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Dleague LOOKINSIDE 2012
第２２回 歓喜、そして失望・・・様々な経験を積み再び春の王者を目指すネオクラゲ
ネオクラゲは現在から未来へと繋がる時間軸の間で常にチームの将来を見据えている。その１０年に及ぶ歴史の中で時折下位に沈んだシーズンも見られたが常に優勝争いに加わり３度の栄誉を獲得、リーグの古豪として確固たる地位を築き上げた。”勝利”にこだわりながらもチームを背負ってきたベテランから未来を担う若者達に世代交代を推進、AKをはじめとしたベテラン世代がそう遠くはない未来に「サヨナラ」を告げ静かにコートを去る時が訪れようともチームが永年築き上げてきたアィデンティティに大きな変化や著しい戦力の低下は見られないだろう。
現在のチームは「同等の力を持つチーム」を二つ作れるほど戦力が充実している。高いスコアリング能力を持つBS三野宮、しなやかな身のこなしでリバウンドとディフェンスでチームを支えるDICE-K、年齢を感じさせない走力でコートを駆け抜けるSF武藤、リバウンドに対する嗅覚はリーグ唯一のヤオチン、いぶし銀のテクニックとプレイメイクでチームを支えるC富坂と司令塔とシューターも兼務するマルチプレーヤーのSE光嶋、オールラウンダーとして攻守に貢献するカルロ小杉とアウトサイドからの長距離砲とインサイドでの力強さを合わせ持つパーパーバック小森、そして、ロングレンジの3Pで得点とチームに勢いを齎すAKとこれにゆうまとしゅんのアンダープレーヤーが時折脆さをさらけ出すベテランプレーヤーをサポートする役割を担っている。さらに今年はかつてチームの大黒柱として活躍したセンター、アロンゾ河原が３年ぶりに復帰、加えてクレバーなプレーと正確なミドルジャンパーを併せ持つa.k.a”ピンクパンサー”じゅえりがチームに加入、アロンゾ河原はペイントゾーンで、ピンクパンサーじゅえりは「やや物足りなさ」を感じ得るネオクラゲのアウトサイドからの攻撃に厚みを持たせる役割を担う事になるだろう。
充実した現在のチームロースターを見れば対戦するいかなるチームに合わせたラインナップを組む事が可能でチームはリーグ戦に向けてさほど悩みを抱える問題は一見無いように思えるが現実は異なる。自己犠牲の精神とチームプレー、そしてハードワーク・・・１３名のメンバーがコート内外での役割を認識し与えられた責任を果たさなければこの競争の激しいリーグで優勝を勝ち取る事は不可能だ。
７年振りの歓喜、秋季大会でのよもやの連敗スタート、そして宿敵オールディーズからの勝利・・・１年間で様々な経験を積んだネオクラゲが再び春の王者に輝くだけの戦力を保持しそれを遂行出来る能力を有していると筆者は予測する。
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