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Dleague LOOKINSIDE 2014

第64回 ― ネオクラゲは長らく続く低迷から抜け出す事が出来るのか ―

昨秋大会の屈辱の最下位から春季大会では2勝3敗と復調の兆しをみせつつあるネオクラゲ。しかしながらそのパフォーマンスは2011年春季大会を制した頃と比較すると未だ低調と言わざるを得ないをレベルにあり”優勝争いに加わる、あるいはリーグのエリートチームを脅かす存在には到達していないのが実情なようだ。今回は長い低迷から抜け出せないでいるネオクラゲの問題点を数値を検証、彼らの問題点、そして課題を探っていくことにしょう。

部門平均得点平均失点リバウンドアシスト
25年度秋季大会45.2(6)56.2(4)25.2(2)10.4(5)
26年度春季大会48.4(4)48.2(1)25.2(4)8.0 (4)
26年春季大会平均57.454.626.18.5
*23年度春季大会61.8(2)50.3(1)35.5(1)8.5(2)

上記の表を見るとディフェンス面では1試合当たり48.2Pと秋季大会より8Pも大きく改善、リーグトップの成績を残した事を除いては各部門共に低調な数字が並びこれ以外でも1試合当たりの3P成功数3.0(4位)、FT成功数4.8(5位)と4位という成績もある意味妥当だということが数値によって示されている。

また前回大会前にこのコラムでも指摘したが昨年の秋季大会の45.2Pから48.4Pと約3P程平均得点を向上させたが未だリーグ平均を9P近く下回っているのが実情でこの貧弱なオフェンスが3年前の優勝直後から続く長い低迷の大きな要因の一つになっていて、参考まで掲載しておいた −ベンチメンバーも含めて選手各々がその能力を最大限に発揮、見事なチームワークでリーグの頂点を極めた− 「リーグ史上に残る最も美しい優勝」の一つと言われている23年度春季大会での数値とを比較すれば彼らの問題点は1試合平均で約10本近く減ってしまっているリバウンドと前述のオフェンスに問題を抱えていることは明白であり秋季大会までに如何にこの2つのポイントを改善出来るかによって彼等の着地点が見えてくるだろう。

特にオフェンス −シュートの確率の改善−は早急に解決しなければならない問題で何でもないゴール下、イージーレイアップ、シュートを阻むディフェンダーが存在しない所謂“クリアバスケット”を確実に入れる、あるいは“ミドルジャンパーよりはドライブ、ペイントゾーンではディフェンダーの防御に対して逃げながら打つのではなくボーナススローを獲得すべくリングに果敢にアタックする”即ちシュートセレクションの判断を正しく行う事を意識してプレーするだけでもかなり改善することが出来るのではないだろうか・・・

春季大会でのオールディーズ戦、そしてキングサンズ戦を思い出して欲しい・・・格上相手に終盤まで互角の戦いぶりを披露したものの惜しくも敗れた原因は「あのゴール下を、あのレイアップを確実に決めておけば・・・試合は違った結果になったのではないか・・・」と思うのは筆者だけではないだろう。

また春季大会ではリバウンドの強いバッドマウス武藤が全試合欠場した影響も少なからずあるのかもしれないがチームにはDICE-K、ゲレーロしゅん、スピーディーロダンゆうま、そしてカルロ小杉・・・大型選手が数多く存在するリーグの中でもリバウンドに競り負けない若手メンバーが揃っているので”チームの未来を担う”彼等が「どれだけ身体を張ってリバウンドで踏ん張れるか」もチームの勝敗に大きな影響を与えることになるだろう。

ここで秋季大会に挑むメンバーを今一度確認しておこう。司令塔のポジションを務めるのは堅実なリードとタイトなディフェンスが持ち味のハードゲイ小田川、昨年末に負った膝もようやく完治、復活を期すBS三野宮、これまでディフェンス面での活躍が目立っていたがここのところミドルレンジのシュート確率が向上、オフェンスでの活躍が期待されるゲレーロしゅん、調整が順調に進み練習で好調な動きを見せているDICE-K、ある意味“チームの浮沈”を握る存在の“B級”オールラウンダー、カルロ小杉、ミスの少ない堅実なプレーと高確率なロングレンジシュートを併せ持つピンクパンサーじゅえりの若手メンバーに加えてシニア大会で好プレーを連発しているバッドマウス武藤とSE光嶋、そして春季大会で“プラス1”スリーで猛威を奮ったAKの3人は好調を持続、また怪我で調整が遅れていたアロンゾ河原もここに来て練習に復帰、残年ながら“the beast”ペーパーバック小森は欠場の可能性は高いもののリーグでお馴染みのベテランメンバーは健在で春季大会同様、特定の選手に得点が集中するのではなくボールをシェア、「どこからでも得点が挙げる事が出来る」チームの強みを最大限に生かしバランスのよいオフェンスを標榜、大会に挑んでくる事が予想され、先に挙げた“得点力”、そして“リバウンド”の数値として表せる二つの課題に加えて「如何に若手とベテランが融合、世代の壁を越えて“ひとつ”に成れるか」という“数値では表すことが出来ない”課題に対しコート上で「どのような答えを出せるか」によって彼等のポジションは大きく変わってくるだろう。

レアルマドリード、FCバルセロナ、バイエルンミュンヘン、そしてボストンセルティックス、LAレイカーズ・・・“名門、そして常勝軍団”と呼ばれるチームが放つ“光”には勝利への義務、勝利を重ねることで培われてきた伝統と歴史、そしてチームに根付くプライドが幾重にも折り重なり“重厚な輝き”を醸し出している・・・

それとは対照的に −昨シーズン、レアルマドリード、FCバルセロナのビッグクラブの猛追をかわし18年振りにリーガエスパニョーラを制したアトレチコマドリード、そしてポストシーズン8連勝の新記録を樹立、29年の時を経てワールドシリーズに進出を決めたカンザスシティーロイヤルズ・・・ − 数年、あるいは数十年に一度放つ光は− それまで蓄積していたエネルギーが一気に解き放たれる閃光のような“一瞬の輝き”の美しさを持っている・・・

11月24日に開幕する秋季大会で未だ低迷から抜け出せないでいるネオクラゲが優勝争いに加わるのは難しいかもしれないが彼らが“一瞬の輝きの美しさ”を披露出来るだけのポテンシャルを持ち合わせている事をライバルチームは十分に認識しておかなければいけないだろう。


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