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Dleague LOOKINSIDE 2019

第128回 ― 31年度Dリーグ秋季大会 戦力分析 ―


【古豪セガは低迷から抜け出す事が出来るのか】



前回大会、優勝を飾った“絶対王者”オールディーズに唯一の黒星をつけ1年半前のリーグ史上に残る大逆転劇が決して“フロッグ”では無い事を証明したものの、最終的には1勝4敗の最下位に沈んでしまったセガ。

29年秋季大会では先にも記したように前半で二桁の大差をつけられながらも“最後まで絶対に諦めないチームに脈々と継承されてきた”セガバスッケットボール魂”あるいは“セガメンタリティー“とも呼ぶべき不屈の精神の下、流れるようなパスワークと的を絞らせない全員攻撃で猛追、リーグ史上に永遠に刻まれるであろう大逆転劇を演じ”勢い“を掴んだチームは優勝を果たしたブッダにこそ敗れたものの久しぶりに準優勝に輝き“古豪復活”を思わせる躍進を見せたがここ2大会では当時の勢いを失ってしまっているようにも映り、来たる春季大会は“チームの勢い”を取り戻す、復活を期す戦いをなる。

今回はここ2大会で下位低迷が続く“古豪”セガの現状を前回大会の戦いの足跡を辿ると共に過去3大会でのチームスタッツの数値を比較して検証、準優勝時との数値の変化からチームの問題点を明らかにすることで次期大会での課題を探っていく事にしよう。

まずは前回大会の彼等の戦いを第1試合のネオクラゲ戦から順を追って辿っていくことにしよう。

開幕戦でのネオクラゲ戦、プレデター黒田を欠くもののバランスのいい攻撃を仕掛けてくるネオクラゲに9-25と大量リードを奪われるもののここからチームに宿る“セガメンタリティー”を発揮、この試合29得点を記録したマスターピース雄太を軸に反撃を開始、前半を終えて31-10と10点差にまで詰め寄る事に成功、後半での更なる反転攻勢が期待されたが“「+10点以上」が生み出す精神的な余裕からかパスをよく回し的を絞らせないネオクラゲにそのまま押し切られ56-67で開幕戦を落としてしまうも続くオールディーズ戦では試合開始からマスターピースゆうた、マイティマウス愛宕を軸にバランスの取れた攻撃で得点を重ね、今一つ調子の上がらないオールディーズを相手に試合を優位に進め前半を30-23 で折り返すも後半に入るとオールディーズはミスターパーフェクト遠藤、スマイリーアサシンかおるを軸に猛反撃を開始、完全にセガを射程距離内に捉えると49-51の2点ビハインドの状況からザ、ネイチャー“スイスアーミーナイフ”小笠原が逆転スリーを捻じ込み“勝負あったか”と思われたが次のボールポゼッションでベテラン、エクザイル江波戸が値千金のゲームウイナーを決めてそのまま52-51で逆転勝ち、この勝利で“勢い”を取り戻したいセガは続く第3戦で王者ブッダと激突、前半こそ互角の鬩ぎあいを見せるも後半に入ると次第に引き離されるとそのまま51-67で敗戦、続く1勝2敗と黒星先行で迎えたブッダ戦では試合開始から“闘将“DG浅井がスティールからレイアップ、そして続いてロングレンジを射抜く大活躍を見せるとチーム最年長のレジェンドの活躍に感化されたのか快進撃を続けるキングサンズを圧倒、25-19と6点のリードを奪い前半を終えるもブッダ戦と同じく後半に入るとペースダウン得点が止まってしまうとキングサンズに逆転を許すと追いつく事が出来ずに46-54で敗北、そして迎えた最終戦のファイブファールズとの戦いでは不名誉な「0勝5敗」だけは何としても阻止したい”強い気持ちを持って試合に臨んだファイブファールズに序盤から先行を許す展開となり、30-37で前半を折り返し後半での巻き返しに期待が懸かったがそのまま押し切られ63-71で敗北、ファイブファールズと1勝4敗で並んだものの同勝ち点の場合“直接対決の結果を順位に反映させる”リーグのルールにより6位で大会を終えた。

