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Dleague LOOKOISIDE2018
第105回 ― 30年度Dリーグ春季大会 大会展望 ―



Dリーグ30年春季大会は5月13日(日)にJFE川崎水江体育館で開幕、大会2日の5月26日(土)は)大田区羽田に位置するヤマトフォーラムに場所を移し、そして大会最終日の6月2日(土)は再びJFE水江町体育館に戻る3日間の日程で開催される。

前回大会では まさしく”must-win game” どちらのチームも −勝てば優勝−となった大会最終日のファイナルゲーム、第4Q途中まで僅差の鬩ぎあいが続くワンポゼッションゲームとなったオールディーズとの死闘を制したブッダが春季大会に続いて見事5戦全勝、“新たな盟主の誕生”そして“新時代の到来”を感じさせる完全優勝を果たし大会2連覇を達成して幕を閉じた。

前回大会のこのコラムでも記していたように熾烈極まるリーグ戦を勝ち抜き、リーグを制する為の重要なファクターは“チームの熟成度”、“総合力”、そして“兵站力”−バスケットボールでは周到な準備、バックアップメンバーの充実、緻密なベンチワークにあることには変わりはない。

ネオクラゲ、そしてブッダは30代前半がチームの中軸を務めているが、他の4チームは概ね30代後半から40代前半、所謂“シニア世代”で構成されている、そして、”プラス1アドバンテージを持つ −2点を3点に・・・得点を1.5倍にすることが出来る− 女性プレーヤーや50歳以上のプレーヤーがチームにおいて戦力としてまた戦術面に於いても欠かせない1ピース”となりつつある現実を直視すると選手各々のコンディションもさることながら体力面、戦術面、そしてモチベーションを含めた精神面を考慮した兵站力がとりわけ重要で、優勝を成し遂げる為には欠かせないポイントになるだろう。

また今大会は新規メンバーの登録が可能な春季大会だが“どのような選手がどのチームに新たに登録されるのか”、“新規メンバーの登録を望まず現有勢力で戦う決断をしたチームがあるのか、あるいはタイトなスケジュールから“登録そのものが今回は見送られてしまうのか”現時点では正確に確認出来てはいないが新たに登録されるメンバーの力量やパフォーマンスによってはリーグのパワーバランスが大きく変動する可能性があるだろう。

今大会の覇権争いの焦点は2連覇を達成したブッダがオールディーズ(5連覇)、ファイブファールズ(3連覇)しか成し得ていない大会3連覇を達成することが出来るのか、それとも前回大会で突如復活、見事準優勝を果たし再びトップコンテンダーとして再浮上したセガ、ミスターパーフェクト遠藤、ヒュードロクーペ荒井という中軸プレーヤー二人が怪我の影響で十分なプレータイムがなかったにも係わらず−各部門のチームスタッツだけで判断すれば彼等が優勝チームに相応しい数値を残した−“絶対王者”オールディーズ、リーグを制するだけの戦力とチームワーク、そしてそれを成し遂げるだけのタレントを擁しながらここ数年“取りこぼし”あるいは“競り負け“してしまっているゲームが散見、かつての勝負強さが影を潜めてしまっている”復活“を期すファイブファールズの強豪3チームがディフェンディングチャンピオンの椅子からブッダを引きずり落とすことが出来るのか、また方向性を失い迷走を続けているチームは”困難な時代“に突入、かつてのような安定した強さは影を潜めてしまってはいるのもの優勝候補を奈落の底に突き落とす”サイレントアサシン“、”ダークホース“であることには変わりはない不気味な存在感を醸し出しているキングサンズ、前々回では久しぶりの優勝を飾りながらもその後2大会は再び下位に停滞しているとはいえ、軽視すれば火傷を負わせるだけの潜在能力を持っているネオクラゲの2チームも前回大会の開幕戦で優勝候補の一角、オールディーズに前半二桁以上の点差を付けられながらも持ち前の粘り強さで逆転勝ち、その勢いに乗って最後まで優勝争いに加わり準優勝を果たしたセガのように”ひとたび“上昇気流”を捉えてしまえばリーグの頂に登り詰めるポテンシャルは十分に擁しており、前回大会同様、今大会も各チーム総当たりのリーグ戦ながら −1敗、あるいは1分した瞬間に覇権争いから脱落する− “全ての試合があたかも決勝戦であるかのよう”開幕戦から最終日のファイナルゲームまでリーグの頂点を目指す激しい“覇権争い”が展開されることだろう。

