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Dleague LOOKINSIDE 2019

第121回 −第7回Dリーグレジェンド大会”冬の陣”大会展望−



昨年10月8日(土)予定されていたももの台風21号による強風の影響で会場であるJFE川崎水江町体育館が被災、順延となっていた第7回Dリーグレジェンド大会”秋の陣”が1月26日(土)に”冬の陣”として仕切り直して開催される。

2002年秋に開催されたプレ大会でスタートを切ったDリーグも今年で18年目のシーズンを迎え今大会もこれまでの大会と同様、−Dリーグの礎として道を開き、「真剣に楽しく」「キープスマイル」「フェアープレー」そして「Dleague as one :Dリーグは一つ」の基本理念を実践、その歴史を築き上げてきた先人達への敬意と感謝の気持ちを”大会”という一つの形として伝えていきたい−という想いから開催されたAKVカップからその意思を伝承、2015年9月に開催された第1回大会から早くも5年目に突入、今大会で第7回大会を迎えることになった。

前回大会では”唯一の弱点”と見られていたセンターのポジションにバーグ後藤が加えたNTTがファイブファールズ、ワイルドボアーズに苦しめられながらも僅差で振り切り3勝1敗でリーグ戦を制し第1回大会以来2回目の優勝を果たし幕を閉じた。

それでは今回も例年同様、過去のDリーグレジェンド大会の結果及び各チームの最新動向等から「第7回Dリーグレジェンド大会”冬の陣”」の大会の行方を占ってみることにしよう。

大会 優勝 成績 準優勝 成績
AKVカップ ヤマクラゲ 2勝1敗 NTT・ヴィーナス 2勝1敗
第1回大会 NTT 3勝1敗 ワイルドボアーズ 3勝1敗
第2回大会 ワイルドボアーズ 3勝1敗 NTT 3勝1敗
第3回大会 ヤマクラゲ 3勝1敗 ワイルドボアーズ 3勝1敗
第4回大会 ヤマクラゲ 3勝1敗 NTT 3勝1敗
第5回大会 チームヴィーナス 3勝1分 ファイブファールズ 2勝1分1敗
第6回大会 NTT 3勝1敗 ファイブファールズ 2勝2敗
第7回大会


上記の表からDリーグレジェンド大会は直近の第5回及び第6回大会を除くと優勝争いは常に同勝ち星チームによる得失点差での争い、全勝での優勝でのチームが未だ出ておらず、そして連覇を達成したのは第3回、第4回大会を制したヤマクラゲのみという熾烈な覇権争いが繰り広げられている事がおわかりだろう。

Dリーグレジェンド大会は12分ハーフの前後半、24分と通常の試合と比較すると試合時間が短いゲームフォーマットとはいえ1日で4試合を戦い抜く過酷なサバイバルゲームであり、これを勝ち抜き頂点に辿り着く為にはこれまでの大会と同じく周到な準備、そして体力面、モチベーションを維持する緻密且つ適格なベンチワークが重要な要素の一つであることに変わりはない。

それに加えて今大会は10月初旬から11月初旬と比較的過ごし易い気候の時期の開催されていたこれまでの秋季大会とは異なり”1年で最も寒いとされる1月下旬 −この時期の東京都内の平均気温は5℃、日中の最低気温は0.6℃・・・また一説によれば人間の平均体温は50年前の36.8℃から現在では36.1℃まで低下していると言われている・・・− での開催であることを鑑みるとシニア世代プレーヤーにとっては筋肉の硬直、血流障害、さらなる体温の低下を招く”冷え”を如何に克服、全試合を通じて個々の選手のがトップコンディションを維持、ベストパフォーマンスを発揮出来るか否か、また前回大会から採用された前後半6分でのオフィシャルタイムアウト以外のタイムアウトが廃止された新ルールにより「ベンチからの応援、さらには”声の力”」が勝敗の行方に大きな影響を及ぼすことは間違いなく、前回のこのコラムで記したチームの”総合力” ”一体感”に加えて”個々の選手のコンディショニング”がリーグ戦を制する為の最も重要な要素となるだろう。

優勝争いは連覇を目指すディフェンディングチャンピオン、NTTと覇権奪回を狙うチームヴィーナスの”2強”を軸に展開されると想定されるが直近2大会で連続準優勝と着実にステップアップを図り初優勝を狙うファイブファールズ、ユニホームを一新、新たな気持ちで大会に臨むワイルドボアーズ、そしてメンバー不足が懸念されるが唯一の連覇を達成した経験を持つヤマクラゲにも十分チャンスはあるだろう。

それでは最後に各チームの前回大会の成績及び最新動向を記しておこう。

【チームヴィーナス】前回大会成績 1勝3敗 5位

前回大会では第5回大会で悲願の初優勝を飾り大会連覇の期待が懸かったチームヴィーナスだがベイビーガソル三寺、スピンマスターさくらを始めとする中軸メンバーが欠場、まさかの最下位に沈み今大会は再び頂点を目指す戦いとなる。

