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Dleague LOOKINSIDE 2016

第86回 ― 渋谷区シニア50 戦力分析:TIME TUNNEL ―

「ヤマクラゲ」(大田区シニア)、「ミステリーゾーン」(大田区区民大会)、そして渋谷区シニア40の部で活動を続ける「ミステリーゾーンX」に続いて“Dリーグ”から派生した第4のシニアチーム「TIME TUNNEL」。

当初の計画より1年前倒しで渋谷区シニア50の部の参戦を決めたチームは初戦となった「スーパーキャットA」戦では第1Q開始から大苦戦、0-13と大量リードを奪われ思いもよらない窮地に追い込まれるものの第2Qに入ると怒涛の反撃を開始、第3Qで試合をひっくり返すとそのまま押し切り34-28で逆転勝利を収めると続く2回戦では前回大会優勝の王者「森本組」と試合終盤まで緊迫感漂う死闘を51-45で制すると大会のダークホースに浮上、波に乗ったチームは準々決勝で強豪「TEAMSWIFT」を69-48で下し快勝、初参戦ながら誰もが予想しなかったベスト4進出を果たしてしまう・・・

そして決勝戦進出を懸けて挑んだtigre azzurro Bでは全国制覇を経験を誇る格上チーム相手に奮闘、最終Q、一時5点差にまで追いすがるも“ギアを一段上げてきた“tigre azzurro Bに試合終盤に再び突き放されて35-47で敗戦、最終的に3位のポジションで戦いを終えた。

今回は渋谷区シニア50の部に参戦を開始した「TIME TUNNEL」の28年度春季大会での戦いぶりを振り返るとともにチームの現状を分析、次期秋季大会への課題を一緒に考えていくことにしよう。



「0-13」・・・第1Q残り数秒、バッドマウス武藤が何とかオフェンスリバウンドをそのまま捻じ込み不名誉な「Q完封」は免れたものの記念すべきシニア50参戦初戦での緊張感や気持ちの昂りが影響したのかスーパーキャットA戦での「試合の入り方」でつまずき思わぬ苦戦を強いられてしまった「TIME TUNNEL」だったがバッドマウス武藤の2得点がチームに勇気を与えその後調子を取り戻し反撃を開始、得点を重ねると試合開始直後から「シニア50のカテゴリーでは稀」とも言えるマンツーマンディフェンスによってスーパーキャットAが急速に疲弊、明らかにペースダウンした相手を後半に入ると一気にたたみ掛け大逆転勝利を飾ったこの試合での“8分×4Q”32分間での凝縮された経験が「最後まで諦めない姿勢」、「仲間を信じる」、「継続力」というチームのフィロソフィー“哲学”とこのカテゴリーでは珍しい「マンツーマンディフェンスとアップテンポなオフェンス」を基本とするチームの“戦術”の二つの柱が僅かな時間で同時に確立されたと言っても過言ではなく、その後の2回戦の「森本組」戦、準々決勝の「TEAM SWIFT」戦、そして惜しくも敗れてしまった準決勝のtigre azzurro B戦とシリーズを通じて自らが確立させたチームの“哲学”と“戦術”を貫き通し初参戦ながら3位のポジションに輝いた事はこれから大会に挑み続ける彼らにとって“かけがえのない大きな財産となった事だろう。

次に「TIME TUNNEL」チームの戦術面を分析してみるとディフェンスでは1試合を通じて展開される「マンツーマンディフェンス」が基本となっていてディフェンスリーダー、DG浅井を軸としたタイトなディフェンスが喩え「目に見える形」即ち“スティールやバッドパス、ボールロストに繋がらなくても”対戦相手の体力を削りペースダウンをさせ初戦の「スーパーキャットA」戦、2回戦の「森本組」戦で威力を発揮、数値には推し量れないものの逆転勝利を飾った大きな要因をなった事は明らかだ。

次にオフェンス面では各ポジションに走れるプレーヤーを揃えているのでアップテンポな攻撃を仕掛ける機動力、またハーフコートでは特定の選手に攻撃の比重が偏らないどこからでも、そしてフロアにいる5人のプレーヤー全てが得点を狙うことが出来る二つの攻撃が基本戦術となっていて、準決勝のtigre azzurro B戦以外全ての試合で全員得点を挙げている事がそれを証明していると言えるだろう。

