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Dleague LOOKINSIDE 2017

第91回 ― 29年度Dリーグ春季大会 戦力分析:オールディーズ編 ―

【覇権奪回、そして12回目の優勝を目指すオールディーズ】


−リーグ最多11度に及ぶ優勝を成し遂げている彼等を他のプロスポーツチームに喩えるとしたら− それはリーグエスパニョーラに於いてFCバルセロナと激しい火花を散らすライバル関係を続けている“レアルマドリード”と言うよりは、ブンデスリーガで1FCニュルンベルクの9回、ボルシアドルトムントの8回を大きく引き離しリーグ最多26回の優勝を誇る名門、“バイエルンミュンヘン”あるいは同様にガンバ大阪、東京ベルディの10回を圧倒的に凌駕する国内タイトル獲得数25回を誇る“鹿島アントラーズ”となるのだろうか・・・

前回大会でチャンピオンの座をネオクラゲに譲ったとはいえこの5年間で5連覇を含む7度、そしてリーグ最多となる11回の優勝を遂げている現実を鑑みても現在でもオールディーズがリーグを代表する強豪チームであることに異論挟む余地はなく、また、彼等の練習に取り組む姿勢を見ていると最も大切な“バスケットボール”への情熱や、“勝利への欲望”はいささかも衰えてはいないどころか、覇権奪回に向けてそれはさらに増幅しているように映るのは筆者だけではないだろう。

現在のチームを形成している“グループ”はセガと同じように“ファイナルバージョン”とも呼ぶべき“完成の域”に近づいていて長年に渡り栄光と、時には辛酸を味わいながら共に同じ道を歩んできたチームメイトは全てのメンバーのプレイスタイルやパーソナリティーを熟知、ケミストリーやチームプレーには一切の問題は無く、“年齢”という部分を除外すればリーグで“最も危険な存在”であることには変わりはない。

前回大会を見てもおわかりのように −タイトなディフェンスと爆発的なオフェンスで他チームを圧倒した初期のスタイルからタイプが異なるチームからの挑戦に真正面から受け止め、ことごとく跳ね返して5連覇を達成した黄金時代、そしてメンバー全員が“一つになって”ファイブファールズから王者の座を奪い返した2015年秋季大会から今日に至るまで・・・彼等は時代の変遷と共にそのプレイスタイルを変化させてきている。

例えばミスターパーフェクト遠藤 −リーグに参戦し始めた8年前の彼は− サッカーで例えれば FCバルセロナが採用していた“ゼロトップ”フォーメーションで「偽りの9番」の役割を受け持つリオネルメッシのように −ゲームメイクを担当しながらもフィニッシュも決める”超攻撃的なスタイルから齢を重ね40歳の領域に近づいた現在では“ボランチではないが少し下がったポジションからゲームメイクを担当、ヒュードロクーペ荒井やミリオンダラー浅田をはじめとするチームメイト達の得点を演出する事を優先、しかし”いざとなればアクセルを踏み込みドライブやミドルジャンパーを駆使、“自ら得点を取りに行くスタイル− に変貌している事にお気づきだろう。

しかし8年前も、今現在でも −いい意味でも、悪い意味でも− オールディーズは“ミスターパーフェクト”遠藤のチームであることは疑いようのない事実であり、前回大会を見ても彼が欠場してしまった試合ではチームは恐ろしい程に推進力が不足してしまい、結果、自分達のリズムを見失って得点力が低下、勝てる筈の試合を落としてまったり、思わぬ相手に苦戦を強いられる悪循環に陥る傾向が往々にして見られるので次期大会でも“ミスターパーフェクト遠藤”が不在の場合の戦い方を準備しておかなければ、前回大会と“同じ道を辿る”−即ち優勝を取り逃がす− 事になるだろう。

ここで覇権奪回を目指すグループの顔ぶれを今一度確認しておこう。

予想されるスターターはチームに情熱と血流を送り続けるダイナモ、ミスターパーフェクト遠藤、次世代のチームを背負うであろうオールラウンダー、ヒュードロクーペ荒井、大会に向けて減量に成功、調整に余念のないハードなディフェンスと勝負強さを併せ持つベイビーガソル三寺、オフシーズンのトレーニングでロングレンジシュートの確率を向上させてきたスワン佐々木、“必要悪”とも言える異質のパーソナリティーとストリートテイスト溢れるプレーがいい意味でのチームのアクセントになっているキャノンボール“ディアブロ”しんの5人、これに己の気配を消してスクリーンアウトを掻い潜りペイントゾーンに侵入、巧妙なポジション取りでオフェンスリバウンドを?ぎ取り、そしてミスターパーフェクト遠藤の僅かな隙を見逃さずにオープンスペースに投げ込む速攻時のタッチダウンパスをキャッチするワイドレシーバー、キケロ武田、いぶし銀のプレーと高確率なショートジャンパーでチームを支える大ベテラン、BIGX西川、リーグno.1のジャンプシューター、最近ではロングレンジからの精度も上げてシュートレンジを拡げてきているバイロン“アンストッパブル”鈴木、ペリメーターの距離ならばコートのあらゆるポジションから射抜く事が出来る正確なミドルジャンパーと力強いパワープレーを併せ持つミリオンダラー“reliable”浅田、マークに当たるディフェンダーを欺くような不安定なフォームながら年々ミドルジャンパーの精度を挙げているバックアップポイントガードを務めるイリーガルシート鹿野、前回大会、伝家の宝刀の3Pシュートで土壇場に追い込まれたチームを救い、その高い得点能力を証明したクラッチシューター、スピンマスターさくら、そして3Pラインを少し入った左ベースラインから左ウィングエリアに掛けてのゾーン“通称エリア19”から正確なジャンパーを量産すると同時に意表を突いたアシストパスを決めるコートビジョンを持つヴィーナス野崎のお馴染みのメンバーがベンチからスターターを支える役割を担う。

以前にも指摘したように彼等が“絶対王者”の称号を持ち、長年に渡りリーグの頂上に君臨し続けられるのは何も彼等が持って生まれた才能、恵まれた体格や秀でた運動能力、そして素晴らしいスキルを持っているからではなく、“継続する事の重要性、そして努力する才能”を持ち合わせている事が数々の栄光を獲得してきた源泉をなっていてこのオフシーズンでの個々の選手達は準備にも余念は無く、また前回大会のチームスタッツを確認しても平均得点、アシスト数、3P成功数でリーグトップの数値を記録、さしたる欠点やマイナス材料も見当たらず今大会も優勝に最も近い位置にポジションを取っている事は間違いないだろう。

しかしながら如何なる王者も限りある命、、、いつかは彼等にも終焉の知らせが届き、それを受け入れなければいけない時が必ず訪れる・・・幾重にも渡る勝利と栄誉に輝いてきたこのグループで再び栄光を掴み取る時間はさほど残されてはいないことを鑑みれば次期春季大会は正に“勝ちに行く”覚悟を持って挑まなければならないだろう。


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