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Dleague LOOKINSIDE 2017

第89回 ― 29年度Dリーグ春季大会 大会展望 ―


Dリーグ29年春季大会は4月16日(日)に開幕、以降5月6日(土)そして最終日の5月21日の3日間の日程でいずれもJFE川崎水江体育館で開催される。

前回大会では永らく続いた低迷から遂に復活、4度目のリーグ優勝を飾ったネオクラゲがオールディーズ(5連覇を含む7回)、ファイブファールズ(3回)がリーグを席巻していた5年にも及ぶ“2強時代”に風穴を空けて幕を閉じた。。

今大会の見どころは泥水をすすりながらどん底から這い上がってきた新生“ネオクラゲが大会連覇を果たすのか、あるいは秋季大会でネオクラゲに唯一の黒星をつけ”絶対王者“のプライドを見せたオールディーズ、まさかの1勝3敗とリーグ参戦以来最低の結果に終わったファイブファールズ、そしてネオクラゲとは僅差の鬩ぎ合いを演じオールディーズとは引き分けと未だ優勝に手が届くポテンシャルを保持している事を証明して見せたセガのここ数年覇権争いを続けてきた”3強“の巻き返しはあるか、あるいは”異次元からやってきた救世主“インベーダーのぶの加入により突如復活を果たしたキングサンズ、そして大会棄権となり全てのリザルトを残す事なく大会を去り、一から出直しを図るブッダの2チームにも優勝争いに加わる戦力を有しており、現行の1Q8分×4Q制から10分×4Q制へのゲームフォーマットの変更や現時点ではどのようなものになるかは正確には確認出来てはいないが将来的には新ルールを導入することが検討されているとの情報もあり、さらには複数のチームが新規メンバーを加入させる事が確実視、戦力均衡化がさらに加速、優勝争いは前回大会以上に熾烈になる事が予想され、まさにリーグは群雄割拠の戦国時代に突入、大会初日の1試合目から”win or go home” 優勝を目指した激しいサバイバルレースが展開されることは間違いないだろう。

それでは例によって前回大会の成績、そしてこれまでの各チームの動向や選手のコンディション等の情報をもとに29年度春季大会の優勝の行方を占ってみると、前回大会でリーグ制覇を果たしたネオクラゲが“優勝に最も近い位置にいる”と思われがちだが彼らにはかつて前人未到の大会5連覇を達成した“絶対王者”オールディーズの群を抜くような強さはまだ有しておらず、秋季大会の結果を照らし合わせてみてもファイブファールズ、セガにはそれぞれ60-52、44-43と接戦を繰り広げた上での辛勝、そしてオールディーズには56-63で敗れていることを鑑みると上記の“3強”、そしてダークホースと目されるキングサンズ、あるいは再スタートを切るとは言え高い潜在能力を有しているブッダにもつけ入る隙、あるいはUPSETを引き起こす可能性は十分にあると予想される。。

しかし、その一方で“ソビエト連邦の崩壊”や“チュニジアのジャスミン革命に端を発したアラブの春”を人口統計的な手法で予言、的中してみせたフランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド博士ではないが15年にも及ぶDリーグの歴史を辿っていくと「チームの中心選手、あるいは中軸を成すグループが36歳から概ね38歳の時に優勝、もしくはそれに準ずる成績を残し、その後はゆるやかな後退局面に突入する」傾向がある事が確認されている。。

この”仮説“の代表的な事例を挙げると2004年、春季、秋季と大会連覇を達成したネオクラゲ(SE光嶋、エルマタドールけんじ、ジャパネットこうた、アンチフリーズ並木)、2008年から2011年に掛けて5度のリーグ優勝を果たし一時代を築いたキングサンズ(F山本、ハイタワー西野)、そして近年では2012年春から5連覇を達成したオールディーズ(ミスターパーフェクト遠藤、バイロン鈴木、ベイビーガソル三寺、ミリオンダラー浅田)そしてそのオールディーズと入れ替わるように2014年秋から3連覇を達成したファイブファールズ(ダンディカズ、アナザーワールドたく、ハリウッド雄介、ブラックタイガー山川、ダイナマイトキッドあつし)がこれに該当する。。

そしてこの見地から現在の各チームの中軸メンバーの年齢を照らし合わせると30代後半から40代に差し掛かろうとしているオールディーズやファイブファールズ、新陳代謝が少ないセガ、インベーダーのぶが加入したものの高齢化への対策が遅れているキングサンズの4チームは、−この仮説が正しいものならば− “正に後退局面に突入しようとしている直前に身を置いている状況にあり、この4チームよりはむしろ、チームの中心世代が33歳近辺と若いネオクラゲが黄金時代に形成していく、あるいは前回大会の棄権からファイナルアンサーりょう、ブーメラン野崎を中軸に据えチーム再建を目指していくであろうブッダがこれからのリーグを牽引していく存在になっていく可能性を否定出来ない・・・。

しかしながらリーグの歴史にはこの仮説とは正反対な方向に進む −時の流れに逆らい進化を遂げていく−異なる性格を持つベクトルが存在する・・・。

−これまでリーグは− それまで現役選手の一つ節目、あるいは終着点を考えられていた“40歳”をただの通過点に過ぎない年齢に変えてしまい、そして40歳代はおろか50歳代での個人タイトル獲得、あるいは50代でも30歳代の選手と対等に渡り合う事をもはや“特別な出来事”では無くしてしまった事に代表されるように、これまで年齢に纏わる数々の常識や定説を打ち破ってきた“もう一つの歴史”をもつ側面を持っている・・・。

果たして今大会で前述の“仮説”が証明されるのか、あるいは“もう一つの歴史”がその“仮説”を打ち破るのか・・・体力、気力、プライド、歴史、経験、練習、準備、情熱、友情、そして僅かばかりの運・・・様々な要素が複雑に交錯する中で果たして勝利の女神が微笑むのは果たしてどのチームなのか・・・今大会もファイナルゲームのタイムアップの瞬間を知らせるブザーが鳴り響くまで、激しい覇権争いが繰り広げられる事は間違いないだろう。。


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