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ミステリーゾーン2010 春季大田区民大会
ブレークスを葬り1回戦を突破した新生ミステリーゾーン。2回戦の対戦相手は昨秋苦杯を舐めた若手チーム、デルタフォースだ。

ダブルオーバータイムに縺れた大接戦となった2回戦、勝利の女神はどちらに微笑んだのか・・・写真はオフバランスからのショットを放つBS三野宮。
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5月24日(月) 2部2回戦 対デルタフォース
「時間の神様からのプレゼント」
「自分達が試合をコントロールした訳ではなくお互いシュートが決まらなかっただけ」なのだが結果的にハーフタイムを迎えて15−19とデルタフォースにリードは奪われてはいるものの「前半リードを許し相手の油断を誘い後半からじわじわ追い上げ試合終了間際に接戦に持ち込み僅差で勝ちを拾う」”ミステリー勝利の方程式”そのものの試合展開に「ディフェンスがよかった」「ミステリーペースだ」「勝ちパターンだよ」「いける!」とポジティブな勘違いで盛り上がるミステリーメンバー。
しかしこれを現実にしてしまうのがミステリーゾーン・・・後半開始早々、ゆうまのミドルジャンパー、F山本のロングレンジショットで遂に同点に追いついたミステリーゾーンはハイタワー西野のリバウンドショット、ベースラインマスターだいきのミドルジャンパーで引き離しにかかるもデルタフォースも粘り強く応戦、一時二桁まで奪われたリードを盛り返し34−31と3点差まで盛り返し第3Qを終える。勝負の最終Q、ここまでなかなかシュートが決まらなかったBS三野宮が切れ味鋭いドライブ、ミドルジャンパーを沈めてデルタフォースを引き離しにかかり再びその差は二桁に・・・しかしここからデルタフォースが意地の猛反撃、疲れが見えはじめ動きが鈍くなったミステリーゾーンのディフェンスを突いてベンチスタートながらこの試合18得点を挙げたビッグブラザー55がドライブ、そして連続スリーを叩き込み残り30秒を切って再び3点差に・・・
しかしここでミステリーゾーンは焦りからかストーリング中に痛恨のターンオーバー、残り3秒でまたしてもビッグブラザー55にビッグショットを決められ土壇場で50−50の同点に追いつかれ試合はオーバータイムに・・・一度では決着がつかず2回目の延長でまたしてもミステリーは起きた・・・残り3秒、スティールでデルタフォースからボールを奪ったBS三野宮が前方を走っていたゆうまにパス、「明らかにブザーの後だったように思えた・・・」ゆうまの手から放たれたシュートがネットに吸い込まれた瞬間、レフリーは大きなボディーアクションで何度もカウントをコール、ゆうまのブザービーターならぬ「アフターブザーショット」でデルタフォースを58−56で振り切り2連勝、1部再昇格を決めると共に2部準決勝進出を果たした。
「勿論、年齢的なものはある。しかしこの2年間僕らはそのマイナス面をプラスに変えて勝利を重ねてきたはずだ。率直に言って2年前のチームに比べ現在のチームは少し歯車がずれているように感じる。近いうちにいろいろな面で修正する必要があるだろう。」とAK。 「調和」と「変革」の繰り返しで「歴史」が作られていくとするならば今「ミステリーゾーン」は「変革」の扉の前に立ちすくんでいるのかもしれない・・・
⇒2009年大田区秋季大会2回戦より抜粋
2009年秋、AKが指摘した「変革」の扉の前に立ちすくみ、もがき続けていたミステリーゾーンは2010年春、その扉をこじ開けた。それは「サイズ不足」対策として、ハイタワー西野、ヘラクレス小森を、「スピード、体力を補う」為にBS三野宮、ベースラインマスターだいきを加入、さらには「チーム一番の欠点」であるディフェンス、リバウンドの強化の為にハイフライヤーイチローを正式にメンバーに登用、新たに加わった選手達は結成時からのベテランメンバーと短期間で見事に融合、「粘り強さと時折起こる怪奇現象」が持ち味の”ミステリーゾーンバスケットボール”を展開、若いデルタフォースとのダブルオーバータイムに渡る激戦を制し3年ぶりの1部昇格を決めた。次の対戦は決勝戦進出を賭けてさらなる強豪、クラックスと対戦する。再び”ミステリー”は起きるのであろうか・・・
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