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2025年大田区バスケットボールシニア春季大会

試合前、恒例の写真撮影に応じるヤマクラゲ。前列左からスピィーディロダンゆうま、DG浅井、AK、カルロ小杉、麻婆チャーハン末次、後列左からダースベイダー土本、バーグ後藤、スパイダーマン金子、ブルガリアジャイアント三浦、トリプルクラウン桑名、バッドマウス武藤 (HG小田川、ダイナマイトキッドあつしはトイレで撮影に間に合わず不在)
大会第1日目のDONUTSとは49-42でTKHには61-46と2連勝を飾り幸先のいいスタートを切った“シン“ヤマクラゲ。
今回は6月28日に行われた大田区バスケットボール春季大会第2日目のBG20戦
及び吉田薬局戦の2試合の激闘の模様をお伝えしよう。
この試合がヤマクラゲデビューとなる大型ルーキー、ブルガリアジャイアント三浦、そして戦列に戻ってきた期待値ゼロの永遠の伏兵、カルロ小杉はどのようなプレーを魅せたのであろうか…
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2025年6月28日(土)大田区シニア春季大会 大会第2日目
BG20 対 ヤマクラゲ
試合はBG20がいきなり左ウィングから女性プレーヤーが次々にミドルジャンパーを沈め得点を量産し8-0とスタートダッシュに成功、さらにはディフェンスでもこの試合でヤマクラゲでデビューを飾ったプルガリアジャイアント三浦、バッドマウス武藤のパワープレーを打点の高いブロックショットでシャットアウト、早くも試合の主導権を握って優勢に試合を進めていくが"この試合だけは絶対に勝つ!"と試合前から闘志を剥き出しにしていたDG浅井がBG20の守備の綻びを突いてフリースローライン付近からミドルジャンパーを射抜いて反撃の狼煙を上げるとバッドマウス武藤のボーナススローに続いて交代出場でコートに入ったバーグ後藤がいきなりボールをスティール、すぐさま左サイドのHG小田川にボールを委ねるとドリブルで突進、ディフェンダーを振り切ると右サイドから走り込んできたスピィーディーロダンゆうまにラストパスを送りドライビングレイアップをクリエイトすると続いて"数週間前の試合で対戦相手とのコンタクトで前歯が折れるアクシデントにめげず出場、奮闘を続けるダイナマイトキッドあつしが歯抜けリバウンドショットで得点、さらにはHG小田川がスティールでボールを奪取すると速攻を展開、スピーディロダンゆうまを経由して最後はスパイダーマン金子がミドルジャンパーを沈めて9-11と2点差にまで詰め寄るも残り20秒を切ったBG20のこのQのラストポゼッションでは緩慢なディフェンスの隙を突かれてイージーバスケットを許してしまい9-13とタイムトンネルがBG20に4点のリードを許して第1Qを終える。
続く第2Q、"早い時間帯に追いついておきたい"ヤマクラゲの心理を見透かすかのようにBG20はミドルジャンパーで連続得点、さらにリードを拡げようとするがヤマクラゲはここでDG浅井がその行手を立ちはだかるが如くミドルレンジを沈めてBG20に傾きかけていた試合の流れを断つとここから反転攻勢を開始、トリプルクラウン桑名がミドルジャンパーを続け様にヒットすると続いてバーグ後藤とのパス交換から最後はバッドマウス武藤がドライビングレイアップをねじ込むと再びDG浅井が右ウィングからミドルジャンパーをヒットすると"期待値0の永遠の伏兵"カルロ小杉も短い距離のジャンパーで援護射撃、21-19と瞬く間にBG20をオーバーテイク、さらに残り3分、さらに得点差を拡げるべくここで若手メンバーを投入すると"早くも疲労の色が顔を覗かせてき始めた"BG20の虚を突いてHG小田川がタイトなディフェンスからボールを奪うとそのままコートを駆け抜けてレイアップを沈めると続いて麻婆チャーハン末次のミドルジャンパーを挟んでスピーディロダンゆうまが続け様にスティールに成功、必殺の躍動感溢れるローリングドライビングレイアップで連続得点、さらにはスパイダーマン金子、HG小田川もインテンシティの高いディフェンスでBG20のボールロストを誘発させて立て続けにイージーバスケットでネットを揺らし33-23とヤマクラゲが逆転に成功、逆にBG20から10点のリードを奪って前半を終える。
後半に入ってもヤマクラゲは攻撃の手を緩めない。
"ディフェンダーがファールを犯さなければ間違いなく外れていたであろう"カルロ小杉のダラダラレイアップにBG20がファールを犯してしまいボーナススローを献上、これを1本沈めると"ここまでシュートを外していない"ZONEに入っているDG浅井が続け様にミドルジャンパーをヒットすると続いてバッドマウス武藤のボーナススロー、スパイダーマン金子とスピーディロダンゆうまの息の合ったコンビプレーでさらにスコアボードの数字を進めさせると再びDG浅井がミドルジャンパーを射抜いて44-27とさらに得点差を拡げていく...
