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Dleague LOOKINSIDE 2012

第35回 2012年シーズンを振り返る

11月に開催された24年度秋季大会はキングサンズ、ファイブファールズとの三つ巴の激しい優勝争いを見事全勝で勝ち抜いたオールディーズが10年に及ぶリーグの歴史の壁を抉じ開け前人未到の大会3連覇の偉業を達成して幕を閉じた。今回は昨年同様、揺れ動いた国内外の情勢を振り返りながら2012年シーズンの総括と2013年シーズンの覇権の行方を予測してく事にしよう。

3年前、多くの国民の期待を持って生まれた民主党政権は発足当初から迷走と混乱を重ね未熟さを露呈し自ら崩壊、国民は再び自公政権に国家の舵取りを委ねた。デフレからの脱却、原発、普天間、領土、年金そして憲法改正・・・山積する問題を抱えながら日本は今まさに再生への一歩を踏み出そうとしてスタートラインに立ち、そして日本が位置する東アジアに目を移せば一発のミサイル発射でそのしたたかさと同時に技術の向上を世界に知らしめた北朝鮮、日本に対し尖閣諸島、竹島の領有権を主張する中国、そして韓国との軋轢は激しさを増しとりわけ目に余る抗議デモ、破壊活動・・・そして領海はおろか領空侵犯を連日のように繰り返す隣国の非礼な動向は一触即発までとは言わないまでも「平和」と呼ぶには程遠い状況にあると言え日中関係は1972年の日中国公正常化以来最低とも言えるレベルまで落ち込んでしまっていると思えるのは筆者だけではないだろう。

またチュニジア、リビア、エジプト・・・「アラブの春」と呼ばれた民主化運動の成功で独裁政治から自由を勝ち得たと思われたアラブ諸国は再び進むべき道を見失いそしてシリアでは未だ多くの民が民主化の為に血を流し続け、「平和的利用」を主張、再三の勧告にも係わらず拡開発を止めないイラン、そしてそのイランへの単独攻撃を示唆するイスラエル・・・中東地域の緊張の度合いは高まり「永遠に解けることのないであろう世界一難解なパズル」はさらにその難しさを増している。

2年前のギリシャに端を発した債務危機に揺れる欧州は未だにかつての輝きを取り戻す事が出来ず、そして東西冷戦終結後、世界唯一の超大国、「スーパーパワー」として世界に君臨したアメリカも国内外における様々な問題により疲弊、かつての絶対的な力や威信が失われかけていてこれまで世界をリードし続けてきた”欧州とアメリカ”が「緩やかな後退局面」に入りつつように見えるとは対照的にレーガン大統領時代のソビエト連邦に並ぶほどの脅威となりつつある中国やその中国を囲むように経済発展を遂げているミヤンマー、ベトナム、カンボジア・・・そして再生への道を歩み始めた日本・・・アジア諸国の存在感が急速に増大しているその姿は「ほぼ800年周期で東西の文明が交互に隆盛と衰退を繰り返すと同時に覇権が入れ替わる」とされる説に符号、私達は今まさに世界の潮目が変る大きな”歴史の転換期”に身を置いているのかもしれない・・

そんな2012年、日本、そして世界が大きな潮の中で蠢きあったとは対照的にDリーグは”絶対王者”オールディーズを頂点とする綺麗なピラミッドを形成、年間を通してオールディーズ、そしてキングサンズの1位、2位は不動、ワンデ―トーナメント2012から参戦したファイブファールズが下馬評通りその実力を発揮、ネオクラゲを追いだすように3位のポジションを確保、そして4位以下のいわゆる”Bクラスの3チーム、ネオクラゲ、セガ、そしてブッダも多少の入れ替えはあるもののほぼ不動と残念ながら上位を脅かす事無く無味無臭な空虚なシーズンを終え怪我、メンバー不足等様々な理由を差し引いても上位3チームと下位3チームの間には「明らかな実力差」が生じているように見受けられるので「参加する全てのチームが優勝争いに加わる」事を理想に掲げているリーグとしてはその隙間の埋めるべく何らかの策を講じる必要があるだろう。

リーグ創設11年目となる2013年シーズンは「上位3チームの中でも一歩抜きんでている」ディフェンディングチャンピオンのオールディーズの優位は動かずこれを追うキングサンズ、そしてファイブファールズが如何にこの”絶対王者”の牙城を崩せるかが大きな焦点になるとともに不本意なシーズンを過ごした「ネオクラゲ、セガ、ブッダが如何に体制を立て直し上位の壁を切り崩す、あるいは一気に山の頂きに登り詰める」いわゆる下剋上を果たす事が出来るかが覇権争いの行方に大きな影響を与える事になるだろう。

アダムスミスはその著「国富論」の中で「一人ひとりの人間が経済的利己心を追求すれば、あたかも「みえざる手」に導かれたかのように、社会全体の利益が達成される」と論じたがバスケットボールは違う・・・選手各々が利己的なプレーをしていたら決して勝利やチームとしてのステップアップは望めない・・・メンバー一人ひとりのハードワークは無論、自己犠牲、チームワーク・・・そして「みえざる手」とは違う「通じ合う気持ち」をより強く有しているチームが覇権を手にすると筆者は予測する。


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