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2016年渋谷区シニア秋季大会 1回戦

恒例の写真撮影に応じるミステリーゾーンXのメンバー、前列左からビルマ今市、AK、DG浅井、後列左よりSS石川、バーグ後藤、ペーパーバック小森、久しぶりに参戦となったF山本、バッドマウス武藤
春季大会初戦でシニアバスケット界の雄、tigre azzuroと対戦、前半を終えて15-15のイーブン、そして第3Q途中までは僅差で喰らい付いていく健闘を見せたものの迎えた最終Q、“全ての領域で上回る”王者の怒涛の攻勢を受けると瞬く間に突き放され終わってみれば25-43と完敗、3年ぶりとなる1回戦敗退を喫してしまったミステリーゾーンX。
結成6年目に突入したチームは最多優勝を誇る森本組に残り0.4秒までリード、“あと一歩のところまで追い詰めた“かつての輝きを取り戻すことが出来るのか、それともこのまま下降曲線に身を委ねてしまうのだろうか・・・今回は9月24日(土)幡ヶ谷に位置する 渋谷区スポーツセンターで行われた渋谷区シニア秋季大会一回戦、EASTSUNSとの激闘の模様をお伝えしよう。
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9月24日(土)1回戦 対EASTSUNS
約半年ぶりとなる実戦とあってかミステリーゾーンXは序盤からフィニッシュの精度を欠いて中々スコアボードを動かす事が出来ない時間が流れていくが試合開始から3分が過ぎようとしていた時にインサイドの要、バーグ後藤が力強いパワープレーで均衡を破り連続得点で先制、ようやくオフェンスの口火を切ると続いてコンディションを整え先に行われた練習試合で素晴らしいプレーを披露、先発に起用されたビルマ“ブラックゾルゲ”今市が右エルボー付近からミドルジャンパーをクリーンヒット、さらにはバッドマウス武藤、SS石川が代わる代わるドライビングレイアップを捻じ込み今ひとつリズムが掴めないEASTSUNSを11-4とリード、7点差で第1Qを終える。
第2Qに入ってもミステリーゾーンはオフェンスが好調、SS石川のミドルジャンパーを挟んでペーパーバック小森が力強いパワープレーでインサイドを切り裂くとパスコースを読んでいたAKがスティールを敢行、そのままレイアップを沈めてさらに勢いづいたチームはバッドマウス武藤のドライブに続いてスタートから素早いパスワークとエネルギーでチームを牽引しているDG浅井がフリースローライン付近からよくスピンが効いたミドルジャンパーをヒットすると残り1分、チーム復帰初戦を自ら祝うようにF山本が左ウィング後方から長距離砲を連続で射抜いて31-12とさらにリードを拡げ前半を終える。
19点差で始まった第3Q、「20点近い得点差、試合はほぼ決したか・・・」と思われたがここで試合は予想だにしない展開を見せる。
前半のゾーンディフェンスからマンツーマンディフェンスにスイッチ、既に“敗北を受け入れた・・・”と思われたEASTSUNSが“沈まぬ太陽”の如く蘇り反転攻勢、19点差と大きくリードされいる現実に怯む事無く挑んでくるEASTSUNSの“強い気持ち”と大量リードの余裕からか粗雑なプレーが散見“気持ちの緩んだ”ミステリーゾーンXの精神状態がそのままスコアボードに反映、リズムを失い中々得点が挙げられなくなってしまったミステリーゾーンXに対しEASTSUNSは4本の長距離砲を集中、さらにはアウトサイドを警戒するミステリーゾーンXのディフェンスを嘲笑うようにペイントゾーンでも連続得点、瞬く間に得点差を一桁差までに縮めていく・・・
しかし残り4分、ミステリーゾーンXはバーグ後藤がパワープレーでボールを捻じ込みようやく落ち着きを取り戻すとインサイドではペーパーバック小森、バッドマウス武藤が、アウトサイドからはF山本がロングレンを、そしてSS石川、ビルマ今市が続け様にミドルジャンパーを射抜いて一時一桁差まで迫ってきたEASTSUNSを48-30 と再び突き放しいよいよ試合は最終Qに突入する・・・
諦めることなくミステリーゾーンXに挑んでくるEASTSUNSは懸命に追撃を続けるが「最後の仕上げ」に入ったミステリーゾーンXがここで攻撃のギアをシフトアップ、ペーパーバック小森が豪快なドライブでペイントゾーンを切り裂くと続いてDG浅井、SS石川がミドルジャンパーでネットを揺らしさらに得点差を拡げると最後はF山本がこの試合4本目となる止めのスリーを射抜いて勝負あり、ミステリーゾーンXが最後まで諦めることなく挑んできたEASTSUNSを69-41と28点差を付けて快勝、2回戦進出を決めた。
2回戦は10月30日(日)同じく渋谷区スポーツセンターで25年秋季大会で対戦、39-50と敗北を喫している強豪「TEAMSWIFT」との対戦が予定されている。
「約束の地を目指して」ミステリーゾーンXの旅は続く・・・
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後半、左ベースライン沿いからミドルジャンパーを放つバーグ後藤。力強いリバウンドに加え12得点を挙げる活躍でチームを勝利に導いた。
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リバウンドを保持した瞬間、両サイドを一気に駈け上がるペーパーバック小森(奥側)とビルマ今市(手前)。試合を通じて安定したプレーを披露した。
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