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Dleague LOOKINSIDE 2019

第125回 ― 31年度Dリーグ秋季大会 戦力分析 ―


【“CHAPTER2“のへ歩み始めたオールディーズ】



前回大会、1年前に不覚を喫した“天敵”セガにまたしても逆転負けを喫するもスマイリーアサシンかおる、そして長引く腰の負傷からようやく復帰を果たしたヒュードロクーペ荒井の“ネクストオールディーズ”のコアとなるであろう若武者2人がチームを牽引、大会最終日を迎えても“5チームが優勝の可能性を残す”近年稀にみる激戦となった熾烈な優勝争いを制し2年ぶり13回目のリーグ優勝を果たしたオールディーズ。

リーグの歴史に燦然と輝く前人未到の5連覇をはじめ幾多の勝利と栄光をチームに齎したミスターパーフェクト遠藤をはじめとする“ベテラン世代”いわば“ゴールデンエイジ”からチームの未来を担う若い世代へと時代継承を感じさせた前回大会での戦いぶりは正に彼等の歴史が第2章“CHAPTER2“へと向かう扉を開き、新たなる王朝の構築に向けて力強い大きな一歩を踏み出したようにも映る。

今回は苦しみながらも復活優勝を果たした“絶対王者”オールディーズの優勝への軌跡を今一度辿るとともにチームスタッツや個人成績からチームの現状を分析、問題点を探り出すとともに大会連覇を目指すチームの課題を一緒に考えていく事にしよう。

まずは例によって前回大会での戦いぶりと例によって初戦から振り返ってみよう。

−最も難しい− とされる大会初戦で“リーグで最も勢いがある”キングサンズと対戦、“絶対王者”の称号を持つ彼等に臆することなく挑んでくるキングサンズのスペクタクルな攻撃に苦しめられるも70−60と振り切り難敵を退け幸先よく白星スタートを切ったものの続く第2戦ではセガに接戦に持ち込まれると1年前に続き52-53で競り負け“想定外”の敗北を喫し早くもチームに暗雲が漂い始めてしまうものの続くファイブファールズ戦ではセガ戦での鬱憤を晴らすかのように76-52と快勝、そして迎えた前回大会で引き分けたネオクラゲ戦では −この試合の“結果”が彼等のターニングポイントになったことは言うまでもない− 試合開始から両者一歩も譲らない息詰まる接戦を展開、そして最終Q残り10秒、67-68と1点ビハインドで迎えたオールディーズのラストポゼッション、フリースローレーンやや左から切れ込んだスマイリーアサシンかおるが鮮やかにゲームウイニングショットとなるフローターを鮮やかに決めて69-68と土壇場で逆転勝ち、これで息を吹き返したチームは最終戦でディフェンディングチャンピオン、王者ブッダのプライドの前に苦しみながらも42-37で振り切り4勝1敗とし、同じく4勝1敗のキングサンズと並んだものの「同勝ち点で並んだ場合直接対決の結果を順位に反映させる」リーグ規定により4年ぶり13回目の優勝に輝いた。

次に優勝を飾ったオールディーズと最下位から準優勝へと躍進を遂げたキングサンズの1試合当たりの各部門でのチームスタッツの数値を比較してみよう。

【オールディーズ】 【30年秋季大会 優勝 4勝1敗 勝点 14】平均得点:61.8 B 平均失点:54.0 A 得失点差:+7.8 A リバウンド:26.4 C アシスト:10.0 D スティール:5.4 B 3P成功数:3.6 D(○は順位)

【キングサンズ】 【30年秋季大会 準優勝 4勝1敗 勝点14】平均得点:65.0 @ 平均失点:52.2 @ 得失点差 +12.8 @ リバウンド:28.6 A アシスト:11.2 @ スティール:6.6 A 3P成功数:5.6 A(○は順位)


上記の表を見比べてみるとどうだろう・・・優勝したオールディーズよりはむしろ準優勝に終わったキングサンズの方が全ての分野で優れた数値を記録していたことがおわかりだろう

では何故彼等は優勝できたのであろうか・・・彼等は決して順風満帆な道を歩んでリーグの頂に登り詰めた訳ではない・・・セガに敗北を喫し、ネオクラゲに土壇場まで追い詰められ、そしてブッダは自らの力で手に入れた“王者”と呼ばれるその座を簡単には譲ろうとはしなかった・・・

そんなリーグ史上稀にみる混沌“カオス”の戦いの中で彼等の最後まで諦めない粘り強さ、チームワーク、自己犠牲、数値には表れない献身、そして何よりも優勝への執念 −彼等の心の中に宿る“チャンピオンプライド”−が覇権奪回、そしてリーグ最多13回目の優勝に導いたといえるだろう。