この5試合を振り返ってみると −唯一勝利したオールディーズ戦をも含めて− 第1Q、そして第3Qでの戦いに問題を抱えているようにも映る・・・

9-25と大量リードを許してしまったネオクラゲ戦の第1Q、そして前半リードを奪いながら第3Qで追いつかれる、引き離される、あるいはリードを失ってしまったオールディーズ戦、ブッダ戦、そしてキングサンズ戦・・・要は試合の入り、あるいは仕切り直しとなる後半の出足で対戦相手にリードを許す、あるいはチームのリズムを失ってしまう場面が散見するのでここの部分での“意識”を今一度高めるだけでもチームの勝敗は変わってくるのではないだろうか・・・

次に準優勝を飾った29年秋季大会、及び30年春季大会、そして前回大会に於ける1試合当たりの各部門でのチームスタッツの数値を比較することで彼等の変化について確認してみることにしょう。

【29年秋季大会 準優勝 4勝1敗 勝点13】平均得点:58.8 A 平均失点:51.4 B 得失点差 +7.4 B リバウンド:28.2 A アシスト:11.4 @ スティール:5.0 B3P成功数:1.8 E(○は順位)

【30年春季大会 5位 1分4敗 勝点6】平均得点:47.8 E 平均失点:65.6 E 得失点差 -17.8 E リバウンド:25.2 D アシスト:6.8 E スティール:6.0 A 3P成功数:1.8 E(○は順位)

【30年秋季大会 6位 1勝4敗 勝点7】平均得点:53.8E 平均失点:61.8 D 得失点差 -8 D リバウンド:22.2 D アシスト:8.8 E スティール:4.8 D 3P成功数:1.8 E(○は順位)


−それは当然といえば当然ではあるが− 準優勝を飾った29年秋季大会と比較すると前々回大会と前回大会は低調な数字が並んでいる。

それでも前々回大会よりは前回大会の方が幾分数値の改善は見られるものの、かつてセガのお家芸とまでも言われていたアシスト数の大幅な減少や直近の2大会ではディフェンスの強度を示すリバウンドやスティールの低調な数値が続いている事とも相まって、まずはディフェンスの立て直しがチームの最重要課題となるだろう。

また過去3大会を通じていずれも1試合当たり1.8本に終わった3P成功数は名うてのシューターが揃うチームにあってはあまりにも“物足りない数字“であることは明らかなのでチームとして改善していかなければならないだろう。

ここで再び頂点を目指すお馴染みのメンバーを今一度確認しておこう。

前回大会、得点王、リバウンド王を獲得したマスターピース“アンストッパブル”ゆうた、 ディフェンダーをなぎ倒すパワーは健在、マイティマウス“ザ、ブルドーザー愛宕、1月に負った重度の捻挫から復活が待たれるロングレンジシューター、スーパーハンドル笠原、進化の歩みを止めようとはしないチーム最年長の司令塔、“闘将”DG浅井、ペイントゾーンでの高確率のショットでチームを支える、ツーフェイス前田、左右のコーナー、年々確率の向上させているミドルジャンパーとポストアップからの巧みなパスを併せ持つセクシーキャットウーマンのん、“入りだしたら止まらない”ロングレンジシューター、コニー“リトルダイナマイト”あや、完全復活を果たした“超特急”アイスピック“フィデルカストロ”西川、チームno.1のスタミナと精度の高いミドルジャンパーを併せ持つユーティリティプレーヤー、SS石川、セガ復活のカギを握るスコアラー、リトルモンスターたか、オールディーズ戦でゲームウイナーを決めその存在感を知らしめたベテランフォワードコンビのエクザイル江波戸、故障も癒え徐々にトップフォームを取り戻しつつあるロビン内山、このところ試合からは遠ざかってはいるもののいざ出場となればその右腕から繰り出すロングレンジシュートで「何かを起こしてくれる」期待を抱かせるかつてのスーパースター、プリンス釣崎とお馴染みのメンバーに変更はない。

前回大会、1勝4敗で終わったとはいえ、ネオクラゲ戦、ファイブファールズ戦以外の3試合は前半まではリードを奪う、あるいは同等の戦いを示していたこと、そして“絶対王者”オールディーズ“から唯一勝利を奪った潜在能力、チームに揃うタレント、そして脈々を受け継がれてきた”最後まで絶対に諦めない“「セガメンタリティー」を併せ鑑みると彼等が前回大会でのキングサンズのような −サプライズを起こす−存在になる可能性は十分にあり、対戦相手は彼等を侮ると取り返しのつかない代償を払わされる事になるだろう。


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