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2016年渋谷区バスケットボール春季大会 スーパーシニア準決勝


決勝進出を懸けて全国大会優勝の経験を誇る強豪tigreazzurroBに挑むタイムトンネル、 前列左から“SE”光嶋、”DG“浅井、AK、”ナイト“足達 後列左より“バッドマウス”武藤、“アイスピック“カストロ”西川、“ボールコレクター”増田、“ホイッスル“島田

prolougue
−ここ10年に於ける歴代優勝チームを紐解いてみると− FCバルセロナ、レアルマドリードの世界に名を馳せるBIGCLUB同士の激しい鬩ぎあいに時折“闘将”ディエゴシメオネ率いるアトレチコマドリードがこの“2強”に鋭い牙を剥ける“それはまるでビデオテープの再生映像が毎年のように繰り返されているようにも映るリーガエスパニョーラの優勝争いに”2部降格候補“に挙げられていた弱小クラブが突如として快進撃を開始、旋風を巻き起こす・・・

2011-12シーズン、リーグ最少のチーム予算、32歳近い最高齢記録を更新した先発メンバーの平均年齢・・・プレーヤーとしてのピークはとうに過ぎてしまった、あるいは前所属チームで“戦力外”となったベテラン達が中軸を担う弱小クラブ“レバンテUD”が世界NO.1の資産価値を誇るレアルマドリードを破る金星を挙げる”giantkilling“を成し遂げスペイン全土にその名を知らしめると勢いに乗ったチームは破竹の7連勝を記録、誰もが予想だにしなかった“単独首位”に浮上する・・・

今回はナポレオン最後の戦いとなった「ワーテルローの戦い」から200年の歳月が流れた2016年6月18日、大会初参戦ながらスーパーキャットA、前回大会優勝の森本組、そしてTEAMSWIFTの難敵を次々と撃破、準決勝進出を果たした“タイムトンネル”が再び幡ヶ谷に位置する渋谷区スポーツセンターへ“タイムスリップ”、全国クラブシニア選手権大会優勝の経歴を誇るレジェンドチーム、tigre azuurroとの決勝進出を懸けた激闘の模様をお伝えしよう。


6月18日(土)3回戦 対tigre azzurroB

個々の実績と経験、戦ってきたステージのレベル、体格・・・“全てに上回る”レジェンドチームtigreazzurroBに対しDG浅井、AK, SE光嶋、バッドマウス武藤、そしてボールコレクター増田の準決勝まで勝ち抜いてきた不動のスターティングラインナップで試合に望んだタイムトンネルだったが「次のプレーを予測する“読み”、10センチは上回る平均身長とパスコースを遮断する長いウィングスパンを併せ持つ」老獪且つ強固なtigreazzurroBのゾーンディフェンスの前にSE光嶋、AKのアウトサイドからの攻撃も不発、インサイドへのパワープレーも圧倒的な高さに封じられてしまい思うようにオフェンスが機能せずなかなかスコアボードの数字を動かす事が出来ないでいるとtigreazzurroBは#8“ビッグブラザー”平がインサイドプレーで連続得点を挙げて攻撃の口火を切ると続いてチームの絶対的エース#20“ゼウス”平が右エルボー付近からシュートフェイクモーションでディフェンダーの“腰”を浮かせて出来たスペースにファールを誘発させる巧みなドライブを敢行しボーナススローを獲得、これを確実に2本沈めると次の攻撃では“ドライブされてしまった”残像映像が残っているディフェンダーの防御本能を察知、ドライブと見せかけ鋭く右足を一歩踏み出し思わず下がってしまった事で創出されたディフェンダーとのオープンスペースから伝家の宝刀のロングレンジをヒット、早くも9-0とタイムトンネルを引き離していく・・・