ガリバー岡野、BIGX西川、ディラン植松、バター梅津と揃える強力無比なインサイドとリーグ優勝13回を誇るDリーグの”絶対王者”オールディーズのローテーションメンバーであるベイビーガソル三寺、キケロ武田、イリーガルシート鹿野、アウトサイドからの攻撃を担うキャプテン、ヴィーナス野崎と膝靭帯断裂からようやく復帰を果たしたスピンマスターさくらが名を連ねるさくらコアなメンバーに加えてビッグパパ山内、ガードマン雄一を始めとする豊富な経験を誇るベテランメンバーが脇を固める今大会の布陣はリーグトップクラスの戦力であることは疑いようはなく、今大会でも必ずや優勝争いに加わってくるだろうし彼らが”額面通り”の実力を発揮さえすれば覇権奪回の可能性はかなり高いだろう。

しかしながら前回大会同様、彼等の”アキレス腱”はPG、すなわち司令塔のポジションにある。

幾多の経験を持つベテラン、クレバー斎藤が今大会の登録メンバーから外れている事を鑑みるとこのポジションで長くプレーすることになるであろうイリーガルシート”ダッチロール”鹿野のゲームメイクやプレーのクオリティが −勿論、用意周到な彼等はボールハンドリングに長けたベイビーガソル三寺を起用するオプションを用意しているかもしれないが− チームの命運を握っているといっても過言ではない。

チームには「的」”ゴール”を射抜く為の異なる個性を持つ「矢」は色とりどりに揃っている・・・果たして背番号9のジャージーを纏うガードは正確に「弓」を引き、的に向けて「矢」を放つ事が出来るであろうか・・・

【ワイルドボアーズ】前回大会成績 2勝2敗 4位 (得失点差による)

前回大会ではここのところ連敗を喫していた”天敵”ヤマクラゲを37-33で撃破、勢いに乗ったチームは続くファイブファールズ戦も36-31と2連勝を飾り久しぶりに優勝戦線に加わり”王手”を賭けて2連勝同士の大一番、NTTに挑むも26-29 と惜敗、事実上優勝争いから脱落すると初戦からフル回転でチームを牽引してきたアイスマン力也の足が悲鳴を上げて肉離れを発症、戦線から離脱を余儀なくされるとチームヴィーナスには16-52と記録的な大敗を喫し終わってみれば”2勝2敗 4位”と尻つぼみな印象を残して大会を終えたワイルドボアーズ。

今大会はユニホームを一新、新たな装いで3年ぶり2度目のリーグ制覇を目指す。

前回大会では −メンバー不足のチーム事情で仕方のない部分もあったのかもしれないが− スムース和田、アイスマン力也をプレータイムが増加、二つの勝利と引き換えに肉体を酷使した結果、NTTとの決戦の最中にアイスマン力也がダウン、結局のところ連敗で大会を終える事になったことを鑑みると −これは2017−18シーズンのプレイオフに於いてフル出場に近いプレータイムが続いていたヒューストンロケッツのジェームスハーデンのパフォーマンスが突如として著しく低下した事と折り重なるかもしれない− 今大会では”4試合を戦い抜く事を想定した緻密なベンチワークやプレータイムを如何にシェアすることが出来るか否かが2度目のリーグ制覇を達成する為の重要な要素であることは間違いない。

他の4チームとは異なりプラス1アドバンテージは4人の女性プレーヤーのみとなるものの逆に彼等の若さ、体力のアドバンテージを有効活用、アップテンポの戦いに持ち込み対戦相手の体力を消耗させるスタイルがはまればリーグ史上初となる全勝での優勝も可能だろう。

【ファイブファールズ】前回大会成績 2勝2敗 準優勝(得失点差による)

初戦のNTTには33-35で続くワイルドボアーズにも31-36と結果的には優勝を争った2チームに惜敗、連敗スタートとなり、いち早く優勝圏外に去ったもののここから気持ちを切らす事なくヤマクラゲには37-32、最終戦のチームヴィーナスには52-29で連勝でフィニッシュ、2勝2敗ながら得失点差でワイルドボアーズ、ヤマクラゲを上回り2大会連続となる準優勝のポジションで大会を終えたファイブファールズ。

今大会でも中軸を担うであろう190センチのリムプロテクター、パルテノン祖父江、衰え知らずの運動量を誇る」ジェラルド下橋、ポイントカードとしてゲームメイクを担当するリベロ大園を始めとするお馴染みの”FAB50””に力強いパワープレーが持ち味のブラックサンダー竹村が新たにプラス1アドバンテージを得た事は好材料、さらには2本のロングレンジでヤマクラゲをで葬ったダイアナ恒川と揃う多くのベテランで構成されるチームのメンバーに大きな変更はなく、抜群のチームワークとアンセルフィッシュなプレースタイルに加えて今大会では東洋大学陸上競技部の”1秒を削り出す走り””に倣い”1点を削り出すバスケットボール”で大会初優勝を目指す。

