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Dleague LOOKINSIDE 2017

第104回【DLEAGUE GREATESTGAME #4】



−あの激闘の記憶が今、蘇る− 【DLEAGUE GREATESTGAME】へようこそ! 本日お届けする試合は29年度秋季大会最終日、2017年11月19日の最終第5試合に行われたここまで“4戦全勝”と大会連覇に大手を掛けているディフェンディングチャンピオンのブッダと開幕戦でセガにまさかの敗北を喫し、さらにはこの試合でチームのエース、ヒュードロクーペ荒井が負傷、チームを離脱してしまう不運も重なりながらもここから3連勝、この最終試合に勝利して逆転優勝を狙う“絶対王者”オールディーズとの決戦の模様をお届けします。

初優勝を飾った春季大会で見せた圧倒的な攻撃力は見られないものの、逆に“僅差の勝負に持ち込まれようとも、そして二桁のビハインドを背負おうとも、慌てることなく勝利する、即ち”勝ち方“を会得、試合を重ねる度に急速に進化を遂げていく”リーグのニューウェイブ“ブッダと開幕戦で不覚を喫し、さらには”エース不在でリーグ戦を戦わなければならない”絶対絶命の窮地に陥りながらも若き”スピードスター、スマイリーアサシンかおるとかつてリーグ史上に燦然と輝く“5連覇”の偉業を成し遂げた当時の主力である“不惑の年齢”に突入したベテランメンバーが奮起、“どん底の状態”からネオクラゲ、キングサンズ、ファイブファールズとライバルチームに全て二桁差を付ける圧巻の試合内容で撃破、この最終ゲームに「勝てば逆転優勝」を狙えるポジションにまでカムバックしてきた12回のリーグ制覇を誇る強豪、オールディーズとの試合は第2Q中盤でブッダが一時17点と大量のリードを奪いますが後半に入るとオールディーズがタイトなディフェンスからボールを奪取、試合の流れを手繰り寄せ反転攻勢を開始、瞬く間に得点差を縮め試合は48-47とブッダが僅か1点リードで最終Qに突入します・・・

果たしてその結末は・・・それでは手に汗握る激戦の模様をお楽しみ下さい。

Prologue

1984年、ドラフト3位指名で後に稀代のスーパースターとなっていくマイケルジョーダンが入団、プレイオフ戦線に戻ってきたもののラリーバード、ロバートパリッシュ、ケビンマクヘイルを擁するボストンセルティックスに、そして87-88シーズンから89-90シーズンまで3年連続で“バッドボーイズ”デトロイトピストンズの厚い壁の前に跳ね返されていたが87年に入団を果たしたスコッティピッペン、ホーレスグラントの成長や89年から指揮を取るフィルジャクソンが“ジョーダンに頼り過ぎてしまう”あるいは“ジョーダンでしか得点が挙げられない”と揶揄されていたチームの再構築に当たると共にフロアに立つ5人のメンバーがボールをシェアをするトライアングルオフェンスを導入、すると次第にその効果を発揮、迎えた90-91年シーズン、“宿敵“デトロイトピストンズをイースタンカンファレンス決勝で4-0と撃破、遂に悲願のファイナル進出を果たしたシカゴブルズ。

しかしワールドチャンピオンを決める夢の舞台で彼等を待ち受けていたのは1980年代に8度に渡りファイナル進出、4度の優勝を成し遂げてきたマジックジョンソン率いる“最強の王者”“ショータイム”LAレイカーズであった・・・


−例えそれが僅か6チームで争われる小さなローカルバスケットリーグであったとしても−“決勝戦”の舞台には独特の緊張感が漂い、黙々とウォームアップを続けていくブッダとオールディーズの選手達からは幾分の硬さと自らの緊張を和らげようとする“作り笑顔“の表情が遠目から眺めていても見て取れる・・・

