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Dleague LOOKINSIDE 2012

第25回 −”絶対王者”オールディーズに”死角”はあるか−

熾烈を極める接戦が予想された春季大会を終わってみれば全ての対戦相手に二桁の差をつけての圧勝劇で王座に返り咲いたオールディーズ。彼らの強さを秘密は、そして絶対王者に”死角”はあるのだろうか・・・彼らの戦いぶりを振り返りながらその強さを分析していこう。

現在のチームは4年前にMP遠藤のチーム加入と同時に結成されたバイロン鈴木、ベイビーガソル三寺のBIG3が攻撃の中心を担うチームではない。圧倒的な力を見せてリーグを制した当時は「しばらくはオールディーズ王朝が続くのではないか・・・」と思われたがリーグは1年ほどで彼らに順応、王者の座から引きずり降ろしたが彼らも負けじと進化、現在のチームは3人に加えてインサイドも猛牛ターンショットとスワンスリーが武器のキャプテン、スワン佐々木、目立ちはしないがオフェンスリバウンドと速攻でチームに勢いを齎す”自称MVP”キケロ武田、”鉄板”とも揶揄されるペイントエリア付近からのショットは「ほぼ外さない」頼りになる大ベテラン、BIGX西川、”ここ1本”とも言える大事なシュートを決めてくるカリビアンジョーカー山下、消して大きくはない体格で魂の篭ったプレーでディフェンスとリバウンドに奮闘を見せるピースメーカー石渡、春季大会からチームに加入、コート内外で早くも存在感を示しているキャノンボールしん、試合を締めるビーナスフォーメーションからのオープンショットを確実に決めてくるビーナス野崎のベンチメンバーを含めたチーム全員がそれぞれ与えられた役割を自覚、コート上で確実に実践することが出来るのが圧倒的な強さの源泉となっている。これに海外勤務によりしばらくチームを離脱する”イリーガルシート”鹿野と入れ替わるように復帰する浅田百万両を加えたメンバーでワンデートーナメントに挑んでくると思われる。時間の経過と共にチームのスタイルが変遷をしていく中でも司令塔を務める”ミスターパーフェクト”遠藤がチームの中心であることには変わりはない。よってオールディーズと対戦するチームは「アップテンポなゲームメイクでチームにエナジーを与えアシストパスを量産、さらには自らも得点が取れる”全ての源”あるいは”水道の蛇口”とも言える彼を如何に押さえることが出来るか」が”絶対王者”から勝機を導き出す為の大きな課題となってくるだろう。

しかしながら彼らは進歩の歩みを止めることは無く春季大会でも新加入のキャノンボールしんが重要な役割を果たすフォーメーションプレーからワイドオープンショットを打つ場面やベイビーガソル三寺のロングレンジシュートを生かすシチュエーションが見られ、伝統の厳しいディフェンスに加えてオフェンスでも新しいバリエーションを加え攻撃に厚みを持たせさらには前回のコラムで指摘した”インサイドの脆弱性”についてもチーム全体で”弱点”とされた課題を克服、春季大会では2位のブッダに18本の大差を付け135本のリバウンドを奪取したことが優勝への大きな要因の一つになったことは疑いの余地はなく、さらに大型選手の揃う各チームのフォワード、センターに対して一度のファールアウトを犯さず対応したのは適応能力の高さを示しており、浅田百万両が復帰し厚みを増すロースターを含めて今のところ大きな死角は見当たらない。

目標を達成する為の大きな要素は選手各々の能力やチームの強さより最も重要で大切な要素がある。それは燃えるような”情熱”だ。記憶に新しい昨年の秋季大会、ベストメンバーで臨みながらもキングサンズには二桁のリードを奪いながらも逆転負け、そしてネオクラゲには一度もリードを奪うことなく完敗を喫し「オールディーズ限界説」が実しやかに流れていた大会直後、オールディーズの覇権奪回への行程は既に始まっていた・・・

「あの日の悔しさは・・・絶対に忘れられません・・・僕は次の大会で必ず優勝すると誓い、その気持ちをチームメイトに伝えました。【もはや敗北は許されない】って・・・そしたらみんなも同じ気持ちで・・・あれから個人的にも今まで以上にトレーニングをして身体を作りましたし、オールディーズの練習でもかなり時間を割いてフォーメーションの確認をしました・・・本当にあの連敗が悔しくて・・・とにかく優勝したかったんですよ」・・・ 

                  リーグを代表するスーパースター、あのMP遠藤が、「ミスターパーフェクト」の称号を授かる男が優勝を勝ち取る為にチームメイトともに最高の準備とトレーニングをして大会に挑んでいる事実を直視しよう。そしてチームを勝利に導く彼のプレイは決して才能だけから生まれているのではなく多くのプレイが日々の努力と練習から生まれている事を認識しよう。目覚めたら別人のように上手くなったり、突然シュートが入りだすことはない。目には見えない小さな積み重ねのみがやがて大きな花を咲かせるのだ。オールディーズに勝利を得たければ、そして優勝を勝ち取りたいのならば試合が始まってから一生懸命プレーするのでは遅い。コンディションを保ち、出来うる最大限の準備を行い彼らに勝る燃えるような”情熱”を持って試合に挑まなければ春季大会の優勝に奢ることなく「リーグ史上初の3連覇」を目標に掲げる”絶対王者”オールディーズを打ち破るチームは現れないと筆者は予測する。


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