試合開始から4分を経過しても全く得点を挙げられない試合展開に早くもタイムアウト要求、巻き返しを図るタイムトンネルは“チームのエンジン”DG浅井が躍動、右ウィングからミドルジャンパーをヒットすると続いてタイトなディフェンスからボールを奪うとそのままセンターラインを爆走、AKに代わりコートに入ったナイト“anti-freeze”足達にラストパスを送りレイアップを演出、追撃を開始するも“試合巧者“のtigreazzurroBは「勝てば初参戦ながら決勝戦進出、強敵に対峙しアドレナリンが全身から噴き出し”強い気持ち“がややもすると”気負い“へと変わってしまっているタイムトンネルの心理状態を見透かしたように巧妙なシュートフェイクでディフェンダーのファールを誘発しボーナススローを獲得、真綿を締めていくように1点、そしてまた1点・・・とじわじわと得点差を拡げていき4-14と10点差で第1Qは終わるのか・・・と思われたが第1Q最後のボールポゼッションでDG浅井がブザービーターショットを捻じ込みタイムトンネルが6-14と8点差にまでtigreazzurroBとの得点差を縮めて第1Qを終える。

第2Qに入りメンバーの入れ替え「ややペースダウンした」tigreazzurroBに対してタイムトンネルもようやく反転攻勢を開始、ボールコレクター増田がゴール下で粘りボーナススローを獲得、さらにはtigreazzurroBのインサイドへの攻撃を身体を張ったタイトなマンマークで未然に防いでいるアイスピック“カストロ”西川のドライブに続いてバッドマウス武藤がディフェンダーのファールを誘う豪快なパワープレーでボールを捻じ込み6−0のランに成功、さらにはDG浅井がまたしても巧妙なディフェンスからボールを奪いそのままコートを駆け抜けると対峙するディフェンダーを引きつけ右サイドを疾走してきたボールコレクター増田に正に“ジャストタイミング”でラストパスを送りイージーレイアップをお膳立て・・・をしたかと思われたがリングに嫌われこれを落としてしまうと続いて“ディフェンス、そして停滞しているチームに勢いを持たせる”役割を担って2試合ぶりとなる出場を果たしたホイッスル島田が続け様に放った2本のミドルジャンパーが外れてしまうとタイムトンネルに流れかけ始めていた試合の流れは再びtigreazzurroBに“逆流”してしまいマークマンのピックが遅れたタイムトンネルのディフェンスの一瞬の気の緩みを突いてチームを率いるキャプテン#7“ギリシャ”牧野にミドルジャンパーを、そしてセンタープレーヤー、#14“ルチアーノ”川口に続け様にゴール下を決められてしまい13-21と第1Qで背負った8点のビハインドを縮めることが出来ずにハーフタイムを迎える・・・

後半に入ると −ここまで1回戦のスーパーキャッAには13点の、2回戦の森本組には9点のビハインドを背負いながらも逆転勝ち、後半での“スパーク”に自信を持っているタイムトンネルはナイト足達とアイスピック“カストロ”西川を第3Q開始から起用、チームの強みである“平面的なスピード”に活路を求めるがマークマンの“高さのミスマッチ”を素早く察知したtigreazzurroBはゼウス平がファールを誘発させるパワープレーを敢行し連続得点、瞬く間に得点差を拡げられてしまうとタイムトンネルはすかさずタイムアウトを要求、SE光嶋、ボールコレクター増田をコートに戻すもののtigreazzurroBの勢いは止まらずまたしてもゼウス平が巧妙なハンドワークでボールをスティール、そのままフロントコートに侵入するとマークが遅れたディフェンダーの虚を突いてトップオブザキーからこの試合2本目となるロングレンジを一閃、さらに得点差を拡げていく・・・

このまま引き下がる訳にはいかないタイムトンネルは準決勝までの3試合を通じて20点近いアベレージを記録、オフェンスの核となっているバッドマウス武藤がステップアップ、DG浅井のミドルジャンパーに続いてペイントゾーンを切り裂く豪快なドライブを立て続けに敢行し連続得点、一時は20点差以上離れた得点差を22-37と15点差にまで戻して試合はいよいよ最終Qに突入する・・・

