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2015年大田区バスケットボール春季大会 予選リーグ


試合終了後、メディアの要請に応じて写真撮影に応じるミステリーゾーン。左からF山本、レスキューボーイ晃平、キャノンボールしん、バーグ後藤、AK44, SS石川、バター梅津。

2007年6月の結成以来、圧倒的不利が予想された強豪チームを、新進気鋭の若者達を、そして時には元JBL選手を擁するチームを「不思議な物語が、決して不思議ではなくなる世界、空想の力によってのみ知る事が出来る謎の世界」そう、まさに説明のつかない“ミステリーゾーン”へ誘い込み信じられない大逆転劇を、そして息の詰まる僅差の勝負をものにしその40歳を優に超える平均年齢からは考えられない戦績を残し続けてきた黄昏中年バスケットボールチーム「ミステリーゾーン」。今回は結成9年目のシーズンに突入した彼等の大田区バスケットボール春季大会予選リーグ第1試合、若さ溢れる大学生達で結成された「モルツ」との試合の模様をお伝えしよう。果たして彼等は若者達を説明のつかない“ミステリー空間”に誘うことが出来たのであろうか・・・


5月13日(水)予選リーグ第1試合 対モルツ

開始早々、モルツはいきなり#33ジェット岩永が左エルボーやや後方からスリーを撃ち抜き先制、3-0とリードするがミステリーゾーンは「5人で試合に望む」モルツに対し“ファールを誘発するドライブやペイントゾーンでのフィジカルなプレーの徹底を指示、早い時間帯でファールトラブルを招き守備を無力化する”ゲームプラン通りバター梅津、バーグ後藤にボールを預け果敢にインサイドでパワープレーを敢行するも若者の特権とも言える“スピードと身体能力”に勝るモルツのディフェンスの前に中々ネットを揺らす事が出来ないでいたが執拗に攻撃を繰り返しているとようやく3分過ぎにバター梅津がフェイクモーションでディフェンダーをかわしパワープレーでゴールを捻じ込むと続け様に連続得点、さらにはその間隙を突いてa.k.a“レスキュー晃平もオフェンスリバウンドを?ぎ取り得点、予想に反してミステリーゾーンが10-3と大きくリード、試合を優位に進めていくも「お遊びはここまでですよ・・・」とばかりにすかさずモルツが反撃を開始、「チームワークと粘り」を活かしてインサイドで“泥くさく”得点を積み重ねていくミステリーゾーンを嘲け笑うかのように“リトルバロット”松原、“ジェット”岩永そして後々“この試合のキープレーヤーとなる”スマイリージョーカー“小林が続け様に長距離砲を射抜いて瞬く間に逆転、リードを拡げていく・・・しかしミステリーゾーンもすぐさまSS石川、レスキュー晃平がドライブで反撃するもQ終了間際に得点を集中させてモルツがミステリーゾーンを逆転,15-14で第1Qを終える。

第2Qに入るといきなり”41歳の斬り込み隊長“SS石川がスティールから連続で速攻を捻じ込むとレスキュー晃平がベースライン沿いから父親譲りの高い放物線を描いたミドルジャンパーをヒットし逆転に成功、不意を突かれたモルツのディフェンスがおかしくなってきた隙を突いて”父親の威厳“とばかりにF山本がロングレンジを射抜いて25−20と大学生相手にに互角どころか優勢に試合を進めていく・・・ 

−プレーで、あるいはベンチやコートの中の声で・・・相手チームに”インサイドで攻めてくる”と意識させておいて実際にはインサイドのパワープレーとアウトサイドからのオープンショットを絡めながらバランスよく攻撃を仕掛けていく− これは53歳のプレーヤー2名を含め平均年齢が40歳を超えるチーム編成の中で“シニアではなく一般の区民大会”で9年に及び戦いを継続、年齢的な部分は勿論、体力的な部分でハンディを背負いながらもこれまで新進気鋭の若者達や強豪チームから奇跡的な勝利を挙げてきたミステリーゾーンが持つ唯一のアドバンテージとも言える“智”と“経験”の部分なのかもしれないが・・・

