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Dleague LOOKINSIDE 2024


第135回 DリーグレジェンドOB大会”2024“大会展望・戦力分析−


2020年初頭に発生し世界中に蔓延、人々の平穏な日常を奪ったコロナウイルスもようやく終息を迎え、令和6年6月29日(土曜日)、令和2年度“秋の陣”以降、開催が途絶えていたDリーグレジェンド大会がOB大会として4年ぶりに“Dリーグの聖地”JFE川崎水江町体育館で開催される。

今回は残念ながらワイルドボアーズは欠場ながらファイブファールズ、NTT、オールディーズ(今回よりチームヴィーナスよりチーム名変更)、そしてヤマクラゲと“オリジナル4”は参戦、4年ぶりの開催、そして“OB大会”というそのノスタルジックな耽美な言葉の響きとは裏腹に激しい戦いが繰り広げられる可能性を秘めている。

まずは手始めに4年ぶりの開催となるOB大会のゲームフォーマットを確認する事にしよう。

これまで行われていたDリーグレジェンド大会の「12分前後半」から「8分×4Q」へと変更、そして前回までは50歳以上に与えられていたプラス1アドバンテージは廃止、「女子プレーヤー(ヴィーナス野崎は×2)及び男子60歳以上(リストバンド必須)のみと“4年前からは50歳前半は50歳後半へ、50歳後半は60歳前半へと確実に刻まれていった時の流れと重ねてきた年齢とは逆行するかのように別名”トリニダードスコーピオンルール“とも揶揄されるDリーグレジェンド大会特有の過酷なローカルルールはさらにグレードアップ、これまで以上にサバイバル、そしてよりシリアスな戦いになる可能性は決して排除は出来ない…

−しかしながら− 今回、Dリーグレジェンドチーム一同がこのJFE川崎体育館でバスケットボールをプレーするのは4年ぶり、勿論、これは勝負事の試合である以上、勝敗にこだわるのは当然かもしれないが“コロナウイルスの蔓延の影響で多くの日常が奪われてしまった”4年にも及ぶ長い空白の時間を埋める為にも、バスケットボール、そして打ち上げの酒宴の場を通じて他のチーム、そして選手との交流の時間を楽しんで頂きたい。

さて、早速ではあるが4年ぶりとなるDリーグレジェンド大会の展望を占ってみると −6月後半、梅雨時期に開催される事を鑑みると− 30度を超えてくるであろう高温多湿の中で3試合を戦い抜く“体力“、如何にパフォーマンスを落とすことなく戦い抜ける“集中力”、JFE川崎水江町体育館の広いコートサイズや照明の具合や時間によって変わっていく陽の差し込み加減、試合をジャッジする審判の判定基準等、様々な環境にいち早くフィットしていく“適応力”、また短い時間でチームをまとめ上げ、一つの方向に向かせる“キャプテンのリーダーシップ”、そして選手それぞれの協調性、観察力、決断力、自己犠牲、経験値、コミュニケーション能力が勝負の行方に影響を及ぼす事になるだろう。

また後述の戦力分析で述べるが各チームそれぞれ一長一短があり、その戦力に甲乙は付け難く、また4年のブランクがさらにその混迷の度合を深くしてしまっているので優勝候補を挙げるのは困難でこれまでの大会同様、最終試合のエンディングを告げるブザーが鳴り響くまで激しい優勝争いが繰り広げられる事だろう。

それでは6月8日及び15日に開催され、多くのDリーグレジェンドリーガーが参加した大田区シニア春季大会でのチーム及び選手のパフォーマンスと独自の取材より入手した最新情報から各チームの戦力を分析していく事にする。

【オールディーズ】

当初、司令塔のポジションのスターターを務めると目されていたイリーガルシート“ダッジロール”鹿野だがコート内外での正に“ダッジロール現象の多発”から評価は一気に急降下、代わりに安定感のあるベテラン、クレバー斎藤が入る事が濃厚、また2番ポジションにはリーグNo.1の破壊力を誇るロングレンジシューター、スピンマスターさくらとスマイリー潮田、そしてウイングには大田区シニア春季大会、ヤマクラゲ戦で高確率のミドルジャンパーを炸裂させ大活躍を披露した衰え知らずのキャプテン、ヴィーナス野崎を起用、そしてセンターには持ち前のパワープレーに加え走力を兼ね備えるバター“ナイトライダー”梅津と頼りになるベテラン、BIGX西川が、そして確率の高いミドルレンジが武器のマダム斎藤とタイトなディフェンスが持ち味のザ、ガードマン雄一が脇を固める。

さらには急遽、大田区シニア春季大会で完全復活を果たしたスワン“プレイングスター”佐々木、“ちょいとごめんよドライブ“駆使するビッグダディゆうきの参戦も決定、戦力に厚みを増した。

アウトサイドにスピンマスターさくらとスマイリー潮田、そしてインサイドにバター“ナイトライダー”梅津とBIGX西川、そしてスワン“プレイングスター”佐々木、ビッグダディゆうきとある程度の計算が見込める攻撃力は然したる問題はないが、やはり気になるにはベイビーガソル“あ、痛てぇ”三寺、コインランドリー岡野、そしてキケロ“デフォルト”武田といわばチームの看板選手ともいえるセンタープレーヤーを3枚欠く中で如何にディフェンスとリバウンドで踏み堪えられるか、またヴィーナス野崎をはじめとするプラス1アドバンテージを持つベテランプレーヤー達の活躍がチームの命運を握る事になるだろう。

