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Dleague LOOKINSIDE 2012
第21回 さらなるチームケミストリーの進化を図り頂点を目指すセガ
一時の低迷期から脱すること2年、常に優勝争いに加わり「頂点まであと一歩」というところまで登り詰めた古豪セガ。前回大会では3勝1敗とキングサンズと並びながらも惜しくも得失点差で及ばず優勝を逃した。今大会では幾度となく手に掛けたドアノブを確実に回し「優勝という名の扉」を自らの力で抉じ開ける事がチームの目標となるだろう。
チームの中軸となるのは若きエース”ブルドーザー”マイティマウス愛宕、今年齢40を数えながらフルマラソン、ロードレース、そしてトライアスロンをもこなすリーグトップクラスのスーパーアスリートのSS石川の二人、これにペイントゾーンでの力強さと正確なミドルシュートを併せ持つ酒をこよなく愛すエクザイル江波戸、リバウンドやルーズボール・・・チームの汚れ役を一手に受け入れスィーパーとして黙々とリバウンドを拾いそして必殺のフラワーショットで対戦相手にダメージを与えるツーフェイス前田、「50歳はただの通過点」とばかりに一向に衰えが見えないどころか益々パワーアップしている”闘将”DG浅井、女性プレーヤーながらインサイドでの果敢なリバウンドとベースライン沿いよりマイナスのポジションからの難しいミドルショットが持ち味のセクシーキャットウーマンのん、ベテランながらチームトップクラスの走力を生かした速攻と正確なミドルジャンパーで確実に得点を挙げることが出来る”ザ、マシン”中井、そして共にロングレンジからのシュートとクイックネスを生かしたドライブが得意のスーパーハンドル笠原とリトルカンフー角田の9名が次期大会のチームのローテーションメンバーを成すと予想されるがチームには他にもここのところ欠場が続くものの未だリーグの通算得点記録で1位を保持するプリンス釣崎、厳しいディフェンスと走力でチームの”足”となるロビン内山、衰え知らずのボーンファイター西川、そして3ポインター、コニーあやと「激しく、且つ厳しい戦い」になるであろうリーグ戦を勝ち抜いていけるだけの戦力を保持しているので他チームとは異なり「場合に寄っては悪戯に混乱を招く恐れもある」新規メンバーの登録を見送りチーム構成上、最も大切なチームワークや信頼関係から生まれる”ケミストリー”を重視、練習を通じてさらなる進化を進めることでチームの強化を図っていく手法を選択、一歩一歩の積み重ねにより日を追うごとに確実にチームの完成度が向上していると思われる。
正に正攻法でチーム力の強化を図るセガにとって最も恐れるのは”ケガ”だろう。昨年以来、東日本大震災チャリティートーナメント2011ではDG浅井(肉離れ)とスーパーハンドル笠原(アキレス腱断裂)が秋季大会ではSS石川(右足首靭帯損傷)と毎回中軸選手を欠きながらの戦いを強いられのは記憶に新しいところで現在でも練習には参加しているもののマイティマウス愛宕が左手小指の負傷から完全に癒えていないことはチームにとって気掛かりなところであろう。
しかしながら主軸選手を欠きながらも常に優勝争いに加わってきたことは”個”に頼らず”チーム全員で戦い勝利する”という彼らの姿勢が浸透した一つの証明とも言えるので”チームバスケット”を目指すチームにとって昨年1年間の厳しい戦いは彼らにとって何物にも代え難い素晴らしいレッスンとなり今大会に於いても大きなアドバンテージとなるだろう。
サッカー、ベースボール、そしてNBA・・・プロアマを問わず往々にして戦力補強が意に沿わず実を結ばないことは周知の事実、昨年、レブロン、ウェイド、クリスボッシュの”BIG3”を擁しながらベテラン揃いのマブスにファイナルで敗れたマイアミヒート、そして今年”一時救世主”リンサニティー”の登場で浮上しつつも未だプレイオフスポットぎりぎりを彷徨い続けるニックス・・・”心”を持つ人間が行うスポーツは実績は勿論、経験や才能、運動能力だけでは推し量れない目には見えない大切な”何か”が存在する。 ーそれは何かー 仲間を信じ、己を高めることで頂点を目指すセガがリーグの頂に登り詰めた時、その答えは明らかになると筆者は予測する。
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