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Dleague LOOKINSIDE 2013

第39回 -ブッダはドアマットチームから這い上がる事が出来るのか-

2008年のリーグ加入以来、優勝候補を窒息寸前まで追い詰める強さを見せたかと思うと”まるで別のチームなのでは・・・”思わせるほど不安定な戦いぶりを見せ未だ下位を彷徨い続けるブッダ。結成5年目のメモルイヤーを迎えた昨年、大型新人”ハ―キュリー坂井を加え低迷からの脱却、そして大いなる飛躍が期待されたが結果は春季大会:1勝3敗(4位)、ワンデ―トーナメント:1勝2敗(5位)、秋季大会:5敗(6位)と上昇の兆しどころか下降を続け秋季大会では欠場者そして負傷者が続出した不運な側面もあるが屈辱的とも言える5戦5敗の最下位でシーズンを終えた。チーム創設6年目を迎える2013年シーズン、果たしてブッダは万年”ドアマット”のポジションから這い上がる事が出来るのか、今回はチームの歴史を辿るとともに現在のチームロスターを今一度検証、戦力分析をしていく事にする。

ナムコ、そしてフィフティーズと異なるチームをリーグ優勝に導いたベテランプレーヤー、スッダ杉岡が中心となって創設されたブッダは2008年度春季大会からリーグに加入、初参戦ながら36ERS、そして優勝候補キングサンズを43-42で破る上々の滑り出しを見せると3チームが4勝1敗で並び得失点差でキングサンズが優勝に輝いた「リーグ史上最大の激戦」と語り継がれている秋季大会ではその実力を遺憾なく発揮、 −もしかするとこの大会でのパフォーマンスがチーム史上最大の輝きを放ったのかもしれないが・・・ − 成績は1勝4敗ながら優勝したキングサンズに40-45、準優勝のオールディーズに47-51,そして3位のネオクラゲには44-51と敗れこそしたとはいえ優勝争いに加わり上位チームと対等に、時には対等以上な堂々たる戦いを披露、来るべき新シーズンに大いなる期待を抱かせたもののここで”高くそびえ立つリーグの壁に行く手を阻まれてしまう・・・

当時リーグのトップ3を形成、常に優勝争いを演じていたキングサンズ、オールディーズ、ネオクラゲの”3強”に挑み互角の勝負を展開、脅かす存在にはなるものの結果的にその牙城を崩せずチームに訪れていた”旬”は瞬く間に過ぎ去りいつしか”負のスパイラル”に突入、長く暗いトンネルの中を彷徨う事になる。しかしながら2010年初頭からスッダ杉岡に代わり新たにチームリーダーの座に着いたバター梅津が「迷走の幌馬車」を揶揄されていたまとまりの無いチームを独特の人心掌握術と彼しか持ち合わせていないであろう「まるでイタリア人のような軽いノリ」により改善に成功、さらには新規加入を認めた2011年シーズンには「経験」、「安定性」、「リーダーシップ」、そして「勝利への執念」とチームに欠けているツールを持つベテラン、スムース和田を、そして2012年シーズンは抜群の「高さ」と「パワー」を誇るスーパーセンター、ハ―キュリー坂井を加入させチームのポテンシャルは飛躍的に向上、「上位進出は確実、あわよくば優勝争いにも加わるのでは・・・」との声も聞かれていたがコミュニケーション、練習不足、そして以前にも指摘したチームのアイディンティティ”心の根”の不在・・・多国籍軍的集団の弱点である精神面での脆弱性が露呈、その秘めた潜在能力を出し切れないでいるのが実情のようだ。

