予選リーグダイジェスト |
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1.Aグループ 第一試合 オールディーズ対ブッダ 45−28 |
チームのアイドル、イリーガルシート鹿野と入れ替わるようにロースターに名を連ねた浅田百万両を加えさらにパワーアップした”絶対王者”オールディーズに対してブッダがどのような戦いを見せるかに注目が集まった開幕戦だったが試合開始早々、オールディーズはMP遠藤から浅田百万両を経由したボールをベイビーガソル三寺がゴール下でのイージーシュートを難なく沈めるとこれを合図に猛攻撃を仕掛け「遥か遠くから聞こえてくる狼の鳴き声に怯える子羊」のようにTOを連発するブッダに対して次々にゴールを重ね26−6と大きくリードを奪い前半を終える。後半に入るとオールディーズの猛攻の前に早くも20点の大差を付けられたブッダはバター梅津のドライブとスムーズ和田のミドルジャンパーの連続得点で反撃の狼煙を上げるも王者オールディーズの勢いは止まらない。
この日好調のベイビーガソル三寺がインサイド、そしてアウトサイドからも持ち前のオールラウンダーぶりを発揮、ゴールネットを揺らしていくとさらにはスワン佐々木やキケロ武田がMP遠藤からのパスを確実に得点を繋げてブッダに付け入る隙を与えない。何とか反撃の糸口を掴みたいブッダはポストにボールを集めそこからバター梅津のパワープレーやオールディーズディフェンスが収縮したアウトサイドからスジャータ陽子のスリーやデール江花のミドルジャンパーで追いすがるも前半の大差は如何ともしがたくオールディーズが45−28でブッダに快勝、目標に掲げる優勝に向けて幸先のいいスタートを切った。
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2.Bグループ 第一試合 キングサンズ対セガ 32−31 |
F山本の欠場とダイナマイトキッドあつしのファイブファールズ移籍で苦戦が予想されたキングサンズはRPGのブナガがファーストタッチでスリーを射抜き幸先のいいスタートを切るとその後もスマートボーイ宮下とゴルゴ藤樹が得点を重ね中軸二人の抜けた穴を感じさせないプレーを披露、着実に得点を重ねていく・・・対するセガはエース、マイティマウス愛宕を起点にするセガ本来のオフェンスを展開、SH笠原、そしてエクザイル江波戸がミドルジャンパーを沈め応戦、共に譲らず14−14で前半を終える。後半に入るとマイティマウス愛宕のAND1プレーやSH笠原のミドルジャンパーで先行し時間の経過と共にオープンショットが決まらずオフェンスのリズムが崩れかけてきたキングサンズを突き放しにかかるがこの日好調のRPGノブナガがステップアップ、得意のスリーでチームに息吹を与えるとさらにはゴルゴ藤樹がフリースローで繋ぎ応戦、1プレー毎にリードチェンジを繰り返す激しい攻防が続いていく・・・
試合時間残り1分を切ってゴルゴ藤樹のドライブとスマートボーイ宮下のフリースローで32−29とキングサンズが抜け出したかと思われたがセガもすかさずプリンス釣崎がドライビングレイアップを捻じ込み32−31の1点差に追い上げ試合はいよいよクライマックスの時を迎える・・・残り13秒、セガのオフェンス、ボールを手にするのは”闘将”DG浅井・・・誰もがDG自らの必殺技「メキシカンパンチドライブ」で熱戦の終止符を打つか、”最悪ファールは貰ってくる”スキルを持つマイティマウス愛宕にボールを託すと思われたが息詰まる接戦はまさかのTOであっけない幕引れでタイムアップ、キングサンズがセガを32−31の1点差で振り切り大会1勝目を挙げた。
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3.Aグループ 第二試合 オールディーズ対ネオクラゲ 33−25 |