【ファイブファールズ】

−メンバーをほぼ固定する事で幾多の栄光と優勝を掴んだ− フランツベッケンバウアー率いるバイエルンミュンヘン、トータルフットボールで世界を席巻したアヤックスアムステルダム、川上監督の下、V9を達成した読売巨人軍…  −しかしながらその一方で− FCバルセロナを率いたジョゼップ.グラルディオラは就任するや否や主力メンバーだったロナウジーニョとデコを、そして翌年には三冠獲得の原動力となったサミュエル・エトーを構想外とし移籍を促し“勝利しても変化は必要”と如何なる批判を受けようとも自身のその哲学を曲げる事はしなかった…

これはどちらにも間違いではない… この観点に照らし合わせれば多くのアマチュアチーム同様にファイブファールズは前者に該当する。

チームとして参戦した大田区シニア春季大会は8日のヤマクラゲ戦には惜敗したものの15日のシェイカーズ千には51-49と接戦をものにし、相変わらずのチームワークの良さを披露、また平均して他チームを上回るサイズ、4チーム中最多9人となるプラス1アドバンテージの保有、さらにはNTT戦限定出場となるが40歳のルーキー、ウッドペッカー勝田もチームに加わる事も相まって初優勝への態勢は整った。

そしてその中でも特に光ったのがエース、キャラハン瀬戸口とコルレオーネ鈴木、惜敗したとは言え第4Q 、慌てふためくヤマクラゲに対し代わる代わるネットを揺らしあと一歩まで追い込んだ経験値はチームにとって間違いなくプラスになったことだろう。

課題としてはやはり先に述べた体力面か、高温多湿の中での3試合を如何に戦力を落とす事なく戦い抜く緻密なベンチワークが求められる事になるだろう。

【NTT】

−6月8日及び15日に開催された大田区シニア春季大会に於いて4試合に出場した彼等が披露したハイパフォーマンスを鑑みれば− ゲームコントロールを担当する“闘将”DG浅井、得点力と機動力を併せ持ち攻守で活躍を見せたセンタープレーヤーのバーグ後藤、ミッドレンジと速攻を駆使、オールラウンドな活躍でチームの攻撃を牽引したナイト足達、そして高い確率でミッドレンジ、そしてロングレンジを射抜いて見せた“2人の危険な女”セクシーキャットウーマンのんとコニーあやと予想されるNTTのスターティングラインナップメンバーは4チーム中、最も高い攻撃力を持っていると考えて間違いはないだろう。

しかしながらそんなNTTに問題が無い訳ではない。 

未だ練習中に負った右手首の負傷から出場には黄色信号が灯る数値には表れないルーズボールやリバウンド、繋ぎのプレーが持ち味のアナリスト大津、そして急遽ヤマクラゲからNTTに所属チームが変更、コロナ渦はほぼバスケットボールをプレーした痕跡がなく、4年ぶりの実戦となるダンディカズの2人がベンチから支える役割を担う事になるが彼等のコンディションを鑑みると計算出来るバックアップメンバーとは言い難く、“ファイルファールズ戦のみ限定出場となるマイティマウス”ブルドーザー“愛宕が戦列に加わる事を加味したとしても”3試合の長丁場を7人ないし8人でプレーする過酷なサバイバルな戦いを強いられる事になる。

しかしながら第二次世界大戦におけるエル.アライメンの戦いやスターリングラード攻防戦など戦力的に劣っていても勝利した事例は少なくはなく、また“火事場の馬鹿力”“土壇場の勝負強さ”“追い詰められた者の強み”というものは今回の彼等のように退路を断たれ、全力で戦う覚悟を決めた人間やチームにのみ備わる“特別な力“なので対戦チームは彼等を見くびると取り返しの付かない代償を払わされる事になるだろう。

【ヤマクラゲ】

DリーグレジェンドOB大会の前哨戦として大田区シニア春季大会を2勝2敗で乗り切り、十分な調整期間を経てJFE川崎水江町体育館に乗り込んでくるヤマクラゲは司令塔のポジションには“永遠の曲者”ロビン内山が入り、ウイングのポジションにはミドルレンジ好調のストロングゼロ“スリムビューティー末次とアキレス腱痛がやや心配されるが豊富な運動量を誇るオールラウンダー、SS石川を配置、そしてフォワードにはややサイズは物足りないもののリバウンドに強く”大田区シニア春季大会では期待以上のプレーを披露したカルロ小杉、そしてセンターはドライビングレイアップを駆使、確実に二桁の得点は計算出来るバッドマウス武藤の5人がスターターを務める事が予想さる。

−そしてベンチからチームを支える役割を担うのは− 永らく苦しんだ頸椎狭窄症からようやく復帰、まだトップフォームからほど遠いものの要所で得点を重ねてくる大会初出場となる65歳のオールドルーキー、トリプルクラウン桑名、ミドルジャンパーの精度と走りには自信を持っているホイッスル“健康応援オーケストラ”島田、Dリーグ、そしてDリーグレジェンド大会を通じて数々の伝説を残してきた“永遠の意外性”高橋水芭蕉とやはり初出場となる高橋水芭蕉の正室、高橋寧々、そして昨年5月の膝の負傷が長引き未だ完全復活が果たせていないAKと経験豊富なベテランとフレッシュなメンバーが顔を揃え、戦力的には3試合のリーグ戦を戦い抜ける戦力を有していると見て間違いはないだろう。

問題は他のチーム同様、3試合を如何に攻守に大きな波を作る事なく戦い抜ける事が出来るのか、また前述のように怪我に一抹の不安を持つSS石川、トリプルクラウン桑名、AKに加えバッドマウス武藤も膝の痛みを堪えてプレーを続けている現状を考えるとオーバーワークを出来るだけ抑えるタイムシェアとチームが持つ総合力を如何に引き出す事が出来るか否かがチームの勝敗の行方に大きな影響を与える事になるだろう。




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