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2015年大田区バスケットボール春季大会 予選リーグ第2試合


チャミスルに快勝後、笑顔で写真撮影に応じるミステリーゾーン。左からジェントル渋谷、バター梅津、F山本、AK、キャノンボールしん、スムース和田、リトルプリンセス後藤、バーグ後藤。

5月13日に行われた予選リーグ第1試合、気鋭の大学生で構成される新規参入チーム“モルツ”に対しチームの真骨頂とも呼ぶべき“老獪かつしたたかな“バスケットボールを展開、説明のつかない”ミステリー空間“に誘い最終Qで逆転、「勝利は確実か・・・」と思われたが残り10秒、若者達のプライドと魂が込められたミラクルショットで −それは”サッカー“で言うところの表示されていたアディショナルタイムが試合終了の目安時間を過ぎようとしていた”正にレフリーが腕時計に目をやったその瞬間に“30メートルのロングシュートを決められて勝利を奪い去られてしまったようなものだ・・・ − ほぼ手中にしていた勝利を78-78の引き分けに持ち込まれてしまった“黄昏中年バスケットボールチーム”ミステリーゾーン“ 今回は決勝トーナメント進出する為には勝利が求められる予選リーグ第2試合、チャミスルとの対戦の模様をお伝えしよう。


5月25日(月)予選リーグ第2試合 対チャミスル

前節、難敵の東実OB と試合途中まで一歩も譲らず接戦を演じたメンバーとは異なり5人だけの苦しい布陣でこの試合に臨むチャミスルは“ウォームアップ不足が災いしてか”オープンショットが決められず今ひとつ調子の上がらないミステリーゾーンに対し「切れ味鋭いドライブと正確な3Pシュート」を武器にするチームの絶対的エース a.k.a “ランボー”畠山が立て続けにロングレンジをヒット、さらには意表を突くアシストパスをチームメイトに送り得点を演出、序盤はチャミスルが試合を優位に進めていく・・・

しかしミステリーゾーンもすぐさま「今シーズン、得点、そしてリバウンドと安定した活躍を見せているベテランセンター、バーグ後藤がパワープレーでチームに初得点を齎すと続いて −約1年前、「出場機会」を求めてオールディーズからミステリーゾーンへの移籍を果たすもその直後に膝十字靭帯断裂の重傷を負いこの試合が「実質のデビュー戦」となったキケロ武田が −試合開始当初は緊張感、あるいは気負いからかロストボールを連発していたが− 彼の持ち味の一つであるオフェンスリバウンドからゴール下を捻じ込みチャミスルに傾いていた試合の流れを手繰り寄せるとここからミステリーゾーンは一気に反転攻勢、 −アウトサイドからはF山本のロングレンジで そしてインサイドでは今大会を通じて安定したプレーを披露しているインサイドの柱、バター梅津がパワープレーで、そしてキャノンボールしんがディフェンダーを物ともしないストリート仕込みのドライブで代わる代わる得点、ピタリと得点が止まったチャミスルを28-15と一気に突き放し早く14点のリードを奪い第1Qを終える。

第2Qに入るとミステリーゾーンは「チャミスルのディフェンスの戻りが遅い・・・」と見るや攻撃のギアをシフトアップ、さらにスピードを加速させアップテンポの攻撃を展開、速攻からキケロ武田が連続得点を挙げると続いて“チャミスルのゾーンディフェンスの体型が整う前に“キャノンボールしんがドライブと精度を上げた長距離砲で、バーグ後藤が、そしてバター梅津がペイントゾーンを蹂躙、代わる代わる得点を挙げると残り4分、途中出場を果たしたAKが2本のロングレンジシュートに続いてドライブを敢行、孤軍奮闘を続けるランボー畠山が左サイドからのドライブや3ポイントラインから1メートル以上離れた距離から放つロングレンジで得点以外は攻め手が封じられつつあるチャミスルを圧倒、55−24と31点差にまで得点差を拡げてハーフタイムを迎える。

後半に入っても中々反撃の糸口が掴めないチャミスルに対しミステリーゾーンはバランスのいいオフェンスを展開、F山本のレイアップを合図に総攻撃を開始、キケロ武田が「もう膝は完全に治りましたよ・・・」と言わんばかりに −トップフォームのそれに比べるとまだ80%程の完成度のようにも映るが・・・ − 遠い位置からステップすることでディフェンダーのマークをかわしてしまう彼の必殺技“一反木綿シュート”を連続で決めて見せると続いてこの試合緊急参戦、前半から幾多の経験と確かなスキルに裏打ちされたクレバーなプレーを披露していた50歳のルーキー、a.k.a“ジェントル”渋谷がその年齢を感じさせないスピードとランニングフォームで右サイドライン沿いを駆け上がりレイアップを沈めさらにチームの勢いを加速させるとここでバター梅津が“大量リードを奪われながらも諦める事なく挑んでくる”チャミスルに引導を渡すかのように“禁断の”B-3を左ウィングやや後方からクリーンヒット、さらに得点差を拡げるとその後も攻撃の手を緩める事なく得点を重ねたミステリーゾーンが101-54 でチャミスルに快勝、通算成績を1勝1分とし同じく1勝1分のモルツを得失点差で上回り暫定ながら予選リーグ1位に浮上、6月10日に開催される予選リーグ最終節での東実OBと決勝トーナメント進出を賭けて戦うことになった。一方、メンバー不足が大きく影響、「本来の力」を発揮することが出来ず敗れたチャミスルは前節の東実OB戦に続いて2連敗となり予選リーグ敗退が決定、決勝トーナメント進出の可能性はなくなったものの同じく6月10日に予定されているモルツとの最終戦で秋季大会に繋がる奮起に期待したい。

6月10日水曜日、夜の帳が降りる頃・・・“黄昏中年バスケットボールチーム”ミステリーゾーンは東実OBを「不思議な物語が、決して不思議ではなくなる世界、空想の力によってのみ知る事が出来る謎の世界」そう、説明のつかない“ミステリー空間”へ誘い込むことが出来るのであろうか・・・

6月10日水曜日、夜の帳が降りる頃・・・“黄昏中年バスケットボールチーム”ミステリーゾーンは東実OBを「不思議な物語が、決して不思議ではなくなる世界、空想の力によってのみ知る事が出来る謎の世界」そう、説明のつかない“ミステリー空間”へ誘い込むことが出来るのであろうか・・・

50歳の年齢を感じさせないスピードで右サイドを駆け上がりディフェンダーをかわしレイアップを決めるジェントル渋谷、ベテランらしいクレバーなプレーでチームの勝利に貢献した。               

トップオブザキーの位置からロングレンジを叩き込むキャノンボールしん、力強いドライブに加えここのところ精度を上げているスリーも好調、この日も4本の長距離砲をゴールに叩き込んだ。

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