DICE-K、SF武藤、ペーパーバック小森のセンター陣とチームのダイナモ、カルロ小杉を欠き苦戦が予想されたネオクラゲはしゅんとBS三野宮がオフェンスを牽引、デイフェンスではベテラン、アロンゾ河原と齢を重ねスピードは失ったものの体重増加でパワーを手に入れたゆうまがリバウンドで奮闘を見せ王者オールディーズに対して互角の戦いを披露、前半残り10秒を切ってBS三野宮がディフェンダーをかわしドライビングレイアップを捻じ込み13−12と逆転、「ネオクラゲが1点リードで前半を折り返す」と思われたが春季大会からチームに加わり早くもコート内外で存在感を見せ始めているキャノンボールしんがネオクラゲディフェンスの気の緩みを突いて右ベースラインからブザービータースリーを射抜いて土壇場で15−13と逆転に成功、オールディーズが2点のリードを奪い前半を終える。
後半に入るとすぐさましゅんのハイポスト付近からのジャンパーで同点に追いついたネオクラゲが試合の流れを掴み常に先行する形で試合を進めていくもオールディーズはBIG3のシュートが決まらず停滞するオフェンスを浅田百万両がスマートなプレーで繋いでチームに得点を齎し喰らいついていく・・・残り試合時間3分、21−21の同点の場面でここまで健闘を見せていたネオクラゲが続けさまにTOを犯すとしたたかな王者はこの好機を逃さず連続得点、均衡状態から一歩抜け出すと集中力が途切れて手緩くなったネオクラゲディフェンスを切り裂き瞬く間に二桁までその差を拡げて勝負あり、どちらが勝利を掴むのか全くわからない緊張感の中で進んでいた試合はネオクラゲの一瞬の気の緩みを逃さず畳み掛けたオールディーズが33−25で予選リーグを2連勝で勝ち抜き早くも決勝進出を決めて春季大会に続いての優勝に大手を掛けた。
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4.Bグループ 第二試合 キングサンズ対FF 32−22 |
試合開始早々、チームに勢いを齎す役割を担うヘッドバンドとバスケットシューズをチームカラーのイエローで決めるa.k.a”イエローマスタード菅野のスリーで幸先のいいスタートを切ったファイブファールズに対してセガとの僅差の勝負を制した勢いをそのまま持ち込んだキングサンズもすぐさま反撃、ゴルゴ藤樹のドライブや第一試合でまさかの「0点」に終わり”眠っていた”ベースラインマスターだいきがようやく目を覚まし得意のベースライン付近からのジャンパーを続けさまにヒット!逆転に成功すると畳み掛けるようにピンクアイバーソンが左エルボー後方からロングレンジを射抜いてその差を一気に拡げていく・・・
対するファイブファールズも世界中を飛び回るa.k.a”ボヘミアン”土利川のスリーや4年間在籍した古巣との対決に気合が空回りしたのかなかなかゴールが決まらなかったダイナマイトキッドあつしがようやくリバウンドショットを捻じ込み応戦するも10−18とキングサンズに二桁のリードを奪われ前半を終える。後半に入るとこのまま沈黙を続ける訳にはいかないファイブファールズはa.k.a”ダンディ”カズのスリーを合図に反撃を開始、ダイナマイトキッドあつしのせんとくんフックなどで15−20と5点差まで詰寄るもののキングサンズもベテラン、ハイフライヤーイチローの「対戦相手を奈落の底に突き落とす」”モモンガアンバランスショット”やRPGノブナガのロングレンジで応戦、再びその差を二桁に拡げ突き放しに掛るがファイブファールズも決して試合を諦めない。
インサイドではa.k.a”ハリウッド”雄介がペイントゾーンでリバウンドに奮闘し奪ったボールをチームの小さな指揮官、a.k.a"マイクロビーンズ"遠藤がクリエイトするオフェンスからダンディカズのミドルジャンパーなどで追撃を試みるが残念ながら時間切れ、「Dリーグの戦い方に一日の長がある」キングサンズが粘るファイブファールズを32−22で振り切り「死のグループ」と目されていたBグループを2連勝で切り抜け一足先に決勝戦進出を決めているオールディーズと覇を争うことになった。
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5.Aグループ 第3試合 ネオクラゲ対ブッダ 32−27 |
