Dリーグについて
  あいさつ
活動拠点
チーム紹介
  セガ
ネオクラゲ
オールディーズ
キングサンズ
ブッダ
ファイブファールズ
令和元年度秋季大会
  大会展望
大会直前情報
大会日程
大会結果
個人成績
試合速報
MVP
過去の大会記録
  令和元年度春季大会
平成30年度秋季大会
平成30年度春季大会
平成29年度秋季大会
平成29年度春季大会
平成28年度秋季大会
平成28年度春季大会
>>過去の大会記録
D-Legend
  令和2年度 秋の陣
令和2年度 夏の陣
令和元年度 秋の陣
令和元年度 春の陣
平成31年度 冬の陣
平成30年度 春の陣
>>過去の大会記録
秘密アイテムNew
  SS石川のDリーグスカウター
※PCからの閲覧推奨です
コラム
  23'渋谷区女子シニア35秋
3th フレンドリーシップ50 #2
3th フレンドリーシップ50 #1
23'大田区シニア40春 #2
23'大田区シニア40春 #1
23'渋谷区女子35春 #1
>>過去のCOLUMN
酒場探訪日記
  大衆酒場 鶴亀
焼鶏 鳳
大衆酒場 大鵬
天ぷら 三惚
炭火焼鳥 とりいち
大衆酒場 初音
>>過去の探訪日記
D LIFE
  対談スペシャル
ラムジー武田氏
high flyer氏
スペシャルK氏
ナイトトレイン氏
>>過去のD LIFE
その他
  ダウンロード
問い合わせ
リンク集


Dleague LOOKINSIDE 2013

第37回 -”3peat”から”4ever”へ 王朝形成に向けさらなる高みに挑むオールディーズ-

激しい闘志を持って挑んできたライバルチームの挑戦を退ると同時に10年にも及ぶリーグの歴史との戦いにも勝利し3連覇”3peat"の偉業を達成したオールディーズ。5月18日からスタートする春季大会ではさらに困難な4連覇”4ever"に挑む。プロ、アマチュアを問わず3連覇を達成する事は非常に困難で世界最高峰のプロバスケットボールリーグ、NBAにフォーカスを当てて見ても3連覇以上を達成したチームはごくわずかでミネアポリスレイカーズ(1952-1954)、シカゴブルズ(1991-1993),(1996-1998) LAレイカーズ(2000-2002)そして別格的強さを誇った名将レッドアウワーバック率いるボストンセルティックスの8連覇(1959-1966)と60有余年に及ぶNBAの歴史の中でもわずか5回した成しえていない事実を鑑みても”勝つだけではなく永らく勝ち続ける事”が如何に難しいということを証明しているだろう。今回はまさに王朝”dynasty"を築かんと4大会連続制覇に挑む”絶対王者”オールディーズの現状を分析していこう。

3連覇、年間無傷の12連勝中と「リーグ史上最強チーム」との呼び声高いチャンピオンチームには大きなメンバーの変更はない。チームの大黒柱、”ミスターパーフェクト”遠藤 、リーグトップクラスのクイックリリースシューター”バイロン”鈴木、勝負どころのクラッチシュートとディフェンスが持ち味の”ベイビーガソル”三寺、インサイドのパワープレーとロングレンジシュートを併せ持つキャプテンを務める”スワン”佐々木、いつの間にかボールの落下地点に姿を現すリバウンド嗅覚と40歳を過ぎたとは言え未だにコートを縦横無尽に走り回る体力を誇る”キケロ”武田、ハイポスト付近からのミドルジャンパーとインサイドのパワープレーでチームのオフェンスの核を担う”ミリオンダラー”浅田、痺れる局面であろうとも冷静沈着にシュートを決めてくるペイントゾーンのマイスター、”BIGX”西川、時折問題を起こすチームを大きな愛を持って包み込み、試合の最終幕を締めくくるチームのヒロイン、前回大会のMVPプレーヤー”ビーナス野崎”そして全てのポジションをこなしチームのバランスを保つ役割を担い「前回大会の影のMVP」とも言われていた”キャノンボール”しんの9名が今大会もローテーションメンバーを務めると予想され、これに無事出産を終えコートに復帰、母となったタイトなディフェンスと高い運動能力が武器の”サファイアえいこ”、ロングレンジシュートが武器のさくら、そして負傷も癒え2年ぶりに復帰したチームNO、1のハードワーカー、”ピースメーカー石渡の3名が2013年のチームロースターに加わる事になるだろう。

