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2015年大田区バスケットボール秋季大会 準決勝
試合終了後、メディアの要請に応じて写真撮影に応じるミステリーゾーン。左からDG浅井、キャノンボールしん、SS石川、ハイタワー西野、AK44, F山本、バター梅津。
10月7日(水)春季大会で惜敗、決勝トーナメント進出を断たれた宿敵、東実OBを撃破、4年ぶりに準決勝に進出を果たした“黄昏中年バスケットボールチーム”ミステリーゾーン“ 今宵の相手は春季大会でも対戦、101-53と快勝しているチャミスルとあって「組み易し・・・」と思われていたが彼らを待ち受けていたのはチャミスルが仕掛けてきた”ミステリーゾーン“だった・・・今回は10月20日(火)を行われた大田区秋季大会準決勝 対チャミスル戦との激闘の模様をお届けしよう。果たしてミステリーゾーンは”ミステリーゾーン“に誘われてしまったのであろうか・・・
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10月20日(火)準決勝 対チャミスル
開始早々、ミステリーゾーンはキャノンボールしんがトップオブザキーから挨拶代わりのスリーをヒットすると続いてバター梅津が持ち前のパワーを活かしてペイントゾーンで連続得点、幸先のいいスタートを切るとこの試合に向けて“春季大会の対戦時から数名の選手を入れ替え飛躍的に戦力を向上させてきた“チャミスルもすぐさま#24 キュービック森本のスリーに続いてチーム最年長のベテラン、#5リトルレジェンド石井のミドルジャンパーがヒット、さらには#55バンビ木村が長いリーチを活かしたフック気味のショットを捻じ込み応戦、一歩も引く事なく喰らい付いていく・・・しかし自力に勝るミステリーゾーンはキャノンボールしんの連続ドライブやF山本のボーナススローで引き離しに掛かるもチャミスルは”孤高のエース”ランボー畠山、そしてバンビ木村が代わる代わるドライブを仕掛けてミステリーゾーンのファールを誘発、ボーナススローで繋いで離されることなく喰らい付いていくも残り1分、キャノンボールしんの連続ゴールで抜け出したミステリーゾーンが20-17と3点のリードを奪い第Qを終える。
第2Qに入るとミステリーゾーンはAKがロングレンジで口火を切ると続いてこの日好調のキャノンボールしんがストリート仕込みの豪快なドライビングレイアップを立て続けに捻じ込むと「秋季大会を通じて年齢を全く感じさせない素晴らしいプレー」を披露しているDG浅井がミドルジャンパーをヒットしリードを二桁に拡げるもののチャミスルもすぐさま反撃、前回対戦時に猛威を奮ったランボー畠山が早くもエンジン全開、力強いドライブに続いて“直前のドライブで突破された残像現象で思わず下がってしまう”ディフェンダーの心理を突いて“ドライブに行くと見せかけて”急ストップでスペースを作りミドルジャンパーを続け様にヒット、瞬く間に31-30と猛追、ミステリーゾーンを射程距離に捉えることに成功する。しかし残り4分、SS石川のフローターショットを合図にミステリーゾーンがスパーク!F山本の長距離砲に続いてバター梅津が圧巻の3連続ゴールでペイントゾーンを制圧、再び二桁差にリードを拡げるが残り1分を切って、前回対戦時とは明らかに「粘り強さ」が違うチャミスルはキュービック森本が右ウィング後方から立て続けにスリーをヒット、さらにはランボー畠山がバンクショットで繋ぎチャミスルが38-44とミステリーゾーンに6点差にまで追いつきハーフタイムを迎える。
