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Dleague LOOKINSIDE 2013

第47回 ー“絶対王者”オールディーズは5連覇を達成する事が出来るのかー

24年度開催された3大会(春季大会、ワンデートーナメント2012、秋季大会)に於いて前人未踏の3連覇を成し遂げ既にリーグの歴史に永遠に刻まれる”milestone マイルストーン“的存在となったオールディーズ。しかし25年度に入ると様相は一変、リーグが標榜とする戦力均衡化が進行し「全てのチームが優勝を狙える」戦国時代に突入、前回大会下位に沈んだチームが上位チームを蹴落とさんとする激しい突き上げに僅差の鬩ぎ合いが続出、そのリーグ全体を巻き込んだ大きなうねりは3連覇を達成する過程の中で全ての試合で圧倒的な強さを発揮し「ほとんどの試合で二桁差をつけていた」無敵の絶対王者にも波及、 “アナザーワールド“たく率いるファイブファールズには遂に50-54と敗北するも「追い込まれれば追い込まれるほどその威力が現れる」無類の勝負強さを発揮しネオクラゲ、そしてキングサンズに崖っぷちにまで追い込められながらも土壇場で逆転勝ち、熾烈を極めたリーグ戦を4勝1敗で乗り切り見事4連覇を達成した。しかしながらオールディーズにとって通算8回を数える優勝の中で前回大会での優勝が「最も厳しく、苦しい戦いだった」ことは間違いないだろう。果たしてオールディーズはライバルチームからの挑戦を撥ね返し5連覇を達成出来るのか? 今回は様々な角度からオールディーズの現状を分析、その可能性を探ってみる事にしょう。

まずは前回大会のチームスタッツから彼らが如何にリーグ戦を戦っていたかを分析していこう。総得点(320P)はリーグ平均(256P)を大きく上回る断トツの数字を記録、平均得点の64点もリーグ平均の51.2点を12点以上を上回りオールディーズ伝統とも言える圧倒的なオフェンス力がリーグ制覇の大きな原動力になった事は間違いない。また他で目立ったスタッツとしては2Pショットの成功数119(リーグ平均92)、アシスト53(リーグ平均43.7)、フリースロー成功数55(リーグ平均32.3)がいずれもトップを記録、また意外にもブロックショットがキングサンズの15本に次ぐ14本(リーグ平均9.6)と2位を記録、逆にリーグ平均を下回っているのはスティール29本(リーグ平均32.3)、3P成功数8本(リーグ平均12.5)でこれらの数字から浮かび上がってくる彼らの戦いは「守備面ではペイントゾーンはきっちりと守るも“失敗すると逆に対戦相手に得点チャンスを与えてしまうことに繋がりかねないギャンブル的なスティールは狙わずチームディフェンスを徹底、攻撃面ではパスをよく散せて出来るだけゴールに近い確率の高いドライブやレイアップ、ペイントゾーンでの「仮にFGを決められなくともボーナススローを獲得出来る」ショットを多用、いわゆる“楽に打てるがFG確率が下がる”ミドルジャンパーや3Pは出来る限り控え「接戦を勝ち抜く為に合理的かつ確率が高いショットを打つ戦術」を採用していた事が上記のの数字から垣間見えてくる。

しかしながら各々の選手の得点分布を見ると得点王に輝いたミスターパーフェクト遠藤が112点と突出、続くキャノンボールしん(53P)、続くスワン佐々木、キケロ武田(共に38P)は実力通りの力を発揮していたがその一方でこれまで得点ランクの上位に名を連ねていたベイビーガソル三寺(17P)、そしてインサイドのパワープレーや正確なミドルジャンパーでさほど目立ちはしないが「隠れたチームの肝」的存在だったミリオンダラー浅田(20P)の不振がブッダ戦(82-55)での圧勝意外の4試合は全て一桁差での僅差の苦しい戦いに持ち込まれた要因の一つになっていることは間違いなくアップテンポな攻撃を仕掛けるチームスタイルの為に仕方ない部分とも言えるもののブッダと並びリーグ最多を記録したチーム総失点(278P)の改善と共に彼ら二人が再びトップフォームを取り戻す事が出来るか否かも5連覇達成への大きなカギとなるだろう。

春季大会は多忙の為1試合のみの出場に終わったリーグを代表するクイックリリースシューター、バイロン鈴木は自らを律する為に課しているストイックなトレーニングでコンディションは上々、春季大会で復活を果たしたチーム一のハードワーカー、ピースメーカー石渡、ロングレンジシュートが持ち味のサクラ、産休明けから復活を期すサファイヤえいこ、そして二人のベテラン、冷静沈着なプレーと正確な状況判断でいぶし銀の活躍を見せるBIGX西川と試合のフィナーレを飾るビーナス野崎とリーグに偉業を築き上げてきたお馴染みのメンバーは今大会も健在、さらなる高みへと挑戦する。

ニュージーランドの伝説的登山家、エジムンドヒラリーは大きな成功の先に見える景色について人類で初めてエベレストに登頂した後に「本当の成功に終わりはない。成功のあとには次の目標を持ち、いつもエキサイティングな何かを探し続けられる人間が成功者なのだろう」と語っていてリーグ連覇記録を更新し続けるオールディーズは正にこの境地に達しているのかもしれない・・・しかしながらその一方で「如何なる王者も限りある命」との諺にもあるようにNBAのボストンセルティックスやLAレイカーズ、MLBのニューヨークヤンキース、サッカーの世界ならばレアルマドリー、バイエルンミュンヘン、マンチェスターユナイテッド、そしてユベントス・・・一時代を築き最強と謳われ栄華を誇った全てのチャンピオンチームにも“冬の時代”は必ず訪れてくる・・・

個々のコンディション調整、モチベーションの維持、忍び寄る年齢との戦い、そして確実にその差を詰め襲い掛かってくるライバルチーム達の存在・・・前回大会にも増してオールディーズに置かれている状況はさらに厳しさを増している事は間違いない。しかしながらこれまで“苦境に立たされるときにこそ真の力を発揮し目の前の障壁を乗り越えてきたオールディーズは秋季大会でも優勝候補の最右翼であることは間違えないと筆者は予測する。


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