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2015年渋谷区シニア春季大会 3回戦


初のベスト4入りを懸けてTigreAzzuroに挑むミステリーゾーンX。前列左からSS石川、SE光嶋、AK、ジョーダンドレクスラー末次、バーグ後藤 後列左よりボールコレクター増田、サブホイッスル島田 、アロンゾ河原、ペーパーバック小森、ハイタワー西野、F山本、バッドマウス武藤

−無敵の王者や“敗北”という言葉さえ知らない強豪と対峙しようとも− 臆することなく“自分らしく、自分達らしく”戦いに挑んでいく・・・そう言ってしまうのは簡単だが実践する事は難しい・・・だからこそ如何なる状況であろうとも常に前を向いて全力で戦わなければならない・・・時に勝利や輝かしい栄光を掴み取ることもあるだろう・・・時に敗北や屈辱を受け入れなければならない日も訪れるだろう・・・そして過ちを犯してしまったり、その場からすぐにでも立ち去りたいような辛い時間がゆっくりと目の前を通り過ぎていくこともあるだろう・・・しかし −その道程での様々な経験や過酷な戦いの中で− 心に、そして身体に刻まれた数々の爪痕から多くを学び、自らを素直に見つめ直すことがやがては明日の「輝ける自分を、自分達を」築き上げていくものなのだ・・・

1回戦のRYOMAに続いて渋谷モンジャーズも58−42で撃破、3回戦に進出したミステリーゾーンX。今回は5月23日(土)ベスト4進出を懸けて対戦したスーパーシニアの全国大会で優勝を飾った元実業団選手を中心に構成されている強豪“TigreAzzuro”と激闘の模様をお伝えしよう。果たして彼らは全国を制したチャンピオンチームを「不思議な物語が、決して不思議ではなくなる世界。空想の力によってのみ知ることのできる謎の世界」そう“ミステリーゾーン”に誘う事が出来るのであろうか・・・


5月23日(土)2回戦 対TigreAzzuro

GAME1に続いて“KING”レブロンジェームスがその攻守に渡る圧巻のパフォーマンスでNBA2014-15シーズンの最優秀コーチに選出されたマイクブーデンホルザー率いるホークスを粉砕、熱狂するアトランタの街に静寂を齎してから数時間後、約11.000キロ離れた東京は幡ヶ谷に位置する渋谷区スポーツセンターで行われた試合は開始早々、ペーパーバック小森のパワープレーに続いてSS石川がペイントゾーンに斬り込みディフェンスの一瞬の隙を突いてフローターショットを沈めるとさらにはトップオブザキーからF山本がロングレンジをヒット!1回戦のRYOMA戦、2回戦の渋谷モンジャーズ戦同様ミステリーゾーンXが8−0と幸先良く先制攻撃に成功、さらにはディフェンス面でもSE光嶋、そしてバーグ後藤をはじめフロアーに立つスターター5人が見事な集中力で「まだエンジンが掛っていない状態」のTigreAzzuroから24秒バイオレーションに追い込み格上の対戦相手に対して試合を優位に進めていく・・・

しかし実力、経験、そして戦ってきたステージ・・・全ての事象でミステリーゾーンXのそれを上回るTigreAzzuroは#9“セイバー”白井が右ウィング後方から「お返し・・・とばかりに」ディフェンダーのマークをものともせずスリーを射抜くと続いて巧みなドライブで連続得点、追撃態勢に入ったと思われたが残り5分、ミステリーゾーンXも途中出場でコートに入ったバッドマウス武藤が左サイドを駆け上がり速攻を捻じ込むと続いてF山本がこの日2本目となるスリーを射抜いて応戦、再びリードを拡げていく・・・

しかし残り3分、それはあたかも「ひと汗掻いてようやく身体が動くようになってきた・・・」と言わんばかりにTigreAzzuroがオフェンスのギアをシフトアップ、#15 “ゼウス”平が ハイタワー西野のマークの一瞬の隙を突いて左ウィングやや後方からスリーをヒットさせると続いてディフェンダーのファールを誘いながらパワードライブを敢行、続け様にボールをリングに捻じ込むとさらには −見事に射抜かれた記憶と脳裏に映し出されている残像映像からロングレンジシュートを警戒するマークマンをかわした− 巧妙なフェイクモーションの反動で身体のバランスが崩れたようにも映ったシュート態勢からまるで“何事もなかったように”ノータッチでクリーンヒットさせ瞬く間に10連続得点15−13とTigreAzzuroが逆転に成功、ミステリーゾーンXに2点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Q,スターターに戻し逆転を狙うミステリーゾーンXはその“逸る気持ち“が裏目に出てしまったのかバッドパスを連発、さらにはコミュケーション不足から考えられないようなミスが続き自らの手で悉くチャンスを潰していると”試合巧者“TigreAzzuroはここが”攻め所“とばかりにオフェンスを加速、セイバー白井がスティールからの速攻に続いてオフバランスの態勢から難しいミドルジャンパーを沈めると#8spyda川口のゴール下や#21ギリシャ穂坂の連続得点で一気にスパーク、その差は瞬く間に二桁へと拡げられてしまう・・・