大会初参加でベスト4入りしたとはいえ、結成して日が浅いチームに課題が無いわけではない・・・オフザボールの動きや連動性、時折集中力を失ってしまう場面が散見するディフェンス、シュートセレクション・・・さらなる上のポジションを目指すチームは前述のような様々な問題を抱えてはいるが幸いにしてチームは問題点に気付いていて既に改善に着手、7月、そして9月と2回に渡りシニア40、及び若手を交えての合同練習を実施、さらには10月初旬には都内某所で春季大会で優勝した強豪、tigre azzurro の胸を借り練習試合を計画しているとの情報もあり、秋季大会でのさらなるポジションアップに向けて着実に調整を進めているようだ。

ここでチームのロースターを紹介しておこう。チームの司令塔を務めるのはタイトなディフェンスと力強いドライブ、そして年を重ねるごとに“ここぞというときに放つクラッチシュートの精度を挙げている“闘将”DG浅井、左右のベースライン沿いからのミドルジャンパーが持ち味のSE光嶋、PG,SGどちらのポジションもこなすことの出来る器用さと正確なミドルジャンパーを併せ持つコンボガードのナイト足達、ロングレンジシュートと意表を突くドライブが武器の最年長55歳のAKのバックコート陣とセンターながらディフェンスリバウンドをecぎ取りドリブルでセンターラインを疾走、そのままレイアップに持ち込む走力と至近距離からのミドルショットで得点を量産したバッドマウス武藤、高さを活かしたリバウンドとブロックでペイントゾーンでの存在感を示し続けたボールコレクター増田、本来のナチュラルポジションであるSGからそのパワーを活かしチーム事情からフォワードにコンバートされインサイドプレーも兼任、秋季大会ではマルチな活躍が求められるホイッスル島田、そしてベンチから飛び出しその無尽蔵のスタミナとスピードでコートを縦横無尽に走り回り攻守に渡って労をいとわない素晴らしい活躍を披露、チームにエネルギーを齎すアイスピック“カストロ”西川で構成されていて、この8名のメンバーが織り成す “TIME TUNNELバスケットボール”はコートの中での幾重に渡る様々な経験とコートの外で、そして酒席を通じて育んでいった友情が見事に融合、それはDリーグ創成期を彩った“第一世代”とも呼ぶべき彼らが−「真剣に楽しく」「キープスマイル」「フェアプレー」− Dリーグの基本理念を15年の長きに当たりそのまま踏襲、50歳を超えた現在でもそのまま体現、次に続く世代に伝えようとしているのかもしれない・・・

最後に下記に添付した28年度秋季大会【男子シニア50】の組み合わせに基づいて優勝の行方を占ってみる事にしよう。

春季大会で優勝を飾ったtigre azzurro Bが優勝候補の最右翼であることは間違いないが王者である彼らの行く先には強豪チームが待ち受けていて、まずは2回戦で1年前のチャンピオンの森本組の、そしてTIME TUNNEL同様、春季大会でタイトなマンツーマンディフェンスとアップテンポな攻撃でベスト4に食い込んだ難敵アイランダーズの挑戦を退けなければならない。

逆のサイドの山に入ったTIME TUNNELは順調に勝ち上がれば準決勝で対戦することが予想されていた前回大会でアイランダーズとの僅差の鬩ぎあいを制し決勝進出を果たしたナイトクラブのまさかの棄権、前回大会準優勝に輝いたシードチームの一角が消えた今、恐らく勝ち上がってくるであろう準々決勝でのスーパーキャットAとのリマッチを勝利すればかなりの確率で決勝戦進出を果たすことになるだろう。

tigre azzurro B、あるいは森本組と決勝の舞台で再び雌雄を決するのか、それともアイランダーズとのフレッシュ対決か・・・来たる秋季大会はTIME TUNNELにとって今後のチームの行方を左右する重要な戦いになる事だろう。



【TIME TUNNEL 試合日程】

開催日試合時間開催場所対戦相手
11/052回戦13:30渋谷区SC未定
11/20準々決勝12:10ひがし健康未定
11/27準決勝13:30渋谷区SC未定
12/18決勝10:50ひがし健康未定



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