“覇権争い”それは− 一説によれば − 東洋と西洋の文明、そして“覇権”はおおよそ800年周期で移行を繰り返していると言われている・・・古代アジア文明、そしてペルシャ文明の滅亡に入れ替わるようにギリシャ文明、その後のローマ帝国が隆盛を極める時代を迎える・・・しかしそのローマ帝国が滅亡してしまうと、中国の「唐」、そして「宋」と東洋に再び文明と覇権が移行、そして前回の欧州に端を発したルネッサンス文明が開化、新大陸発見、植民地政策・・・その後急速なスピードで発展した西洋の資本主義は産業革命でピークを迎える・・・そして隆盛を極めたその資本主義も他の犠牲を顧みない人や企業の我欲がその代償を支払う形で −特に自然界に− 次第に陰りを見せてゆく・・・

そして覇権が移行する前後には世界中の至るところで大きな気候の変動、それに伴う食糧危機、地震、火山の爆発、紛争、そして政治的な混乱が起きると言われている・・・

この100年単位で鑑みてみても、第一次、第二次世界大戦、中東動乱、ベトナム戦争、イスラム国による混乱、不安定な東アジア、世界各地に起きる大地震や津波などの天変地異、企業利益を優先するあまりに自然をないがしろにし続けた事に端を発する地球温暖化を始めとする環境破壊、行き過ぎたグローバル化による貧富の差の拡大、そして資本主義の衰退と歩調を合わせるかのように影響力が顕著に低下している欧州、米国と反比例するかのように世界中にその存在感を誇示し台頭する中国、また、これまでの世界地図とは異なる新たな国境を構築せんとする動きが世界の至るところで活発化する現実を直視すると正に今、2018年の現代に生きる我々は西洋から東洋へと文明、そして覇権の移行する潮の真っ只中に身を置いているのかもしれない・・・

そしてその世界の覇権の移行を17年にも及ぶDリーグの歴史と変遷に照らし合わせてみると、創成期のセガ、ネオクラゲの時代、ナムコ、ペンキーズ、フィフティーズがリーグを制した群雄割拠の時代、セガの4度目の優勝、キングサンズの台頭、前人未到の5連覇を達成した“絶対王者”オールディーズの黄金時代、そしてそのオールディーズを倒し3連覇を成し遂げ一時代を築いたファイブファールズ、そしてネオクラゲの復活を挟んで栄光を掴み取るまでに10年の歳月を要したものの新たなリーグの盟主として名乗りを挙げた新興勢力のブッダ・・・不規則な循環ながら覇権の移行が繰り広げられていることがわかる。

果たして、過去の優勝チームの選手の年齢構成から導き出された「チームの中心選手、あるいは中軸を成すグループが36歳から概ね38歳の時に優勝、もしくはそれに準ずる成績を残し、その後はゆるやかな後退局面に突入する」というリーグに実しやかに流れる“38歳限界説”はやはり“存在”し約4年に渡りリーグを席巻し続けたオールディーズとファイブファールズの“2強”時代が終焉の時を迎え、リーグはネオクラゲ、そしてブッダの“若い力”が新たなる時代を構築していくのか、それともそうはさせじとオールディーズ、そしてファイブファールズの“2強”の激しい揺り戻しはあるのか、あるいは古豪、セガ、不気味な沈黙を続けるキングサンズの復活はあるのか、今大会も頂点を目指して一瞬の気も抜けない激しい鬩ぎあいが最後まで繰り広げられる事だろう。





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