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【DLEAGUE GREATEST GAME #1】

大会最終日
Prolougue
1942年6月から始まった第二次世界大戦における「最大規模の地上戦闘」として名を残すスターリングラード攻防戦・・・当初ドイツ軍の大兵力が市街地まで侵入、「スターリングラード」陥落は時間の問題、正に“風前の灯火“と思われていた・・・しかし当時の最高指導者の名前に由来するこの都市を死守する為にソビエト軍は絶望的な状況に追い込まれたこの極限の中でドイツ軍の戦略や戦力を再度分析、その結果、「空軍、戦車隊、歩兵師団が規律を持った協同攻撃では絶大な力を発揮するが個々の戦力はさほど優れている訳ではない」点に着目、ドイツ軍の空爆や砲撃を受け「瓦礫の山」と化したこの街の中に一筋の活路を見出す・・・

−市街戦ともなれば− 友軍をも爆撃してしまう恐れがある為にドイツ軍も無闇に空爆は行えず、そして瓦礫の山の中では強力な火力と機動力を持つ戦車も思うような力を発揮することは出来ない点を逆手にとり「常にライフルで狙う事が出来る、あるいは手榴弾、スコップ −これは斧の代わりに使用した− そしてナイフが届く範囲での戦い −まさに白兵戦− に持ち込み「祖国を守る為に心を一つにしたソビエト軍」は驚異的な粘りと抵抗力で徐々に形成を逆転、11月半ばに始まった大規模な反撃によりこの熾烈を極めた攻防戦に勝利する・・・

 
11月23日 2回戦 ファイブファールズ対オールディーズ

両雄共にここまで無傷の3連勝を飾りリーグ戦の首位を並走、既に他の4チームが優勝の可能性を失っている為に“事実上の優勝決定戦”となったこの試合はヒュードロクーペ”荒井がスティールからボールを奪うとそのままイージーレイアップを沈めてオールディーズが先制するもファイブファールズはすぐさまアナザーワールドたくとのコンビプレーでダンディカズが得点、同点に追いつくとここから −この勝負の重要性、張りつめる緊張感、そしてプライド・・・ −両者が“この試合に懸ける気持ちが伝わってくる”厳しいディフェンスの前に互いにシュートは放つものの得点が入らない膠着状態が続いていくも4分過ぎ、オールディーズはミリオンダラー浅田がしなやかな身のこなしからターンアラウンドジャンパーを決めて均衡を破るとここから”チームのダイナモ“ミスターパーフェクト遠藤がオフェンスを牽引、スワン佐々木との速攻に続いて切れ味鋭いドライブでディフェンダーを引きつけオープンスペースを創出してキックアウトパス、これを再びミリオンダラー浅田が右サイドからミドルジャンパーをクリーンヒット、さらには鋭い出足からスティールでボールを奪いキャノンボールしんのパワードライブをお膳立て、未だリズムに乗れないファイブファールズを10-2と大きく突き放し試合を優位に進めていく・・・

しかし残り2分、“大量リードから「やや集中力が欠け始めた・・・」−それはベンチワークも含めて−“コート内外での気の緩みを察知していた”ミスターパーフェクト遠藤の不安が的中、ダンディカズのスリーに続いてルンバ北山にスティールからイージーレイアップを決められ10-7と3点差に詰められてしまいファイブファールズに傾き始めた”試合の流れ“が微妙に影響したのかキャノンボールしんがQ終了間際で獲得した3本のボーナススローを1本しか決められず第1Qはオールディーズがファイブファールズに11-7と4点のリードを奪い終了する。

第2Qに入ると途中出場でコートに入ったダイナマイトキッドあつしがルンバ北山との息の合ったコンビプレーで得点、ファイブファールズが9-11と2点差に肉薄するもオールディーズはヒュードロクーペ荒井の得点に続いてミスターパーフェクト遠藤がミドルジャンパーをヒット、15-9と再びリードを拡げようとするも“時間の経過と共に“チーム本来のリズムを取り戻してきた”ファイブファールズが“お返し”とばかりにトリックスターだいごがミドルジャンパーで応酬、さらにはボードマスターまっきー、ダイナマイトキッドあつしがリバウンドに奮闘、これを基点に速攻を展開して最後はスーパーボールあきらがフィニッシュ、再び2点差に迫るとオールディーズもすぐさま反撃、ミスターパーフェクト遠藤がドライビングレイアップでディフェンダーのファールを誘発しボーナススローを獲得、これを確実に決めて17-13と4点差に戻す激しい攻防が続いていく・・・

すると残り4分、ファイブファールズはトリックスターだいごがスクリーンを使ってミドルジャンパーを射抜くと続いてサッカー用語で言うところの“ずる賢さ”を意味する“マリーシア”ドライブでマークマンのファールを誘発、ボーナススローをきっちり沈めて17-17の同点に追いつき試合に流れを手繰り寄せると続いてダイナマイトキッドあつしがオフェンスリバウンドからボールを捻じ込み遂に19-17と逆転に成功、さらにはアナザーワールドたくがボーナススローに続いてターンアラウンドジャンパーを続け様にヒット、一気にリードを拡げていくも残り2分を切ってオールディーズは試合開始から“声で、そしてプレーでチームを鼓舞し続けるミスターパーフェクト遠藤が躍動、トップオブザキーからロングレンジシュート“MP3”を射抜くと交代してコートに入ったばかりのベイビーガソル三寺に素早いパスを送りミドルジャンパーをアシストすると再び右ウイング後方から“MP3”をヒット、瞬く間に25-24と逆転に成功、さらには終了間際にはスワン佐々木が速攻でレイアップを捻じ込んでリードを拡げていく・・・

