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Dleague LOOKINSIDE 2013

第36回 2013シーズンプレビュー 【ミステリーゾーン】

ー人生を続ける限り僕は決して諦めない。大切なのは常に新しい戦いの舞台を探し続けることだ。ー イタリアサッカー界のレジェンド、ロベルトバッジオが残したこの希望や目標を抱き続ける事の尊さを教えてくれるこの言葉を実践するかのように2007年5月に結成された「黄昏中年バスケットボールチーム」”ミステリーゾーン”。既にキャリアの終焉を迎えようとしていると言っても過言ではないシニア世代のベテランメンバーと彼らをサポートする数名の若者で構成されたチームは誰もが予想だにしなかった快進撃を開始、大田区区民大会に初出場すると3部、そして2部で連続準優勝を果たし最速での1部昇格の衝撃のデビューを飾ってしまう・・・

明らかに格上のチームを、疾風の如くコートを駆け抜ける若者達を、そして前半で大量リードを奪い勝利を確信していたはずの対戦相手を、試合を重ねる毎に確立していった「前半でリードを許し対戦相手の油断を誘い後半に入ると忍び寄るように追い上げ試合終了間際に接戦に持ち込み僅差で勝ちを拾う」そのチーム名の如く対戦相手をいつの間にか説明のつかない不思議な空間”ミステリーゾーン”に誘い勝利を積み重ねていく・・・  ー平均年齢で40歳を超える中年達が再びプレーする喜びを思い出し”バスケットボール”を心から楽しみながら快進撃を続けそしてティーンエイジャーだった頃のようにチームメイトと同じ目標に向かって共に汗を流し友情と絆をさらに深めていくー それはまさに彼らがバッジオの言う「新しい戦いの舞台」を探し当てたと言えるだろう。今回は結成7年目を迎えるミステリーゾーンの現状を分析、2013年シーズンの動向を探っていくことにしよう。

ネオクラゲベテランメンバーを軸に独自リーグ選抜メンバーが加わる形でスタートしたミステリーゾーンは年数を重ねるごとにチームロースターは少しづつ入れ替わり現在では「リーグ選抜の色合い」がより強くなってきていてる。2012年シーズンを戦ったチームの中軸メンバーは不動の司令塔、F山本、切れ味鋭いジャンプシュートが持ち味のベースラインマスターだいき、圧倒的な高さでペイントゾーンを支配するセンタープレーヤー、ハイタワー西野(以上キングサンズ)、豊富な運動量で攻守に貢献するチームNO.1のアスリート、SS石川、50歳を過ぎるも全く衰えを感じさせないDG浅井、秋季大会からチームに加わりインサイドでの安定感を齎したマイティマウス愛宕(以上セガ)、好不調の波はあるものの試合を重ねるごとに成長を見せているバター梅津(ブッダ)、チームのスコアリングリーダー、BS三野宮、コートを縦横無尽に駆けぬけるオールラウンダー、ペーパーバック小森、ミドルシュートとチームのバランスを保つ役割を担うSE光嶋、そして一発のロングレンジで試合の流れを変えてしまうAK(以上ネオクラゲ)、さらにはロングレンジシューター、プリンス釣崎(セガ)、インスタントリバウンダーのハイフライヤーイチロー(キングサンズ)、ベテラントリオのビルマ今市、バーグ後藤、スタビライザー白井(以上ミステリーゾーンX)がチームをサポート、選手層に厚みを齎している。また2013年シーズンからはファイブファールズに移籍したBS三野宮と入れ替わるように昨年の独自リーグでオールディーズの3連覇に大きく貢献したキャノンボールしんが熾烈なトライアウトと勝ち抜きチームに加入、さらには「かつての輝きをとりもどすべく」再びバスケットボールに真摯に向き合いはじめたゆうま(ネオクラゲ)が復帰、新たな起爆剤として活躍が期待されている。

2007年の華々しいデビューシーズンを過ごしたもののさすがに「ほぼシニアメンバーで構成されているチームでは1部定着は叶わず」その後は1部と2部を行き来、浮沈を繰り返すもなんとか2部には踏み止まっていたものの2年程前からチーム力の低下が顕著となり昨年は遂に3部陥落の憂き目に合ってしまう・・・しかしながら若手サポートメンバーの活躍やこれに刺激されたベテランメンバーの奮起もあり突如復活、秋季大会では元JBLプレーヤー、カイザー中本率いるHAZZと対戦、”ミステリーゾーン”に誘い17点のビハインドをひっくり返す大逆転劇を演じ決勝進出、惜しくも準優勝に終わるものの2部に返り咲きを果たしチームは日本経済と歩調を合わせるかのように再び上昇傾向の兆しを見せはじめている。来るべき2013年の目標は「常に勝利を、一つでも上を目指す」という視点からは1部昇格となるのだがチームの現状や戦力を考慮すると「2部残留、あわよくば1部昇格」が現実的な目標となるだろう。

チーム結成当初から在籍する経験豊富なベテランメンバーとこれを若手メンバーがサポートするプレイスタイルと高さのアドバンテージを活かしたハーフコートオフェンスを軸とした「大崩れの少ない手堅い」戦い方を堅持、これに”強い精神力”と呼ぶか”鈍感力”と呼ぶべきか迷うところであるが前述のHAZZ戦での逆転勝利に象徴されるように20点差近く離されようとも決して諦めずに喰らいついて勝負をものにしてしまう粘り強さがチームの肝となっている。また僅差での勝負には滅法強いもののその半面、アップテンポなゲームを仕掛けてくるチームにはスピードや体力面で太刀打ち出来ずにあっさりと勝負を決められてしまう脆さを持ち合わせているのでノックダウン形式のトーナメントボードを登り続ける為には早急に対策を練る必要があるだろう。

このレポートと前後してしまうかもしれないが2月12日(火)にシーズンの初戦となる大田区選手権に臨むことになるが新たに加わったキャノンボールしん、そして復帰を果たすゆうまが加わり若手サポートメンバーがより充実、またベテランメンバーも好調を維持している現状を合せ鑑みると2013年シーズンは期待以上の成績を残す可能性が高いと筆者は予測する。


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