Dリーグについて
  あいさつ
活動拠点
チーム紹介
  セガ
ネオクラゲ
オールディーズ
キングサンズ
ブッダ
ファイブファールズ
令和元年度秋季大会
  大会展望
大会直前情報
大会日程
大会結果
個人成績
試合速報
MVP
過去の大会記録
  令和元年度春季大会
平成30年度秋季大会
平成30年度春季大会
平成29年度秋季大会
平成29年度春季大会
平成28年度秋季大会
平成28年度春季大会
>>過去の大会記録
D-Legend
  令和2年度 秋の陣
令和2年度 夏の陣
令和元年度 秋の陣
令和元年度 春の陣
平成31年度 冬の陣
平成30年度 春の陣
>>過去の大会記録
秘密アイテムNew
  SS石川のDリーグスカウター
※PCからの閲覧推奨です
コラム
  23'渋谷区女子シニア35秋
3th フレンドリーシップ50 #2
3th フレンドリーシップ50 #1
23'大田区シニア40春 #2
23'大田区シニア40春 #1
23'渋谷区女子35春 #1
>>過去のCOLUMN
酒場探訪日記
  大衆酒場 鶴亀
焼鶏 鳳
大衆酒場 大鵬
天ぷら 三惚
炭火焼鳥 とりいち
大衆酒場 初音
>>過去の探訪日記
D LIFE
  対談スペシャル
ラムジー武田氏
high flyer氏
スペシャルK氏
ナイトトレイン氏
>>過去のD LIFE
その他
  ダウンロード
問い合わせ
リンク集


Dleague LOOKINSIDE 2017

第99回 ― 29年度Dリーグ秋季大会 戦力分析B ―


【5度目のリーグ制覇を目指すネオクラゲ】


1925年に加盟、東京六大学野球連盟に所属する東大野球部・・・これまで優勝は無いものの、1974年、のちに読売ジャイアンツの主力投手として活躍した法政大学の“怪物”江川卓から、そして2010 年には早稲田大学のエース、“ハンカチ王子”こと斎藤祐樹から勝利を挙げるなど時折“光”を発してはいたがこの齊藤祐樹を破った試合の直後から長く暗い“連敗街道”という名のトンネルに突入、自らの持つリーグワースト記録の70連敗を更新、2015年秋季リーグ戦で法政大学を延長で下すまでその屈辱的とも言える連敗記録は94にまで伸びた・・・

しかし2012年11月に就任した浜田監督がチーム改革に着手、ライバルチームにひしめく甲子園経験者を始めとする““野球エリート”に打ち勝つ為、食事量を始めとする徹底的な体調管理とウエイトトレーニングを導入、やがてそれは連敗中のチームの中に於いても着実に進化を遂げ −掲げていた目標の一つであるディフェンスでは− リーグ戦での最少を記録した失策数として数値として見える形で開花、そしてウエイトトレーニングで鍛えられた筋力によって強化された打撃は神宮球場のスコアボードの得点に如実に表れ、いつしかそれは選手、そしてチームの“自信”に繋がっていく・・・

そして現在行われている秋季リーグ戦、ドラフト候補にも浮上した150キロを超えるファストボールを持つエースの宮台、4番を務めるパワーヒッター,田口、打撃成績ベスト10に名前を並べる辻居、植田を擁する好調な打撃陣がチームの牽引、慶応義塾大学から1勝を挙げると法政大学からは連勝で勝ち点を挙げ、もはや彼らをかつてのように“確実に勝利を挙げられ勝ち点が計算出来る”チームとは思わないだろう・・・

1年前の秋季大会で進めてきたチーム改革が実を結び5年ぶり4回目のリーグ優勝を果たしたネオクラゲ。

しかしながら大会連覇を目指した前回大会では1勝3敗1分けとセガとともに最下位に転落、この秋季大会は正にリスタート、再び頂点を目指す戦いとなる。

今回はネオクラゲの春季大会での戦いぶりを試合ごとに振り返るとともにチーム及び個人スタッツからチームの現状を解析、戦力分析を行っていくことにしよう。

まずは例によって前回大会の戦いぶりを振り返ってみることにしよう。

初戦のセガ戦では「これが連覇の難しさなのか・・・」逸る気持ちが空回り、試合の流れを掴み損ない56-56の引き分けでスタート、続くブッダ戦ではセガ戦に続きリードチェンジを繰り返す息詰まる僅差の戦いになるも55-59で惜敗、続くファイブファールズ戦でも48-59と惜しくも敗れるとこの時点で1分け2敗となり大会連覇の可能性は消滅してしまう・・・

しかし気持ちを切り替えて臨んだ続くキングサンズ戦では81-54と快勝、大会初勝利を挙げると最終戦のオールディーズ戦では一時20点差以上離されてしまうものの最終Qで総攻撃をかけて猛追、80-84 で惜敗するも次大会に繋がるであろう追走劇を披露して大会を終えた。

次に1勝3敗1分けの5位で終わった彼等の1試合当たりの各部門でのチームスタッツの数値を確認してみることにしょう。(○内は順位)

