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ハイライト
2011.5.15 大会1日目 |
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第一試合 ブッダ対セガ 59−45 |
試合開始からミスを連発し,得点を挙げる事が出来ないブッダに対し4月に開催されたチャリティートーナメント2011で準優勝を飾り今大会の優勝候補の一角に挙げられているセガはマイティマウス愛宕のパワープレーやDG浅井のパスからSS石川への華麗なスカイプレーなどで次々と得点を重ね10−0と早くも二桁のリードを奪い試合を優位に進めていく・・・
この一方的な試合展開に場内から「ブッダももう少しやると思ったけど・・・やっぱりセガか」 「もう勝負尽いちゃうのか・・・早すぎるよ・・・」との声も聞こえてきた残り2分、沈黙が続いていたブッダもバラクーダ月村のロングレンジがようやくヒット!するとこのプレーが口火となって猛反撃を開始、デール江花のミドルジャンパー、スムーズ和田のゴール下などでしぶとく喰らいつき9−14と5点差までに得点差を縮めて第1Qを終える。
第2Qに入っても序盤はコニーあやからSS石川へこの試合2本目となるスカイプレーが決まり「やはりこのままセガペースで試合が進んでいくのか・・・」と思われたのだがブッダが「ポイントフォワード的なプレーでチームにアクセントを与えている」スムーズ和田がリバウンドやアシスト、ゲームコントロールでチームを牽引、隙あらばショットを決めるしたたかなプレーで試合の流れを手繰り寄せるとデール江花のドライブやイッコー槍田のスリー、ターザン押切のスティールから速攻が続けさまに決まり一気に21−16と逆転に成功、突如歯車が狂い得点がピタリと止まったセガに代わって試合を優位に進めていく・・・
思いもよらぬ試合展開にセガはタイムアウトと取り戦術を確認、狂ったリズムを取り戻しにかかるが「俺が決めてやる・・・」あるいは「負ける訳にはいかない・・・」との気持ちが強すぎるのか単発でのショットは決まるもののいつものようなパッシングゲームは陰を潜め逆にボールをよく動かしいいリズムで攻撃を仕掛けてくるブッダの背中と捉える事が出来ず24−37と大方の予想に反してブッダに13点のリードを奪われハーフタイムを迎える。
後半に入ると両者「勝利」への気持ちの表れかファールが多発する荒れた試合展開となりセガがDGのスリーやマイティマウス愛宕のインサイドプレー、オフェンスリバウンドによく絡んでいるツーフェイス前田のフリースローなどで詰寄っていくもののブッダもターザンのフーセンスリーやバター梅津のリバウンドショットなどで応戦、一時7点差まで詰寄られた得点差と再び43−32と二桁差までに引き離し勝負はいよいよ最終Qへ・・・
負ける訳にはいかないセガはオープンショットのシチュエーションを作り出すもののSS石川、セクシーキャットウーマンのん、そしてリトルカンフー角田のショットがことごとくリングに嫌われ逆にそのリバウンドボールをブッダに奪われ速攻に繋がれてしまいその差はさらに拡がってしまう・・・しかし「最後まで勝負を捨てない」セガはコニーあや、SS石川の連続スリーで最後まで追いすがるものの届かず、第2Q途中からリズムをつかみ終始試合を優位に進めたブッダが59−45と優勝候補のセガとの開幕戦に完勝、素晴らしいスタートを切った。
対するセガは第1Q序盤こそ自分達のリズムで試合を優位に進めるものの第2Qに突如失速すると「これまでの好調さが嘘のように」最後まで自分達のリズムを取り戻すことなく完敗、優勝を目指すチームにとって手痛い黒星発進となった。
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第二試合 ネオクラゲ対キングサンズ 57−39 |
「全ての攻撃の供給源」、F山本を封じ込めるべくマンツーマンディフェンスを仕掛けてくるネオクラゲに対しキングサンズはダイナマイトキッドのパワープレーやF山本自らが高さのミスマッチを突いてゴール下で得点、序盤やや硬さが見えシュートが今一つ決まらないネオクラゲからリードを奪い試合を優位に進めていく・・・
しかし3分過ぎた当りからゆうまのゴールを合図にネオクラゲが反撃開始、BS三野宮のドライブ、DICE−Kのゴール下で一気に逆転に成功するも一瞬の隙を突いてF山本がトップオブザキーから”伝家の宝刀”のロングレンジスリーを叩き込み再逆転に成功、第1Qはキングサンズが14−9とネオクラゲに5点の差を付け終了する。第2Qに入るとネオクラゲが攻勢に転じゆうま、BS三野宮の連続スリーとドライブでキングサンズを一気に逆転、さらにはAKのスリーもヒットしその差を拡げていく・・・
