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Dleague LOOKINSIDE 2013

第51回 −2013年シーズンを振り返る−

25年度秋季大会は春季大会に続いてセガ、ファイブファールズとの三つ巴の死闘を繰り広げるもチームに宿る“champion pride”と見事なチームワークでライバルを蹴散らしたオールディーズが5戦全勝で自身の持つリーグレコードを更新、5連覇とさらなる高みの昇華を遂げて幕を閉じた。今回も例年同様、激動する国内外の情勢とリーグの現状を照らし合わせながら2013年シーズンの総括と2014年シーズンの覇権の行方を予測していくと共に過渡期を迎えようとしているリーグの課題を探っていくことにしよう。

2012年は日本に関わりの深いアメリカ、ロシア、韓国が大統領選挙を実施、それに加えて中国の指導者交代、北朝鮮の権力継承、そして日本も混迷を招いた民主党政権に代わり自公政権に・・・世界が、そして日本が新たな一歩を踏み出した2013年も引き続き混迷の度合いがさらに深まった1年となったのではないだろうか・・・強行姿勢を崩さないどころかさらに挑発的な外交を展開する中国を始めとする韓国やロシアとのとの領土問題、「人工衛星」と称するミサイルを二度に渡り発射した北朝鮮・・・私達の暮らす日本は昨年以上に近隣諸国との軋轢が加速、それと同時に国内外に様々な問題を抱えかつての威信を失いつつあるアメリカの影響力の低下により私達が位置する東アジアはより混迷の度合いを深めている。

また中東に目を移せば「アラブの春」と呼ばれた民主化運動の成功は多くの人に自由を齎したかと思われたが再び出口を見失いエジプトの軍事クーデター、泥沼化したシリアの内戦で再び多くの民が地を流し、そしてその一方ではこれまで欧州や米国に対しこれまで強硬に敵対してきたイランが政権交代後、経済制裁解除の思惑から協調路線に変更、欧米諸国に歩み寄りを見せると核兵器製造への疑念を持つイスラエルの態度が硬化、こちらも東アジア情勢と同じように −ここ数年の潮の反転とも言うべき激動の時を迎えこれまでイスラエル、サウジアラビア、エジプト、トルコ、そして湾岸諸国との強力な関係の元に中東政策を行ってきたアメリカの舵取りが正しい方向に向けられていない、いや「正しい方向」そのものが存在しなくなっているのかもしれないが − 「混迷」という名の激しい砂嵐が吹き荒れ自由や平和への道を遮ろうとしている。

昨年の債務危機に比べればやや落ち着きを取り戻したもののイタリア、スペイン、そしてブルガリア・・・政治的な不安定さから未だに影を落とす欧州、前述のようにかつての威信や力を失いつつあるアメリカに比較すると昨年もこのコラムで記したようにこれまで世界経済を牽引してきた欧州とアメリカに入れ替わるように世界にその存在感を増大させている中国をはじめ、引き続き経済発展を遂げているミヤンマー、ベトナム、カンボジア、そしてTPP、消費増税、特定国家秘密保護法、前述の近隣諸国との領土問題・・・様々な問題を抱えながらも一時の低迷から脱却しつつある日本・・・昨年度にも増して「欧州とアメリカの衰退とアジア諸国の台頭」がより鮮明となり東西の覇権の移動が「少しづつ、だが確実に」進んでいるように感じてしまうのは筆者だけではないだろう。

さて、2012年に続いて大きな潮の中で蠢いていた世界情勢ほどではないが2013年はDリーグでもパワーバランスが変化、「絶対王者」オールディーズはライバル達の挑戦を退け見事5連覇を達成、格の違いを見せ付けたがその一方で2年前まで「2強時代」を形成、昨年度も年間を通じて「2位」のポジションを確保していた強豪キングサンズが春季大会で最下位に転落、それと入れ替わるようにスーパールーキー、マスターピースゆうたを加入させた古豪セガが下位低迷から一躍連続準優勝と復活、そして昨秋の参戦以来「あと一歩」「あと一本」が足りず「頂」に登りきれないファイブファールズがやはり春季大会に続いて秋季大会も優勝争いには加わり3位を確保、オールディーズ、セガと共に新たなAグループを形成、年間を通じて優勝争いを繰り広げたことを考えると余程の“変化”が訪れない限り引き続き来シーズンもこの3チームが覇権争いの中軸を成すことになるだろう。

そしてキングサンズ、ブッダ、そしてネオクラゲの下位3チームは −高齢化や、恒常的なメンバー不足、チーム運営の建て直し、そして若手メンバーとベテランとの融合等の問題を抱えているものの年間を通じて上位チームを脅かすチームパフォーマンスを披露する試合が数試合見られたものの結果的には最終日まで優勝戦線に加わる、あるいは上位に食い込むまでには至らず、来るべき2014年シーズンの飛躍に向けてオフシーズンに様々な問題の解決策を見出さなければならないだろう。

そして所属する全てのチームが優勝争いに加われる戦力均衡化の促進策、新規加入選手や年々加速する選手の高齢化、それに伴い登録メンバーが減少してしまっているチームへの対応策、年々厳しさを増す体育館の安定確保・・・来年度には12年目に突入、過渡期を迎えようとしているリーグは今、舵取りが難しい時期に差しかかっていると言えるのではないだろうか・・・

御存知のように「Dリーグ」は11年前の産声を上げた時からみんなで協力し合い運営してきた「手作りの」バスケットリーグであり今日も多くの人達の −その中には試合に姿を見せないが運営に協力してくれているメンバーが存在する事も我々は忘れてはならない − 犠牲や協力の下に成り立っている。

リーグの代表やチームの代表者、あるいは運営に協力してくれているメンバーに委ねる、任せるだけではなく、参加する全てのメンバーが1961年の故ケネディ大統領が就任演説で米国民に語りかけたように「共に考えましょう」、「共に作り上げましょう」、そして「共に手を取り合いましょう」の姿勢を持って、これからも“真剣に楽しく“”フェアプレイ“そして キープスマイル”の精神で永らリーグが続いていくことを、そして参加するメンバー全てが笑顔でバスケットボールを楽しめることを願ってこの回を了とする。


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