参戦以来着実に力をつけ大会を重なるごとにそのポジションをアップ、先に記したように直近2大会では連続準優勝、さらには第5回大会では優勝したチームヴィーナスに34-34で引き分け、前回大会では優勝を果たしたNTTに2点差の惜敗と時の優勝チームと崖っぷちに追い込むその実力は本物、さらには”ほぼプラス1アドバンテージ”を有するチームロースターは今大会でも対戦チームを多いに苦しめる事になるだろう。

【NTT】 前回大会成績 3勝1敗 優勝

−世界的な規模の大会から小さなローカルバスケットボールの大会に至るまで− 「最も難しい」「波乱が起きやすい」とされるファイブファールズとの開幕戦に於いて苦しみながらも35-33と勝利すると続くチームヴィーナスには41-23で快勝、2連勝を飾り迎えたワイルドボアーズとの全勝対決に29-26と競り勝ち3連勝、続く最終戦ではヤマクラゲに42-43 と敗れたものの見事3勝1敗で第1回大会以来実に4年ぶり2度目の優勝に輝いたNTT。

今大会ではヤマクラゲ(第3回、第4回)しか成し遂げていない大会連覇に挑む。

懸案だったセンターポジションにバーグ後藤が加入したことでチームのバランスは飛躍的に向上、バーグ後藤、アナリスト大津、ツーフェイス前田と揃うインサイド、ウイングにはオールラウンドプレーヤーのマトリックス薄井、抜群の運動量を誇るデリバリー杉村、堅実なプレーが持ち味のパーシー山川と異なる個性を持つ3人のプレーヤーを配置、そして””ロングレンジスナイパー”” ザイチェフ藤田、爆発力を誇るコニーあや、”入りだしたら止まらない””正確無比なミドルジャンパーが武器のセクシーキャットウーマンのんがアウトサイドからゴールネットを揺らすべくライフルスコープの覗き1ミリの狂いも無くリングにその照準を合わせている。

先に記したように各ポジションにタレントを配置、”巧者”ナイト足達を始めとする数名の欠場者の存在はやや気になるものの大会連覇に向けて視界は良好、態勢は整いつつあるがこのチームの命運は不動の司令塔である”闘将”DG浅井のゲームメイクの出来にその全てが懸かっている。

去る1月20日に誕生日を迎え57歳になったばかりのベテランポイントガードが如何に個々の選手の才能を引き出す事が出来るのか、そして試合状況を読みながら時に自らが攻撃の一翼を担いチームを再びリーグの頂に導く事が出来るのか、その答えはもうすぐ出るだろう。

【ヤマクラゲ】前回大会成績 2勝2敗:3位(得失点差による)

初戦でワイルドボアーズに33-37と惜敗、出鼻をくじかれるも続くチームヴィーナスには50-41と退けるも”苦手意識”があるファイブファールズには32-37と敗れ優勝戦線から脱落、最終戦では43-42とNTTを下し意地を見せるも2勝2敗と不完全燃焼な形で大会を終えたヤマクラゲ。

今大会では第4回大会以来2年ぶりの優勝を目指すは戦いとなるがその行く手は決して安閑としていられる状況ではないようだ。

連覇達成の原動力となったペーパーバッグ小森、””フライングチャイニーズ””ヤオチン、SS石川、ビルマ今市、レディアサシンめぐりんを始めとする多くの主力メンバーが欠場、さらにはバッドマウス武藤(膝靭帯)、AK(五十肩、右足首捻挫)、ハリケーンつっちー(風邪、寝正月)と体力面を含めた戦力ダウンは否めない。

しかしながらチームに明るい材料が無いわけではない。大会直前に開催された合同練習に於いてキレのある動きから得点を量産、さらには彼の出身地から命名された”行橋ルーレット”なるスピンムーブを惜しげもなく披露し好調をアピール、抜群の仕上がりを見せているドレクスラージョーダン末次、度重なる故障から完全復活、トップフォームを取り戻しつつある”韋駄天”アイスピック”フィデルカストロ”西川、2年ぶりに復帰を果たす”曲者”ロビン内山、Dリーグの現役3ポイント王であるダンディカズ、そしてDリーグ秋季大会を欠場、レジェンド大会に「己の全てを賭ける」意気込みで大会に乗り込んでくる”永遠の意外性”高橋水芭蕉と揃うロースターは人数不足によるスタミナ面で一抹の不安があるものの必ずや覇権争いに加わってくるだろう。


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