しかしこのまま引き下がる訳にはいかないファイブファールズは残り2.7秒、最後のオフェンスでここまでリバウンド、そしてルーズボールに身体を張って奮闘を続けるブラックタイガー山川が痛恨のムービングスクリーンを犯しそのままタイムアップ、オールディーズが27-24と3点のリードを奪いハーフタイムを迎える。

第3Qに入るとオールディーズがミスターパーフェクト遠藤からパスを受けたバイロン鈴木が右サイドからクイックリリースジャンパーをヒット、さらにリードを拡げていくと思われたがファイブファールズもすぐさまハリウッド雄介がペイントゾーンに切れ込みディフェンダーのファールを物ともせずにパワープレーで得点、ボーナススローも沈めてすぐさま応酬、するとここから両者“入れたら入れ返す、やられたらやり返す“ワンプレー毎にリードチェンジが繰り返される激しい攻防が続いていく・・・

しかし残り3分、キャノンボールしんのボーナスショットとスワン佐々木のミドルジャンパーで均衡を破ったオールディーズはミスターパーフェクト遠藤がルーズボールに飛び込みこれを奪取するとこの気迫溢れるプレーを足掛りにオフェンスのギアをシフトアップ、連続で速攻を繰り出し一気に二桁のリードを奪い突き放しにかかるもファイブファールズも負けじとトリックスターだいごとこの試合好調のルンバ北山がコンビプレーで連続得点、39-45と6点差にまで詰め寄り試合はいよいよ勝負の最終Qに突入する・・・

第3Q終盤の追い上げの流れを受けて最初にペースを掴んだのはファイブファールズ、アナザーワールドたく、トリックスターだいごと経由した素早いパスワークからゴール下でノーマークになったルンバ北山が冷静にボールをゴールに沈めると続いてアナザーワールドたくがローポストからのパワープレーで得点、43-45と2点差に迫るもののこの大事な局面でプレーヤー同士のコミュケーション不足から痛恨のバッドパスを犯しボールを失ってしまう・・・

すると“下を向きやや気落ちし集中力が途切れはじめた”ファイブファールズの僅かな心の隙を突くかのようにオールディーズが再びギアをもう一段シフトアップして攻撃のアクセルを力強く踏み込みキャノンボールしん、そしてミスターパーフェクト遠藤がコートを疾走、速攻からレイアップを捻じ込むと続いてミスターパーフェクト遠藤が“マークに付くディフェンダーの視線が僅かに離れた瞬間”を見逃さず「ここしかない」パスコースに鋭いバウンドパスを送りキャノンボールしんのゴールをアシスト、さらにはミリオンダラー浅田のパワープレー、ヒュードロクーペ荒井のフェイドアウェイジャンパーに続きベイビーガソル三寺が左ウィング後方からロングレンジを叩き込み圧巻の5連続ゴールで57-45と一気に突き放すことに成功する・・・

瞬く間に12点差に離されてしまったファイブファールズは残り4分、アナザーワールドたくがディフェンダーを背負いながらローポスト付近からゲームメイク、チームメイトにアシストパスを送ると共に自らも難しい態勢からタフショットを続け様に決めて追走するも集中力が途切れないオールディーズのチームディフェンスの前に思うように得点を挙げることが出来ず、残り時間だけが確実に減っていくのと反比例するかのように“彼等が目指してきたポジション”が少しづつ遠のいて行ってしまう・・・

試合時間残り2分を切って試合の“締めくくり”の時間に入りつつも攻撃の手を緩めないオールディーズはキケロ武田がスティールでボールを奪うとディフェンダーに追走されながらもレイアップに持ち込みファールを獲得、ボーナススローを確実に沈めると最後はミスターパーフェクト遠藤からパスを受けたキャノンボールしんが止めのバンクスリーを射抜いて勝負あり、オールディーズが優勝を賭けたこのビッグゲームを68-49で制し優勝、2年ぶり11回目(カップ戦での2度の優勝を含む)の王座に輝いた。オールディーズは大会を通じて“チームとしての戦術を徹底、この試合では出場機会が無かったヴィーナス野崎、ブラックキャットさくら、そしてベンチから出場、短いプレイタイムながらミスターパーフェクト遠藤のバックアップポイントガードとして堅実なプレーを披露したイリーガルシート鹿野を含めた”11人のメンバーが正に“心を一つ”にして戦いに挑み見事王座に返り咲いた。一方のファイブファールズはこの試合に“チームの絶対的存在”のアナザーワールドたくを満を持して投入、これまで3試合で積み上げてきたチームのポテンシャルに加えて圧倒的なスキルを誇るこのスーパースターが放つ有形無形のプラスアドバンテージを加えてこの決戦に挑んだが最終Q中盤まで僅差の争いを続けるも最後に突き放されて敗戦、4連覇を逃した・・・

 
Epilougue
−この熾烈を極めた戦いはー “スターリングラード”という名前が時に希望を失いかけ劣勢に陥っている戦士達を奮いたたせ、時に戦局の判断を誤らせる原因になっていたのかもしれない・・・スターリンにとって自らの名がつく都市をヒトラーに奪われてしまう事は戦略的な部分を超えて精神的に許されるものではなく、同様にヒトラーにとっても戦略的にはさほど重要視はされていなかった“スターリングラード”という名前に固執するあまり戦術を誤り自ら墓穴を掘ることになってしまったのかもしれない・・・


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