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ミステリーゾーン2011 大田区選手権大会
結成5年目のシーズンに突入した黄昏中年バスケチーム、ミステリーゾーン。その戦いぶりはあたかも人生の歩みのように光と影が幾重にも交差する・・・幾多の浮沈を繰り返すも昨シーズンは春季大会で3年ぶりの1部再昇格を果たし秋季大会では難敵オアシスとの激闘を制し見事1部初勝利を挙げた時の流れに逆らい続けさらなる高みを目指す中年男達の2011年の初戦となった大田区選手権1回戦の戦いぶりをリポート!果たして今夜も”ミステリー”は起きたのだろうか・・・・

最終Q残り2分、9点のビハインドを挽回すべくストリートボール界のスーパースター、タクを起点にミステリーゾーンに襲い掛かるファイブファールズB。
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2月24日(木)1回戦 対ファイブファールズB
試合は若さと運動能力に勝るファイブファールズが序盤からリズムを掴み”ダブルエージェント”ダイナマイトキッドが力強いインサイドプレー、そしてインテリジェンス部門(諜報活動)でチームを牽引、5ガードで試合に臨んだミステリーゾーンの手薄なインサイドを突き得点を重ねリードを奪い試合の主導権を握るとディフェンス面でも的確な情報をチームメイトに伝授、F山本、AK、SE光嶋のシューターは厳しいマークに合いなかなかシュートを打つ事が出来ずBS三野宮の得意のドライブも封じられいつしか5ガードはノーガード状態となってしまっていく・・・
それでもディフェンスで踏ん張りを見せ4−10と第1Q終盤まで持ちこたえたミステリーはここでゴルゴ藤木、ドミネーター橋本、ベースラインマスターだいきを投入、反撃に転じたいところだが連係ミスを突かれて逆にリードを拡げられ第2Q中盤で二桁リードを許す苦しい展開が続いていく・・・しかし残り3分を切ってドミネーター橋本がリバウンドで奮闘し試合の流れを手繰り寄せるとゴルゴ藤木、ベースラインマスターだいきのミドルジャンパーが連続ヒット! 28−35と7点差まで追いつき前半を終える。
後半に入ると前半今一つの出来だったBS三野宮が鮮やかなドライブを決めると一気に爆発、虚を突いたスリー、ミドルジャンパー、スティールからの速攻を沈めるとこれに呼応するかのようにゴルゴ藤木、ドミネーター橋本がペイントゾーンを支配、遂に同点に追いつく事に成功する。
しかしながらファイブファールズBもストリートボーラーたくの巧みなリードですぐさま応戦、逆に4点のリードを奪い返し試合は勝負の最終Qへ・・・しかしこういう試合展開になるとミステリーは強い。F山本の巧みなパスさばきからベースラインマスターだいきが、ゴルゴ藤木がミドルジャンパーを沈めBS三野宮は見事なステップワークでディフェンダーを抜きさり一気に逆転、さらにはこれまで鳴りを潜めていたF山本の伝家の宝刀”ロングレンジスリー”が突き刺さりその差は遂に二桁に・・・
ファイブファールズも激しいディフェンスで勝利への執念を見せるもミステリーゾーンがまさに自分達の勝ちパターン、「前半リードを許し相手の油断を誘い後半からじわじわ追い上げ試合終了間際に接戦に持ち込み僅差で勝ちを拾う」”ミステリー勝利の方程式”そのものの試合展開に持ち込み大方の予想を覆し若手の揃う好チーム、ファイブファールズBを80−68で下しベスト8進出を果たした。次の試合は3月2日、やはり秋季大会王者、ナッチュウを接戦で下し波に乗るオールディーズと対戦する。またしてもミステリーは起きるのだろうか・・・
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ミステリーさんの手の内はわかっていたし試合前にしっかりブリーフィングしてチームメイトには伝えて序盤はいい感じだったんで勝てると・・・でも途中からこれは「ミステリーペースだ、まずい・・・」と思ってなんとかしようとしたんですがどうにもならなかったです・・・
とうつろな表情を浮かべ敗戦の弁を述べるダイナマイトキッド。
ーミステリーゾーンー
彼らと対戦するチームは一度その説明のつかない異次元空間に足を踏み入れてしまえば2500年前に書かれたとされる中国の兵法書、「孫子の兵法」にある「敵を知り己を知れば、百戦して危うからず」の教えすらも通じなくなってしまう不思議な空間にいつしか引き込まれてしまう・・・
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