それではここで新しい王朝を構築すべく第2章“CHAPTER2“へ向かう道に歩みを始めたチャンピオンチームのメンバーをご紹介しておこう。 前回大会、得点、3P、FT、アシスト、スティール、そしてブロックとあらゆる分野で上位にその名を連ねて −それは10年前、彗星の如くリーグに参戦、あらゆる個人タイトルを獲得してチームを優勝に導いた在りし日の“ミスターパーフェクト”遠藤のように− ARP部門(オールラウンドプレーヤー)で1位となり新たなエースとして獅子奮迅の活躍を見せ覇権奪回の原動力となったスマイリーアサシンかおる、怪我から復活、堅実なプレーと高確率のミドルジャンパーでスマイリーアサシンかおると共にチームの推進力の役割を果たしたヒュードロクーペ荒井、衰えるどころか円熟の境地を迎えてさらにスキルが向上、“一歩下がったポジションからチームを支えるミスターパーフェクト遠藤、前回大会で自信2回目となるMVPを獲得、今大会でもリバウンドやディフェンス、そしてベンチワーク・・・献身的なプレーでチームを支えるスワン佐々木、パワープレーと正確無比なミドルジャンパーを織り交ぜながら得点を量産するミリオンダラー“reliable”浅田、最近故障気味ながらその実力と勝負強さは健在の「サイズとロングレンジシュートを兼ね備える」ストレッチ4プレーヤー、ベイビーガソル三寺、綺麗なクイックリリースから繰り出す、”入りだしたら止まらない“蒲南茶荘クールショット”で「あたかもイージーレイアップの如く」ミドルジャンパーを射抜くアウトサイドスコアラー、バイロン鈴木、前回大会で遂にベールを脱いだコートのあらゆるポジションからいとも簡単に得点を挙げる事が出来る“ザ、ネイチャー”スイスアーミーナイフ“小笠原、そのリバウンドとブロックショットで幾度となくチームを救い、ここのところオフェンス面でもシュート確率が向上、存在感を増しているチームの”ゴーリー”ガリバー岡野、長いリーチと執着心、そして独特の“嗅覚”でボールの落下地点をいち早く察知するポジション取りでリバウンドを拾いまくるキケロ武田、リーグ最高齢ながら“鉄板”とも称される高確率のミドルジャンパーは未だに健在、頼りになるベテラン、BIGX西川、膝靱帯断裂の重傷から2年の時を経て遂に本格的な戦列復帰を果たしたクラッチシューター、スピンマスターさくら、タイトなディフェンスと課題の一つであったミドルジャンパーの精度の向上は自他共に認めるところだが“それはいつから始まってしまったのか”長引く不調から抜け出す事が出来ない“コートの迷走台風”イリーガルシート鹿野、そしてチームの勝利を知らしめる“ヴィーナスフォーメーション”からゲームの締めくくる役割を担うヴィーナス“the closer”野崎のお馴染みのメンバーが顔を揃える。

先にも記したように前回大会ではスマイリーアサシンかおる、ヒュードロクーペ荒井の二人の若武者がチームを牽引、5連覇をはじめ数々の勝利と栄光をチームに齎したミスターパーフェクト遠藤をはじめとする“ゴールデンエイジ”が彼等をサポートする、今までにない新しいスタイルでリーグ優勝を成し遂げたオールディーズ。

春季大会では新しいスタイルの“真価”が問われる大会となるが13回を数えるリーグ制覇を成し遂げたこれまでの実績、選手の実力、経験値、チームワーク・・・あらゆる部門を取っても彼等が春季大会での優勝候補の筆頭であることは疑いようが無く、優勝、そして大会連覇の可能性はかなり高いと予想するが唯一、チームの大半がシニア世代で構成されている体力的な部分で一抹の不安は拭い切れない・・・

現在のリーグの対戦フォーマットでは前回大会の優勝チームは大会連覇達成への最後の難関とも呼ぶべき −実力、体力、そして総合力が試される− 大会最終日に3位、そして2位のチームとのダブルヘッダーでの対戦が予定されている・・・

果たして”CHAPTER2”へと歩みを始めたオールディーズは大会最終日の5月19日、彼等を最後まで苦しめた前回大会3位のネオクラゲ、そして最下位から準優勝へと登り詰めたキングサンズという“リーグで最も若く勢いのある”2チームの挑戦を退ける事が出来るのであろうか・・・

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