2013年シーズンを迎えるチームの中心は「軽」、「薄」、「笑」そして「努」、「義」、「心」・・・漢字一文字ではとても言い表す事が出来ない多面性を持つバター梅津、これに司令塔を務めるベテラン、イッコー鎗田、正確なミドルジャンパーが武器のデール江花、長距離砲が魅力のピエロ西村、持ち味のオフェンスリバウンドに加えてミドルショットの精度を上げているバラクーダ月村、そして加入以来その熱いハートでチームを仲良し倶楽部から”戦う集団”に変えつつあるチームの将軍、スムース和田、圧倒的な高さを誇るリバウンド、破壊的なブロック、そしてスリーを射抜けるシュート力を持つ破壊的センター、ハ―キュリー坂井と揃う昨年リーグを戦い抜いたメンバーは健在、謎の失踪を遂げチームから忽然と消えたターザン押切、膝靱帯断裂からの復帰が遅れているスッダ杉岡、全国のネオン街でのスナック行脚を続けるスナック佐藤の欠場は濃厚だが経験豊富な勝負強いクラッチシューター、スジャータ陽子、ベースライン沿いからのスリーが持ち味のナターシャゆうこ、そして前回大会でデビューした抜群の得点能力を披露したファンタステック真樹の”ブッダズエンジェルズ”もベンチから登場、チームのエナジーを伝える役割を担う事になるだろう。

そして永らく続いた低迷と屈辱の歴史に終止符を打つべくチームに電撃加入したオールディーズの前キャプテン、インサイド、そしてアウトサイドも器用にこなす180センチのフォワードa.k.a”ファイナルアンサー”りょうの持つ「若さ」と「強さ」を加えた陣容は上位チームと全く遜色なく今大会の”ダークホース”的存在になる事は間違いないだろう。

大空高く飛び上がらんとその無限の可能性を秘めた翼を広げようとするチームに問題がない訳ではない。 それは以前より指摘しているアウトサイドからの攻撃、特にロングレンジシュートの脆弱性だ。前回大会3Pシュート成功数はたった5本と最多のキングサンズ(25本)には無論、リーグ平均の13本にも遠く及ばない・・・バター梅津、ハ―キュリー坂井、そしてファイナルアンサーりょう・・・リーグトップクラスのインサイドに相手ディフェンスが収縮する姿は容易に想像がつき、チームにはアウトサイドで待つシューターにパスを捌けるイッコー鎗田、そしてスムース和田がいる・・・

あとはフィニッシュ、精度の問題だ・・・ピエロ西村、デール江花、そしてブッダズエンジェルズのシューター達が対戦相手に対してどれだけロングレンジシュートを狙い、決める事が出来るかによって「ややもすると強みであるパワープレーを多用、インサイド一辺倒に成りかねないオフェンス」のバランスを整える事に繋がり1本のシュートが、あるいはシュートを狙う行為自体が相手デイフェンスの心理に微妙な影響を与える事によって勝負の行方に大きな影響を与えるようになるかもしれない・・・また毎回チームを悩ます多くの欠場者の問題も解決しなければ翼さえ広げる事が出来ない事をチームに所属する全てのメンバーは認識しておく必要があるだろう。

2013年春、以前このコラムでご紹介した”弱小”と呼ばれ続けてきたチームが己の力で”歴史を変えようとしている・・・CP3、ブレイクグリフィン、そしてディアンドレジョーダンの活躍により創立42年目にして遂にディビジョン優勝を飾ったLAクリッパーズ、30季連続最下位、46連敗を過去のものにすべく谷沢健一氏(元中日)、今久留主成幸氏(元大洋)に加えこの春から桑田真澄氏(巨人他)を特別コーチとして招聘、快進撃の予感を漂わせる東大野球部・・・世界で、そして日本で「ドアマットチーム」と呼ばれていたチームが躍進を遂げようとして生じる”力強い逆回転のうねりが巻き起こっている中で「全てのメンバーが揃う」との条件付きながら春季大会に挑むブッダは前回大会とは比べられないくらいの実力を秘めている事に疑いの余地はなく上位進出はおろかその上までも狙える可能性が十分にあると筆者は予測する。


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