平均得点:64.0 C 平均失点:62.4 A 得失点差:+1.6 C リバウンド:21.8 D アシスト:6.4 E スティール:6.6 @ 3P成功数:5.4 B

−通常に考えれば− 同率最下位に沈んだチームがわずか+1.6ではあるが得失点差でプラスになっていることは珍しい、大概はマイナスの数値が大きくなっているはずだ・・・(ちなみに同じく最下位のセガは-15.6、4位のキングサンズのそれは-9.6を記録している)

これはランキング1位を記録したスティールと共に年々強化を図ってきたディフェンス力の向上と3敗を喫したとはいえ多くの試合で僅差での戦いを演じてきた証明だろう。

しかしながらチームはオフェンスで慢性的な問題を抱えている・・・勿論、“個”の力ではなくメンバー全員で“チーム”で戦うスタイルを標榜しているとはいえ、クイック五十嵐、プレデター黒田、DICE-K、ベテランのバッドマウス武藤・・・チームは得点能力を持つタレントが在籍していることは鑑みればこの64.0に終わった平均得点はやや物足りない、特にプラス1アドバンテージを持ち今シーズン好調が伝えられるバッドマウス武藤、ドレクスラージョーダン末次は前回大会ともに6点と彼らが持つ本来の実力が出し切れてないので彼らを活かすフォーメーションがあってもいいのかもしれない・・・

そして気になるのは5位に終わった1試合平均21.8本のリバウンドと6位の6.4を記録したアシストだ。

まずリバウンドから検証すると1位のファイブファールズが1試合平均36.0本、同じく2位のキングサンズが31.4本、3位のオールディーズが26.0本から大きく引き離されている・・・

これでは攻撃権の奪取やセカンドチャンスポイント、そしてフリースロー獲得に不利になることは間違いなく、またブッダの18.4本、オールディーズの12.8本に比べて6.4本しか記録されないアシストはあまりにも少なく、ある意味ボールを動かしていない、チームでボールをシェアしてない一つの証明であり、このリバウンドとアシストの改善を意識、心掛けるだけでチームのパフォーマンスは劇的に変わるのかもしれない・・・

最後に5度目のリーグ優勝を目指すチームロースターを確認しておこう。

右足の故障が気になるものの卓越したリーダーシップでチームを牽引するフロアリーダー、HG小田川、バランス感覚に優れたオールラウンダー、ここのところミドルジャンパーの精度を上げてきているチームのキャプテン、ピィーディーロダンゆうま、定評のあるリバウンドとデイフェンスに加えオフェンスでの確実性を向上させてきたスパイダーマン金子、フリースローレーン付近から放つ正確無比なミドルジャンパーが武器のDICE-K、小柄ながらタイトなデイフェンスとロングレンジシュート、そしてスピードを併せ持つゴーカート山本、“繋ぎ”のスペシャリストとしてチームになくてはならない存在のカルロ小杉、調整不足が露呈、出場が危ぶまれるa.k.a“湯煙り慕情”サブ、チームno.1の嗅覚を誇る持ち前のリバウンドに加えここのとこオフェンスでも急成長、進化を遂げているオールドルーキー、a.k.a”アノニマス”大田、目にもとまらぬ高速ドライブとロングレンジシュートが武器のクイック五十嵐、イマジネーション溢れるパスでチームメイトの得点をアシスト、しかし“いざ”となれば3Pラインはるか後方から放つ長距離砲と巧みなステッから繰り出すフィンガーロールで得点を量産するプレデター黒田、がチームに中核を成すだろう。

これに素晴らしいオフシーズンを過ごし抜群の仕上がりを見せているドレクスラージョーダン末次、持ち前のリバウンドに加えてミドルジャンパーの精度も向上、衰え知らずのセンター、バッドマウス武藤、長引く肩の故障もようやく完治、チームのエネルギーを齎すハッスルプレーヤー、アロンゾ河原、ゲームコントロールとミドルジャンパーが武器のSE光嶋、力強いインサイドのパワープレーとロングレンジが武器のペーパーバック小森、変幻自在のフェイクモーションと意表を突いたパスでゲームの流れを一瞬にして変えるマエストロ、コンダクター富坂、そしてチームの最年長、56歳のAKと揃う栄光と辛酸の時代を知るベテランメンバーがコート内外から彼らを支える役割を担う事になるだろう。

彼等は個々の持つ才能や過去の経歴、そして体格では他チームに遥かに及ばないのかもしれない・・・しかしながら彼等は結果を導き出す為には日々の積み重ねこそが最良の策であり、決してそこに近道などは存在しない事を知っている。

間もなく始まる秋季大会、彼等は優勝候補の最右翼ではないのかもしれないが−1年前のように− 最後尾からリーグの頂のまで一気に登りつめても何の驚きもないだろう。


画像をはじめ、当ホームページのデータを承諾無く、コピー・加工することを禁止します。本サイトおよびリンク先ページの内容に関する責任ならびに著作権は、それぞれのページの作成、管理者に帰属します。雑誌・新聞等にデータを転載される場合は必ずご相談下さい。

運営・取材協力 中村, 光嶋