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Dleague LOOKINSIDE 2016

第85回 − 渋谷区シニア40 戦力分析:ミステリーゾーンX −

2007年9月 −その挑戦はある意味“無謀”とも映った− Dリーグの基本理念「真剣に楽しく」「ゲームを楽しむ」「交流の場」を具現化した一つの形としてリーグに所属するシニア世代を中心に平均年齢40歳を超えるメンバー構成で大田区区民大会に参戦を開始した“黄昏中年バスケットボールクラブ”「ミステリーゾーン」・・・

そしてこれを追うかのように4年後の2011年10月、「ミステリーゾーン」同様Dリーグシニア選抜とも言える陣容に数名の選手を加えて −彼らが“約束の地”と呼ぶ終着駅、即ち渋谷区シニア大会“優勝”−を目指して結成された「ミステリーゾーンX」。

ブルー&イエローを基調としたジャージーに身を包んだチームは初参戦の23年度秋季大会では2回戦敗退を喫するものの24年度は春季大会、秋季大会ともベスト8に進出、特に秋季大会は王者森本組を土壇場まで追い詰めるものの“残り0.4秒で逆転のフリースロー”を決められ惜敗、しかしながら渋谷区に君臨する“絶対王者”と互角の勝負を演じたチームが“約束の地”に辿りつくのはさほど時間は掛からないのでは・・・と予想されていたがその後チームは幾度となくベスト8には進出するものの「ベスト4」の壁に打ち破る事が出来ないはおろか1回戦敗退も2度経験、結成から6年が経過した現在、チームは緩やかな下降曲線を辿っているかのようにも映る・・・

今回は結成から6年目が経過、過渡期を迎えようとしている「ミステリーゾーンX」の現状を分析、チームの課題を探っていくとともに直前に迫った28年度渋谷区シニア40秋季大会の優勝の行方を探っていく事にしよう。



【表1】ミステリーゾーンX「年度別大会成績」
大会名対戦相手スコア最終成績優勝チーム準優勝チーム
23年秋季大会skillzzz47-542回戦敗退アイランダーズCOSMO
24年春季大会skillzzz46-47ベスト8森本組Tigre azzurro
24年秋季大会森本組40-41ベスト8森本組Tigre azzurro
25年春季大会RYOMA49-541回戦敗退森本組Tigre azzurro
25年秋季大会TEAM SWIFT39-50ベスト8森本組TEAM SWIFT
26年春季大会Giant steps33-44ベスト8森本組TEAM SWIFT
26年秋季大会Giant steps43-53ベスト8森本組TEAM SWIFT
27年春季大会Tigre azzurro43-52ベスト8森本組Tigre azzurro
27年秋季大会Giant steps41-60ベスト8PHANTOMS森本組
28年春季大会Tigre azzurro25-431回戦敗退森本組PHANTOMS
*上記10試合の平均得点 40.6点 平均失点 49.8点  得失点差 -9.2


まずは【表1】の年度別成績を辿りながら彼らのこれまでの戦いの足跡を検証していこう。年度別にみると参戦から2年目に当たる平成24年度が最も“約束の地=優勝”に手が届く位置にポジションを取っていたことが一目了然だろう。当時ベスト4の常連、skillzzz、そして君臨する“絶対王者”森本組と息詰まる僅差の鬩ぎあいを演じながら2大会連続で1点差で惜敗、勝負事に“たら”れば“はご法度だという事は十二分に認識しているが・・・もしこの2試合に − いや、1試合だけでも − 勝ち切れてさえいれば彼等は結成2年目で“約束の地”に辿りついていたのかもしれない・・・

2大会連続で大会制覇、“約束の地”へのチケットを取り逃したチームは“今年こそは・・・”と昨年味わった悔しさ、敗れたとは言え王者をあと一歩のところまで追い詰めた自信・・・大いなる期待を持って挑んだ25年度春季大会、−過去の戦績、事前情報を含め“全くのノーマーク”だった− RYOMAに敗北、メンバーの誰もが予想だにしなかった一回戦敗退を喫してしまうもののその後は持ち直し5大会連続で“ベスト8“進出を果たすもTEAM SWIFT、Giant steps、Tigre azzurro・・・ 常に覇権争いに加わっている“ベスト4”常連チームの牙城を崩す事が出来ていないまま数年に渡り空虚なシーズンを過ごし続けているのが現在のチームの実情のようだ。

