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Dleague LOOKINSIDE 2013

第40回 -ファイブファールズに足りなかったものは何か-

ワンデ―トーナメント2012、続く秋季大会でも優勝争いに最後まで絡みながらの3位と新規参入チームとしては及第点以上と言える成績を残してデビューシーズンを終えたファイブファールズ。しかしながらチームリーダーの”ダンディ”カズを大会直前の怪我により欠いたとは言えアナザーワールドたく、ハリウッド雄介、トリックスターだいご、そしてスーパーボールあきら・・・「優勝は十分可能」と思われたメンバーを揃え大会に挑んだ事を鑑みると3位と言う現在のポジションに若干の物足りなさを感じるのは筆者だけではないだろう。 今回はオールディーズの4連覇を阻止、そしてリーグ制覇を目標に大会に臨んでくるであろうファイブファールズの前回大会での戦いぶりを検証、戦力を分析していくとともにチームに”欠けていたものは何か”そして”春季大会での課題は何か”を探っていく事にしよう。

昨年11月に開催された秋季大会での試合を分析してみると勝利したネオクラゲ、ブッダ、セガには全て10点差以上付けて快勝、しかしながら優勝したオールディーズにはよく喰らいついていったものの最後に突き離され58-72、大会2日目に対戦したキングサンズには第1Qこそリードを奪うものの第2Qで逆転されてしまうとそのまま終始リードを奪われながら51-34と完敗と勝ち負けに係わらず全ての試合に接戦が無く得手、不得手がはっきりしている事がわかる。

ーそしてそこから見えてくるものはー ”オールディーズ、そしてキングサンズに対する苦手意識を払拭、”2強”として高く聳え立つ彼らの壁を乗り越えない限りリーグ優勝には手が届かない”と言うことだ。前回大会での両者との戦いを振り返るとキングサンズには「したたかさ」と「ゲームコントロール」に、 そしてオールディーズには「経験値の違い」、「個に頼らない」、そして王者のプライド・・・こうして彼らの試合を今一度振り返り、記憶を辿りながら記してみるとー勿論、他にも理由はあったのだろうがー 彼らに足りなかったもの、あるいはまだ持ち合わせていなかったものとして浮かび上がって来るものは「体」や「技」ではなく「心」の部分だったように思える・・・

その高さを意識するあまりインサイドへのアタックを忘れアウトサイド一辺倒になってしまいズルズルと引き離されてしまったキングサンズ戦、そして前半終わり間際まで接戦を演じ喰らいついていくも逆転されてしまうと「ミドルジャンパー、そしてスリー・・・いわゆる綺麗なシュートに終始、”攻めの気持ち”を忘れてしまいアナザーワールドたくに全てのボールを託してしまったオールディーズ戦・・・彼らにとって敗れてしまった2試合は「全く歯が立たない一方的な試合」ではなく、むしろ勝利の女神が彼らに何度か微笑みかけた試合だった筈だ・・・

そんな彼らとは対照的にこの試合オールディーズはかつての盟友”アナザーワールドたく”を意識したのか、大黒柱であるMP遠藤が大不振に陥りチームのオフェンスが停滞、前半途中ファイブファールズに試合の主導権を握られ二桁差に引き離されそうになる場面が見られたが「幾度となく潜り抜けてきた修羅場の経験」から”ここが試合中数回訪れるヤマの一つ”と捉え、スワン佐々木が、ベイビーガソル三寺が、そしてキャノンボールしんが怯むことなくステップアップ、チームの窮地を救いファイブファールズに傾きかけた試合の流れを引き戻し逆転に成功、結果的に勝利を手にした・・・ −この事実を技術的な問題ではなく選手各々の心構えの問題ー と捉え今一度チームで徹底する必要があるだろう。

ここで春季大会に挑むチームロスターをおさらいしておこう。昨年9月の悪夢のような足首の骨折からようやく復帰 ”Dリーグに全てを賭けてます”と公言して憚らない”代わりのいない特別な存在”ダンディカズ、リバウンド、ミドルジャンパー、パワープレー・・・センタープレーヤーとして全ての資質を備える”ハリウッド”雄介、チームの司令塔として前回大会見事な活躍を見せた小さな将軍”トリックスター”だいご、チームのダイナモとしてコートを縦横無尽に走り回る”スーパーボール”あきら、前回大会優勝を争う大事なオールディーズ戦で第1Q途中で捻挫で退場を余儀なくされ汚名返上に燃える”ダイナマイトキッド”あつし、切れ味鋭いスリーの使い手”ジャックナイフ”土利川、前回大会のオールディーズ戦で気迫溢れるプレーからオフェンスリバウンドを取り捲りチームにエナジーを与え続けた”ブラックタイガー”山川、ペイントゾーンの守護神、ボードマスターまっきー、変幻自在なボールコントロールと正確なミドルジャンパーが持ち味の”マジック”飛澤、安定したプレイメイクとスリーが武器の”マイクロビーンズ”遠藤、堅実な仕事人、”スパイダーマン”蓮見、静かに忍び寄り対戦相手に大打撃を与える一撃を持つ”ステルス”なり、1本のシュートで試合の流れを一気に変える事が出来るチームのムードメーカー、”イエローマスタード”菅野、そして前回大会の屈辱に燃えるストリートボール界のスタープレーヤー、”アナザーワールド”たくと揃うメンバーはリーグでもトップクラス、覇権を制する資質を十分に持ち合わせていると言えるだろう。

1968年のメキシコオリンピックにおいて日本代表チームを3位に導いた日本サッカー界の父、デットマール・クラマーは「サッカーは人生の鏡である。そこには人生のあらゆるものが映る」と説いたがサッカーと同じく個々のバスケットボールにも己の生き様が、リーダーの姿勢が、そしてチームの辿ってきた道程がその姿に映し出される・・・前回大会、チームを3位に導いたのはスタメン選手の力だけでは決してない・・・

ブラックタイガー山川、ボードマスターまっきーの身体を張ったルーズボールとリバウンド、試合の流れを一気に変えたイエローマスタード菅野のスリー、絶える事なく送られ続ける声援、そしてスチール製の松葉杖を付きながらチームのハドルに参加、指揮を執り続けたダンディカズの熱いハート・・・それは全て練習、試合、あるいは酒場で、そして蓮沼駅近くに点在するチームの心の拠所、「麺屋 中」で長年積み重ねてきたチームの最大の強みである抜群のチームワーク”強い絆”によって齎されたもののように映る・・・

ダンディカズが大会に懸ける強い思いと共にチームに復帰、スタメンのパワーフォワードを務めるであろうダイナマイトキッドあつしも昨秋のよう第1Q早々にコートを去るような過ちは犯す事は考えにくく、トリックスターだいご、そしてアナザーワールドたくを始め充実したメンバーで試合に挑んでくる事を合せ考えるとファイブファールズがオールディーズの4連覇を阻止すると共に新たな王座に着くだけの力を持つと筆者は予測する。


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