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Dleague LOOKINSIDE 2016

第88回 ― 28年度渋谷区秋季大会【シニア50】の優勝の行方を占う ―



11月5日に幕を開けた28年度渋谷区秋季大会【シニア50】はいよいよ佳境を迎え12月18日(日)、ひがし健康プラザに於いて決勝戦が行われる。

決勝に駒を進めたのはアイランダーズ、そしてGGC EIGHTMANとの幾重にも渡るリードチェンジを繰り返した激戦を制し2年ぶりとなる大会制覇を目指すtigreazzrroAと準決勝のteamAZ戦ではやや手古摺ったものの参戦2大会目ながら危なげなく勝ち上がってきた新興チーム、タイムトンネルとで争われる事になった。

今回は“高さとスピード“ ”エリートと雑草“ 戦術やチームカラー、そしてチームのメンバー構成と見事なまでに対照的な組み合わせとなった決勝戦を両雄のここまでの戦いぶりや様々な情報から分析、優勝の行方を占ってみる事にしよう。

東西冷戦時代、かつてプーチン大統領も所属していた事でも知られているソビエト連邦共和国の諜報機関、“KGB”では一般に公開されている写真や文献等から西側諸国の最新鋭兵器を分析、およそ80%〜85%の情報を掴んでいたと言われている・・・

仮に“最も重要な機密“残り10%〜15%は解析することが出来なかったとしても“80%〜85%”が把握出来ていれば大まかながらその全体像を知りうる事が出来る“のではないだろうか・・・

まずはKGBの情報収集手法に倣い渋谷区バスケットボール協会のサイトにアクセス、既に公開されているトーナメント表から両チームの勝ち上がりの道程と得失点を比較してみることにしよう。



【tigreazzrroA】

対戦相手得点失点得失点差
YBC19816321+41
アイランダーズ5853+5
GGC EIGHTMAN4137+4
平均54.037.0+17


【タイムトンネル】

対戦相手得点失点得失点差
駄馬5429+25
スーパーキャットA4523+22
teamAZ5041+9
平均49.631.0+19.6

この表からは一見、攻撃力ならばtigreazzrroAが、そしてディフェンスではタイムトンネルが優位に見えるかもしれなが −tigreazzrroAはアップテンポな攻撃を仕掛け、タイムトンネルはローススコアゲームに持ち込みたい・・・−と思えるかもしれないが表層的な数字が並ぶその表からは読み取れない事がコート上では繰り広げられていて現実には全く異なる −極端な事を言えば真逆− なゲーム展開になる事が予想される。

高さ、体格、パワー、経験、戦ってきたレベル・・・熊谷組、松下電器、法政大学、中央大学、土浦日大高校、そして京北高校・・・当時の強豪として知られる実業団、大学、高校の中軸メンバーで構成され「タイムトンネル」を“全てに上回る”tigreazzrroAとしてはハーフコートゲームを主体とする老獪なゲームメイクでディフェンスのギャップを突くパスワークとスクリーンを駆使、ノーマークとなったアウトサイドシューターが放つ確率の高いオープンショット、そしてインサイドではミスマッチが生じたディフェンダーとのマッチアップとなれば体格差のアドバンテージを活かし“ここぞとばかりに“アイソレーションを仕掛け得点、あるいはファールの誘発を狙い春季大会での準決勝でタイムトンネルを47-35と快勝している僚友、”tigreazzrroB”がそのお手本を示したように序盤で得点差を拡げ早い時間帯での“決着”を付けにくることが予想される。

唯一、彼らの不安材料を挙げるとすればやや劣るとされる体力面、そして”エリートチーム“でプレーを続けてきたこそ心に宿り続ける”覇者“としてのプライドの部分か、スピードやスタミナという部分ではやや優位があると予想される”雑草“タイムトンネルに終盤まで僅差での試合展開に持ち込まれてしまうと終盤の体力の消耗と相まって彼等のプライドがマイナスのベクトルに傾くと思わぬ落とし穴が待ち受けているのかもしれない・・・

一方のタイムトンネルは身長や体格で劣る部分をスピードや素早いパスワークを含めた平面的な勝負に持ち込みたいものの、「10回対戦して1回勝てるかどうか」の彼等の“生命線”はこれまで勝ち上がってきた道程と同様に全力プレー、リバウンド、そしてマンツーマンディフェンスとなる。

圧倒的な高さと体格を誇るtigreazzrroAに対してバッドマウス武藤、ボールコレクター増田、そしてアイスピック“フィデルカストロ”西川、いや、フロアにいる5人がリバウンド、そしてニュートラルボールに絡み“球際での争い”を制する事が出来るか、そして“チームの唯一の強み”とも言える平均失点31点を記録しているタイトなマンツーマンディフェンスを試合を通じてメンバー全員が集中力を途切れさせる事なく持続出来るかが勝機を手繰り寄せるポイントとなるだろう。

次にオフェンスの部分では決勝に進むまでの3試合で全て全員得点を記録、“特定の選手に依存する事無くどこからでも得点が取れる”優位性を活かす為にも“素早いパスワーク”“オフザボールでの動き”“正しい判断”そして“自己犠牲”が求められる事になる。

また前述のように春季大会の準決勝でのtigreazzrroB戦では試合終盤で見せた猛攻により一時5点差まで詰め寄ったものの試合序盤で奪われた大量リードが大きなハンディとなり敗北を喫している現実を鑑みれば“ふとした油断や一瞬の気の緩み”が即座にスコアに繋がることを肝に銘じ“試合の入り方”にも細心の注意を払わなければならないだろう。

以上のように18日に行われる決勝戦の行方を様々な角度から鑑みると“全てに上回る”強豪tigreazzrroAが優位である事は動かない。

しかしながら30代が主として活躍しているDリーグで未だプレーを続けているメンバーが半数を占めるタイムトンネルのスピードと体力、そして8名のメンバーが練習、試合を通じて培ってきたチームワークを侮る訳にはいかない・・・

18日の決勝戦、どちらのチームが覇権を手にするのかを完全に言い切る事は出来ないが早い段階で大差がつけばtigreazzrroAが、終盤までもつれるような“後半勝負”の試合展開となればタイムトンネルにも勝機が訪れると筆者は予測する。


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