後半に入るとF山本のスリー、キャノンボールしんの連続得点で再び49-38と得点差を二桁に拡げるとここまでインサイドで奮闘、フル出場を続け“明らかに疲労の色が見え始めた”バター梅津に換えて「原因不明の膝痛により出場時間」を制限していたハイタワー西野を投入、「拡がった得点差、101-53と快勝を飾った前回対戦時の記憶・・・選手達の心の中に僅かながらの油断が生じてしまったのかここからミステリーゾーンはミスを連発、さらにはイージーバスケットを外してしまいリズムを失ってしまうと「試合開始から集中力が途切れていない」チャミスルはベテラン、リトルレジェンド石井がミステリーゾーンの間隙を突いて鮮やかなドライブインを沈めるとこれを合図に総攻撃を開始、キュービック森本、ランボー畠山が続け様にスリーをヒット、さらには#18スマイリーコマンド近藤がディフェンダーと接触しながらも豪快なドライビングレイアップを捻じ込み遂に51-51の同点に追いつくと続いてオフェンスリバウンドを?ぎ取ったバンビ木村が角度のないポジションから左手でボールを捻じ込み53-51と逆転に成功、試合の流れを力づくで手繰り寄せたチャミスルが試合を優位に進めていく・・・
堪らずタイムアウトを要求、一呼吸入れるとともに戦術を再確認したミステリーゾーンはハイタワー西野に代わり再びコートに戻ったバター梅津がオフェンスリバウンドを奪うとそのまま「身体を大きく仰け反らせる難しい態勢」からボールを捻じ込み反撃の狼煙を上げるとDG浅井がトップオブザキーの位置から“よくスピンの効いた”ロングレンジをノータッチで一閃、さらにはSS石川がフローターショットで繋ぐと「前回の東実OBとの試合で完全復活を果たした」F山本がスリーを射抜いて再び逆転に成功、59-55と4点のリードを奪い試合はいよいよ勝負の最終Qに突入する・・・
ミステリーゾーンは“やや手薄”なチャミスルのインサイドをバター梅津、そしてキャノンボールしんが渾身のパワープレーで代わる代わるアタック、再びリードを65-55と二桁差に拡げるものの“全く勝負を諦めていない”チャミスルもすかさず応酬、スマイリーコマンド近藤のドライビングレイアップで反撃を開始するとバンビ木村のフックショットに続いてランボー畠山が力強いドライブに続いて右ウィング付近からスリーを射抜くと続いて対角に位置していたスマイリーコマンド近藤が左サイドからロングレンジをヒット、瞬く間に64-67と3点差に詰め寄りミステリーゾーンを再び射程距離に捉えることに成功する・・・
しかし残り3分、ミステリーゾーンはAKのスリー、SS石川のミドルジャンパー、さらにはバター梅津のパワープレーでまたしても74-64と再び突き放すも「何度も突き放されようともまるで亡霊のように背後に迫ってくる」チャミスルは残り1分30秒、“ZONE”に入っているランボー畠山が鋭いドライブに続いてロングレンジを立て続けにヒット72-74と2点差に肉薄、“想定外”とも言えるチャミスルの粘りに場内は騒然とした空気に包まれていく・・・
しかしこの激戦の決着を付けたのは9年前の創立時からチームを支えてきた二人のベテランシューター、残り1分、左サイドでボールを受けたAKがロングレンジを叩き込み77-72と5点差に拡げチャミスルの心を折ると最後はF山本が止めのスリーを射抜いて勝負あり、ミステリーゾーンが粘るチャミスルを80-75で下し2012年秋季大会以来の決勝進出を果たした。
決勝の対戦相手は粘る東実OBを終盤突き放し72-64で僅差の試合を制したオアシスに決定、果たしてミステリーゾーンは10月28日(水)に行われる決勝の舞台で若手からベテランまで好選手を揃える気鋭の相手を「不思議な物語が、決して不思議ではなくなる世界、空想の力によってのみ知る事が出来る謎の世界」そう、説明のつかない“ミステリー空間”へ誘い込むことが出来るのであろうか・・・
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メンバー不足の中、PG、そしてパワーフォワードの二つのポジションでプレー、チームのバランスを保つとともに17得点を挙げチームを勝利に導いたキャノンボールしん
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残り1分、74-72と2点差にまで迫ってきたチャミスルに左サイドからロングレンジを叩き込むAK。
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