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Dleague LOOKINSIDE 2017

第100回 ― 29年度Dリーグ秋季大会 戦力分析B ―


【キングサンズは栄光を取り戻す事が出来るのか】


ソビエト連邦、かの国の野党、ジェイソン.キッド、ジム.ジャクソン、ジャマール.マッシュバーンの3Jを擁したダラス.マーべリクス、コーチ、ドン.ネルソンと前年度、ルーキーオブザイヤーを獲得したクリス.ウェバーの対立によりベイエリアのファンの期待を裏切った1994-95シーズンのゴールデンステートウォリアーズ・・・国家、政党、プロスポーツクラブ・・・いかなる“組織”が崩壊するのは外的要因よりもむしろ −権力の集中及び権力争い、嫉妬、不公平、不正、私利私欲、そして金と女 − 内部からの様々な要因によって引き起こされる場合の方が遥かに多い・・・

かつて5度の優勝を成し遂げ一時代を築き、オールディーズと激しい覇権争いを繰り広げ“強豪”としてリーグにその名を知らしめていたキングサンズ。

しかしながら2010年秋季大会の優勝を最後にチームは以前から確認されていた些細な綻びがやがて目に見えて大きくなると緩やかな下降曲線の突入、ユニバーサルジョイントノブナガ、レモンスカッシュつう、センセーション吉武が加入した2014年、そしてインベーダーのぶが加入した2016年に一時的にチーム状態は上昇、優勝争いに顔を出した期間もあるが、リーダーシップの欠落、ままならいない補強、高齢化への対応の遅れ、主力選手の離脱、リーグからの再三の要請にも係らず未だ統一されていないユニホーム・・・チームは様々な難題を抱えていて今やチームは存続すら危ぶまれる“危険水域”に身を置いている。

今回はこのところ優勝争いから遠ざかっているものの、“ダークホース”的存在として不気味な存在感を放っているキングサンズの前回大会の戦いぶりを振り返りながら彼等の戦力を分析することにしよう。

初戦のファイブファールズ戦では僅差の戦いを見せるも60−65で惜敗するも続くセガ戦では78-65で快勝、1勝1敗のイーブンに戻すもオールディーズ戦では“絶対王者”のハイパーオフェンスの前に55-92と沈黙、ネオクラゲにも54-81と2試合完敗、既に緊張感も途切れたか・・・と思われたが最終日、既に優勝を決めていたとはいえ4連勝を挙げ完全優勝を目指していたブッダに69-61と競り勝ち2勝3敗と4位で大会を終えた。

次に4位で終わった彼等の1試合当たりの各部門でのチームスタッツの数値を確認してみることにしょう。(○内は順位)

平均得点:63.2 E 平均失点:72.8 C 得失点差:−9.6 D リバウンド:31.4 A アシスト:12.0 B スティール:5.0 C 3P成功数:2.0 E と4位に相当の数値が並んでいるがリバウンド部門でハイタワー西野、バーグ後藤を擁する影響からかリーグ2位、アシストもリーグ3位と健闘を見せており時にこれが強豪チームと接戦を演じ、時にはなぎ倒す所以なのだろう・・・

もし、彼等が“ダークホース”“不気味な存在”のままでいい、あるいは“1勝、2勝出来ればそれで満足・・・と考えているのならばこのままでもいいだろう。

優勝したいのならば、またかつて強豪と呼ばれた姿に戻りたいのならば何よりもまずディフェンスを改善して-9.6の得失点差をプラスに持っていくように改善をしなければいけない・・・

また得点ランキングトップ10にユニバーサルジョイントノブナガ、インベーダーノブ、そしてベースラインマスターだいきと揃うアウトサイド、あるいはドライブをリーグでもトップクラスの破壊力を誇るが逆にリバウンド王のタイトルを分け合ったハイタワー西野、バーグ後藤を擁するインサイドでの得点が少ないのでややもすると「アウトサイド」に偏ってしまっているようにも映るオフェンスのバランスを取る必要があるだろう。

またリーグ最低を記録した3P成功数、1試合当たり2本は強力なセンター(ハイタワー西野、バーグ後藤)を擁しディフェンスがインサイドを警戒、スペースが拡がっていることを想像するとこの2本という数字は彼等の潜在能力からすればあまりにも少なく、6本以上を決めてくるブッダ、オールディーズとは雲泥の差があり秋季大会までに修正をしなければならないだろう。

ここで秋季大会に挑むキングサンズのチームロースターを確認しておこう。

予想されるスターターはアウトサイド、そしてドライブを武器に得点を量産する“ユニバーサルジョイント“ノブナガ、素晴らしいルーキーイヤーを過ごし今やチームの中心選手となった司令塔を務めるインベーダー.ノブ、不惑の年齢に突入するも衰え知らずのシューター、ベースラインマスターだいき、前述のようにリバウンド王のタイトルを分け合った二人のセンター、190センチを超える高さを誇るハイタワー西野とパワーと軌道力を兼ね備えるバーグ後藤、春季大会を欠場した3PシューターのRPGノブナガ、高さに加えて3Pシュートも高確率で決めてくるシュート力を兼ね備えるセンセーション吉武、ディフェンスとミドルジャンパーが持ち味のチームno.1のハッスルプレーヤー、レモンスカッシュつう、これに膝の靱帯損傷から復帰、シニア大会でキレのある動きを見せていた高橋水芭蕉、ミスの少ない堅実なプレーとミドルジャンパーが持ち味のハルクまこと、無尽蔵のスタミナでコートを駆け抜けるスマートボーイ宮下、意外性の一撃で対戦相手を奈落の底に突き落とすスノーマン”ヘルシューター“てる、高いリバウンドとバックアタックショットが持ち味のチーム最年長ながら”チームで最も魅せる男“ハイフライヤー.イチロー、出場となればインテリジェンスを感じさせるプレーでバックアップポイントガードを務めるであろう”人妻“となった”マダム“ピンクアイバーソン、そして黄金時代を支えたかつてのエースプレーヤー、F山本の栄光と辛酸を知る経験豊かなベテランがベンチからチームのエネルギーを齎す役割を担うだろう。

ある時は −時のチャンピオンチームを正確無比なアウトサイドからのロングレンジシュートの絨毯爆撃で第1Qで葬ったかと思えば− そしてある時は「キングサンズが圧倒的有利・・・」と思われた試合でいとも簡単に捻られ予想もしない大差で敗北を喫してしまう・・・

そう、このチーム程、試合によってパフォーマンスが変わってしまうチームも珍しい・・・

何度も書き記したが、要するに彼等は“ダークホース”そして“危険な存在”なのだ・・・しかしながらダークホースは何の前触れもなく“本命馬”に姿を変えるかもしれないので対戦チームは彼等を侮ると取り返しのつかない代償を支払う事になるだろう。


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