そして程なくして始まった29年度秋季大会のフィナーレを飾る3勝1敗ながらこの試合に勝利すれば逆転優勝が決まるオールディーズと僅差の争いに持ち込まれる場面もあったもののここまで4連勝と大会連覇に王手を懸けたブッダとの試合はまずはオールディーズが今大会、攻守に活躍を見せるミリオンダラー浅田がミドルジャンパーをヒットすると続いてスマイリーアサシンかおるが左ウィングやや後方からバンクスリーをヒットし5−0と幸先のいいスタートを切るもののブッダもすかさずダッフィ濃沼が柔らかいタッチでループ気味のショットを沈めるとここからファイナルアンサーりょうのボーナススローやラプター鈴木のミドルジャンパー、さらにはスリーピー亀井の放ったシュートの落下地点に瞬時にポジションを取っていたバター梅津が奪取したボールをそのまま押しこみ得点、「この日1試合だけのオールディーズに対して第2試合でファイブファールズとの試合を戦いラストプレーで明暗を分けた激闘に52-50 と勝利、かなりの疲労が残っている筈のブッダが不利ではないか・・・」との戦前の予想に反してブッダが優勢に試合を進めバイロン鈴木がミドルジャンパーで、そしてスマイリーアサシンかおるがクロスオーバードリブルから鮮やかなドライブで得点、何とか繋いでネットを揺らすものの今ひとつリズムに乗れないオールディーズを引き離し20-11と9点のリードを奪い第1Qを終える。

何とか試合の流れを引き戻したいオールディーズだが焦りからかミスを連発、さらにはその“早く追いつきたい、得点差を縮めていきたい”と逸る気持ちがシュートセレクションにも悪影響を及ぼしオープンシュートは放つもののリングに嫌われ逆にこの試合好調のダッフィ濃沼に立て続けに2本、そしてファイナルアンサーりょうにも長距離砲を相次いで被弾、さらにはダッフィ濃沼の鮮やかなパスからスムース和田が難なくゴール下を決めて11-0のランに成功、さらに得点差を拡げられてしまう・・・

しかしこのまま引き下がる訳にはいかないオールディーズは途中出場を果たしたキケロ武田の得点を足掛りにミリオンダラー浅田のパワープレー、さらにはスマイリーアサシンかおるが2本のロングレンジと切れ味鋭いドライブで反撃、一時17点差にまで拡げられた得点差を22-34と12点差にまで縮め、二桁のリードを奪われてはいるものの、後半の奮起に繋がる「追い上げムード」で前半を締めくくる“リードを奪われているチームにとっては”最善の状態“でハーフタイムを迎えることに成功する。

そして迎えた第3Q,、追い上げムードで終わらせた試合の流れをそのまま継続したオールディーズが猛反撃を開始、スマイリーアサシンかおるがいきなりドライブとミドルジャンパーを織り交ぜ3連続得点を奪うとこれに呼応するかのようにミリオンダラー浅田がパワープレーに続いて左ウィングからミドルジャンパーをヒット、さらにはこのQ開始からシフトアップしたタイトなディフェンスによってペースを乱されたブッダからミスを誘発させて次々とボールを奪取、これをスマイリーアサシンかおるがイージーバスケットに繋げ瞬く間に得点差を縮めていく・・・

しかし防戦一方だったブッダもボンゴ内田がリバウンドで奮闘、試合の流れを強引に手繰り寄せることに成功するとここからバター梅津のパワープレーに続いてファイナルアンサーりょうを経由しラプター鈴木がタッチパスでスリーピー亀井のミドルジャンパーをアシスト、すぐさま応戦するもオールディーズは“試合の流れは渡さん”とばかりにイリーガルシート鹿野が“繋ぎ”に、そしてスワン佐々木がインサイドで奮闘、するとここまで“微妙にシュートタッチに狂いが生じてしまったのか”リングに嫌われなかなか得点することが出来なったバイロン鈴木が右ベースライン沿いからミドルジャンパーをクリーンヒット、44-46と2点差に迫るとすかさずブッダはファイナルアンサーりょうが右サイドから“ディフェンダーのファールを誘発させる”マリーシアドライブ“を敢行、2本のボーナススローを確実に沈めて48-44と引き離しブッダが4点差リードで第3Qは終える・・・と思われたがQ終了間際にスマイリーアサシンかおるがハーフコートからブザービーターショットを決めてオールディーズが47-48と1点差に詰め寄ることに成功、試合はいよいよ勝負の最終Qに突入する・・・