−15点差を逆転する為にタイムトンネルのメンバーの残された時間は8分・・・ −絶望的な状況で始まった第4Q、敗色ムードが漂い始めた場内の空気を一瞬にして変えたのは二人の大ベテランの息の合ったコンビプレーだった・・・素早いアウトレットパスからボールを受けたDG浅井がセンターライン付近をドリブルで一気に駆け上がると「疲労からか明らかに足が止まってきた」tigreazzurroBのディフェンスの隙を突いてコートを疾走してきたAKにパスを送ると左ウィング後方からロングレンジを一閃、するとここから −“速攻で二人が駆け上がりtigreazzurroBの防御体勢が整う前にDG浅井がAKにパスを送る”全く同じシチュエーションから− 3連続でロングレンジをヒット、瞬く間に9得点を挙げて31-37と6点差にまで“異常接近”それまでの“楽勝ムード”から一転、緊迫した試合展開に変貌してしまうと「既に試合を勝利で終わらせるべく“巡航速度”ペースに入っていたtigreazzurroBは慌ててタイムアウトを要求、これまでのゾーンディフェンスからマンツーマンディフェンスにスイッチ、臨戦体勢を整え両雄譲らない激闘は6点差のまま勝負を決する時間帯に突入する・・・

しかしまたしてもタイムトンネルの前に立ちはだかったのはこの試合チームで挙げた47得点中、実に20得点を叩き出した“絶対エース“ゼウス平だった・・・残り3分、−それは決してスピードで抜き去ることを目的とはしていない− ディフェンダー身体を預ける“ファールを誘発させる巧みなパワープレーを立て続けに敢行、ボーナススローを確実に沈めていくと最後は#16”フリーザー“伊藤が前掛りになったタイムトンネルのディフェンスのコミュケーションミスを突いて続け様にゴール下を捻じ込み勝負あり、tigreazzurroBが最後まで果敢に挑んできたタイムトンネルを47-35で振り切り快勝、1年ぶりとなる決勝戦進出を果たした。

敗れたタイムトンネルはここまでスーパーキャットA、前回大会優勝の森本組、そしてTEAMSWIFTとリーグに居並ぶ強豪チームを相次いで撃破、初出場ながらベスト4進出を果たしたものの全国クラブ選手権大会制覇の経歴を誇るtigreazzurroBの牙城を崩せず3位で大会を終えた。

epilougue
シーズンが進むに連れその勢いは収まってはいったものの“降格候補”に挙げられていたクラブは最終的に6位でシーズンをフィニッシュ、100年を超えるクラブの歴史の中で初のUEFAヨーロッパ選手権の出場を果たす快挙を成し遂げ本大会でもベスト16に進出、その後も暫くは欧州でもトップレベルを誇るリーガエスパニョーラで中位にポジションをキープ、危ういながらも2部リーグ降格を免れていたが程なくしてレバンテUDの“夢物語”は終焉の時を迎えてしまう・・・

チームは2016‐17シーズンからは7シーズンぶりとなる「セグンダ」“2部リーグ”に戦いの場を移すことになってしまったが5年前に放った彼らの“一瞬の輝き”はクラブの歴史に、そして彼らを愛し続けてきたサポーターの心の中に永遠に刻まれている事だろう・・・
最終Q、ドリブルでコートを駈け上がる“闘将“DG浅井 ディフェンダーを引きつけるとともに的確なジャッジで見事なパスを送りAKの3連続スリーをアシスト、6点差にまで迫る9-0のランを演出、強豪tigreazzurroBを最後まで苦しめた 試合終了後、ベンチワークを担ったビルマ今市、そして応援に駆け付けてくれた“ハリケーン”ツッチー、“ブラックマーメイド”優子と記念写真に納まるタイムトンネルのメンバー、tigreazzurroBには敗れたものの大会初参戦ながら並みいる強豪チームを次々に撃破、堂々の3位に輝いた。

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