何とか離されずに喰らい付いていきたいミステリーゾーンXだが「何とかしなければ、付いていかなければ・・・」との個々の思いが焦りに繋がり −それはまるで撃たされているかのようにも映る −単発での攻撃が終始、外れたリバウンドをTigreAzzuroに拾われ得点に繋げられていく“マイナスのスパイラル”から抜け出せずにいたが残り3分、この日好調のF山本のスリーやペーパーバック小森のボーナスプレー、バッドマウス武藤のミドルジャンパーで追撃、21−30と9点差にまで得点差を縮めて第2Qを終了、ハーフタイムを迎える。

第3Q、ハーフタイムで気合を入れなおしたミステリーゾーンXはSS石川がスティールからの速攻で反撃の狼煙を挙げるとここからバーグ後藤、バッドマウス武藤の連続得点で一気に得点差を縮めるとハイタワー西野のパスを受けたAKが右ベースライン沿いからロングレンジを射抜いて得点が止まってきたTigreAzzuroに30−37と7点差にまで迫りこのスーパーレジェンドチームを射程距離内に捉えたかと思われたがここでまたしてもミステリーゾーンXの前に立ちはだかったのはゼウス平、巧みなドライブに続いて正確無比な長距離砲を −それはあたかもボクシングのクロスカウンターのように− ゴールに撃ちこみミステリーゾーンXに傾きかけていた試合を流れを“なかば強引に“手繰りよせるとここからTigreAzzuroが#23シルバー占部のミドルジャンパーとゴール下で連続得点、瞬く間に得点差が大きく拡がってしまう・・・

30−46と16点のビハインドを背負って始まった最終Q, 「このままTigreAzzuroに押し切られてしまうのか・・・」と渋谷区スポーツセンターでこの試合を観戦していた多くの人達は思っていたかもしれないがミステリーゾーンXのメンバーは誰一人も勝負を諦めてはいなかった・・・ 開始早々足首に負傷を抱えるSS石川が渾身のディフェンスからボールを奪うとディフェンダーのファールを誘発させるレイアップを捻じ込みチームに勇気を与えるとここからアロンゾ河原が気迫溢れるオフェンスリバウンドからゴールを捻じ込むと続いてバッドマウス武藤がコートを疾走、連続でドライビングレイアップを捻じ込み「試合を通じてマンツーマンディフェンスと出来る限り素早くボールを運びと徹底、隙あらば常に速攻を仕掛け相手の体力を消耗させ勝機を見出す」作戦がようやく功を奏してきたのか“疲労からかミスが目立ち始めピタリと得点が止まってしまった”TigreAzzuroを追撃、遂に残り3分、F山本がバックシュートを捻じ込み41-46 と5点にまで得点差を縮め夕暮れが迫る渋谷区スポーツセンターを騒然とさせるが「“全て”が一枚も二枚も上手」のTigreAzzuroはここですかさずタイムアウトを要求、ディフェンスをマンツーマンにシフトアップさせると同時に「定石通り」インサイドでのパワープレーでミステリーゾーンXのファールを誘発、確実にボーナススローを沈めて勝負あり、終盤最後まで諦めることなく猛追を見せたものの43−52と及ばずTigreAzzuroに敗戦、今回も”約束の地“に辿りつくことなく道半ばで旅を終えた・・・

幾度となく分厚い壁にその行く手を遮られようとも、打ちのめされ、そして泥水を飲まされようとも男達はその歩みを止めようとはしない。  「約束の地を目指して」ミステリーゾーンXの旅は続く・・・

ディフェンダーを振り切りコートを疾走するバッドマウス武藤。F山本と並んでこの試合チーム最多となる11得点を挙げ都内某所で開催された反省会では“予想通り”毒舌のミドルジャンパーをチームメイトに連発、コートの中でそして居酒屋で獅子奮迅の大活躍を披露した。

途中出場ながらペイントゾーンで奮闘、気合のリバウンドから奪ったボールをゴールに捻じ込んだアロンゾ河原。「100%を出し切る全力プレー」とベンチからの熱いボイスでチームにエネルギーを与え続けた。

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