迎えた最終Q、お互い“負ける訳にはいかない“気持ちがそうさせるのか、オールディーズが決めればブッダもすぐさまやり返す一進一退の攻防が続いていく残り5分、遂にオールディーズはミリオンダラー浅田がミドルジャンパーをヒットし遂に54-54の同点に追いつき、試合の流れが再びオールディーズに傾きかけたか・・・と思われた残り4分、−それはあたかも− 対峙するボクサーが素早いジャブで相手との間合いを計る、あるいは剣道に於いて竹刀の剣先で間合いと距離を確認するが如く、マークするディフェンダーに対して左右、前後に小刻みなドリブルモーションとステップによって揺さぶりを掛けて一瞬の隙を見出したファイナルアンサーりょうが −振り返ればこの2本の長距離砲が試合を決めるターニングポイントになったのかもしれない・・・− 最初は左ウイングから、そして2本目は右ウィング後方から続け様にロングレンジをヒット、さらにはスリーピー亀井もフリースローレーンからミドルジャンパーを射抜いて瞬く間に62-54と8点のリードを奪い一気に突き放すことに成功するとオールディーズも負けじと反撃を試みるもこの試合、数値には表れない部分で奮闘していたベイビーガソル三寺が放つミドルジャンパーはリングに嫌われ、ペイントゾーンに果敢にドライブを敢行するスワン佐々木もブッダの厳しいマンマークに遮られネットを揺らすことが出来ずに試合時間だけが無情にも”0”に近づいていく・・・

そして残り2分、オールディーズはこの試合両軍最多となる33得点を挙げたスマイリーアサシンかおるがドライブで、ミリオンダラー浅田がミドルジャンパーで諦める事無く得点を奪取、さらにはプラス1アドバンテージを持つヴィーナス野崎をここで投入、最後の反撃を試みるとしなやかなシュートフォームから見事にミドルジャンパーをヒットするもここで無情にも試合終了を告げるブザーが館内に鳴り響き勝負あり、ブッダが76-60とオールディーズに快勝、5戦全勝の完全優勝で春季大会での初優勝に続きこの秋季大会も制覇、見事連覇を達成した。

エース、ヒュードロクーペ荒井、代わりの効かないアンタッチャブルな存在のミスターパーフェクト遠藤の2名の中軸選手を欠きながらも最終Q途中まで王者ブッダに対して互角の戦いを見せたオールディーズであったが時間の経過と共にリバウンドやルーズボールへの反応、そしてサッカーでいうところの“球際の鬩ぎあい”デュエルの部分でブッダに競り負けたことが最後まで響き、またリーグに実しやかに流れる −これは1勝4敗と優勝争いから早々に脱落したファイブファールズにも当てはまることだが− “主力選手の平均年齢が38歳を超えたチームは程なくして緩やかな下降曲線に向かっていく”通説を覆すことが出来ずに60-76と完敗、3勝2敗の3位で大会を終えた・・・

epilogue

そしてシカゴで行われたファイナル第1戦、ジョーダン、ピッペンを軸にオフェンスと展開するシカゴブルズとカリームアドブルジャバーは引退したものの“ベテラン“と言われる年齢になったとは言えジェームスウォージー、バイロンスコットの主力選手が健在、インサイドにはユーゴスラビア出身の2年目を迎える若手のブラディディバッツを配置、高い戦闘能力を保持していたレイカーズとの試合は互いに一歩も譲らない息詰まる僅差での戦いが終盤まで続くもののブルズが91-89と2点リードで迎えた最終Q残り14秒、このシーズンからダラスマーべリックスからレイカーズに移籍したフォワード、サムパーキンスにロングレンジシュートを射抜かれるとそのまま押し切られて93-91と逆転負け、早くもホームコートアドバンテージを失ってしまうものの続く第2戦ではレイカーズの全ての基点であるマジックジョンソンとのマッチアップをディフェンスに優れたピッペンにスイッチ、レイカーズのコントロールタワーである206センチのポイントガードを封じ込めるとに成功、この試合を107-86と圧勝すると勢いに乗ったチームはそこから3連勝を飾り創設25年目にして悲願の初優勝を飾るとチームはさらにここから栄光の3連覇へ向けてアクセルを踏み込んでいき、かつて下位を彷徨い“ドアマット”と呼ばれていチームは90年代に通算6度に渡るNBAファイナル優勝を遂げる押しも押されぬリーグの強豪へと進化を遂げていくことになる・・・・・・



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