残り4分、ヤマクラゲの波状攻撃の前にここまで防戦一方となっていたBG20もミッドレンジとロングレンジ、そしてパワープレーを織り交ぜて反撃を開始するも長くは続かず再び攻撃の歩みが止まってしまうと逆にヤマクラゲはバーグ後藤のボーナススローに続いてダイナマイトキッドあつしがミッドレンジを射抜くと続くボールポゼッションでは速攻にも加わり最後はユーロステップでディフェンダーをかわすと最後は左手でフィニッシュ、さらには190センチを超えるBG20の外国人センターに臆することなくベビーフックを叩き込む"ダイナマイト劇場"を披露すると残り20秒、左ベースライン沿いでポストアップしたトリプルクラウン桑名が走り込んできたバッドマウス武藤に絶妙なタイミングでパスを送りドライビングレイアップをクリエイト、ヤマクラゲが56-36とBG20との得点差をさらに拡げて試合は最終Qへと突入して行く...
最終Q、"シニアの試合、20点差... ほぼ勝利を確信したのか、ややペースを落とし巡航速度で試合を進めるヤマクラゲに対しBG20は意地の反撃を開始、ゴール下のパワープレー、ボーナススロー、そしてミッドレンジを駆使、遠く離れてしまったヤマクラゲの背中を追い始めるもヤマクラゲはトリプルクラウン桑名のミドルジャンパーに続いてダースベイダー土本がバウンドパスでバッドマウス武藤のドライビングレイアップをアシストすると最後はスパイダーマン金子がBG20に引導を渡すリバウンドショットをねじ込み勝負あり、ヤマクラゲが62-48で粘るBG20に快勝、春季大会3勝目を挙げた。
2025年6月28日(土)大田区シニア秋季大会 大会第2日目
吉田薬局 対 ヤマクラゲ
−ここ数年の吉田薬局対ヤマクラゲの対戦といえば− 試合終盤、勝敗の行方を決めるビッグプレーを毎試合に渡って披露、双方のチームにとっても欠かせないキープレーヤーであるリライアブル霞本“通称”かすみんが欠場、“どのような結末を迎えるのか注目が集まった中で始まった試合は第1試合で“大田区シニアの洗礼を受けてほろ苦いデビューとなった”ブルガリアジャイアント三浦が力強いリバウンドからボールをリングにねじ込み連続得点すると続いてバッドマウス武藤がベビーフックとドライビングレイアップで幸先のいいスタートを切るも吉田薬局は素早いパスワークからミッドレンジを量産、さらには“2試合目の影響からか疲労の色が顕著となりディフェンスの戻りが緩慢になっているヤマクラゲの虚を突いて次々に速攻を繰り出し応戦、10-10の同点になるが残り2分、ヤマクラゲはダースベイダー土本、ダイナマイトキッドあつしが続け様にミドルジャンパーを沈めて14−10とヤマクラゲが吉田薬局に4点のリードを奪って第1Qを終える。
続く第2Q,第1試合では当たりが来なかったAKがカルロ小杉のミドルジャンパーを挟んで“64歳の誕生日を自ら祝うように”左ウイング後方からロングレンジを立て続けにヒット、さらにはブルガリアジャイアント三浦のリバウンドショットも決まり24-14と早くも二桁のリードを奪い、ここからさらにオフェンスのギアを上げていくか…と思われたが吉田薬局はロングレンジ、パワープレー、ボーナススローを絡めてすぐさま追撃を開始、20-24の4点差にまで迫ると残り5分、ヤマクラゲはDG浅井、バッドマウス武藤がミドルジャンパーを射抜いて連続得点、再び吉田薬局を突き放しにかかるも“またしても緩慢な戻りを吉田薬局に突かれて続け様にイージーバスケットを許してしまうとさらにはパワープレーで押し込まれてしまい瞬く間に二桁のリードを溶かしてしまい両社譲らず30-30の同点でハーフタイムを迎える。
