Dリーグについて
  あいさつ
活動拠点
チーム紹介
  セガ
ネオクラゲ
オールディーズ
キングサンズ
ブッダ
ファイブファールズ
令和元年度秋季大会
  大会展望
大会直前情報
大会日程
大会結果
個人成績
試合速報
MVP
過去の大会記録
  令和元年度春季大会
平成30年度秋季大会
平成30年度春季大会
平成29年度秋季大会
平成29年度春季大会
平成28年度秋季大会
平成28年度春季大会
>>過去の大会記録
D-Legend
  令和2年度 秋の陣
令和2年度 夏の陣
令和元年度 秋の陣
令和元年度 春の陣
平成31年度 冬の陣
平成30年度 春の陣
>>過去の大会記録
秘密アイテムNew
  SS石川のDリーグスカウター
※PCからの閲覧推奨です
コラム
  23'渋谷区女子シニア35秋
3th フレンドリーシップ50 #2
3th フレンドリーシップ50 #1
23'大田区シニア40春 #2
23'大田区シニア40春 #1
23'渋谷区女子35春 #1
>>過去のCOLUMN
酒場探訪日記
  大衆酒場 鶴亀
焼鶏 鳳
大衆酒場 大鵬
天ぷら 三惚
炭火焼鳥 とりいち
大衆酒場 初音
>>過去の探訪日記
D LIFE
  対談スペシャル
ラムジー武田氏
high flyer氏
スペシャルK氏
ナイトトレイン氏
>>過去のD LIFE
その他
  ダウンロード
問い合わせ
リンク集


【DLEAGUE GREATEST GAME #3】

−あの激闘の記憶が今、蘇る− 【DLEAGUE GREATESTGAME】へようこそ! 本日お届けする試合は2013年12月1日に行われた25年度秋季大会最終日の最終試合に行われた共に4戦全勝同士の「セガ対オールディーズ」の決戦の模様をお届けします。ここまで4試合平均27.5Pと驚異的な得点能力を誇るマスターピースゆうたを擁し破竹の4連勝、さらにこの最終日もオールディーズ戦のみと日程的にも優位なセガに対し午前中に行われた第2試合で −まだこの時点では3勝1敗と優勝の可能性を残していた− 強豪ファイブファールズと“正に白兵戦”とも呼ぶべき僅差を争う死闘を展開、最終Qの終盤で突き放し43-36で何とか振り切り勝利を?ぎ取ったものの激戦の疲労の色が隠せないどころかスターターの二人が欠場濃厚と“正に崖っぷちの状態”でこの大一番を迎えなければいけないオールディーズ・・・戦力、コンディション、勢い・・・全てに勝っているセガが圧倒的な優位と見られていましたが前人未到のリーグ4連覇を成し遂げてきた“絶対王者”に宿るチャンピオンプライドが疲弊し目標を失いかけていた戦士達のハートに火を灯し試合は予想外の展開の中で進んでいきます。果たしてその結末は・・・それでは手に汗握る激戦の模様をお楽しみ下さい。

 
Prolougue

あの試合は僕らが勝つ、いや勝たなければいけない試合だった・・・何せ彼らはダブルヘッダー、我々は1試合、主力メンバーのうち一人は欠場、そして一人は酷く体調を壊していると聞いていたし事実彼らの1試合目を − 本来の出来からはほど遠い姿をこの目で見て− 僕は勝利を確信した訳ではないが「ほぼベストメンバー」が揃っている安心感もあって試合開始時間までの僅かの間、前日も試合があったし休息を兼ねて少し眠ることにしたんだ・・・え、「ウサギとカメ」だって?あぁ、僕も最初はそう思ったけど「酷くくたびれ傷ついたカメ」なら僕らには追いつことは出来ないと思ったんだ・・・

第1シード対第2シードの全勝対決、4試合で平均得点27.5Pを誇る“スコアリングモンスター“マスターピースゆうた対リーグに君臨するスーパースター”ミスターパーフェクト遠藤の“MP対MPの頂上対決・・・古豪復活か、それとも5連覇か・・・注目の中で始まった秋季大会最後を飾るセガ対オールディーズの戦いは意外な結末が待ち受けていた・・・