しかし「あきらかに年上・・・しかもその中には自分の父親と同世代、もしかしたらもっと年上の人がいる・・・」チームに負ける訳にはいかないモルツも反転攻勢、コンガ飯塚のインサイドプレーやこの試合好調に得点を重ねるジェット岩永のアウトサイドショットで急追、ミステリーゾーンに肉薄してくるがここで“その逸る気持ちを見透かしたように”ここまで鳴りを潜めていたキャノンボールしんがバーグ後藤のパワーショットに続いてストリート仕込みのアウトロードライブを続け様に敢行、ゲームプラン通りモルツのファールを誘発、連続得点を挙げるとともに確実にボーナススローを沈め遂その差は予想だにしない二桁に拡がっていく・・・

しかし残り4分、「思いもよらぬ大量リード」から気の緩みが生じロストボールやバッドパスを連発するミステリーゾーンの隙を突いてモルツが反撃、目にもとまらぬスピードでコートを駆け抜ける速攻と正確なアウトサイドシュートで瞬く間に32−34と2点差まで追撃、このまま逆転するか・・・と思われたがミステリーゾーンはキャノンボールしんが左サイドから豪快なドライビングレイアップを捻じ込みモルツに傾きかけていた試合の流れを再び手繰り寄せたところでタイムアップ、38−34とミステリーゾーンが4点のリードを奪いハーフタイムを迎える。

後半、大学生でありながら「年上のシニア世代のチーム」に接戦に持ち込まれている“認める訳にはいかない”現実を打破すべくモルツがスパーク!コンガ飯塚のパワープレーに続いてディフェンスのマークを物ともせずに“新型兵器”スマイリージョーカー小林が立て続けに3本のスリーを射抜いて逆転に成功、得点差を拡げていこうとするがミステリーゾーンも“旧型兵器”F山本そしてAKが代わる代わるロングレンジを射抜く新旧のシューター達が魅せるスリーの応酬で場内を沸かせるが“取ったら取り返される”状態が続きなかなか得点差を縮められない時間帯が続いていく・・・

しかし残り3分、執拗なミステリーゾーンのフィジカルな攻撃についはコンガ飯塚、そしてリトルパロット松原が相次いでファールアウト、54−61と7点のビハインドを背負うものの“5対3”の絶対優位のシチュエーションの中、試合は勝負の最終Qに突入する・・・

ミステリーゾーンはF山本、AK、そしてキャノンボールしんの長距離砲とレスキュー晃平のミドルジャンパーがヒット、残り2分で71−67とほぼ勝利を手中に収めたか」と思われたのだが・・・数的優位の中でリードを保つ“守りに入った”白いユニホームのミステリーゾーンと「失うものは何もない」とばかりに”追いかけてくる新緑の芽吹きのようなグリーンを基調とした真新しいユニホームを身に纏う“モルツの −もしかすると”そのカラー”がお互いの心理状態と折り重なっていたのかもしれないが・・・−残り100秒を切った中でその精神的な部分のコントラストが新たな“ミステリー空間”を呼び起こしてしまう・・・

それでもミステリーゾーンは正確なショットが要求されるなかでキャノンボールしん、レスキュー晃平が確実に短いミドルジャンパーを決めて得点を重ねるがこのまま引き下がる訳にはいかないモルツもジェット飯塚が渾身のドライブを敢行しミステリーゾーンのファールを誘発するAND1プレーを成功させ75−78と3点差に迫ると残り10秒、二人のディフェンダーに囲まれかなり態勢を崩した −オフバランスの難しいショットを− スマイリージョーカー小林が右ウイングのかなり遠いポジションからまさにその“ジョーカー“の名の如く最後の1本でゲームを動かす値千金のスリーをクリーンヒット、

絶対的な不利な状況下にありながらも”最後まで絶対に諦めない強い気持ち“で78−78の引き分けに持ち込むことに成功、大田区初参戦ながら決勝トーナメント進出に望みを繋いだ。

対するミステリーゾーンは最後の最後までゲームプラン通りゲームを進めながらも −それは精神的な部分で− ミステリーゾーン自らが説明のつかない“ミステリー空間”に足を踏み入れてしまい勝星を自らの手で取り逃がしてしまったもののモルツ同様予選リーグ第1試合を引き分け発進、決勝トーナメント進出を賭けて2試合を残す予選リーグを戦うことになった。


大学生で構成されたモルツに対しゾーンディフェンスで守りを固めるミステリーゾーン。

果敢にインサイドを攻めるとともにリバウンドでも奮闘を見せたバター梅津。

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