離されずに喰らいついていきたいキングサンズはこの日欠場のチームNO、1のスコアラー、ゴルゴ藤樹の穴を埋めるべく「この試合の攻守のキーマンと思っていたのですが・・・彼のファールトラブルでゲームプランが全て狂ってしまいました・・・」とのF山本のコメントにもあるように活躍が期待されていたダイナマイトキッドが第2Q中盤で早くも3つ目のファールを犯し交代を余儀なくされ攻守の要であるセンタープレーヤーを欠いたチームはこのQ4点と沈黙、逆にネオクラゲに23−17と6点のリードを奪われてまいハーフタイムを迎える。
後半に入り巻き返しを計りたいキングサンズは再びダイナマイトキッドを投入するもファーストプレーで痛恨のプッシングを犯ししていまい再びベンチに舞い戻る羽目に・・・これに乗じてネオクラゲは一気に攻撃を仕掛けヤオチンのリバウンドから繋いだボールをDICE−Kがゴール下を確実に沈めるととBS三野宮が速攻、そしてミドルジャンパーをヒットさせその差は遂に二桁に・・・
そして最終Q、負ける訳にはいかないキングサンズは高橋水芭蕉、ハルクまこと、そしてミントキャンディーが必死のプレーで攻撃を仕掛けるもネオクラゲは久しぶりの出場となったコンダクター富坂がゲームをコントロール、最後はAKがこの日5本目となるとどめのスリーを沈めて勝負あり、ネオクラゲが57−39とキングサンズに快勝、幸先のいいスタートを切った。
キングサンズはゴルゴ藤樹の不在を「如何に残されたメンバーで埋める事が出来るか」がこの試合のキーポイントと思われていたが期待されたダイナマイトキッドがファールトラブルで、また「チーム生き残りの為に」結果を残しておきたかった高橋水芭蕉、ハルクまことがオフェンス面で沈黙、ステップアップする出来なかった事が痛手となった。
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第三試合 オールディーズ対ブッダ 65−42 |
ーミスターパーフェクトから正座愛好家へー今年に入って微妙な変化を遂げつつあるMP遠藤がスタートからエンジン全開、鋭いドライブ、正確なシュートそしてディフェンスを切り裂く見事なアシストパスでブッダを翻弄、早くもオールディーズが主導権を握り試合を優位に進めていく・・・対するブッダもイッコー槍田がバター梅津のドライブ、スムーズ和田のミドルジャンパーをパスで演出、さらには今大会好調のバラクーダ月村がターンショットで応戦、何とかオールディーズに喰らいついていく・・・
21−12とオールディーズ8点リードで始まった第2Q、ブッダはスッダ杉岡のメガバンクショット、スムーズ和田の技ありショットで粘り強く喰らいついていくが試合開始からペイントゾーンで奮闘、オフェンスリバウンドによく絡みシュートまで持ち込むもののバター梅津のゴール下が決まらず場内にはシュートを外す度に「あぁ 」「うぅ」とバターの呻き声が響き渡る・・・
対するオールディーズは司令塔、MP遠藤の繰り出すパスからBIGX西川の鉄板ショット、キケロ武田の垂直一反木綿ショット、さらにはイリーガルシート鹿野のよろめきレイアップも決まり遂にその差は二桁に・・・後半に入り何とか喰らいついて一桁に戻したいブッダはスッダ杉岡、バター梅津、バラクーダ月村がインサイドでのパワープレーで得点を重ねさらにはアウトサイドで待つシューター達にパスを送るがターザン押切のフーセンスリーやデール江花のミドルが決まらずなかなかチームのリズムを掴む事が出来ず逆にMP遠藤に代わってコートに入ったイリーガルシート鹿野にスティールや必殺の”逃げパス”で逆にゲームを作られてしまいその差をさらに拡げられてしまう・・・
31−53とオールディーズに大きくリードを奪われて始まった最終Q、ブッダは禁煙効果からかこのところ「疲れるとすぐに手を膝につけてしまうバターポーズを見せる回数がめっきり減った」バター梅津がゴール下、ハイポスト付近からの得意のドライブなどで連続でゴールを決めるとこれに呼応するかのように「チーム合流3試合目ながら既にチームのリーダーの風格を備えつつある」スムーズ和田も広い視野を活かしたアシストと精度の高いミドルショットで得点を重ね少しづつ得点差を縮めていく・・・
しかしながらチャリティートーナメント優勝のオールディーズは「止めを刺しに」最後の仕上げに取り掛かる・・・最後まで落ちない豊富な運動量でコートを走り回ったキケロ武田の一反木綿シュート、そしてスワン佐々木の猛牛ターンショットでブッダを再び突き放すと最後はこの試合「いつもならば簡単に決めてしまうミドルショットを悉く落としていたバイロン鈴木がローポストからの蒲南茶荘フェイドアウェイクールターンショットを華麗に決めて勝負あり、65−42とオールディーズがブッダに圧勝、連覇に向けて王者が磐石な滑り出しを見せた。ブッダは覇権を争うセガ、そしてオールディーズとのダブルヘッダーを1勝1敗の五分で乗り切り優勝争いに加われる力があることを証明、22日のキングサンズ戦、そして最終日のネオクラゲ戦での戦いぶりに期待が掛かる。
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