試合はオールディーズが体調不良ながらスターターに起用されたバイロン鈴木がベンチの期待の応えてファーストタッチで左エルボー付近から蒲南茶荘クールショットをヒット!するもセガもすかさずマイティマウス愛宕がグリズリードライブでボールを捻じ込み応酬、双方譲らぬ試合展開が続いていくかと思われたオールディーズがここで早くもスパーク!ミスターパーフェクト遠藤がフリースローレーンやや左からミドルジャンパーを射抜くと続いて早い仕掛けからゴール下のラムジー武田にラストパスを送り得点を演出、さらにはまたしてもミドルジャンパーをヒットし8−2と幸先のいいスタートを切り試合を優位に進めていく。

開始早々オールディーズの早い仕掛けに圧倒されていたセガもようやく2分過ぎにスーパーハンドル笠原がドライブで切れ込みボーナススローを獲得、確実に2本沈めてようやく落ち着きを取り戻しここから両チームが激しい応酬を見せる。オールディーズが速攻崩れからベイビーガソル三寺がオフェンスリバウンドに飛び込みそのまま押し込むと続いてミスターパーフェクト遠藤がディフェンダーの一瞬の隙を突いて右ウィングやや後方からMP3を射抜いて早くも13−4と大きくリードを奪うもセガも負けじとばかりにすぐさまスーパーハンドル笠原が左エルボーからロングレンジ、そしてエクザイル江波戸が執念のオフェンスリバウンドからボールを捻じ込み応戦、9−13とすぐさま追撃を開始、序盤から優勝決定戦に相応しい激しい攻防が続いていく・・・

しかしこの均衡する戦いから抜け出したのはオールディーズ、ピースメーカー石渡、BIGX西川が気持ちの入ったリバウンドで繋いで試合の流れを手繰り寄せるとベイビーガソル三寺のロングレンジに続いてラムジー武田の連続ゴールで20−9と一気に差を拡げてセガを引き離していく・・・しかしセガはここで今大会初出場のベテラン、SS石川がステップアップ、エクザイル江波戸のシュートを見事なパスでお膳立てすると続いて得意のペリメーターショットを連続で射抜いて追走、残り1分を切ってオールディーズを射程距離内に捉えたかと思われたが残り僅かでベイビーガソル三寺にこの日2本目となる長距離砲を決められてしまい17−23とオールディーズに6点のリードを許し第1Qを終える。

第2Qに入り何とか喰らいついていきたいセガはシュートの形までは持っていくもマスターピースゆうたがミスターパーフェクト遠藤の厳しいマークに合い沈黙、ここまで10本のFGを放つも1本も決められない大ブレーキでスコアを動かすことが出来ない・・・対するオールディーズはこのQ開始からスワン佐々木、キャノンボールしんを投入、するとこの二人がすぐさま躍動、スワン佐々木がリバウンドショットに続いてパワープレーを敢行、ボーナススローを獲得するとお次はキャノンボールしんが左サイドからスピード溢れるドライビングレイアップを捻じ込み早くもその差は28−17と再び二桁に・・・これ以上離されたくないセガは不振のマスターピースゆうた、マイティマウス愛宕の若手コンビに代わってSS石川、そしてエクザイル江波戸のベテランが奮起、速攻での息のあったプレーからエクザイル江波戸が綺麗のレイアップを沈めると続いてSS石川がワンフェイクでディフェンダーをかわしミドルジャンパーをヒットし追撃を開始するもオールディーズもすぐさまミスターパーフェクト遠藤のドライビングレイアップやバイロン鈴木の速射砲で応戦、再びリードを拡げていく・・・しかしセガは残り30秒を切って大不振に陥っていたマスターピースゆうたがようやく初得点を挙げたがここでタイムアップ、34−23とオールディーズがセガに11点の差を付けハーフタイムを迎える。

