとしてさらなる攻撃のオプションを加えることが出来るか否かが連覇達成のカギとなると筆者は予測する。


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