【表1】の敗北を喫した試合結果だけを羅列、データを参考にするのはフェアではないかもしれないが「失敗した現実を直視、反省をしなければ決して前には進まない」事を鑑みればまずはチームの前に聳え立つ高い壁を打ち破る為には格上チームとの得失点差「-9.2」を如何に縮めることを考えなければいけない・・・チームとして練習する機会が「ほぼ無いに等しい」という事情があるにせよそのプレーぶりを客観的に観察してみると −僅かながらに残っている稚拙な部分が− チームや、個々のプレーヤーが持ち合わせている優れた能力を発揮する妨げになっているようにも感じるのは筆者だけではないだろう・・・

−下は43歳、そして最年長は55歳・・・これまでにメンバーの多くは試合や練習を通じて− 歓喜、勝利、敗北、後悔、忍耐、怪我、そして数秒で天国が地獄に変わってしまうバスケットボールというスポーツの恐ろしさ・・・ − これまでに幾重にも及ぶ経験を積んで −身体能力や勢い、そして怖いもの知らずでゲームに臨んでいた− 若き日に持ち合わせていなかったであろう思慮深さや知性、そして優れた判断能力を備えているはずだ・・・イージーシュート、クリアバスケットを確実に決める、シュート、パスのセレクション、ベンチワーク、ディフェンス、そしてチームが個々に求めているプレーを、そしてチームメイトのプレーを各々が正しく理解しているか・・・ここに列記した課題は改善出来ないの類のものではなく、このあと紹介するメンバーが持ち合わせている秀でた実力や経験値を合わせ鑑みれば“目の前に立ちはだかる壁を乗り越え、彼らが目指し続ける「約束の地」に辿りつく事”は決して実現不可能なミッションではないだろう。

ここでチームロースターをポジション別に紹介しておこう。司令塔のポジションには衰えるどころか未だに進化を続ける54歳“闘将”DG浅井、5キロの減量に成功、スピードを武器に加えたセンター以外の全てのポジションでプレーが出来るオールラウンダー、ビルマ“ネイマール”今市、一時チームを離れたものの秋季大会から復帰するロングレンジシュートが武器のF山本、SGは共にミドルシュートが持ち味のSE光嶋とホイッスル島田の同級生コンビが、そしてロングレンジからの攻撃はチーム最年長55歳のAKと今期からチームに加わったDリーグ創成期に多くのタイトルを獲得、一世を風靡したプリンス釣崎の新旧の3Pスペシャリストがその役割を担うことになるだろう。

SFはチームNO,1のアスリート、SS石川、規格外の爆発力を誇るペーパーバック“the beast”小森、そしてここ数シーズン欠場が続くもののオールランドなプレーと正確無比のロングレンジが武器のスタビライザー白井とこのポジションには得点能力に長けた実力者が名を連ねる。

さらにインサイドプレーヤーには共に190センチを超える高さを誇るボールコレクター増田とハイタワー西野、リバウンドが持ち味のアロンゾ河原、パワーと器用さを兼ね備えたインサイドの要、バーグ後藤、そして小柄ながら機動力、シュート力、意表を突いたパス、そして汚れ仕事も厭わない使い勝手に優れた「中戦車」“ドレクスラージョーダン“M4シャーマン”末次と異なる個性を持つユニークなメンバーが揃っている。

最後になったが28年度渋谷区シニア40秋季大会の優勝の行方を下記に添付した組み合わせ表から占ってみると直近10大会中8回の大会制覇を成し遂げているディフェンディングチャンピオン、森本組の優位は動かないが昨秋大会でその“絶対王者”森本組の牙城を崩したPHANTOMS、これに老獪な試合運びと実力者の揃えるTigre azzurro、シニアチームとは思えないアスリート能力を誇るTEAM SWIFTがこれを追う第2グループを形成する事になるであろうが春季大会でベスト8に勝ち上がったファルコンズ、Giant stepsA、 SWIFT S、そしてタイトなディフェンスを武器にするGGC7の4チームも虎視眈々と上位を狙っているので今大会も前回大会同様激しい優勝争いが繰り広げられる事だろう。

前回大会一回戦敗退を喫したミステリーゾーンXは出直しとなる今大会は先の事を考えずに自らの足元をしっかりと見つめ「目の前の一戦一戦」に集中して戦う姿勢が求められる。

敗北や失敗は決してマイナスな要素ばかりではなく、新たなスタートを切る為のエネルギーに変えることが出来る・・・まずは9月24日(土)、渋谷区スポーツセンターで行われる1回戦 「EASTSUNS」で彼らが如何なる戦いぶりを見せるのかに注目したい。



【ミステリーゾーンX 試合日程】

開催日試合時間開催場所対戦相手
09/241回戦14:50渋谷区SCEASTSUNS
10/302回戦10:50渋谷区SC未定
11/19準々決勝17:30渋谷区SC未定
11/27準決勝12:10渋谷区SC未定
12/18決勝12:10ひがし健康未定



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