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Dleague LOOKINSIDE 2012

第23回 ポスト”F山本世代”の活躍がチームの命運を握るキングサンズ

春季大会を3勝1敗の準優勝でフィニッシュ、ディフェンディングチャンピオンとして「最低限の結果」は残したとは言えなくもないキングサンズ。しかしながら優勝を飾ったオールディーズには終始圧倒され45−67と22点差を付けられての惨敗は近年覇を競い続けているライバルチームに大きく水を開けられた感は否めない。今回はチームの現状を分析、次期大会への課題を探っていこう。

人生と同じように”変化”は前触れもなく突如としてやってくる。”復活に兆し”を見せていた高橋水芭蕉のアキレス腱断裂、突然リリースされたミントキャンディーのリーグからの引退表明、そして「復帰が果たして望まれるものなのか、それとも己の思い込みに過ぎないのか」未だ定かではないうちに成立してしまったダイナマイトキッドあつしのファイブファールズへの移籍・・・順風満帆と思われていたチームは今、”変革”の時を迎えようとしているようだ。

これまでキングサンズは「大型選手の体格やパワーのアドバンテージとチームの得点源であるゴルゴ藤樹のワンオンワン、そしてF山本のシュート力を最大限に活かす為」にインサイドアウトを基本とした「ハーフコートバスケット」を多用し数々の栄冠に輝いてきたが今大会では新たにチームに加わった”ベースラインマスター”だいきがチームにスピードとペリメーター付近からのショットの安定感を齎し過去の戦いぶりと比較して速攻、あるいは時間を掛けないでゴールするシチュエーションが増加、これは如実に数字に表れていて前回大会より1試合平均の得点が55,8点から61,5点と約5点UPと得点力が向上、さらにはこれまで「なかなか出場機会に恵まれなかった」ハルクまことが「力強いパワーショットを決めたかと思えばゴール下のイージーシュートを外したり度々ファールトラブルに陥りチームのゲームプランを狂わせてしまうダイナマイトキッドあつし」のバックアップとして飛躍的にプレータイムを増やし攻守に堅実なプレーを見せたことはチームにとって大きなプラスでファイブファールズへ移籍するダイナマイトキッドあつしに代わってスタメンPFのポジションをスノーマンてる、そしてハイフライヤーイチローと争うことになるだろう。

しかしながらチームには”齢”という波が静かに打ち寄せていて既にコート内外でメンバーのスケジュールや肉体に影響が出始めている。圧倒的な高さでゲームを支配する能力を持つハイタワー西野は多忙を極めコンスタントに試合に出場するのは難しく大会直前のRPGノブナガの靭帯断裂や高橋水芭蕉のアキレス腱断裂も”齢”からの影響は否定出来ずこれにともないこれまで「潤沢」と思われていたベンチメンバーは一気に弱体化、現時点で計算が立つのはピンクアイバーソン、スノーマンてる、そしてハイフライヤーイチローだけとなっていることは大きな問題で5チーム体制から6チーム体制に代わり試合数の増加が確実なリーグを勝ち抜いていく為には早期の故障者の復帰、そしてバックアップメンバーのさらなるステップアップが必要不可欠となってくるだろう。

またオールディーズはもとよりネオクラゲ、セガ、そしてブッダ・・・他チームが主軸プレーヤーの世代交代を推進しチームの新陳代謝を図っているのに比べ未だ「全てをF山本に依存している」体制からの脱却が一向に進んでいないことも中長期的な見地からみれば大きな問題となる可能性を秘めていて「代わりのいない彼」がいないでも戦えるスタイルの確立と長きに渡り”伸び悩み”を続けるテル、ノブナガ世代のいい意味での突き上げがなければ近い将来チームが長期に渡る低迷に陥る危険を秘めておりメンバーは今、目には見えない「長く暗いトンネルの入口」に立たされていることを認識しておかなければならないだろう。

  まさかの5戦全敗、22−52・・・キングサンズの歴史を振り返ってみれば彼らが敗戦や屈辱から多くのことを学びこれを栄光に転化させてきたことがわかる。7月に開催されるワンデートーナメントでは既にF山本の欠場は確定、チームはリーダーを欠いての厳しい戦いを強いられることを余儀なくされるがこの大会における様々な経験は変化の時を迎えようとしているチームにとって未来を切り開く為の素晴らしいレッスンになると筆者は予測する。


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