後半、ヤマクラゲはいきなりAKが左ベースライン沿いから長距離砲を浴びせると続いてダイナマイトキッドあつしが力強いリバウンドからゴール下を続け様に捻じ込み連続得点、突き放しにかかるも“6号ボールの取り扱いには一日の長がある”吉田薬局はロングレンジ、そしてミドルレンジを駆使、離されることなく喰らいついていく…
しかし残り3分、ヤマクラゲはDG浅井がミドルジャンパーとフローターを沈めて連続得点、41-35と6点差にまでリードを拡げるもすぐさま吉田薬局もミドルジャンパーで連続得点、41-39とヤマクラゲが吉田薬局に2点のリードを奪って試合は雌雄を決する最終Qに突入していく…
最終Q開始早々、吉田薬局は息の合ったコンビプレーからネットを揺らし41-41の同点に追いつくとここから両者共に譲らず入れられたら入れ返す、やられたらやり返す激しい鬩ぎ合いを続けていく…
ヤマクラゲがスパイダーマン金子のパワープレー、スピィーディロダンゆうまのドライビングレイアップ、ブルガリアジャイアント三浦のゴール下で一歩抜け出そうとするが吉田薬局もすぐさまミドルレンジとパワープレーで応酬、一歩も引きさがることなく試合は残り2分を切って48-48の同点でクラッチタイムになだれ込んでいく…
残り1分30秒、ヤマクラゲはスパイダーマン金子のボーナススローで一49-48で一歩前に出るが吉田薬局はすかさずパワープレーを仕掛けてディフェンダーのファールを誘いボーナススローを獲得、これをきっちり2本沈めて50-49と土壇場で逆転に成功、さらには続くヤマクラゲのボールポゼッションを懸命なディフェンスでしのぎ切ると残り27秒、右エルボー付近から値千金のミドルジャンパーをヒット、52-49と3点のリードを奪うとたまらずヤマクラゲはタイムアウトを要求、“ゆうまかAKのどちらかにスリーを打たせる”作戦を再確認するも守る吉田薬局もヤマクラゲの策を察知、2人にオープンスペースを与えず、バーグ後藤が何とかゴール下を捻じ込み51-52と1点差にまで迫るもここで時間切れ、吉田薬局が僅差の激戦を52-51で制し、ヤマクラゲ戦での連敗を止めた。
対するヤマクラゲは惜しい試合を落としたが通算成績を3勝1敗で2025年大田区シニア春季大会を終えることになった。
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第1試合のBG20戦では大田区シニアの洗礼を浴びたブルガリアジャイアント三浦だったが吉田薬局ではペイントゾーンで存在感を披露、秋季大会でもさらなる活躍が期待される。
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“44”から“64”へ 6月28日試合当日に64歳の誕生日を迎え自らの祝砲とばかり3本のロングレンジを決めたAK。
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