開始早々、ターザン押切のふーせんエアボールで自らの出鼻を挫いたが春季大会から好調を維持するデール江花の連続ゴールですぐさま自分達のリズムを取り戻したブッダに対してネオクラゲはBS三野宮、ゆうま、そしてしゅんの若手トリオが躍動、応戦するも両チーム共に疲れからかシュートが決まらない重苦しい雰囲気の中で試合は進んでいく・・・しかし残り3分を切って先に抜け出したのはネオクラゲ、51歳になった大ベテラン、AKが執拗にマークするターザン押切の一瞬の隙を突いて右コーナーからロングレンジを叩きこみお約束のAKアタックをお見舞いすると場内からは大歓声が沸き起こり一瞬にして試合の流れを手繰り寄せるとしゅんのパスカットからBS三野宮が速攻を捻じ込みその差を拡げるとまたしても前半終了間際にAKがスリーを射抜いてネオクラゲがブッダに対して18−10とリードを拡げ前半を終える。
後半に入るとヒゲを蓄え”ワイルド”になったスムーズ和田が下を向き始めたチームに対して声で、そして自らのプレーでリーダーシップを発揮しオフェンスを牽引、バター梅津のゴール下やターザン押切のジャングルドライブを演出、追撃を開始するもネオクラゲはベテランコンビのSE光嶋のミドルジャンパーとアロンゾ河原のリバウンドショットで追いすがるブッダに応戦、突き放しに掛ると最後はBS三野宮が「俺の仕事」とばかりに連続得点で試合を締めて32−27で粘るブッダを振り切り3位4位決定戦に駒を進めた。躍進が期待されたブッダだったがオールディーズ戦での惨敗が尾を引いたかネオクラゲ戦でも終始リードを許す形で敗戦、二連敗となり5位6位決定戦に回ることになった。
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6.Bグループ 第3試合 FF対セガ 31−21 |
試合は開始早々からファイブファールズがキングサンズ戦での惜敗のショックや蓄積する疲労の影響からかチーム本来のパフォーマンスを発揮出来ないでいるセガに対してダイナマイトキッドあつしのリバウンドショットやマイクロビーンズ遠藤のロングレンジシュートなどで7−0と大きくリード、最高の形でスタートを切るとその後もダンディカズのミドルジャンパーやスピードとパワーを併せ持つチーム唯一のアンダー30プレーヤー、a.k..a”スーパーボール”あきらがドライブやミドルジャンパーでオフェンスを牽引、14−2とさらにその差を拡げるとセガはたまらずタイムアウトを要求、声を失い下を向き始めたチームメイトにDG浅井が「いいのか このままで あぁ!」「また負けるのか!あぁ!」と激を飛ばし目を覚まさせると残り3分を切ってDG自らのドライブやセクシーキャットウーマンのんの3連続ミドルジャンパーで14−12と瞬く間に追い上げ2点差にまで詰寄ると場内からは大歓声が沸き起こるがファイブファールズもあたかもこの歓声を掻き消すかのようにイエローマスタード菅野がスリーをヒットさせ応戦、17−12とファイブファールズがセガに5点のリードを奪って前半を終える。
後半に入り早い時間帯で追いつきたいセガはエクザイル江波戸がミドルジャンパーを沈めて追撃体制に入るもののその後が続かない。疲れからかTOを連発しあと一歩のところで試合の流れを呼び込むことが出来ないでいるとすかさずファイブファールズが猛攻撃を開始、試合開始からチームにリズムを与え続けていたスーパーボールあきらのドライブやダンディカズの連続ミドル、さらにはハリウッド雄介のゴール下などで一気に突き放し残り1分を切ってその差は再び二桁に・・・それでも最後まで試合を捨てないセガはDG浅井の連続ゴールで反撃するも届かずここでタイムアップ、ファイブファールズが31−21でセガに快勝、記念すべきDリーグ初勝利を飾ると共に3位4位決定戦に進出、ネオクラゲと3位の座を争い対戦することとなった。試合を通じて終始精彩を欠いたセガはこれで予選リーグ2連敗となり同じくAグループ2連敗のブッダと5位6位決定戦を戦うこととなった。
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