後半に入ると劣勢に立たされていたセガが反転攻勢を開始、この日好調のスーパーハンドル笠原が左ウィング後方からロングレンジを叩き込むと続いてDG浅井がマイティマウス愛宕のパワーショットを演出、さらにはスーパーハンドル笠原が連続でスリーを射抜いて一気にその差を縮めていく・・・しかしオールディーズは慌てる事無く応戦、キャノンボールしんのドライブやベイビーガソル三寺とミリオンダラー浅田の息の合ったコンビプレーに続いてバイロン鈴木が蒲南茶荘クールショットを射抜いて再び得点差を二桁に戻しセガにつけ入る隙を与えない・・・

何とかオールディーズに喰らいついていきたいセガだがローテーションで頻繁にメンバーチェンジを行うオールディーズとは異なり交代頻度が明らかに少ない影響からかオールディーズが仕掛けてくるドライブやインサイドのパワープレーに“足”でついていけなくなりファールが続出、チームファールが重なりオールディーズにボーナススローをみすみす与えてしまい思うように得点差を縮めることが出来ず遂に試合は48−38とオールディーズが10点のリードを保ち試合は運命の最終Qへ・・・

早い時間帯に追いついていきたいセガはDG浅井からパスを受けたマスターピースゆうたが幸先よくミドルジャンパーを射抜くと続いてSS石川も右ベースラインからミドルジャンパーをヒット!追撃体勢に入るがオールディーズは残り時間や得点差・・・試合状況を理解して意図的にアウトサイドからの攻撃を極力控え「ゴールに近く、またボーナススローを貰える」インサイドへの攻撃をチームで徹底、執拗に繰り返しミスターパーフェクト遠藤、ラムジー武田、ミリオンダラー浅田がドライブで、あるいはボーナススローで着実に得点を重ね残り3分、遂にその差は62−46と16点差に拡がってしまう・・・ ミスターパーフェクト遠藤のシュートの可否の判定などでしばらく中断していた試合は「オールディーズの勝利を知らせるチームの女神」ヴィーナス野崎の登場と共に再開、すると右サイドにセットされたヴィーナスフォーメーションからミドルジャンパーを −ややマイナス角度の難しい位置から− 見事にヒット!勝利を決定づけると最後はビーナス野崎とサクラを同時起用する余裕の試合運びを見せたオールディーズが67−53でセガに快勝、5戦全勝で見事自身が持つリーグレコードを更新、前人未到の5連覇を達成した。対するセガはこの日2試合を戦わなければならなかったオールディーズに対し1試合のみと体力面ではかなりのアドバンテージがあったはずだが試合開始直後からオールディーズの厳しいマンマークにオフェンスのリズムを狂わされ敗戦、最終成績を4勝1敗とし春季大会に続いて準優勝で全日程を終了した。また注目のマッチアップ“MP対決”も本家、ミスターパーフェクト遠藤がこの試合まで平均得点27.5Pを記録していたマスターピースゆうたを6点に押さえると共に要所でマスターピースゆうたを2度に渡りブロック、加えて11得点5リバウンド5アシストのオールラウンドな活躍を見せて圧倒、格の違いを見せ付けた。 

 
Epilougue

試合が始まると彼らは信じられない程のスピードで我々に襲い掛かってきた。 −今日2試合目だというのに明らかに我々よりフィジカルコンディションがいいように思えたし、少なくても1試合目の疲弊しながら戦っていたチームとは全く別のチームのように見えた。− さらに驚くべきことに「酷く体調を崩していた」と聞いていた選手はスタートから出場、すぐさまシュートを決めてきたし、「欠場する」はずの選手は僕の目の前で笑顔を浮かべながら軽やかにドリブルを突いているじゃないか!・・・そしてその時やっと僕は気付いたんだ、彼らが「酷くくたびれ傷ついたカメ」ではなく「うさぎの足をも持つしたたかなカメ」だったことを・・・


画像をはじめ、当ホームページのデータを承諾無く、コピー・加工することを禁止します。本サイトおよびリンク先ページの内容に関する責任ならびに著作権は、それぞれのページの作成、管理者に帰属します。雑誌・新聞等にデータを転載される場合は必ずご相談下さい。

運営・取材協力 中村, 光嶋