現在のチームの最大の強みは前回のコラム(第30回)でも述べたように「勝負所でのしたたかさ」、「様々なシチューエーションにも対応できるオールマイティな力」だ。 個人賞を総なめにした5年前の衝撃的なデビュー当時の印象や衰え知らずの切れ味鋭いプレーぶりから「オールディーズ=MP遠藤」あるいは「MP遠藤、バイロン鈴木、ベイビーガソル三寺で形成するBIG3のチーム」のイメージが未だつきまとうかもしれないが前回大会に於いてリーグで唯一得点、そしてアシスト共に上位15傑に5人づつランクインした事が証明しているように”特別な個人の力”に頼ることなくベンチメンバーを含めチーム全体で高いレベルでの”パッシング”バスケットボールを実践、勝利を積み重ねているのが現実だ。またチームが最も重要視しているのは”攻撃偏重でも守備重視でもない” −それは不思議にアルベルトザッケローニの作るチームコンセプトに符号するー何よりもチームの「バランス」を大切する事だ。

アップテンポ、ロースコアゲーム、息詰まる僅差の戦い、あるいは負傷者や欠場者が続出、もはや十分な戦闘能力を失っている手負いの対戦相手・・・リーグ戦では様々なシチュエーションに遭遇する中でそれに対応出来る能力と正しい判断が出来なければ勝利や対戦相手や見るものから真の敬意や友情は得られない。前人未到の偉業を成し遂げた彼らの昨年1年間の戦いを振り返ってみると全てがイージーな試合ばかりではない・・共に厳しい戦いを強いられたワンデートーナメントでのネオクラゲ戦と昨秋大会でのMP遠藤、そしてキケロ武田を欠いたキングサンズ戦、そしてアナザーワールドたくに喉元にナイフを突きつけられたファイブファールズ戦・・・タイプが異なるライバル達との熾烈を極める僅差での戦いでチームの窮地を救ったのは”個の力”ではなく如何なる状況でも対応できるオールマイティな力の源泉となっている練習で培ってきた精神面を含めた”バランスの力”によるものではないだろうか・・・

"4ever"達成に向けてメンバーのモチベーションも高く春季大会の前哨戦となった1月のFFカップでも覇権争いのライバルになるであろうファイブファールズと息詰まる接戦を展開、土壇場まで追い詰められたものの”ボールストーカー”キケロ武田の起死回生のブザービーター落ち葉拾いショットで勝利、さらに4月には大会に向けてのテストマッチも予定、そして「かなり絞り込みましたから・・・次もやりますよ」と自信のコメントを発したチームのエース、MP遠藤をはじめ選手各々の調整も順調に進んでいるようだ。

つけ入る隙が全くないように思える絶対王者にも不安材料が無いわけではない。それは外的要因よりむしろ内的な問題だ。セガ、ネオクラゲ・・・かつてリーグを席巻したチャンピオンチームが突如王座から陥落した大きな要因となった高齢化による運動能力の衰えだ。キャノンボールしんを除けば主要メンバーは30代半ばを超え、僅差の戦いとなればルーズボール、そしてリバウンド・・・ニュートラルボールの奪取率が勝負の綾となり、わずか数センチのジャンプ力の低下が微妙にプレーに影響を及ぼしてくる・・・またプロ、アマの違いこそあれ王者として君臨しているWJBLのJX、そしてNBAのマイアミヒートが相次いで連勝記録をストップしたことも不吉な兆候とも言えるだろう。

多少の不安材料があるとは言え幾多の経験、偉業達成に向けての高いモチベーション、順調に進む調整、チャンピオンとしてのプライド、そして周到な準備・・・チャンピオンとして、さらなる高みを目指す者として正しい行動を行っているオールディーズは未だリーグで抜きん出ている存在であることは異論の余地がなく春季大会でも最も優勝に近い位置にいると筆者は予測する。


画像をはじめ、当ホームページのデータを承諾無く、コピー・加工することを禁止します。本サイトおよびリンク先ページの内容に関する責任ならびに著作権は、それぞれのページの作成、管理者に帰属します。雑誌・新聞等にデータを転載される場合は必ずご相談下さい。

運営・取材協力 中村, 光嶋