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Dleague LOOKINSIDE 2014

第63回 ―期待を裏切ったセガの復活はあるか ―

昨秋大会、マスターピースゆうた、マイティマウス愛宕のスコアリングデュオを中軸に据え圧倒的な攻撃力で対戦相手を撃破、破竹の4連勝を飾り「このまま一気に優勝か」と思われたが王者オールディーズに跳ね返されて準優勝、続く春季大会では「オールディーズへのリベンジ、そして5度目の優勝・・・」への期待が高まったが初戦のネオクラゲ戦で敗れるとそのまま敗走を続け0勝5敗の最下位でリーグ戦を終えた。今回は不本意な成績に終わったセガの春季大会の戦いを振り返りながら数値を交えながら検証、秋季大会への課題、そして問題点を探っていくことにしよう。

部門平均得点平均失点リバウンドアシスト
25年度秋季大会62.2(2)53.8(3)21.6(5)11.2(3)
26年度春季大会48.4(4)63.8(6)26.8(3)7.8(5)
26年春季大会平均57.457.426.18.5

上記の表を見てまず目に付くのはリバウンドを除いた数値が秋季大会に比較して著しく低下している事がわかる。秋季大会と比較して平均得点で62.2Pが48.4Pと13.8P低下、平均失点では53.8Pから63.8Pと10P増加と攻守共に大きくダウン、そして平均得点から平均失点を引いた数値が−15.4Pでは −これは1試合平均約15点差で負けている−事の表れであり実際48-56で敗れたファイブファールズ戦以外は全て対戦相手に二桁の差を付けられて敗北を喫してしまっている。

しかしながらこの“突然の地盤沈下“とも言える最下位転落の原因はチームを担う二枚看板であるマスターピースゆうた、マイティマウス愛宕の欠場、もしくは試合途中からの参加で実力を発揮出来なかったこと、また得点力のある万能型フォワード、エクザイル江波戸が全試合欠場と”中軸選手を欠く戦いを強いられチームとしての本来のパフォーマンスが発揮出来なかったことが大きな要因となっているのは明らかだ。

しかしながら問題はそれだけではない。チームの中軸を欠いた試合で敗れてしまうのは − かつてのシカゴブルズならマイケルジョーダンとスコッティピッペン、昨シーズンならばドウェインウェイドとレブロンジェームスを欠いたマイアミヒート− 攻守の要を欠いた試合では“敗北”はある意味に於いて仕方のない事かもしれないし、気持ちの上でも敗北を受け入れる事は納得が出来る事なのかもしれない・・・ だが二人が揃って出場した大会最終日のキングサンズ戦、そしてオールディーズ戦では −これまで欠場が続き溜まっていたフラストレーション、迷惑を掛けてしまっていたチームメイトへの想いが・・・ −俺が何とかしなければ・・・−という思考に繋がっていくことは容易に想像出来るが以前にも指摘したように「彼らがアイソレーションを仕掛ける度にチームメイトは傍観者と化しオフェンスの連動性は失われるばかりか他にも存在するチームの攻撃オプションは消されてしまい、例え優れた能力を持っているプレーヤーといえどもシュートする事がほぼ特定出来る為に対戦チームはディフェンスでのフォーカスが容易になってしまう・・・」まさに“負のスパイラル”にチームは陥ってしまっていたように映り、またそれはチームの平均アシスト数が秋季大会の11.2本に比較して7.8本と3本以上減ってしまっているデータからもその事実を浮き彫りにしているのかもしれない・・・

また3P成功数はリーグ3位となる1試合当たり3.4本とまずまずの数字を残しているが1位のキングサンズ(5.8本)2位のオールディーズ(4.8本)に比較してしまうとどうしても見劣りしてしまう・・・チームにはセクシーキャットウーマンのん、コニーあや、ザ、マシン中井、スーパーハンドル笠原・・・アウトサイドシュートが上手い選手が揃っているので彼らを積極的に攻撃オプションに据える事が即ちペイントゾーンに於いても相乗効果が −インサイドでのオープンスペースが生まれることで体格的なアドバンテージを持つマスターピースゆうたやマイティマウス愛宕の攻撃力をさらに活かす事が期待出来るのではないだろうか・・・

しかしながら11月24日に開幕する秋季大会でマスターピースゆうた、マイティマウス愛宕が戦列に戻ってくるのは確実、また前述の春季大会での反省点が明確になっている事を考えるとチームの軌道修正は容易であり再び優勝戦線に加わってくるのは確実だろう。

ではここで秋季大会に臨むチームロースターを確認していこう。マスターピースゆうた、マイティマウス愛宕のWエースに加えてチームの中核を成すのはアウトサイドシュートと変幻自在のドリブルでディフェンダーを置き去りにするスーパーハンドル笠原、これにベテランの域に入ってきたオールラウンダープレーヤーのエクザイル江波戸、さらには今シーズン好調を維持するSS石川、チームの司令塔を担う衰え知らずの闘将、DG浅井、長年患っていた足首の故障が癒え今シーズン復活、シニアリーグで活躍を続けるボーンファイター“カストロ”西川、正確なシュートとディフェンスが持ち味のザ、マシン中井、チームのスィーパーとしてリバウンドを拾いまくり必殺のフラワーショットで対戦相手を奈落の底に突き落とすツーフェイス前田、ミドルジャンパーに加えてリバウンドでもチームに貢献するセクシーキャットウーマンのん、驚異の確率でロングレンジを決めてくるコニーあや、そしてかつてのチームの中軸を担ったプリンス釣崎、ロビン内山も出場する機会があれば短い時間であろうともきっちりと与えられた仕事をこなしてくるだろう。

12年に及ぶリーグの歴史を紐解いてみると最下位あるいは下位に沈んだチームがどん底からリーグ制覇を成し遂げた例が一度や二度ではないことからわかるように敗北は −屈辱的な場合は尚更に− 敗者の心に中に“情熱”と“悔しい気持ち”を植え付けていく・・・かつてのキングサンズ、ネオクラゲ、そしてセガ自身が・・・雪辱的な敗北から情熱を、そして味わった悔しさを大きなエネルギーに変えてリーグの頂に登りつめている事実に加え戦列に復帰することが確実のマスターピースゆうた、マイティマウス愛宕のWエース、負傷者がほぼ存在しない選手の健康状態、そして毎週定期的に行われている練習で構築されているであろうチームケミストリーの進化を合わせ考えると前回大会最下位に沈んだ古豪セガが昨秋大会同様優勝争いに加わってくるのは確実と筆者は予測する。


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